[vc_row][vc_column][vc_column_text]もっともアメリカンスピリットを踏襲するアメ車 AMERICAN 4×4
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デュランゴに満を持して設定された
ハイパフォーマンスモデルSRT

なぜ今まで無かったのか。2018年型ダッジ・デュランゴに、ハイパフォーマンスモデルSRTグレードがようやく追加された。475hpと馬力数値こそ桁違いではないが、0-100㎞/h加速は4.4秒と驚くべき能力を誇り、3列シートを備えた世界最速モデルとうたわれる。

2018 DODGE DURANGO SRT(2018 ダッジデュランゴSRT)

2018ダッジデュランゴSRT、2018 DODGE DURANGO SRT

2018ダッジデュランゴSRT、2018 DODGE DURANGO SRT

 

初代デュランゴ

1998年、ミッドサイズピックアップトラックのダッジ・ダコタを源流にして、ミッドサイズSUVとして登場した初代デュランゴ。

 

二代目デュランゴ

二代目デュランゴ

04年にフルモデルチェンジし、大きくフェイスチェンジ&ファミリー向けフルサイズSUVとして生まれ変わった二代目デュランゴ。11年から現行モデルとなる。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

デュランゴは世代毎にターゲットを変える

ハイブリッド、ダウンサイジングなど、世界的にエコなモデルがもてはやされているなか、「アメ車の原点とは何か」と考え改めて、大排気量のハイパフォーマンスモデルを次々と発表してきたダッジブランド。しかし、同じプラットフォームを搭載するジープ・グランドチェロキーには、新改良のハイパフォーマンスモデル・SRT(ストリート&レーシング・テクノロジー)が設定されたにもかかわらず、デュランゴには設定されなかった。

そしてようやく現行モデルが登場して7年が経過した18年イヤーモデルに、SRTグレードが追加されたのである。

デュランゴは98年に登場したミッドサイズSUV。当時では斬新の3列シートを備え、ダッジ・ダコタの源流を汲む個性的なフェイスが本国でも大きくウケた。日本でもアウトロー的な存在で人気を博したのは記憶に新しい。04年に二代目となったデュランゴは、ファミリー向けのフルサイズへとカテゴリーを移しターゲットを変更する。だがこの変更がイマイチ不人気で、本国でも日本でも販売は不振だった。そして11年、大きく生まれ変わった三代目は、ファミリー向けSUVからプレミアムSUVへとなり登場する。ライバルはシボレーやフォードのフルサイズではなく、BMW、アウディ、ポルシェやレクサス達だ。

しかしそうしたライバルと比べ、ややインパクトに欠けていたのも事実。だからこそSRTを設定して、そろそろモデル末期となる現行デュランゴにテコ入れをしたともいえる。

そんなデュランゴ最速モデルSRTを、東京のジャパン・レーストラックが導入した。同ショップは、初代デュランゴのカスタム、メンテナンスに長年取り組んできた日本のデュランゴの第一人者。「デュランゴの価値観を変えるほどの加速力は驚くばかり。ただ欲を言えば、強化スタビライザーを加えるなど、もう少し足回りを強化すれば走りは安定すると思う」と、SRTの高い性能と改善点を提唱する代表の高橋氏。

価格的に容易に購入検討は厳しいかもしれないが、能力は桁違い。デュランゴSRTを詳しく見ていこう。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

3列シートを備えた世界最速モデルフルタイム4WD+6.4ℓV8は驚異の加速力を放つ!

デュランゴSRTは新しい時代を作れるか

2018ダッジデュランゴSRT、2018 DODGE DURANGO SRT

18年イヤーモデルはデュランゴの各モデルがマイナーチェンジされた。SRTに装着されるブラックアウトグリル、バイパー風ダクトボンネットなどは、同じく改良されたR/Tグレードと共用なのはいささか残念だが、搭載するエンジンは6.4ℓV8 HEMIで475馬力を発揮し、360馬力のR/Tとは大きく差をつけ、メーカー計測で0~60MPH(停止状態から時速約100kmに達するでの時間)の加速は4.4秒。参考までにシボレー・カマロSSの同タイムが4.1秒なので、3列シートを備えたフルサイズSUVとしては「世界最速」というキャッチコピーは間違いではない。

V8HEMIエンジンを搭載するデュランゴ SRT

以前まであったクライスラー系(現FCA)のSRT8モデルの6.1ℓから、6.4ℓへとボアアップした新型のV8 HEMIエンジンを搭載するデュランゴSRT。チャレンジャー、チャージャーの392エンジンと同型。8ATとの組み合わせで475馬力、65.0kg-mという高いスペックを誇る。

 

ブレーキはフロント15インチローター、リア13.8インチローター、フロント6ポット、リア4ポットのブレンボキャリパーを備え、トルク配分型のフルタイム4WD。トランスミッションはパドルシフト付きの8AT。モノコックボディで、今どきのプレミアムSUV同様にリアサスペンションはリジッドではなくマルチリンク式(パフォーマンスチューンドサスペンション)。ヨンクといえども、かなり走りに特化しているのがこのデュランゴSRTだ。

20インチローグロスブラックアルミホ イール

リアはマルチリンクでパフォーマンス チューンドサスペンション

フロントがダブルウィッシュボーン

サスペンションはフロントがダブルウィッシュボーン、リアはマルチリンクでパフォーマンスチューンドサスペンションとなっている。ホイールは20インチローグロスブラックアルミホイール。

 

R/Tグレードと比べて大きな装備の違いはないが、各所にSRTロゴが入りBeatsAudioプレミアムオーディオシステムに変更されている。いずれにせよ、プレミアムSUVらしい充実の装備と細かいパーツの仕上がりには目を見張る。

 

デュランゴ運転席

デュランゴ2列目

デュランゴ3列目

「3列シート世界最速モデル」がキャッチコピーなだけに、SRTのウリは3列目が備わっていること。同系のグランドチェロキーにも3列目は存在しない。オマケ装備ではなく、乗車しても足元と頭上の空間は広く実用的なシートだ。2列目はキャプテンシートとなり、乗員は6人となっている。ラゲッジルームの広さもあり、使い勝手もよく考えられた仕組みになっている。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]初代デュランゴのように、確固たる個性を手に入れたデュランゴSRT。もっと早くラインナップしていれば…と思うものの、もう一度、デュランゴの時代が来てもおかしくはない。

2018ダッジデュランゴSRT、2018 DODGE DURANGO SRT[/vc_column_text][vc_column_text]Specifications 2018y Durango SRT
全長 5110mm
全幅 1958mm
全高 1826mm
ホイールベース 3042mm
車両総重量 2948kg
エンジン種類 V8 HEMI
総排気量 6416cc
最高出力 475hp/6000rpm
最大トルク 65.0kg-m/4300rpm
トランスミッション 8速A/T
サスペンション 前 ダブルウィッシュボーン
サスペンション 後 マルチリンク
ブレーキ 前 ベンチレーテッドディスク
ブレーキ 後 ディスク[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]取材協力:ジャパンレーストラック
TEL:03-5661-3836
HP:http://www.racetruck-trends.co.jp[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]■写真/古閑章郎 ■文/相馬一丈[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2018年 12月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

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