_N6I2382

82 CUP

マッスルカーなら一度はやりたい全開走行、それサーキットなら問題なくできちゃうよ♪

サーキット走行と聞くと敷居が高く、誰もが躊躇してしまいがち。そんなイメージを払拭し「楽しくサーキットを走ろう」というテーマで始まった82(ハニー)カップも気付けば11回目。真夏の恒例イベントが2年ぶりに開催され、美浜サーキットにアメ車のサウンドが響き渡った!!

2年ぶりの82カップに30台のアメ車が集結!

愛知のハニー君こと岡本さんが「サーキット走行を手軽に始めたい」という気持ちで始まったこのイベント。82カップと聞くとレースのようなイメージがあるが、いわゆる走行会で、みんなで楽しく走るのが何よりのモットーだ。

2019年の開催から2年ぶりとなり、今回は56台が参加。そのうちアメ車は30台エントリーし、ナンバープレートを見ると中京エリアを中心に、東は関東、北は富山と幅広いエリアから「アメ車で走りたい!」というオーナーが多数集結していた。

_N6I2475

本誌でお馴染みの「クルマは走ってナンボ」を提唱する東海カーズは、代表の細井さんを筆頭にお客さんと一緒に参加。普通は1人1台か、あっても1台のクルマを2人で乗るダブルエントリーが一般的。だがとにかく走りたい細井さんは、1人で4台の車両を持ち込み、4つのクラスにエントリー。さながら「道場破りというかイベントクラッシャー」な様相を呈していたが、あのサビサビの68年型カマロがピカピカにレストアされたアメ車たちをゴボウ抜きする様子はある意味痛快!

ちなみにエアコンはOFFにして走るので、15分の走行枠は短かく思えて、実はドライバーにとってはかなり過酷。1本走ると脱水直前の状態となるが、インターバルがほとんどないまま4本合計60分走る細井さん、紛れもなく「クルマ馬鹿(最大限の褒め言葉です!)」と再認識した。

そんな細井さん、出走したクラスでトップタイムを叩き出し、グランドスラム達成かと思われたが、あと一歩のところでポルシェ911を駆るお客さんの浅野さんが見事に阻止し意地を見せた。

大人が本気になって遊ぶ。その姿を見た子供がやって見たいと思う。世代間でサーキットやクルマの面白さを伝えていくのが、82カップの目標と言えるだろう。

暑さと己と闘いながら最速タイムを目指す!

_N6I2556

今回の82カップをスポンサードしていたのは、愛知にある輸入車ディーラーのラダーインターナショナル。コンセプトカーのデロリアンを展示し、昼休みタイムにはデモランも披露。

_N6I2118

_N6I2228

_N6I2323

お客さんに走る楽しみを提案する東海カーズ。クルマを見て楽しむ人もいるだろうが、やっぱり走らせて欲しいという想いは強く、自ら率先してお客さんと走る細井さん。だが、82カップの当日、一番楽しんでいるのは細井さんで、2台のカマロ、パンテーラ、さらにはAE86まで出走。そりゃヘロヘロになるってもんです。

_N6I2506

今回初の試みとして、タイムアタックを新設。通常の走行枠では11〜12台の混走となり、思い通りのラインが取れないのが一般的。5分間で4周という縛りはあるが、そこで最速タイムにチャレンジに挑戦したいオーナーが参加。通常の走行枠にエントリーしなくても、こっちに挑戦してみたい人は多いのでは?

_N6I2377

最新型のカマロを猛追する細井さんのラットカマロ。もちろんぶつける気はまったくないのだが、バックミラーにこんなクルマが猛追してきたら「当てるんじゃね?(驚)」と思ってしまい、ラインをついつい譲ってしまうかも。実は細井さんがラットに乗るのは、それが狙いか?

_N6I2315

_N6I2394

_N6I2586

以前本誌でパンテーラのデモカーを紹介した、リスキービジネスのマスタング・マッハ1。5月末までリアはリーフスプリングだったが、今回の82カップに合わせてコイル化を敢行。最初の走行枠でタイヤがバーストしてしまい普通はここで諦めるものだが、周りのメンバーが協力しタイヤを手配。なんとか最終枠に再出走を果たす。何事も、諦めたらそこで終わりだということを実感したね。

_N6I2389_N6I2150_N6I2180

_N6I2138_N6I2174_N6I2415

_N6I2128

_N6I2292_N6I2491

_N6I2349_N6I2460_N6I2398


新旧のアメリカンマッスル&スポーツカーがモーターランド三河を激走!

新旧アメリカンマッスルが激走!本気のマッスルカーたちの宴『82 cup』


25TH JULY 2021
PLACE:愛知県・美浜サーキット


主催:82CUP
https://ameblo.jp/mcnv8/


THANKS:東海カーズ

TEL:0533-86-8890


PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜

アメ車マガジン 2021年 10月号掲載

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です