シボレーカマロRS

THE FUTURE CAMARO RS

カマロRSの未来はここから始まる

オールドアメリカンだからといってガレージにしまいっぱなしにするのではなく、気軽に走りを楽しみたい…そんな思いから作られているのがリッチラインに並べられているアメリカ車達。最新の技術を注ぎ込まれたクルマは いかなる時もユーザーを満足させる走りを提供してくれるのだ。

60’s~70’sのアメリカ車に現代の技術を注ぎ込み、プロツーリング仕様として仕上げられたのが、リッチラインのストックリストとしてラインナップされているアメリカンマッスルだ。オールドアメリカンだからといって臆することなく、安心して日々のドライブを楽しめるようにと始めたカスタマイズだったが、今ではある意味最先端といっていいカスタマイズが施されたアメリカ車を世に送り出しているといっていい。

シボレーカマロRS

カスタマイズを施すといってもオリジナルの持つデザイン性や雰囲気がしっかりと残されているのがリッチライン流。あくまでも走りに関わるパートにこだわり手が入れられている。ひと目でかなり手が入っているということが分かるスタイリングでも、そのクルマのファンを納得させる仕上がりとなっているのだ。例えばココでご紹介しているカマロ。歴代カマロの中でもひと際人気の高い1969yをベースにしているが、この年式のファンが見てもこのスタイリングは魅力的に映るはずだ。ベースにチョイスされているのがRSというのもカマロファンには刺さるところだろう。このカマロ、ボディはオリジナルを忠実に再現して作られているが中身は全く別物といっていい仕様。別物とはいってもドライブトレインは現行のカマロから移植されているのである意味血筋は守られているのだ。

エンジンは500hpを発揮するLS3

エンジンは500hpを発揮するLS3、ミッションは6速ATの組み合わせとなり、’69yのカマロを軽々と走らせてしまうスペックを持っている。このハイパワー化に対応すべくリアアクスルハウジングはFord 9″に交換されサスペンションはコイルオーバー化することで強大なV8パワーをしっかりと路面へと伝え、フレームもレインフォースドしブレーキに前後6ピストンのディスクブレーキを組み込むことでカッチリとした走りを手に入れているのだ。

リッチラインではトータルコーディネイトでのカスタマイズが基本となっている。よくエンジンだけをハイスペック化している個体をみかけるがそれだけでは不十分。ハイパワー化を図った個体ではドライブトレインのみならず他のパートにも手を入れトータルバランスを保たないと、せっかく得たハイスペックを存分に楽しむことができないのだ。ココまで仕上げるにはそれなりにコストは弾むが得られるメリットはかなり大きいはず。それを求めてリッチラインには日々ユーザーが集っているのだから。

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ひと通り手は入っているもののオリジナルの雰囲気を崩すことなくまとめられているドライバーズシート。黒基調で要所要所に使われるメッキパーツがアクセントになっている。

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ブレーキは6ピストン化して制動力をアップし、リアアクスルハウジングはFord 9″を採用してエンジン換装で得たハイパワーをしっかりと受け止め路面へと伝えられる仕様に。フューエルタンクはステンレス製に交換。フロントシートはRECARO SPORTSTERを装着し、リアシート後部にはカスタムオーディオをインストール。存在感抜群のホイールは FORGIATOーRITRNO。 フロントは20×10.5J&285/25R20、 リアは22x13J&355/25R22の組み合わせとなっている。インストルメントパネルに収められているメーター類は全てオートメーター化して信頼性をアップしている。エンジンスワップと同時にミッションも現行カマロの6L80E(6速AT)を搭載。エクステリアのルックスからは想像できないスムースかつパワフルな走りを手に入れた。

取材協力:RichLine
HP:http://richline.co.jp/

 

Text & Photos|AMERICAN VINTAGECAR magazine
アメリカンカンビンテージ vol.01

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