[vc_row][vc_column][vc_column_text]2007y DODGE DURANGO、2007y ダッジデュランゴ

2007y DODGE DURANGO

クライスラー系モダンアメリカンがスバラシイ理由
Soul of Mopar

04年に登場した2世代目のダッジ・デュランゴ。日本でもアウトロー的な存在で人気を得た初代と比べると、牙を抜かれたデザインで人気はイマイチだった。しかし今となれば、人気薄だけに他人とかぶることもなく、クルマ的には優秀なモデルで狙い目かもしれない。ダッジ唯一のフルサイズSUVとなった2世代目デュランゴを試乗してみよう!

 

走りは確かに劇的に進化したがボディサイズとデザインに意見が分かれる

1998年に、ダッジ・ダコタをベースにミッドサイズSUVとして登場したダッジ・デュランゴ。ライバルであるシボレー・ブレイザーフォード・エクスプローラーがV6エンジンがメインだったのに対し、主力エンジンに5.9ℓV8を搭載し、クラス初の3列シートを装備。何より強烈なインパクトのフェイスデザインが大きな人気を博した。

しかし初代モデルの末期には、エクスプローラーがモデルチェンジを行ない本国で爆発的人気となり、全米ミッドサイズベストセラーを達成。日系メーカーも同クラスに次々と参戦し、ハイパフォーマンス化&上級化していき、メーカーとしてもデュランゴのポジションをどうすべきか考えた結果、04年にデザインを大幅にリニューアルし、ボディも大型化させて2世代目デュランゴとして登場させた。市場が賑わいつつあったフルサイズSUVに車種を持っていなかったダッジブランドに、デュランゴを格上げすることでそれに対抗し「ファミリー向けのフルサイズSUV」としてデュランゴを新たに位置づけたのだ。

だがこの大幅なリニューアルは、アメ車ブームが続いていた日本はもとより、本国マーケットでも大反発。初代の名残りも感じないデザインに加え、ミッドサイズとして価値が高かったサイズの大型化が一番敬遠された。

販売こそ不振に終わった2世代目だが、トラックベースだった初代に比べると乗り心地は劇的に進化。新開発シャシー、ボディ剛性向上で重量が増え、リアサスがリーフからコイル(ワッツリンク)になったからだ。人気薄ではあるが、乗ってみるとかなり優秀な2世代目。見た目も癖になりそうな顔つきであるため、今後面白いモデルといえるだろう。

 

IMPRESSIONS
乗り心地&静粛性はバツグン、加速も優秀だが、何か物足りない?

2007y DODGE DURANGO、2007y ダッジデュランゴ

初代デュランゴに乗る筆者的に、比較試乗して感じたことは、車内がとにかく静かでマイルドな乗り心地を見せてくれることに感動。ボディ剛性も上がり、サスペンションもリアがトラック的なリーフからワッツリンクになったため、路面からの突き上げも少なく、まさに乗用車感覚だ。加速は出だしからフルパワーで突き進んでくれるものの、圧倒的な爆発力とまではいかない。優等生なモデルに変身し、すべてが初代より確実に優秀だが、逆に優秀過ぎて何か物足りないというか、面白みに掛けると感じてしまうのは、偏屈だろうか。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

走りもサイズもスケールアップ、ダッジ唯一のフルサイズSUV

フルサイズSUVへと格上げされた2世代目デュランゴ。現行モデルではサイズダウンしているため、一番大きなデュランゴでもある。見た目でインパクトがあった初代の名残りがないため敬遠されがちだが、改めて見ていくと、そんなに悪いデザインではない?

