2015 DODGE CHARGER
EXTREME CUSTOMS 「自分色に染め上げる」それがカスタムの醍醐味
2020年末開催のカスタムカーショー「X5 ファイナル」にて、インポートセミクラスの1位を獲得したのが、エクスカーズが製作したワイドボディ・チャージャーだ。この圧巻のボリュームを見よ!
ワイドボディキットを今後販売予定
日本全国をツアー開催するカスタムショー「X5」。その締めくくりとなるファイナルは、多くのショップやオーナーが「その日」に合わせてカスタムスケジュールを組むほど特別な存在。となると必然的にレベルは高くなり、並大抵のカスタムではアワード獲得は難しい。
そうしたハイレベルの戦いが続くファイナルで、得意のLX系モデルをベースに次々とカスタムモデルを披露し、常にアワード常連なのが岡山のエクスカーズだ。そして2020年末のファイナルでは、圧巻のワイドボディスタイルとなった15年型ダッジ・チャージャーで、見事インポート・セミクラスの1位を獲得したのである。
なんといっても眼を見張るのは、40mmワイドとなるオーバーフェンダーだ。ここまで大胆な社外品は存在しないため、デザイン・寸法設計から始まる、まさにゼロからの製作によるオリジナル品。そのワイド幅に合わせるカタチでフロントリップスポイラーも製作するなど、既製品を取り付けただけではない匠の技術が詰まっている。この完成度の高さからすでに問い合わせも発生し、今後オリジナルパーツとしてキット販売も予定しているので注目したい。ホイールはレクサーニ・RENZO forged RC-109のF22×11J、R22×12Jで、リアは2度のキャンバー角。エアサスはユニバーサルエア×アキュエアのシステムとなる。
派手な仮装のなかに垣間見える高い製作技術。それがエクスカーズの凄さなのだ。
これまでオーバーフェンダーは、職人技の溶接加工によるワイド化を行なってきたが、今回はパーツ単体としてデザイン設計を行なって製作。40mmワイドとなり、ホイールのレクサーニ・RENZO FORGED RC-109のF22×11J、R22×12Jというメガサイズを飲み込む。このオーバーフェンダーに合わせる形状のフロントリップスポイラーも製作し、ボリューム感の中にスポーティさも演出。このオーバーフェンダーとスポイラーをセットにした販売も今後予定している。エアサスはユニバーサルエア、システムはアキュエアーVU4×e-level、タンクやブラケットは各種組み合わせて、配管はハードワイヤーとなる。
細かい部分だが、フロントの牽引フックもワンオフで製作。飾りではなく、実際にクルマを引っ張れる強度を持つ。
リアディフューザー、トランクスポイラー、リアウインドルーバーといった部分は社外品を装着。マフラーはエンド部分をワンオフで製作する。
チャージャーのスポーティさを、ボディカラーと新しいペイント手法で表現する
300Cにマグナムフェイスをスワップし 24インチを収める究極加工
エクスカーズはトータルでオーナーをサポートする。抜群のカスタムセンスは必見!
EXCARS
TEL:0867-34-1020
URL:http://excars-st.com
■写真:高原義卓
■文:相馬一丈