1959 CHEVROLET IMPALA
AMERICAN VINTAGE -色気漂う「アメリカンビンテージ」-
ビンテージの特徴ともいえる、細かい年式によってデザインや仕様が変わること。シボレー・インパラも、59か60か、それとも62以降かと好みの意見は分かれるが、インパラらしい豪快なテールフィンを求めるなら、59を選ぶべし!?
特徴のテールフィンは59以降年々縮小へ
アメ車には様々なカスタムジャンルがあるが、本国アメリカを含めて地域によっては高いシェアを誇るのが、ビンテージフルサイズセダンをベースにするローライダースタイル。その中でも高い人気を誇るモデルが、1959年からのセカンドジェネレーションのシボレー・インパラだ。
58年にベルエアのスペシャルパッケージとして登場し、59年に単独車種として独立したインパラは、50年代のアメ車を象徴するテールフィンの翼を広げたようなバット・ウイングが唯一無二の特徴となり、先代ベルエアよりスリムで長いボディラインとなった。
ボディも2ドアクーペのみから4ドアが追加され、4ドアは通常のハードトップと、スポーツセダンと呼ばれるピラーレスでリアガラスがコーナーを巻き込むタイプがある。他にコンバーチブル、ワゴンをラインナップする。ローライダーでは2ドアクーペの選択が圧倒的で、撮影車両の4ドアスポーツセダンは、オリジナルで乗るという流れができているようだ。
エンジンは3.9ℓ直6がスタンダードで、撮影車両が搭載する5.7ℓV8はオプションだ。他に4.6ℓV8も設定する。
インパラは60年、62年にデザインの変更を行なっており、それぞれの年式でファンも多い。ただ、インパラの特徴であるテールフィンは年々縮小しているので、最大限インパラの個性を求めるなら「59」かもしれない。
初代インパラは、ベルエアのスペシャルパッケージとして1958年に登場。翌59年には単独車種として独立。ボディはスリム&ロング化され、アメリカの50年代フルサイズセダンを象徴する大胆なテールフィンがデザインされ、キャデラックとはまた違う、翼を広げたようなバット・ウイングが特徴的。
横長のテールレンズも59だけの形状で、これはキャッツアイとも呼ばれる。60年型では丸形に変更されている。ヘッドライト上にあるアイブローも、同じく59年だけのデザインだ。リアガラスがサイドまで続く形状が、4ドアスポーツセダン。
エンジンは3.9ℓ直6が標準で、4.6ℓV8、5.7ℓV8がオプションとなる。撮影車両はオリジナルの5.7ℓ。
過去に張り替えられている可能性もあるが、ポップなシートデザインは当時のまま残されている。59年型という年式だけに、細かい部分まで見ると要修繕となる部分もあるが、オリジナルに拘るにせよ、手を加えるにせよ、グレイスキャブは親身にオーナーと向き合ってくれるので、安心して相談するといいだろう。
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