2006 JEEP GRAND CHEROKEE SRT8
究極の「ONE&ONLY」を目指すため世界に1つだけのパーツでカスタム!
チャレンジャーのカスタムで揺るぎない地位を築きつつ、様々なSUVのオリジナルスタイルを提案し続けるLUXZ。「究極のカスタムとはワンオフに尽きる!」とLUXZ 島澤氏は語るが、それをカタチにしたのがこのSRTだ。
低さとワイドを強調しSRT8の魅力をUP
ジープブランドのフラッグシップ、グランドチェロキー。JEEPの名に相応しい走破性を実現しながら、高級車に匹敵する装備を備えており、ある意味欲張りなクルマと言える。そのラインアップの中で、異端児的な立場として存在するのが、6.4ℓのHEMIを搭載し、スタンダードモデルよりもローダウンを施し、専用ボンネットやエアロバンパーなどを装着するSRT8だ。
事実スポーツカーと同等かそれ以上のパフォーマンスを発揮し、まさに暴力的な加速は、一度知ったら病みつきになるほど。だが、エクステリアは比較的大人し目で、正直物足りなさを感じてしまう。そこでLUXZでは、ひと目見ただけでそのポテンシャルが滲み出せるスタイリングにアレンジ。ノーマルの前後バンパーは少々丸みを帯びたラインが特徴ではあるが、攻撃性や獰猛さにはどうしても欠けてしまう。そこでフロントにはスポーティなリップスポイラーを追加し、リヤバンパーはディフューザー一体の仕様に変更。最大のポイントは、片側約20cmワイドとなる非常に巨大なオーバーフェンダーを追加。フロントバンパーからラインをつなぐ意味も兼ねてバンパーの両サイドにはカナードも追加し、まるで海のギャングと称される「シャチ」の如き様相を呈していると言えるだろう。
ここまでワイドなフェンダーを装着すれば、当然足元も変更。22インチの1221・R5336にPROXES STⅢを組み合わせ、HEMIのパフォーマンスを最大限に発揮させている。
前後のバンパーは基本的にはSRT8のオリジナルを使用。フロントはエアロデザインを採用したリップを追加。リヤバンパーにはデュフューザーを追加し、ハイパフォーマンスカーとしての在るべき姿に変更。スポイラーのトップはボディ色に、端面をブラックとすることで、高級感を演出。リヤはカーボンのラッピングを施す。
存在感を敢えて強調するために、カナードはマットブラックにペイント。サイドステップもフロントリップと同じカラーリングを採用し、ワルさよりもエレガントさを醸し出す。
ロースタイルオーバーフェンダーをこの1台のためだけに制作!
このクルマのためだけに制作された、片側20cmワイドのオーバーフェンダー。真横に貼りだすのではなく、外側に向かって傾斜させることで、視覚的に低いフォルムを演出。アイバッハの車高調でダウンさせるが、数値以上に低く見える。
モノトーンで上品さを演出しつつ足元は煌びやかな色で強調する。
ホイールは1221のR5336の22インチをチョイス。左右非対称のデザインを採用し、疾走感を強調する。スポークとリムは繋がっておらず、3ピース構造でありながらワイルドではなく非常にスタイリッシュなデザインを実現する。TOYO PROXES STⅢ(295/35R22)をセットし、ホイールのカラーに合わせゴールドのタイヤレターを追加。
LAXスタイルチェロキーの足もとに奢られるのは、WORKの2ピースホイール
ノーマルと圧倒的に存在感が違う、史上最強&最速のJEEPが降臨!
Special Thanks:LUXZ
TEL:058-259-3922
URL:https://luxz.jp/
Photo:浅井岳男
Text:空野稜
アメ車マガジン 2020年 6月号掲載