2010 FORD F-150 XLT
タフでワイルドなアメリカントラックス! TOUGH&WILD AMERICAN PICK UP TRUCKS
アメ車好きであればオンリーワンを目指す
クルマ好きは日本全国に数多くいるけれど、とくにアメ車好きはモデル選びにしろ、カスタムにしろ、とにかくオリジナリティを重視する傾向が強い。紹介するF‐150のオーナーである杉﨑さんも誰かと被るのは好きではないという思いが強く、これまでに所有してきたクルマ選びも個性的。そんな彼のアメ車ライフとは…。
【フォードF150】圧倒的な人気を誇るラプタースタイル、マスクだけでなくボディもアレンジ!
トノカバーに乗ってお昼寝するのが大好きなんです フォードF150
「F‐150あるよ!」の一言に思わず衝動買い
クルマとバイク好きな父の姿を幼き頃から目にしていれば、当然のごとくそれらに興味を抱く。そんな父からのススメもあって小学生の頃に始めたのがモトクロスバイク。この楽しい乗り物にすっかりとのめり込んでしまった杉﨑さん。暇さえあれば練習に通い、上達すれば今度は腕を試したくなり大会にも出場するようにもなった。
そんな少年時代を送ってきた杉﨑さんは高校を卒業すると自動車整備士になりたいと専門学校へ進学する。もちろん周りの同級生たちもクルマ好きであるため、それぞれに乗ってみたかったクルマで通学し始めるわけなのだが、彼は人一倍誰かと被りたくないという気持ちが強かったこともあって、初めての愛車に選んだのは光岡ビュート・コンバーチブルだった。思惑は的中して被ることはな「F‐150あるよ!」の一言に思わず衝動買いかったそうだ。
しかし、大会に出場することはなくなってもモトクロスバイクは趣味として続けていたため、ビュートではバイクの移動に不便さを感じてエクスプローラー・スポーツトラックへと乗り換えることに。実はこの時点で本当はF‐150が欲しかったそうなのだが、予算の都合で断念している。
エクスプローラー・スポーツトラックとは3年半を共に過ごしたが、この間もF‐150に対する思いが消えることはなかった。そんな折、たまたまコーストモータリングを訪れて話をしていた際に言われた「F‐150あるよ」の一言がキッカケとなり、まさに衝動買いしてしまったのが現愛車。衝動買いとは言っても長年の思いをようやく実現させたわけだけど。実はF‐150に惹かれたのも人と被らないというのが理由。仲間内にシルバラードやラムに乗っているのはいても、Fトラックに乗っているのはいなかったから。
購入時点のF‐150はもちろんノーマル。しかし、ここでも被りたくない病が発症して納車前にカスタム。「フォードだけにやはりボディカラーはブルーにしたい」という彼の要望に対して、ショップは「そしたらペイントでは出せない色合いにできるラッピングにしようよ」と提案し、ボディをフルラッピング。ボトムスはモトクロスバイクのイメージに合わせてオフロード系ホイールにM/Tタイヤを組み合わせて、抜群のインパクトを放つオフスタイルへとメイクされている。
ちなみに納車は2020年の2月ということでまだ半年しか経っていないのだが、話を伺っているとまだまだやりたいことがたくさんある様子。理想のスタイルへと仕上げていく過程は本当に楽しい。
ボトムスには22インチのGRIDオフロード・GD12ホイールに、33インチ外径のCOMFOSER・CF3000 M/Tを組み合わせ、リアのみブロックで2インチアップを施す。おバーフェンダーはポケットスタイル。ヘッドライトもインナーブラックのプロジェクターヘッドライトで個性的にアレンジ。
誰かと被りたくないという思いから18歳の時に購入したのが光岡ビュート・コンバーチブル。日産マーチをベースにジャガー・Mk2をイメージしてカスタムされたモデルだが、モトクロスバイクを趣味とするアクティブなイメージとは対照的なスタイルではあるものの、気に入っていたそうだ。
その2年後の20歳の時に乗り換えたのがエクスプローラー・スポーツトラック。ベッドには愛機のモトクロスバイク(ホンダ・CRF250)を積載してオフロードコースへと駆け付けていた。ちなみにF-150を購入する前にトレーラーを購入していたのだが、エクスプローラー・スポーツトラックでは一度もけん引することなく、F-150へと引き継がれた。
OWNER:KENJI SUGISAKI
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TEXT&PHOTO:編集部