2020 TOYOTA TUNDRA CrewMax SR5 / 2020 TOYOTA TUNDRA CrewMax TRD OFFROAD
USフリークスたちがさらなる個性を求めて辿り着いた逆輸入トラック&SUV
US TOYOTA / US NISSAN TRUCK & SUV
ダウンだけでなくアップも似合うHONEY Dの懐の広さ!
今でこそUSトヨタはごく当たり前の存在となったが、その存在を広く世に知らしめたショップの1つが、ライオンハートだ。今でも積極的に扱っており、ノーマルだけでなくカスタマイズも得意とする。
アゲてもサゲても似合うブリスターフェンダー
2015年のセマショーでお披露目された、HONEY Dのエアロパーツ。その存在を誇示するかのような、良い意味で後付け感丸出しのブリスターフェンダーは、片側だけで4インチワイド。元々巨大なタンドラではあるが、エアロパーツを追加した事で、全幅は圧巻の2.3m!となる。
本来はローダウンスタイル用のカスタマイズパーツとして企画されたアイテムではあるが、ライオンハートのユーザー層はダウンだけでなくリフトアップ派も数多く、それらのユーザーから「アゲのHONEY Dが欲しい!」という要望が少なくない。そこで誕生したのがリフトアップ+HONEY Dという、本場アメリカでも見られない独特なスタイルが誕生したという訳だ。
ブラックの仕様は、これぞHONEY Dと呼ぶべきスタイルで、ビルシュタインショックなどに交換し、ローダウンも実施。対する白の仕様は実はノーマル車高で、スタビライザーをTRDの強化タイプに変更しており、スタイルだけでなく乗りやすさも配慮されていることが良くわかる。
既成概念に囚われず、独自のスタイルを作り上げるのは、ある意味カスタムの醍醐味でもある。ローダウンスタイルは確かに間違いのないスタイルだが、敢えてリフトアップをチョイスすることで、時代の先を行くのもアリだろう。
HONEY D×Lowdown
2020 TOYOTA TUNDRA CrewMax TRD OFFROAD
ローダウン&ブリスターが魅せる大胆かつ圧倒的なボリューム感!
背の高いSUVやピックアップをローダウンすると、どうしても小さく見えてしまいがち。だが、その公式はHONEY Dには当てはまらない。
ノーマルでは前後のバンパーコーナーがメッキとなるが、これをボディとマッチペイントを実施。一体感を生み出すことで、スポーツトラック的な雰囲気を見事に引き出している。
本文でも述べているが、ショックは前後共ビルシュタインに交換しており、併せてローダウンも実施。タイヤは35×12.5R20のMONSTA EXTREME MUDをチョイス。
ホイールはFUELのD538 MAVERICKを組み合わせ、クルマ全体でトータルコーディネイトを施し、バランス良くまとめている。
HONEY D×Lift up
2020 TOYOTA TUNDRA CrewMax SR5
リフトアップ+エアロパーツという今までにないスタイルを提案!
タンドラ用のオーバーフェンダーは各社からリリースされているが、いずれもオフロード色を強調したものばかり。そこでHONEY Dを組み合わせると、不思議なことに泥臭さは払拭されてドレッシーな雰囲気さえも漂ってくる。
車高はノーマルのままで、TRDの強化スタビライザーがさりげなく存在をアピール。
意外に思うかもしれないが、タイヤサイズはローダウン仕様と同じ35×12.5R20をセット。ホイールは同じくFUELで、骨太のスポークがワイルドさを演出するAVENGERをチョイス。
マッチペイントを各部に施し、フロントにはフロントスポイラーも追加。ノーマルののっぺりしたサイドにメリハリを与え、力強さも引き出してくれる。
オーバーフェンダーは前後共4インチを装着。敢えてビス留めスタイルを採用する辺りは、日本車のカスタムにインスパイアされているのかも。オーバーフェンダーが追加されただけではあるが、サイドの印象が全く異なり、フロントマスクに負けない存在感を実現している。
Thanks:LION HEART【ライオンハート】
TEL:0586-67-1711
HP:https://www.lionheart2005.com
Photo: 浅井岳男
Text: 空野稜