中古パーツ入手の穴場 T&K international
「解体屋でお宝をGET!!」
すでに生産されていないアメ車は、消耗品こそまだ購入可能なものもあるが、傷ついたり破損した純正パーツを手に入れるのは難しい。そんなときに頼りになるのが解体屋。日本でも数少ないアメ車を多く扱うショップが、埼玉のT&Kインターナショナルだ。
クルマの墓場ではなく再生工場だ
解体屋と聞くと、事故でグチャグチャになり、不動になったクルマが山積みなっているのをイメージする読者もいるかもしれない。だが実際には、エンジンが不動になったとかボディが凹んだといった限定的な不具合により手放された車両を仕入れ、無傷で使えるパーツを販売しているのが解体屋だ。なかでもT&Kインターナショナルは、日本でも数少ないアメ車&ドイツ車をメインに扱うとして、愛読者には有名なショップ。
数年前まではエアロやホイールといったカスタムパーツを求めるオーナーが多かったが、現在は「純正に戻したい」との理由で問い合わせが増加傾向にある。販売終了から何年も経過した車両に乗っていると、新品のパーツを購入するのは困難の場合もあるし、チョットしたパーツが欲しいと思うときは、T&Kは本当に頼りになる存在。使えるものは再利用。まさにアメ車の再生工場だ。
現在置かれている車両はアストロが主で、他にタホなどのC/Kモデル、エスカレードやナビゲーターといったものから、サードカマロやラムバン、ファイヤーバードといった希少モデルも。車両は定期的に入れ替わるので、まずは電話で問い合わせてみよう!
名前の分からないあのパーツ、ほんの小さなパーツなど、入手困難の破損した純正パーツ、もしかしたらT&Kで見つかるかも
T&Kには事故車が入庫することはほとんどなく、エンジン不調、ボディが凹んだなどの理由で手放された車両がほとんど。トラブル要因以外の部分は普通に使えるパーツが多く、それらを業者はもちろん、一般ユーザーへ販売を行なっている。今回ざっと眺めただけでも、アストロ、タホ・サバーバン、ラムバン、シェビーバン、サードカマロ、ナビゲーター、エスカレード、ファイヤーバード・トランザムといった車両が並ぶ。ラムバンは内装も綺麗のまま。ホイールは純正から社外品まで山積みだ。右下の写真は、アストロのボディ側面ごと切り取って販売したもの。そういった依頼も受け付けている。
5年前にお世話になった部品取りデュランゴは健在、今も色んな方に使われているようですな~
ご存知かもしれませんが、編集部カズのデュランゴは、微々たる不具合で手放されたものをT&K で購入。その後、シートベルトの受け口やらボディパネルなど、本当に細かいパーツを購入しております。5年前にパーツを剥ぎ取ったデュランゴがまだ健在で、当時の写真と比べると、だいぶ色々と外されているのがわかるね。ここから取り外されたパーツを使い、誰かのデュランゴが再生されていくのだ。
アメ車&ドイツ車を専門に扱う日本有数の解体ショップ
SHOP DATA:T&K international【ティーアンドケー・インターナショナル】
住所:埼玉県所沢市三ヶ島1-306
電話:04-2947-3322
URL:http://www.gaishachuukobuhin.com
営業時間:9:30 ~18:30
定休日:土、日、祝
車両の入れ替えも多いのでこまめのチェックは必須!
2ndファイヤーバード・トランザム!
こんな車両も入庫することもあるので、まずは電話して聞くのが一番だ!
TEXT&PHOTO:編集部
アメ車マガジン 2020年 8月号掲載