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The CORVETTE HISTORY
1963~1967 CORVETTE C2
独創的かつモダンなスタイリングの美し過ぎるC2
スティングレイのネーミングが与えられて一新したC2。後に定番となる格納式ヘッドライト、独立式リアサスペンション、クーペが初めて採用される。エイを連想させる独創的かつモダンなスタイリングで、現在でも古さを感じない。特徴的な分割式のリアガラスは、ルーフからテールを一直線につなぐリブによって、エイの尻尾が表現されるが、後方視界を妨げるため、翌年には廃止。ちなみに、スプリットウィンドウ同様に、Aピラーがクローム(64~67は車体色)なのも、63年型特有のポイント。C1に対して、スポーツカーとして飛躍的にアップデートされたC2は、装着タイヤをラジアルにするだけで、ストックのままでも現在のストリートで十分楽しめる。限界値、安全性の高さでは、電子制御による現代車にはかなわないが、リアルな操作感&ダイレクトな挙動からなる本来のドライブフィールが味わえる点では魅力大。
設定エンジンは主力の327ciに250hp~365hpまで7バリエーション。65年にはビッグブロック396ci(425hp)、66年には最大級の427ci(435hp)も追加され、世界水準のスポーツカーのスペックを確保。ワークスによる「グランスポーツ」を始め、レースシーンでの活躍も影響して、現在でも世界的に評価が高く、コレクタブルカーとしては、歴代で最も人気もバリューも高い。
また、オリジナルに則ってレストアする上でのパーツだけでなく、最新のメカニズムによる専用シャシーや、アップデート版グランスポーツのコンプリートカーまで、リリースされているだけに、現在においても、様々なスタイルでC2を楽しむことができる[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]
一度見たら忘れないインパクトのある仮想未来感溢れるモダンなスタイリングが何よりも魅力。その美しさは、ボートテイルのクーペこそ映える。格納式ヘッドライトは、180度回転するC2特有のスタイル。サイドマフラー選択車はリアパネルがフラット
C1の航空機的なダッシュを、よりコックピット感の高いデザインで進化。速度計、回転系の大型メーターの両脇に小型のメーターが4つ並ぶスポーツカー然としたレイアウトがその気にさせる。
主流のスモールブロック327ciには7種設定。パワーでは427ciのビッグブロックが435hpで最強だが、スタンダードな250hp仕様の327ciを4速マニュアルで味わうのがC2の醍醐味。コルベットの伝統となる、横置きリーフスプリングによるリア独立サスペンションが採用される。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]コルベットヒストリー①【1953~1962 コルベットC1】
コルベットヒストリー③【1968~1982 コルベットC3】
コルベットヒストリー④【1984~1996 コルベットC4】
コルベットヒストリー⑤【1997~2004 コルベットC5】
コルベットヒストリー⑥【2006~2013 コルベットC6】
コルベットヒストリー⑦【2014~2019 コルベットC7】[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]PHOTO:AKIRA ISHII
TEXT:HIDEKI ISHIBASHI[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2020年 8月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]