2009 TOYOTA TACOMA SR5 owner : YURI
彼女たち流のアメ車との付き合い方
#アメ車女子のライフスタイル
アイランドスタイルに恋焦がれ現地さながらの乗りこなしを再現!
アメ車のピックアップと聞くとシルバラードやFシリーズ、ラムトラックをイメージするが、ハワイのピックアップ事情に厳選すると、断然タコマが人気。そのタコマに魅了され、カラーからグレード、グリルまでこだわり、自らパーツを調達。購入からわずか1年で現地さながらの仕様に!
ショッピングよりアウトドア、スーパーカーよりクロカン4WD!波打ち際で黄昏るよりもサーフィン!!とにかくアグレッシブなユリさん。元気ハツラツとしたロコガール的な第一印象とは対照的に、中学生から大学生までは「なぎなた」の稽古を欠かさず、地区大会などで優勝経験を持つ有段者であり、武道の精神とロコのスピリッツが絶妙に融合する魅力に満ちた〝大和撫子〟だ。
そんな彼女がタコマと出会ったのが数年前から頻繁に訪れる様になったハワイ。元々四駆やアウトドアが大好きで、以前愛用していたプラドではヨンク誌のイベントレポートページにチラッと登場していたとのこと。ふもとっぱらキャンプ場などをステージにキャンプ三昧だったが、たまたま四駆仲間に誘われたサーフィンが思いのほか楽し過ぎて夢中に。
最初はプラドでサーフトリップを楽しんでいたものの、ハワイのローカルサーファーの様にウェットやサーフボードを濡れたまんま大雑把に積めるピックアップライフに心を惹かれ、乗り換えを決意。
どうせ乗るなら大本命のタコマを!と、クルマ屋さんの友人にこだわりのイヤーモデル、グレード、カラーまで細かくオーダーして数カ月粘り、晴れて希望どおりのタコマが納車されたのが2019年の3月だった。
事前にグリルやオーバーフェンダー、リフトアップキットに至るまで持ち前の英会話力を駆使して本国オークションサイトでパーツを手配する用意周到ぶりで、納車からわずか1年足らずでフルオリジナルのタコマをここまで仕上げたと言う。
ショップ任せで好みのスタイルに仕立ててもらうことも可能だったが、何事もハマると一直線な性格だけに、ミッキートンプソン・バハロックのマットブラックから、フェンダーやグリルのラプターライナーまですべて自分で塗装したと言う。この作業でDIYに目覚め、近々行きつけのショップでパイプベンダーの使い方を学びながらパイプフェンダーの製作を検討中。よりディープなロコスタイルへとカスタム構想に夢を膨らませているらしい。
サーフボードはリッカファム×コリーン・ウィルコックスのコラボモデルと、ハワイで購入したショートボードを愛用。左右観音開きのドアはある意味4枚ドアより開放的で荷物も載せやすく換気も一瞬。インテリアの飾り付けはハワイで購入したアイテムをさり気なくアクセントに。水着のままでも乗れる様にVOLCOMのシートカバーをフロント二脚にセット、無造作に張り付けられた天井のワッペンも女性らしいセンス。
TOYOTAのスペルエンブレムにこだわって本国よりオーダーしたグリルと、フロント2インチ、リア3インチリフトアップに合わせて購入したオーバーフェンダーは、撮影直前に4×4 CRAZEに遊びに行った時、同社が正規代理店を務めるラプターライナーを偶然見つけて「自分で塗らせて!」と懇願。川村氏監修の元、専用ガンのノズル調整から吹き付け方までレクチャーしてもらい、でき栄えはもはや業者レベル(笑)。
ビンテージファイヤーバードは運転が楽しい!でも化粧崩れはイヤだから、エアコンは必須です
★撮影協力:R café
HP:https://www.r-cafe.net
★ PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2020年 7月号掲載