1967 Chevrolet Camaro / 1966 Cadillac Deville Coupe
ヴィンテージモデルをベースにカスタムを取り入れるグレイスキャブで今、マニアが喜ぶハイコンディションのモデルが販売中だ。オリジナルを生かして乗るもよし、流行のヴィンテージカスタムを追うのもありだろう。悩む前に現物を見るべし!
価格が上昇にあるため買い時は今かも?
全国各地のカーショーに積極的に参加し、幅広いカスタムをハイレベルで披露する愛知県のグレイスキャブ。カスタムベースとなる車両もオールラウンドで、SUVからセダン・クーペ、そしてヴィンテージモデルにまで広がる。アメリカで流行する、60~70年代のモデルを使いボディをブラッシュアップし、最新ホイールを組み込むスタイルは十八番だ。
だが今回紹介する67カマロと66ドゥビルは、得意とするカスタムテイストには染まっておらず、あくまでもベース車両の品質の高さにグレイスキャブが一目惚れして仕入れた車両だ。
ボディスタイリングから、69年型が人気の高いカマロだが、純粋なファーストモデルとしてマニアの憧れとなるのは、やはり67年型。その67が市場に出回ることだけでも稀だが、ここまで状態の良さを維持しているのは珍しい。MSD、ホーリーキャブで強化されたエンジンは350。ホイールは18インチのアメリカンレーシングに交換されている。
一方のドゥビルは、20インチホイールを履き、2輪独立ハイスピードエアサスを搭載。50年代の初期型に比べテールフィンこそ小ぶりになったが、今でも色褪せない独特の個性はさすがキャデラック様。そのホワイトのボディに、レッドレザーのインテリアのコントラストは抜群に映える。
価格が上昇しているモデルだけに、2台とも400万円台で購入できる価格とあれば、候補になるのは間違いない。ヴィンテージモデルの出会いは運命だ!
1967 Chevrolet Camaro
初代カマロのエンジンは2種の直6と5種のV8エンジンがラインナップしていた。今回の車両は350(5.7ℓ)を搭載する。MDSデジタルイグニッションコントロール、ホーリーキャブ、電動ファンを使い強化されている。
インテリアカラーも多くのタイプが存在した初代カマロ。ブラックレザーのシートは年季を感じさせないコンディションを保つ。社外エアコン装備、デジタルメーターに変更されている。ミッションは3AT。
67年型を語る上で外せないのがやはり三角窓。67だけの装備であり、マニアは必ず注目する部分だ。グリルのヘッドライト内側のパーキングランプは丸形なのも67の特徴だ。ホイールはアメリカンレーシングの18インチに変更されている。ホディの状態は間違いなく高いレベルにある。
1966 Cadillac Deville Coupe
エンジンはオリジナルのV8・430(7.0ℓ)を搭載し、345hp を発揮する。エンジンのレスポンスもコンディションは上々だ。
インテリアはレッドで統一され、ホワイトボディとのコントラストは抜群。エアコン、パワーウィンドウといった装備はもちろん、ETCやブルートゥースオーディオも備わる。ミッションはコラム3AT。エアサススイッチはセンター下部に配置されている。
セダンやコンバーチブルモデルも存在するが、撮影車両は2ドアクーペモデル。全長は5690mm。車幅は2mを超える。2輪独立ハイスピードエアサスを搭載し、社外の20インチホイールを装着。
オフセットも細かく調整したフォージアート22インチを装着したC1500ローライダー
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Photo&Text:KAZUTAKE SOMA
アメ車マガジン 2021年 1月号掲載