1970 CHEVROLET CHEVELLE SS396

1970 CHEVROLET CHEVELLE SS396

HOT ROD Ecstasy ホットロッダーの悦楽

ZZ454&TKO600に換装、最凶のパフォーマンスのマッスル

歴代シェベルの中でもルックス、パフォーマンスともに、マッスルカーとして頂点的存在の70年型。ZZ454エンジン&TKO600でアップグレードした現代版ストリート&ストリップ。

マッスルカー本来の楽しみ方を実践するべくドラッグレースに参戦

GMのマッスルにおいて最もポピュラーで人気のシボレー・シェベル。64年のデビューから最終型となる77年までに3世代にわたってラインナップ。67~72年の2世代目の中心でもある70年型は、最も大排気量の454ciが設定されたりと、マッスルカーとしてのポテンシャルにおいて頂点といえる。

1970 CHEVROLET CHEVELLE SS396

この個体は、330馬力を発揮するSS396に、マンシー製M20 4速マニュアルトランスミッションを組み合わせたオリジナルの車両。リッチなトルクが魅力のマッスルカーならではの魅力を味わうには、マニュアルミッション車が理想的。そんなリアルなオリジナルマッスルカーを当時の最強仕様である454 LS‐6をオマージュして、当時のポテンシャルを再現すべく、現代版としてモディファイした。

1970 CHEVROLET CHEVELLE SS396

エンジンは440馬力を発揮するGMパフォーマンス 製ZZ454に換装。Crane製1.7ローラーロッカーやDemon製7504xcfmキャブレターでアレンジ。その状態を父親から譲り受けた息子である現オーナーは、ドラッグレースにおいてそのポテンシャルを体感・証明すると同時に、ストリートカーとしてもストレスなく楽しめるために、トランスミッションをオーバードライブ付き5速マニュアルのTKO600に変更。ドラッグに向けて、ファイナルレシオは4.1とかなりのローギアなだけに、オーバードライブは効果的。いまのところ、モテギでの1000フィート(300m)ドラッグにおいて11.7秒がベスト。マニュアルシフトなだけに、タイムを縮めるには経験を重ねるのが重要なため、レースには積極的に参戦中。

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エンジンは本来の402ciからGMパフォーマンスのZZ454に換装。へダースはヘッドマン製のAT車用ショーティーを加工してインストール。ズース式のエアークリーナーはムーンアイズ製。トランスミッションは、マンシー製4速からTKO600 5速オーバードライブにアップデート。

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シートや内張、センターコンソールやダッシュまで、見事にオリジナルのコンディションをキープしている。シフターもオリジナルのマンシー製。ステアリングとゲージ類は、社外品でアップグレード

5スポークホイールはロケットレーシング製

往年の雰囲気にマッチする5スポークホイールはロケットレーシング製(F:15×7、R:15×8)。装着タイヤはBFGラジアルT/A(F:235/60R15、R:255/60R15)。ドラッグレース時はウェルドー・レーシングホイール&フージャー製ドラッグスリック。

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外観は基本的にストックをキープする。オリジナルの396SS車の証として、リアガーニッシュはブラックで化粧される。SSパッケージ車では定番のストライプが入らないシンプルなルックスが新鮮かつクール。クォーターガラスのデカールが、重度のドラッグレースファンであることを物語る。

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トルクフルなビッグブロックエンジン、そのトルクをダイレクトに体感できるマニュアルトランスミッション、そして、最もクイックに伝達する4.1のローギアなファイナルレシオによる乗り味は、まさにマッスルカーといったところ。エンジンがシルキーなうえ、オーバードライブを備えるため、ストリートでもフレンドリーだったりする


Cooperations:ANDY’S Rod Works
TEL:047-713-9122
HP:http://0blogs.yahoo.co.jp/enscustom


アメ車マガジン 2020年 9月号掲載

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