2008 FORD E-150

2008 FORD E-150

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スポーツモービルを参考にオーバーランドスタイルへ

ここに登場するE-150はバンモデルではなくパッセンジャーカー。しかしその使い勝手の良さや広い室内はバンと変わらず。またカスタムパーツの中にはパッセンジャーカー専用のものもあるなど、この選択も非常に魅力的なのである。

シンプルな内装ゆえにカスタムできる余地が多い

オーバーランドスタイルのランドローバー・ディスコ4から、2WDのフォード・E‐150へと乗り替えたのが2021年の始めだったという岩佐さん。このE‐150は、エコノラインのスポーツモービルを参考にカスタムしているとのこと。

2008 FORD E-150

「6インチアップの足回りなどは前オーナーの仕様のままですが、より無骨なオーバーランドスタイルを目指して、前後バンパーやルーフラック、サイドラダーなどはパーツを吟味して装着しました。今後はスポーツモービルのようにルーフトップテントの装着を検討中です。ラフロードでの走破性に関しては、2WDなのでやや不安でしたが、マッドテレーンタイヤを装着したおかげで、泥濘地でもかなりグリップしてくれます。加えて万が一のため、フロントにはウインチを装着しているので、誰にも迷惑を掛けることなくスタック状態から脱出できる手段を整えています。ただ普段は4駆乗りの方々と一緒にキャンプを楽しむのが常なので、スタックした場合はけん引してもらえる状況です(笑)。このクルマのカスタムでもっとも気に入っているのは、家具屋さんと一緒に製作して装着した、サイドドアのインナーボックス&テーブルです。キャンプ時の調理テーブルとしても活躍するこれは、ミリ単位の調整を繰り返しながらやっと装着できたものです。外装のカスタムももちろん楽しいのですが、内装は自分でできる部分も多いので、一度始めると外装よりも楽しいですね。シンプルな内装ゆえに、まだまだカスタムを楽しめる余地も多いので(笑)」。

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フロントバンパーは堅牢なスチール製のユージョイントを装着。これにRIGIDのフォグとWARNのVR12Sウインチをセットし、迫力あるスタイル得ながら、万全のスタック対策を実施している。

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ルーフトップテントの装着を考慮しているため、ルーフラックはフラットなユージョイト製をチョイス。そしてここへのアクセスは右サイドに装着されたアルミネスのサイドラダーからとなる。サイドシルの保護効果も高いサイドステップもアルミネスを選択している。

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サイドドアの内側には、家具屋さんと共同で製作したというインナーボックス&テーブルを設置。ドアを閉めた状態でベッドキットなど干渉しないように、ミリ単位の計測を行なって製作されたものだ。収納と同時に調理用テーブルとしても大活躍しているとのこと。

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室内は前オーナーが設置した広いベッドキットが備わる。キャンプ時は親子二人でここに就寝するのが常。E-150に乗り替えて以降、テントを設営する機会が減ったそうだ。テントの展開、収納、帰宅後のメンテなどがから解放され、時間的な余裕も得られている。

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ビルシュタインのダンパーを使用している足回りは、前オーナー譲りの6インチアップを実施。タイヤはTOYOのオープンカントリーM/Tで、フロントがLT285/70R16、リアがLT305/70R16というサイズ。ホイールはアメリカンレーシングで、これを背面にもセット。このスペアタイヤのスイングアームとペリカンのハードケースは、ユージョイントのリアバンパーのオプション品だ。

2008 FORD E-150

OWNER : IWASA Family


PHOTO:清野央
TEXT:マーク清原

アメ車マガジン 2021年 10月号掲載

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