2007y DODGE DURANGO、2007y ダッジデュランゴ

2007y DODGE DURANGO、2007y ダッジデュランゴ

カスタムパーツの少なさがネックか

車名をデュランゴと名乗らなければ、もしかしたら売れ行きは違ったかも…。それぐらい、初代を知るユーザーからは不評なこのデザイン。現行モデルで初代をオマージュしたデザインになったことからも、メーカーも反省はしているのだろう。とはいえ、短い時間ではあるが試乗して撮影していると、このデザインに対して違和感が無くなっていった。走行写真を撮る際には、カッコよく見えたぐらいだ。

撮影車両は、07年型でグレードは最上位のリミテッドのノーマル仕様。サンルーフ、リアルーフモニター、フロントヒートシーターなど快適装備が付属する。エンジンは3.7 V6、4.7ℓ V8がベーシックだが、5.7ℓ V8 HEMIを搭載し5ATの組み合わせ。セカンドシートがキャプテンタイプで、2+2+3人の7人乗り。3列目を倒すと、広大なスペースが広がる。ホイールは純正の17インチで、タイヤはヨコハマジオランダーA/Tを装着。

ボディや内装に大きなキズもなく、エンジンなどの機関系もコンディションは良好。細かい消耗品の交換が必要な部分もあるようだが、本国から毎週荷物が届くガレージジョーカーでは、パーツ供給も迅速なので安心だ。ただし、カスタムパーツは本国でもゼロに近いので、カスタムユーザーはワンオフが必要だ。

 

2007y DODGE DURANGO、2007y ダッジデュランゴ

エンジンラインナップは3.7ℓV6、4.7ℓV8がベーシックで、300Cなどと同じタイプの5.7ℓV8HEMIがある(撮影車両)。09年型以降には、2ウェイモードのトランスミッションを組み合わせた5.7ℓHEMIハイブリッドモデルも登場し、通常モデルよりも40%燃費効率が向上している。

 

2007y ダッジデュランゴ、インテリア

最上位グレードのリミテッドで、フロントヒートシーター、サンルーフ、リアルーフモニターなどの装備が標準装備。フルタイム4WDで、ダイヤル式の4WDモード切替スイッチがインパネに設置されている。

 

純正の17インチホイール。タイヤはヨコ ハマジオランダーのA/Tを装着。

純正の17インチホイール。タイヤはヨコハマジオランダーのA/Tを装着。

 

2007y ダッジデュランゴ、インテリア

2007y ダッジデュランゴ、インテリア

2007y ダッジデュランゴ、インテリア

レザー&モケットのコンビシート。2列目は2人掛けで3列目を合わせて7人乗りとなる。初代デュランゴと比べて3列目の頭上と足元の空間は広く、日常でも十分使える印象だ。

 

フルサイズになったおかげで、3列目を倒した際のラゲッジスペースはかなり広い。今では当たり前な仕様だが、3列目が1アクションでフラットに倒れること、2:1で分割可倒できることが、使い勝手の良いポイントだ。リアゲートは電動式。

 

2007y DODGE DURANGO、2007y ダッジデュランゴ

2007y DODGE DURANGO、2007y ダッジデュランゴ

2007y DODGE DURANGO、2007y ダッジデュランゴ

SPEC
全長×全幅×全高●5101×1930×1887mm ホイールベース●3027mm エンジン●V型8気筒 HEMI OHV 排気量●5.7ℓ 最高出力●339hp/5400rpm 最大トルク●51.9kg-m/4200rpm トランスミッション●5AT[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]試乗SHOP

GARAGE JOKER【ガレージジョーカー】
所在地:千葉県銚子市野尻町51
電話:0479-26-3949
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営業時間:10:00~19:00
定休日:火曜日

アメ車専門ショップとして20年以上の歴史を誇るガレージジョーカーは、マニアック過ぎるアメ車の知識と豊富な整備経験を持つショップとして知名度が高い。アメリカから直輸入するグッズは、日本でここだけしか売っていないといえるレア物ばかり。現在、工場とショールームを集約した店舗を改装工事中で、今春にはリニューアルオープンする予定。アメリカから取り寄せた建具をふんだんに使い、かなり個性的な見栄えになること間違いなし!

GARAGE JOKER、ガレージジョーカー

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GARAGE JOKER、ガレージジョーカー[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Photo&Text/相馬一丈[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2019年 5月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

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