2019 FORD MUSTANG ECOBOOST PREMIUM PERFORMANCE PKG

2019 FORD MUSTANG ECOBOOST PREMIUM PERFORMANCE PKG

過激に挑め!! MUSCLE WARS

マスタングのカスタムにおいて、エアロパーツの装着はまさに避けては通れない項目と言える。たが単純にスポイラー類を追加するのでなく、フェンダー部分と一体でデザインを再構築することで、ノーマルを凌ぐ凄みをウイングオートは与えることに成功した。

ボディパーツをコアとしマフラーやアルミを選択

長年にわたりウイングオートで愛車を購入し続ける沼田さん。これまでSUVやバンなど、アメ車らしいフルサイズモデルを数多く乗り継いでおり、歴代の愛車はいずれもカスタムを施すことで、人とは違うクルマに乗る楽しみを人一倍知っている。そんな沼田さんが自分用に選んだのはエコブーストのマスタングだが、個性と走りを考慮したパフォーマンスパッケージをウイングオートに依頼。

とは言うものの、V8のGTならいざ知らず、そんな激レアモデルは滅多に見つからない。なのでまずはクルマ探しから始まったそうだが、そんな良い意味のワガママも叶えてしまうのは、さすがウイングオートだ。とはいえ、そのままで沼田さんが納得するハズもない。そこでボディパーツに選んだのは、カリフォルニアに拠点を置くアンダーソンコンポジッツだ。

2019 FORD MUSTANG ECOBOOST PREMIUM PERFORMANCE PKG

SEMAショーに出展した実績を持つ同社。ウイングオートとしては初めて取り扱ったそうだが、非常にクオリティが高く各部に追加したダクトの質感や形状を純正に似せているのがポイント。そのため統一感が抜群で、カスタムしたとは思えないほど。また、マスクだけでなくフロントフェンダーまで一体でデザインすることで、ノーマルとは異なるテイストを醸し出すことに成功している。

マフラーはV8用の純正4本出しをチョイスし、クルマのキーで可変バルブがコントロール可能。見えない部分にも手が加えられており、まさに唯一無二の、孤高の存在と呼ぶべき1台へと仕上げられている。

オーナーの沼田さんがこだわったパフォーマンスパッケージの専用装備が、レカロシートとインパネ中央にビルトインされる油圧計とブースト計。後から装着できなくもないが、シートヒーターの存在やシンプルなインパネを目指したいなら、やはりパフォーマンスパッケージ以外の選択肢はあり得ないと言えるだろう。

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エクステリアはAnderson Compositesで統一。TYPE-STのファイバーグラスバンパーにカーボンのグリルやリップも追加。バンパーの各部にグロスブラックの差し色を施す。フロントフェンダーは前後にインテークが設けられたTYPE-STに変更。ブレーキの冷却性能もUP。サイドロッカーパネルやトランクスポイラーはカーボン製で、ウィッカービルは可変式となる。リアディフューザーもカーボンとなり、4本出しマフラーの装着を前提としてこのTYPE-ARをチョイス。

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V8用の4本出しマフラーを、可変バルブコントロールモジュールごと移植。クルマのリモコンキーからバルブのコントロールが可能。また本来テールはシルバーだが、敢えてマットブラックにペイントし統一感を出す。

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WORK EMOTION T5R 2P

サスペンションはBC Racingのコイルオーバーキットに変更。フロントフェンダーをワイドなタイプに変更することで、FALKEN AZENIS(F:265/30R20、R:285/35R20)をチョイス。ノーマルでは装着不可能なサイズを装着可能としている。ホイールはWORKのEMOTION T5R 2Pでフロント9.5J、リアは10Jとなる。


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PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2020年 7月号掲載

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