2007y FORD E-150 XLT
SOUL OF FORD NEVER ENDS
果てしなく続く熱きフォード魂
独特のフロントマスクがたまらない!迫力や存在感がフォードのバンの魅力
一般的にアメ車は大径ホイールなどのカスタムを楽しむ人が多いのでは? だが、カスタムすることよりも、素のアメ車の良さや実用性の高さを知り、アメ車の世界観を楽しみたい人もいる。ここで紹介する高橋さんは、まさに後者を代表する1人なのだ。
フォード製フルサイズバンE-150 XLT 「amZ 2018」のアワードでバン部門を受賞。
道具として割り切れるE150にもう夢中!
かつては国産ミニバンなどに乗っていた高橋さん。アメ車との出会いはある意味偶然のようなものだったと振り返る。当時ランクルの購入を検討していたそうだが、知人の紹介でTHEES・松永社長と知り合い、ナビゲーターを購入。アメ車のボディサイズが生み出す気持ちの余裕や、人とは違う優越感を知ったことで、そこからアメ車の世界にまっしぐら。
実は高橋さん一家は、お子さんが4人という、最近では稀に見る大家族。加えてバーニーズマウンテンドッグのマロン君と一緒に出かけるには、やはりフルサイズバンしかありえない。
そういった経緯から、2007年型のE150に乗り換えたが、ナビゲーターの後に一度エコノラインを所有したこともあり、FORDのバンとは長い付き合いでもある。「雑な部分もあるけれど、道具として割り切って使えるのも魅力。気に入っているのは、独特なフロントマスクで、迫力や存在感が日本車とは全く違いますね。燃費は決してよくはないけど、このクルマ以外には考えられないです。色々な意味で、アメ車らしさを感じられるクルマです」と語る。
THEES・松永社長も「カスタムするのは楽しいけれど、アメ車の魅力はそれだけじゃない。シンプルなアメ車の良さをもっと多くの人に知って欲しいです」とのこと。まさにこの二人、出会うべくして出会ったと言えそうだ。
2007年型のXLTで、搭載エンジンは5.4ℓのガソリン。高橋さんは1モデル前のエコノラインを所有していたこともあり、特にFシリーズのトラックと似たフロントマスクがお気に入りとのこと。以前所有していたナビゲーターと比べるとフロアが低いので、マロン君が乗降りしやすいのもGoodとのこと。3列シートのままでも座席の下に荷物が収納できるし、座席を外せばさらに荷物も積載可能。シートを倒しマットを敷けば車中泊も快適にできるので、子供達の手が離れたら、夫婦で旅に出かけたいとも語る。カスタムはタイヤ&ホイールだけにとどめているが、さりげなく20インチを装着。少し細身のタイヤにしたことで乗り心地やハンドリングが向上したそうだ。
バーニーズマウンテンのマロン君は、現在6歳。体重は何と70kgだそうで、見るからにビッグサイズ。普通のケージに収まるはずもなく、E-150のラゲッジスペース全体がマロン君のケージ状態。さらに今回取材に同行してくれた威裕君は末っ子で、上に男兄弟が3人。頼もしいけれど、家族全員で出かけるには、E-150が必要不可欠となるのも納得だ。
高橋賢吾さん、雪枝さん、威裕(タケヒロ)くん
6人家族を支える高橋さんは、様々なクルマを乗り継いできたこともあり、4人の子供達も最近では珍しくクルマ好きが多いそう。奥様の雪枝さんは、当初はアメ車=大きい・燃費が悪い…とネガティブなイメージしかなかったそうだが、今では独特の世界観や広さが生み出すゆとりに大満足している。
Thanks/THEES【ティーズ】
Location:愛知県名古屋市守山区川北町79
Phone:052-758-6308
URL:https://thees.biz/
名古屋市・守山区で10年以上に渡りアメ車の販売を行なうTHEESガレージ。ジャンルを問わず、パッセンジャーカーからSUV、JEEP、そしてフルサイズバンと様々なアメ車をラインアップする。カスタムして自分の個性を強調するのも楽しいけれど、まずは実用性の高さやアメ車の素の良さを知理、アメ車のファンになって欲しいと代表の松永さんは語る。そのため、店頭の在庫車両は比較的シンプルなモデルが多いのも、THEESの特色とも言える。
◆Photo/浅井岳男
◆Text/空野 稜