2011 DODGE CHARGER OWNER:YUI
劇中車のような存在感バツグンのチャージャーそこから降りてきたイイオンナは何者!?
クールな雰囲気のツヤ消しブラックにフルラッピングしたチャージャーに乗るYUIさん。2年前に欧州車からチャージャーに乗り換えたのだが、きっかけはあの映画でのワンシーンを見たことだ。
日本一周の次の目標はアメリカ・ルート66横断
撮影現場近くの待ち合わせ場所に颯爽と現れたマットブラックのチャージャー。その渋さ、いや独特の雰囲気を醸し出す存在感あるボディから、ドライバーズシートに女性が乗っているとは思えなかったのだが、ドアが開き、スーツ姿でキリッとキメた女性が降りてきた。その姿からは想像が付かないが、実は彼女、4〜5年前まではフリーターをしていたそう。それまでとはまるで違う生き方に目覚めたのはチャージャーの各部にもロゴを配しているIMPROVEという会社に出会い、その代表の生き方に共感し、さらにそこで出会った人たちに憧れたから。それで人生が変わったのだという。YUIさんが現在乗るチャージャーは2011年型。
2年前に欧州車から乗り換えたのだが、どうしてチャージャーに?という疑問が浮かんだ。その答えは、映画ワイルドスピードがきっかけ。劇中でチャージャーが金庫を引っ張っている場面を見て、チャージャーに決めたのだ。それに、知り合いのアメ車乗りたちの中にマスタングやカマロ、チャレンジャーに乗っている人がいたこともあって、チャージャーならば自分らしさが際立つという思いもあったようだ。
そして、現在のチャージャーの姿はツヤ消しマットブラックの実に妖しい雰囲気。ボンネットの先端、フロントグリルの上部には「キャノンボール」の文字も見える。実はコレ、YUIさんが自らドライビングして仲間たちとクルマで日本一周をしたことに由来しているもの。今年7月にフルラッピングして、日本一周に出掛けたのだが、日本一周は何と2回目!以前はチャージャーが納車された直後に参加し、その際は黒いボディに赤いストライプが入った仕様で日本一周を行なったのだ。
チャージャーとともに活動的に動く彼女に、以前のフリーターだったころの面影はない。日本一周の次に目標としているのが、アメリカのルート66を横断すること。さすがに愛車のチャージャーでの渡米は難しいようだが、現地でアメ車を調達して、壮大な大陸横断の旅に出掛けることになる。YUIさん自身も取材中に何度も口にしていたのだが、人には人生が変わるキッカケになるタイミングが、ある日訪れる。彼女にとっては、それがIMPROVEであり、愛車のチャージャーなのだ。
2011年型のダッジ・チャージャーは、今年の夏にツヤ消しブラックの妖艶なスタイルにフルラッピングを施したばかり。ホイールもボディ同様にマットブラックで仕上げていて、全体のまとまり感はかなり高い。ボンネットやミラーなどを見てみると、エンボス加工されたステッカー類にも気付かされる。
近代モパーに魅せられた二人の美女、行き着く先はヘルキャット!
■ Thanks: IMPROVE
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Photo&Text:相場恒弘
アメ車マガジン 2016年1月号掲載