IMG_2400

1956 CHEVROLET 3100

HOT ROD Ecstasy ホットロッダーの悦楽

クラッシックトラックの中では、様々なフィールドで幅広いファン層を獲得するタスクフォース。トラックでは初採用されたラップアラウンドガラスなど、特有のスタイリングでHot Rodでも定番モデルのシェビー3100!

ピックアップトラックもホットロッドとしてアレンジされるアメリカンウェイ

速さを追求するホットロッドでは、車種に関係なくあらゆるモデルがベースにされるのもポイント。そして、アメリカはトラック大国なだけに年式も問わず、ピックアップトラックもホットロッドとしてアレンジされる。中でもタスカフォースことシェビートラックのセカンドは、フレンドリーなルックスで大人気。パンプキンの相性のフォードF100よりも、幅広い層から支持があり、ホットロッドとしてアレンジされる中でも、トラディショナルからスーパーモダンまで多種多様。

1956 CHEVROLET 3100

この個体は、80年代を象徴するようなスタイルで、50年代ならではのテイストを、80年代ならではのポップな感覚でアップデート。ファッションや音楽のシーンともシンクロして大ブームとなったアプローチ。最も目を引く車体色のトーンがそれを象徴している。フードのパンチルーバーも当時のトレンドだ。メカニズムは、フロントクリップをカマロから流用したコイルスプリングによる独立サスでアレンジ。低く構える前傾姿勢なプロポーションの良さが魅力的。クロームのリングと車体色と同色のホイールもフィフティーズ的な雰囲気ながら、マッスル系で採用されるラリータイプで、スピンナーの装着もイメージにマッチしている。搭載エンジンはビッグブロック396ciというホットな仕様。

ルックス的にはコンパクトにまとまって美しい、リッチなフロントランナーをセット。シートはエイティーズ感溢れるツイード生地でアレンジされながらも、ゲージはモダンなダコタデジタル製でアップデート。王道のスタイルにして現代でも楽しめるハイレベルな個体なのである。

1956 CHEVROLET 3100

レトロにしてモダンで絶妙なトーンのアクアのボディカラーが、この個体のキャラクターを反映し、実によく似合っている。わずかに前傾なロースタンスのプロポーションが抜群にクール! ミラーやエンブレム類も含め、ストックを保持するレストロッド的なアプローチでもある。

1956 CHEVROLET 3100

ラリータイプのホールに社外のスピンナーを装着。クロームのリングがアクセント。装着タイヤは定番のBFGラジアルT/A(F:235/60R15、R:255/60R15)。パフォーマンスは、車重が1.760kgと現代のスポーツモデルよりも軽量なだけに、イメージ通りぐんぐんと走る。トラクションのかかりにくいピックアップなだけに、アクセルを踏み込むだけで簡単にタイヤスモークとなるマッスルなポテンシャル。

IMG_2420

スチール部分が多いデザインなので、アクアの車体色でポップな印象。シートと内張は80’s のモダンなHot Rodで多く採用されたツィードで統一。もはやレトロな80’sのスタイルなが、完成したばかりのようにクリーンなのが素晴らしい。

1956 CHEVROLET 3100

換装されたV8エンジンは、カマロやシェベルなど、マッスルなシェビーSSでおなじみのビッグブロック396ci。6.5ℓの排気量によって350馬力レンジのポテンシャル。トランスミッションはTH400(3速AT)。


Cooperations:GM Corporation
TEL:048-979-7432
HP:http://www.gmblog.net/index.html


アメ車マガジン 2020年 9月号掲載

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です