JEEP JK WRANGLER CUSTOM KAISER FACE
AWESOME JEEP 4WDの原点として存在し頂点としての実力を融合する「ジープ」
60年代ジープの色気がムンムン突き抜けたインパクトを見よ!
アメリカンSUVカスタムの大御所「クワドロペット」が手がけたジープJKアンリミテッドは、突き抜けたプレゼンスで登場!なんとマスクを60年代、「カイザー」時代のワゴニア&グラディエーター風にリフト。もちろん中身の方はしっかり現代的。乗りたくなる1台だ!
アンリミだから似合うカイザー顔ジープ
2018年秋にリリースされたJLラングラーのデリバリーも本格化して、再び活況を呈しているJeepのマーケット。しかし、先代のJKだって、まだまだ人気は根強い。いや、JLが人気だからこそ、JKをターゲットにし、エクストリームなカスタムを楽しむことが、オトナのやり方だろう。
そんなわけで、アメリカンSUVカスタムの大御所「クワドロペット」が、突き抜けたカスタムを見せてくれた!ベースはジープJKラングラー・アンリミテッド。コイルオーバー・サスペンションによる6インチリフトアップ、37インチタイヤ&ビードロックホイール。電動サイドステップ…と、ここまでで十分、ヘビーなメニューではあるのだが、さらにご覧のとおり、フロントセクションを丸々、クワドロペット・オリジナルの〝カイザーフェイスキット〟にコンバージョンしてしまっているのだ!
Jeepの歴史をたどると、1960年代に数年だけカイザー社の手に渡ったJeepブランド。その短い期間にリリースされたのが、この〝カイザーマスク〟のワゴニア(ステーションワゴン)やグラディエーター(ピックアップトラック)だったわけで、つまりこのマスクのJeepはかなりレア。それだけに、その存在感はハンパじゃない! しかも〝アンリミ〟の長~いボディにこの顔が、イヤになるほど似合ってしまってるじゃないか!角のようなバンパーも、怒った顔のグリルも、このJKのインパクトにはかなわないだろうなー。
フロントセクションはクワドロペット・オリジナルの「カイザーフェイスコンバージョンキット」で構成。フェンダー、フード、グリル、ライトステー、コーナーカバーなど。デザイン的にもクオリティ的にも、緻密な造りでインパクト十分! フロントサイドフェンダーはノーマル幅かワイドフェンダーかを選べる。
屈強な造りのオリジナルバンパーを前後に装着。フロント側には大型のWARN電動ウインチも備えている。サイドステップは電動式。ドアを閉じている時はサイドシル下にすっきりと収納されているが、乗降時、ドアを開くと自動的に降りてくる。実用性とスタイリッシュさを両立させる、プレミアムなアイテムなのだ。
今回のフェイスコンバージョンキットはワイドフェンダー仕様。装着タイヤは37×12.5R17だったが、こんな大径ファットタイヤも楽々と飲み込んでしまう。ちなみに、この撮影後には40インチタイヤに交換したが、まったく問題なかった、とのこと。もちろんインナーフェンダーもしっかり作り込んでいるのだ。
サスペンションは6インチアップのクワドロペット・オリジナル「コイルオーバーサスペンションキット」にスワップ。コイルスプリング+ショックアブソーバー一体式のユニットをメインに、前後サスペンションアーム、ラテラルロッドなどを変更。もちろんリフトアップに伴う各部の補正もぬかりない。快適に走れるのは、さすがSUVスペシャリスト!
JKラングラー×DIYカスタムはアウトドアでのカッコ良さの追求です!
本格的な走破性に快適性を備えた、アンリミテッドをよりワイルドに
Special Thanks:QUADRUPED
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Photo:浅井岳男
Text:高坂義信
アメ車マガジン 2020年 7月号掲載