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’64 Ford Ranchero、64 フォード ランチェロ

’64 Ford Ranchero
owner : Shiho Kouno

アメ車乗りたちの素顔
AMERICAN CAR OWNERS REAL LIFE

街中でアメ車を目にしてクルマをカッコイイと思ったとしても、そのクルマをドライブするオーナーの顔までは分からなかったり、ましてやどんな人なのかはさらに分からない。性別は判明しても。そこで今回の特集では「アメ車乗りたちの素顔」と題して、アメ車オーナーたちは普段どんなライフスタイルを送っているのか、それにどんな職種の仕事をしているのかなどを深掘りして、アメ車オーナーたちの気になる「素顔」を詳解。

このクルマ何!? と聞かれるのが、ある意味最高の褒め言葉ですね

乗用車スタイルの2ドアのピックアップというと、日本では圧倒的にエルカミーノの知名度が高い。だが、それに先んじて登場したランチェロは、超がつくほどマニアック。だからこそ、欲しくて欲しくてたまらなかったそうだ。

扱いやすいボディサイズ、個性的なスタイルに大満足

昔からアメ車が大好きで、とくにランチェロが欲しくてらたまらないと思っていた河野さん。とにかくランチェロに乗りたくてずっと中古車を探していたのだが、コレ!という個体が見つからない。とりあえず、アメ車乗りになろうとノバを購入するのだが、運が良いのか悪いのか…。乗りはじめたらまさかのランチェロが見つかり、迷わず乗り換えを決意。現在に至るというワケだ。

’64 Ford Ranchero、64 フォード ランチェロ

アメ車=無駄にデカイというイメージが強いが、河野さんの所有する第2世代のランチェロは、シリーズ中もっともコンパクトなモデル。ボディサイズを見てみると、全幅は1778mmなので、日本で乗っても扱いやすいと言える。それでいて全長は約4.8mなので、決してコンパクトカーとは言えない。ベースとなったのはファルコンで、フロントグリルやボディサイドを見てみるとまさに瓜二つだが、ピックアップという姿は個性的だ。

河野さんのランチェロは、比較的オリジナルをキープしつつも、安全性や信頼性を向上させたスタイルにアレンジ。アルミ製のラジエターやウィルウッドのブレーキなどがそれで、安心していつでも乗れるように見た目だけでなく中身にも手が加えられている。ボディカラーは非常に鮮やかなキャンディレッドにリペイントされ、内装も赤で統一。メッキ部分との相性も良く、河野さんは「このクルマに似合いそうなので、赤をチョイスしました。そもそも同じクルマとすれ違うことが極めて少ないですが、一層個性を引き出せたと思っています」とのこと。さらにボディサイドの特徴的なキャラクターラインを際立たせるために、ボディと異なる色でペイントを施すことでスポーティな雰囲気も醸し出している。

アメ車女子、アメマガガール

河野さんに愛車のお気に入りポイントや今後のカスタムについて聞いて見たところ「クルマのすべてがお気に入りで、大満足しています。今後はホイールや足回り、内装などにもう少し手を加えたいですね」とのこと。丸いヘッドライトやテールランプがどことなく愛らしく、河野さんが虜になるのも頷ける。自分だけのアレンジをさらに加えて、世界に1台だけの愛車に仕上げて行くことだろう。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]’64 Ford Ranchero、64 フォード ランチェロ

’64 Ford Ranchero、64 フォード ランチェロ

60年代のクラシカルな雰囲気が漂うエクステリア。最近のFORDはグリル内にオーバルのエンブレムをあしらうが、まだまだ自由な時代のクルマなので、グリルの外にコンパクトなオーナメントを装備。丸いヘッドライトやテールランプがファニーな雰囲気を醸し出しており、ライバルのエルカミーノが攻撃的なスタイルであるのと対照的だ。

’64 Ford Ranchero、64 フォード ランチェロ

’64 Ford Ranchero、64 フォード ランチェロ

インテリアも赤で統一するが、メーター部分は見やすさを重視してブラックをチョイス。ベンチシートなので、3人乗車が可能。シートは分割可倒式になっており、シートの後ろには小物を置くスペースもある。3ATだがタコメーターをステアリング右下に追加し、愛車のコンディションを常に把握する。

ホイールはアメリカンレーシングで、17インチにサイズアップ。フロントブレーキはウィルウッドのキャリパーに変更

ホイールはアメリカンレーシングで、17インチにサイズアップ。フロントブレーキはウィルウッドのキャリパーに変更

ホイールはアメリカンレーシングで、17インチにサイズアップ。フロントブレーキはウィルウッドのキャリパーに変更し、現代のクルマと比較しても遜色のない制動性能を確保。

フロントサスペンションはコイルで、リアはリーフスプリングを採用。フロントはスプリングを、リアはシャックルなどを変更し、ノーマルよりも低いスタイルを実現する。

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ランチェロに搭載されているエンジンは、シリーズ中最強モデルのV8・4.7ℓの289。エアクリーナーケースのカバーはメッキに変更し、さりげなくドレスアップも施す。アルミ製の大型ラジエターを装備しており、オーバーヒートなどのトラブルを未然に防ぐ。エアコンは未搭載だが、三角窓のおかげで走行中は風が入り、比較的快適だそうだ。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Thanks:THE KROOZ CUSTOMS
TEL:092-928-6734
HP:http://www.krooz-int.com[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Photo:浅井岳男
Text:空野稜[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2019年 11月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

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