2012 CHRYSLER 300C

2012 CHRYSLER 300C OWNER: 新井涼太さん

アメ車で傾け -kabuke-

ラグジュアリーシーンを揺るがした第一世代300Cの後を受けて登場した第二世代300Cは、落ち着いた雰囲気で第一世代ほどアクの強さは薄い。しかし、それだからこそカスタム次第で激変する可能性は大。そこに着目して深化し続ける300C!!

7年前、当時22歳だった新井さんが愛車としていたのは国産のセダン。しかし、不慮の出来事によってその愛車を手放すこととなり、次なる愛車として迎え入れたのが300Cだった。その際、カマロかチャレンジャー、そして300Cのいずれかで迷ったというが、モデルチェンジしたばかりの二代目300Cを選択。300Cといえばインパクトのある先代モデルをイメージしがちではあるものの、落ち着きを増した新型モデルこそカスタムした時に見た目の振れ幅が大きいだろうというのが決め手となった。

2012 CHRYSLER 300C

2012 CHRYSLER 300C

だが、現行型300Cに対応するアフターパーツの流通量は決して多いとは言えないなかで、GIMMICブランドを展開するGMコーポレーションがボディキットをリリースしたことで彼の野望が花開く。迷うことなく愛車にそのボディキットを纏わせたのはもちろんのこと、ユニバーサルエアーのエアサスも組み合わせることでロースタイルを構築してみせた。しかしそれだけでは事足りず、ボディを2インチワイドして、ロー&ワイドなフォルムへと深化。

ちなみに、所有して7年が経過するのだが、自身でドライブした距離はわずか1万6000kmだとか。それはカスタムのために預けている期間が長いためでもあるが、本人的には「完成して乗れた時はめちゃくちゃうれしい」と話していたが、室内を覗くとドアの内張りなどが取り外されており、新たな仕掛けを施す作業の真っ最中。目標はX5・ファイナルということで走行距離は現状維持したままになりそうだ。

2012 CHRYSLER 300C

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マッスルカーを筆頭に、ここ最近はワイド化がトレンド。ビス留めタイプのワイルドなオーバーフェンダーや、レースシーンから派生したワークスフェンダーなど、数々のフェンダーメイクでボリューミーなシルエットを手にするモデルが存在するなかで、新井さんとしては「後付感を出したくない」ということで純正フェンダーを加工して2インチのワイド化を実現。この違和感のない仕上がりは、ワイルドさを演出しながらもあくまで自然なラインを生み出している。

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300Cが纏うボディキットはGIMMIC(GMコーポレーション)のグランドエフェクトキット。最大の特徴は前後バンパーで、フロントはノーズ部分を延長して大型化するとともに、リアバンパーもサイドを延長して厚みをもたらしている。ノーマルのプレスラインを生かすことで流れるような自然なスタイリングは、まさにGIMMICならではな仕立て。

「フォージアート」のGTR/24インチをセット

ボトムスには、アメリカを代表するラグジュアリーカスタムホイールブランド「フォージアート」のGTR/24インチをセット。2インチのワイド化によってノーマルフェンダーでは成しえない極深リム(F/10J、R/13J)のセレクトを可能とした。

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ボディのワイド化を図る前にインストールしていたユニバーサルエアーのエアサスユニットだが、2インチのワイド化とともに全下げした時のフォルムは地を這うほどの低さを誇り、まさにワイド&ローなフォルムを実現している。


このマスタングのオーナーさんが出した答えはコンバー×ワイドボディ化だった。

旬のトレンドアイテムにて現行型ラムをアップデート


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★ Photo&Text:編集部
アメ車マガジン 2020年 6月号掲載

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