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CORVETTE CHRONICLE

アメ車を語る上で、もっとも重要なモデルが「コルベット」であり、アメリカ人にとって特別な存在である。誕生のいきさつ、生い立ち、その存在自体がアメリカのクルマの歴史と言っても過言ではないのだ。アメリカが夢を追い求めた、コルベットの歴史を紐解いていくことにしよう。

世代を重ねる毎にハイエンドモデルとして進化し続けているコルベット

1953年のデビューから、8世代に渡り現在でもラインナップされるアメリカを代表するスポーツカーがコルベットだ。GMのフラッグシップモデルであると同時に、最も長い歴史を持つ銘柄であり、スポーツカーとしても、ポテンシャル、スタイリング、装備、価格など、様々な面で世界水準でトップレベルを誇る。

元々は、大戦後にニーズが高まった英国やヨーロッパのコンパクトなスポーツカーを意識して開発が進められた。あくまでもスポーツカーとして2シーターのオープンモデルだが、デビューの時点では、同時期にフォードがラインナップしたサンダーバードにも通じるステイタスなパーソナルカー的で、パフォーマンスの面では不十分だった。それでも、ファイバーグラス製のボディを採用するなど、市販車としては革新的な面もあり、それゆえのマイナス面を克服し、歴代を通して採用。

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設定エンジンでは、56年型ではアメ車を象徴するV8が標準化。世代を重ねる毎に、コルベットらしさも、スポーツカーとしてのポテンシャルも向上し、人気が定着。GM内でも、排気量、出力共に、最高のパワートレインの搭載が許されるハイエンドモデルとなっている。排気ガス規制以降はスポーツカーとしては暗黒時代も乗り越えて、完全にアメ車を代表するモデルとしての不動の地位を固めた。

OHVを貫きながらも、最新のC8では、遂にミッドシップ化するなど、進化を遂げている。世界に誇れるポテンシャルを持つスーパースポーツでありながらも、コスト、扱いやすさなど、様々な面でフレンドリーなアメ車らしさを保持する魅力的なモデルなのだ。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]アメ車マガジン 2020年 8月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

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