WORK STYLE × 2002 CHEVROLET ASTRO
アメ車と一緒にアメリカンライフを満喫 AMERICAN LIFE STYLE with AmericanVehicles 12
仕事でも使えて家族も喜ぶ自分なりのコンバージョン
家族が増えたことをキッカケに、仕事でも使えて家族もゆったり乗れるクルマとして選んだのがアストロ。見た目はアメリカを走る仕事クルマのアストロ仕様にして、内装はDIYで作り上げていくのが石塚さん流のアメ車ライフだ。
内装のプロだけにDIYはお安い御用!
石塚さんは家族が増えたこと、仕事でも使えるクルマとして、69プリムス・バリアントからアストに乗り換えた。アメリカで仕事で使われているような仕様を目指し、カーゴフェイスのパネルバンを探したものの、そんな珍しいモデルとは出会うことはなかった。そこで02年型のアストロディーラー車を購入し、運良く見つけたカーゴフェイスのアストロを部品取り車として車体ごと購入し、部品を移植。問題はパネルバンの「パネル」の部分。鉄板で埋めることも考えたが、ピットインアクツの阿久津社長に相談したところ「塗装でやってみるか」と提案される。「最初は塗装でそんなこと出来るのって半信半疑でしたけど、完成してビックリ。誰も塗装だと分からず満足です」と石塚さんは笑う。
外装は理想のカタチができ、今度はインテリアの改装に着手。仕事が内装工事をやっているため、工具類を満載にして移動することもあり、荷物を置くスペースは必須。さらに、遠距離移動での仮眠場所としても使いたい。そしてなにより、子供たちがノンビリできる空間も欲しい。そうして考え出し製作したのが、かさ上げしたフラットベット。中央のパネルを移動すればソファにもなる仕組みだ。たった数日で、図面もなしで作ったというから流石内装のプロ。実は数年前に、石塚さんが当時所有していたド派手な内装のバンデューラを取材したこともあるのだが、アストロは実用性を考慮した「自分なりのコンバージョン」だそうだ。まだまだ未完成で、さらなる構想が石塚さんにあるようだ。
ピットインアクツによるマル秘加工ペイントでパネルバン仕様に改良!
リアサイドガラスを塗装によりパネルバン仕様へと改良。特殊なパテを使用し段差もパネルバンらしさを演出。内側から見るとガラスなのが分かる。2列目の手前側のシートは、子供が乗り降りしやすいようにと、石塚さんがDIYしたシートレールにより、さらに後方へスライドできる仕様になっている。フロントのシートはディーラー車用を取り外し、少しでも2列目のレッグスペースを確保するため、背もたれが薄いタイプを移植している。
ノーマルのディーラー車を購入し、新たにカーゴバンアストロを部品取り車として購入し移植。マットブラックに塗装したUSバンパー、USミラー、サイドエアロレス、ワンオフマフラー、US純正鉄チンホイールを装着。まさにアメリカで走っていそうな仕事クルマだ。
仕事で使う工具類を積める、遠距離移動での仮眠室、子供たちの遊び場が、石塚さんが求めたアストロのリアスペース。その答えとして作ったのが、かさ上げしたフラットベット。下の空間には工具などを置け、ベットにすれば仮眠もできる。中央の板を外し横に立て掛ければ対面型のソファにもなる仕組みだ。ここで子供たちがDVDを見ながらノンビリするという。
T-Style 石塚匠さん
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アメ車らしさを現代に甦らせるオリジナルボディペイント GMCサバーバン
Thanks:PIT IN AKUTSU
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HP:http://www.pitin-akutsu.com/
Photo &Text:KAZUTAKE SOMA
アメ車マガジン 2021年 4月号掲載