FORD F-150 RAPTOR
AMERICAN TRUCK & SUV ピックアップトラック&SUVの無限なる可能性
アメ車はもちろん、世界最強(最凶?)のトラックといえば、やはりFORD RAPTORだと言えるだろう。ハイアウトプットなエンジンパフォーマンスだけでなく、本気でオフロードを攻められるFOXのサスペンションなど、まさにFORDの本気が随所に感じられる、特別な1台だ。
新旧のモデルだけでなく、ラプター仕様も在庫中!
JEEPやマッスルカーに加え、ピックアップも積極的に取り扱うトップスピード。なかでもラプターはとくに力を入れているモデルで、新車・中古車を問わず豊富に在庫を取り揃えている。トップスピードの宮本店長は「カッコ良さで言えば、断然現行型ですね!でも、長年アメ車に乗り続けて来た人は、V6や3.5ℓという排気量がネックになるのは事実。そういうベテランユーザーの方は、やはり初代ラプターの方がしっくりくるでしょう。大排気量特有のゆとりのある走りは『アメ車らしさ』を存分に味わえます」とのこと。もちろん価格面でもかなり違いがあるので、予算に限りがあるという人は、まずは初代ラプターを狙ってみるのが賢明だ。
とは言っても、そこはやっぱりラプター。タマ数は少ないし、旧型でもまだまだ高値を維持している。一般的には新旧の2モデルからチョイスすることになるが、カスタムを得意としているトップスピードでは、F-150をベースにした、ラプタースタイルへカスタムした車両も在庫中だ。
「ラプターのフロントマスクはたまらなく好きだけど、実際オフロードを走る予定はないなぁ…」とか「経済性が気になるけど、やっぱり一度は乗ってみたい!」という人にオススメしたい第3の選択肢がコレだ! 比べれば大きな違いはあるしFOXのサスペンションは反則技と思えるほど快適な乗り味だが、余程のマニアでない限り分からない。何より「カッコ良いトラックに乗りたい!」と思うなら、ラプタースタイルというのは十分アリと言えるだろう。
2020 FORD F-150 RAPTOR
先代モデルにも採用されているが、ラプターのテールゲートにはステップが内蔵される。ちなみにバンパーは前後ともスチール製で、ヘビーデューティーな走りにもしっかり対応する。なお、前後のフェンダーは、ブリスター化された上にオーバーフェンダーを追加しているのが外観上の違いだ。
3.5ℓV6のエコブーストツインターボエンジンは、排気量から想像できない大パワーの450hpを発揮。510lb-ftの圧倒的なトルクに加え、10ATを組み合わせることでトラックとは思えない俊敏な走りを実現。
前後ショックは先代モデルに引き続き、FOXのバイパスショックを採用。直径3インチ(75mm)という、本格的なオフロードレースマシンに採用される極太ショックを採用することで、非常にしなやかな乗り味と言える。
標準モデルのF-150がコラムシフトを採用するのに対し、ラプターはフロアタイプの10ATを採用。そのため乗車定員は5名で、シートもホールド性を重視した形状となる。こちらの車両にはカーボンパッケージと呼ばれるオプションも装備され、よりスポーティな雰囲気が高められている。
2012 FORD F-150 RAPTOR
先代モデルとなったものの、今でも充分インパクトのある初代ラプター。6.2ℓV8ガソリンエンジンは極太のトルクを発生させるので、最新モデルにはないアメ車らしさが堪能できる。ノーマルでFOXのショックを採用しており、35インチのMTタイヤが難なく装着可能。センターコンソール部分に設けられたスイッチ類が、オーナーに特別感を抱かせてくれる。
豊富な純正オプションをチョイス可能!RAPTOR OPTION
トップスピードでは、カーボンパッケージ以外にも純正オプションのチョイスが可能。一例としてこちらの2020年モデルには、リアフェンダーのステッカーや、本物の鍛造ビードロックホイールを装着。よりアグレッシブな走りを楽しみたい人には、見逃せない装備だ。
RAPTOR STYLE
ラプターが欲しいけど手が届かない…という人に提案したいのが、ラプタースタイルへのカスタム。フェイスリフトやオーバーフェンダーを追加し、らしさをアピール。リアルラプターとの価格差は正直言って大きいし、差額でさらにカスタムも可能。22インチのXDホイールやデューリー用のミラーも装着済みだ。
初夏を満喫するツーリング、海沿いBBQで和気あいあい。ガレージトップスピードツーリング
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PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2021年 2月号掲載