FORD MUSTANG WIDEBODY CUSTOM
ワイドボディ×アシンメトリー
ワインレッドのカラーリングにデュラフレックスのボディキットを装着してひと際ファットなシルエットを手に入れたマスタング。足もとを彩るディープリムは前後左右で異なるデザインとカラーリングとすることで自分色を強く押し出す!
アレンジ次第でいかに楽しむかが勝負!
コーストモータリング製作によるスーサイドドア仕様のチャレンジャーは、2022年1月に開催されたオートサロンで披露した車両だが、実はその隣でブースを彩っていた車両がもう1台、それがこのワイドボディ化されたマスタングである。ちなみにオーナーのKUNISAKIさんは、これまでに300Cやチャージャー、タンドラなどを乗り継いできた生粋のアメ車ガイで、現愛車の前も先代型のマスタングを所有。「マスタングほど楽しめるクルマはそうそうない!」と惚れ込む。
そんな彼とともにコーストモータリング代表の松本氏とでオートサロン出展に向けての話し合いが行なわれた中で、当初は前愛車をさらにカスタムして…という流れだったそうなのだが、チャレンジャー同様に“誰とも被りたくない”という真意が根底にあるため、新たなクルマで一から作り上げることで合意したのである。そして、そのベース車両として選んだのは現行型マスタングだった。
まずスタイルの方向性としてワイドボディ化はハズすことのできないキーワード。前愛車もワイドボディ化されていたこともあり、ナローボディではもはや物足りなさを感じるまでに。しかし、単に横幅を広げただけではせっかくのシャープなシルエットが台無しになってしまうため、ワイドボディフェンダーの出幅に合わせて前後左右も見直すこととなったが、デュラフレックスのボディキットで構成することでボリューミーさが増しても統率のとれたシルエットを与えることに成功。
そしてもう一つのポイントとしてはアシンメトリーカスタムがある。オーナーは前愛車のマスタングだけでなく、それ以前の愛車にもこのメイクを取り入れてきただけに、今回ももちろん導入。
左右で異なるギミックだけでは飽き足らず、今回は前後でも異なるギミックを取り入れることで新たなスタイルを構築。「共にオートサロンに出展したチャレンジャーと比べると、手間という面では及ばないかもしれないけれど、独自のアレンジで差別化を図りつつも魅せることはできるということを証明したかった」そうだ。カスタムはあくまで自己満足の世界。どれが正解というものはない。自身が興奮するとともに、誰かに影響を与えられたのであれば、それが正解だろう。
ベース車両を新しくしようとも、ワイドボディ化することは決定事項。これに併せて用いたのがデュラフレックスのボディキット。フロントは一見するとストックのままの様に思えるが、グリル&バンパー一式をリニューアルするとともにリップスポイラーを装着。そしてサイドスカート、ウイングスポイラー、リアディフューザーを纏わせ、オーバーフェンダーはビス留めタイプをセレクトしつつ、さらにダクトをプラスしてアレンジ。
これまでに所有してきた車両も左右で異なるカラーリングを履きこなしてきたそうだが、今回はさらに前後で異なるモデルを装着するといったアレンジで魅せる。フロントはWORK EMOTION CR 3Pの20× 12J、リアはVS XVの20×14J。そのスポークの奥ではコーストオリジナルのブレーキキットが存在感を放っている。
これまでコーストモータリングで施工してきたエアサスでは、ユニバーサルエアーの装着率が高かったが、このマスタングにはKRZのエアーサスペンションキットを用いてロワードスタイルを構築。
スポーティな装いのエクステリアに合わせるべく、インテリアにはカーボン調パネルを装飾。さらにパドルシフトなどをレッドにメイクして統一感を際立たせている。
マッスルカーを華麗に昇華させる、SAVINI FORGEDの魔力
レーシー且つストイックなスタイルでアシンメトリーにカスタムされたマスタングGT!
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