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2019 CADILLAC ESCALADE
毎年2月に行なわれる、JAIA(日本自動車輸入組合)主催の、輸入車一斉試乗会。その年の輸入車シーンを占う意味で、本誌・アメ車マガジンも積極的に参加しているが、さて、2019年、アメ車の動向はどうだろう? 気になるあのクルマは? さあ、乗りまくるぜ!
フルサイズボディながらスタビリティの高い走り
2015年に現行型にフルモデルチェンジしたエスカレード。今、全世界的に吹き荒れているラグジュアリーSUVの火付け役になった1台だけに、そのラグジュアリー度、装備の熟成度は群を抜いたものがある。
エスカレードは標準ボディとロングボディのESVをラインナップしているが、日本仕様は標準ボディの最上級グレードとなる「プラチナム」のみ。基本は7人乗りモデルだが、受注生産でセカンドシートがベンチタイプとなる8人乗りも選択可能となっている。
エンジンは6.2ℓV8で、426ps&63.5km‐mを発生する強心臓は8速ATと組み合わされ、フルサイズ、2.6トンもの巨体を軽々と走らせる。4WDシステムは伝統的なセレクタブル式で、ローレンジもしっかり備えている。ラグジュアリーだけでない、4WDとしてのオフロード走破性や、牽引などのユーティリティにも配慮されているのだ。このあたりがアメリカン・ラグジュアリーSUVのアドバンテージと言えるだろう。
その走りはひたすら豪快だが、かつてのアメリカンSUVのようなステアリングのあいまいさは払拭。ハイウェイのクルージングもパワフル、そしてスタビリティの高い走りを提供。エマージェンシーブレーキシステムや前方衝突事前警告、レーンキープアシスト、アダプティブクルーズコントロールなど、先進の安全性能も万全だ。車両価格は約1300万円。やはりセレブのためのSUVだ。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]
パワーユニットは6.2ℓV8。OHVながら筒内直接噴射式で、426ps&63.5kg-mという驚異的なスペックを実現している。組み合わされるのはコラムシフト式の8速AT、4WDシステムは2WD、オート4WD、4H、4Lを切り替えられる。
その存在感は都市でも自然の中でも圧倒的。LEDの縦型ヘッドランプやビッググリルは、ビッグスケールなキャラクターを象徴する。ホイールは22インチを標準装備。
まさにファーストクラスと呼んでふさわしいインテリア。3列シート・7人がどこに乗ってもくつろげる室内空間、レザー&ウッドのギミックも厳選されたものだ。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]GM JAPAN
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■ Text:高坂義信[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2019年 5月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]