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ALL-NEW Jeep WRANGLER
UTILITY JL WRANGLER

〝Jeepらしさ〟を力強く自己主張し、機能性パートをまとめて咄嗟の使い勝手に配慮しながら、上質感を表現した室内を新採用。〝もちろん、4WD・SUVでも数少なくなったルーフ全開の『フリーダムトップ』に代表されるアレンジもラングラー最大の特徴だ。〝オープン時でも快適さを確保する装備を搭載するなど、新型ラングラーに乗れば乗るほどパーソナルなスペース感が強まっていく。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

ジープらしい力強さを機能的な装備と共に表現

インテリアは、エクステリアよりも変わったのが直感で分かる。先代(JK型)のインパネデザインは、乗用車的なテイストを採用しながら水平基調に強くこだわらず、JK型デビュー当時(2007年)のSUVインパネデザインで流行していたセンタークラスターに力強さを与える縦方向の流れを組み合わせていた。

現行(JL型)でも力強さは変わらないが、アプローチは大きく変わった。逆に水平基調を強調するため、左右端にあるエアコンルーバーを囲むようなラインを用いて、ここにメーターフードやグラブバーまでを取り込み、機能性までを一気にデザイン。センタークラスターは、昨今欠かせない大型モニターを最上段に備え、その下にエアコン操作パネル、シャシー制御スイッチを並べ、さらにその下にパワーウインドースイッチやメディア接続端子を配置。「操作系は機能でまとめる」という考えは従来と変わらないが、先代と比べて、エアコンパネルとパワーウインドースイッチが逆転していることにも意味があるのだろう。

センターコンソールには、シフト&トランスファーレバー、サイドブレーキレバー、カップホルダー、そしてアームレストにもなるコンソールボックスを備える。

位置関係や存在は先代を踏襲するが、そのデザインはまさに4WD・SUVらしい力強さをここぞとばかりに主張するもの。とくにシフトレバーは、どう握ればいいか戸惑うほどに太くなった。トランスファーレバーは、セレクトラックフルタイム4×4の搭載によりステージをひとつ上げたが、レバー操作であるのは変わらない。

シートは快適性とホールド性をハイバランス。フロントシートは、ショルダーから腿までしっかりサポートしてくれる形状だが、脇腹付近は平均的な日本人体型ではスペースがあり、シート全面でホールドされる感覚は少々薄い。ただし、不安を感じることもなく、堅めのクッションとも相まって、快適性を強く覚えた。

ホイールベースがストレッチされたことから4ドアのリアシートの居住性にも期待したが、実のところクッション長はひざ下に届かず、サウンドバーのスピーカーが視界の斜め前にあり、さらにドア側にひじを置く場所がないなど、先代と大きくは変わらなかった。つまり、ラングラーに初めて触れる人が不満と評すポイントは残っていたが、それでも足を自然に置けるスペースが確保され、アップライトに座らせるスタンスとクッションによる快適性は、先代から大きくステップアップしている。

ラゲッジルームは十分広いが、リアシートを倒せば最大2000ℓもの空間が現れる。ラゲッジフロア下にはフィールドで履いたシューズなどの汚れモノを収納できるギアボックスも用意した。

なお、日本仕様には〝フリーダムトップ〟と呼ばれるフロントルーフを簡単に取り外しできるハードトップを設定。もちろん、ドアの取り外しやフロントウインドーを前方へ倒すのも、公道走行不可ではあるが、可能となっている。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]機能性をベースに、ステアリングデザインや丸型モチーフなど、ヘリテージモデルをオマージュしながらシルバーのアクセントを用いたデザインは、まさにラングラーオリジナルの仕上がり。イマドキの乗用車では当たり前となりつつある大型モニターやUSBポート、プッシュボタンスタートも初装備。主張させ過ぎず、使い勝手の良い位置に配置し、室内に違和感なく溶け込ませる。

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サハラでは、手縫いとなるレザーシート(ステッチ入り)を採用し、触感にまで上質さを加えることで、全体の質感を高めた。内装カラーは撮影車のブラックのほか、ブラック/ヘリテージタンの2色(写真は海外仕様)。

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メーターはオーソドックスな2眼タイプだが、その間には、全グレードに標準装備のフルカラー7インチマルチビューディスプレイを搭載。傾斜角から燃費、さらにナビゲーション順路などのさまざまな情報をフルカラーで表示。

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助手席前にはやはり大型のグラブハンドルを装備。こちらもインパネデザインに溶け込ませている。グローブボックスにはダンパー機能が備わる。

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エアコン&パワーウインドーなどを、トランスファーが集まるセンターに集約。機能性を重視。

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調整式ランバーサポートを備えるフロントシートはサイズを十分に確保しているが、リアシートは座面長が不足気味…。このクラスや価格帯のモデルとしては、不満に取られてしまう部分だろう。しかし、ラングラーのような本格派の中の本格派がリアドアを備え、4枚ドアとなっているだけで許せてしまうのもまた事実。

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ラゲッジルームへのアクセスは、まずリアゲートウインド-をはね上げた後、スイングゲートを横へ開く(撮影車両は、フィールドで物を置けそうなギミックもあった)。そして現れる荷室スペースは、リアシート使用時も十分な奥行きだが、リアシートをアレンジすれば約2000ℓもの容量を確保。シートアレンジは、オーソドックスな4対6分割式を採用する。

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サハラではサブウーハーをスッキリと右側に配置し、積載スペースに配慮。また、フロア下に汚れモノなどを収納できるボックスを設定したこともトピックだ。これは、センターコンソール同様にロック付きなので、オープントップ時にぜひ活用したい。リア用ウインドーウォッシャー吹き出しノズルはリアゲートウインドー上に配置されている。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

本格4WDに与えられたルーフ全開という特権!

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日本仕様のハードトップは3ピースモジュラータイプのフリーダムトップを採用。これは先代J K型でも採用されていたルーフだが、新型ではフロント部の構造を変更し、その脱着をよりイージーに、そして確実に閉められるようになった(先代は自分で脱着した後の取り付けが甘い場合、雨漏りがあった…)。ちなみに、本国ではルーフ部に自動開閉可能なソフトトップを組み合わせる“スカイワンタッチパワートップ”も用意されている。

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その名の通り、フロント左右、リアの3つのルーフをオープンにすることができるフリーダムトップ/3ピースモジュラー ハードトップ。サハラはボディ同色だが、撮影車両のスポーツはブラックルーフ。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_separator][vc_column_text]TEXT&PHOTO:編集部[/vc_column_text][vc_column_text]アメ車マガジン 2019年 3月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

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