1965 Buick Riviera
クルマは走ってなんぼだから、気にせずガンガン走りまくってます!
アメ車の旧車に乗ることを諦らめられず、一度は購入した08年型マスタングを1年で売却。すると運命なのか、ずっと憧れていた65年型リヴィエラをネットで発見し、現車を見ずに購入を打診し念願の旧車デビュー。クルマは走ってなんぼの精神を持ち、整備も自分で行なう、弱冠26才の松下さんを紹介しよう!
新しいモデルは、いつでも購入できる
免許取得後、初めて購入したのが08年型マスタング。しかし、元々はアメ車の旧車所有を夢見ていた松下さん。「リバイバルデザインのマスタングに乗ったけど、新しいクルマはいつでも買える。やっぱり旧車に乗りたい」と、わずか1年足らずでマスタングを手放してしまう。その後ネットで探しまくり、目に飛び込んできたのが、ずっと憧れていた現在の愛車である65年型リヴィエラだ。「フェイスはいかつく、サイドのラインはエロくてリアは渋い。クラムシェルヘッドライトのギミックも良いですね。世界中探しても65リヴィエラにしかないギミック。現車を見る前に売ってくださいと伝えました(笑)」。
念願のリヴィエラを手にした松下さんは「クルマは走ってなんぼ」という考えがあり、旧車とはいえ臆することなくガンガン走りまくり、これまで走行不能になったことは一度もない。3級整備士ということもあり、気になる部分は自分で早めの点検交換を行なっているのも大きな要因だろう。
車両は基本購入時のままで、4輪独立エアサス、ボディスムージング、ポップドア&トランク、クレーガー15インチホイール、内装張り替え、追加メーター、オーディスピーカーはMBクォートで統一など。ただエアサスは「誰がどういう物をいつ付けて、何年経っているのか分からないのが気持ち悪かったので、同じ商品を購入して自分で新たに取り付けました」と、エアサス関連はリニューアル。
念願の旧車を長く維持するために、大変だが自分でコツコツと作業していく時間もまた楽しいようだ。
いかつくてエロいというリヴィエラのデザインが大好きと言う松下さん。特徴であるクラムシェルヘッドライトのギミックもリヴィエラを好きになった大きなポイント。4輪独立エアサスは自身で再インストール、ホイールはCRAGER Serise 32 Keystone Klassic・15インチ、タイヤはBF Goodrich Silvertown 185/70R15。内装も張り替えられ、追加メーター、オーディオヘッドユニット・KENWOOD DDX470、スピーカー・ウーハー・アンプはMBQuartで統一。
ボディはオリジナルカラーでリペイントされ、ドアハンドルなどをスムージング。ドアやトランクはリモコンで解除されるポップアップ式。サンルーフも追加している。
OWNER:松下 右京さん
セカンドジェネレーション初期の66年型 ビュイック・リビエラ
充実した装備を持つビュイック リビエラは、FR駆動のスペシャリティカー
アズールモータリングの魅力を凝縮したような1台 / ビュイック・リビエラ
写真:犬塚直樹
文:相馬一丈
アメ車マガジン 2020年 1月号掲載