1989 GMC VANDURA

1989 GMC VANDURA

Let’s Enjoy Van Life! AMERICAN VANS -いまこそVANに乗ろうじゃないか!!-

ロングフォークチョッパー乗りのクレイジーさんが惚れたVANDURA!

映画イージーライダーに魅せられて、ヒッピーなUSカルチャーとUSモーターサイクルシーンの虜となったCRAZYさん。’70sバニングスタイルのバンデューラは、そんな彼の生き様にシンデレラフィットするドンピシャなフルサイズバン!


アルコアホイールと定番スタイルだったバンデューラを大胆リメイク


ビビっと来た瞬間に即決がモットー!

スキンヘッドにサングラス、顎鬚と強面な印象のCRAZYさん。取材相手じゃなかったら、まず目も合あわさないレベルの危険人物なオーラが漂う彼。極太タイヤのケツ上がり、ルーフバイザー付きでヤレたダークシルバー系の塗装が危ない雰囲気を盛り立てる70年代バニングスタイルなバンデューラに乗って撮影現場に現れる様は、〝触るな!危険!!〟的な、港に積み上げられたスチール缶の雰囲気も相まって、危ない取り引きでも始まりそうだ。

1989 GMC VANDURA

実は彼、これまでも様々なアメ車ミーティングに存在感アリアリなインパクト抜群の超ロングフォークチョッパーに乗って現れる、巷じゃ有名なワル…いやお方で、関西近郊のアメ車乗りたちの中でも有名。2020年まではバイク一筋で長年愛用するバルカン800と、40歳の節目に手に入れた念願の69年型パンヘッドの2台を所有するロングフォークチョッパー界のドン…ではなくて、生粋のフリークである。

そんな彼が年始早々に行きつけのハンバーガーショップ「スターキーズ」にランチで訪れた際、偶然在庫車両の撮影でお店に乗りつけたバンデューラを見て、直感的に「ええやん♡」と一目惚れ。「ちょっと試乗してみます?」との誘いに乗った瞬間、「コレや!」と即決した。大胆なバニングスタイルは、ロングフォークチョッパーとの相性も良く、世界観もどことなくリンクしており、似合わないわけがない。いや、漆黒ボディのラグジュアリーなセダンやSUVに乗られちゃ、誰もより付かなくなる(笑)。

1989 GMC VANDURA

でもバンデューラならアメ車乗りたちもクルマをキッカケに距離を縮めやすいところが救いだ。年始に購入してから早速、天上のウッド×青い生地の張り替え作業に着手するなど、最近はもっぱらバンデューラのカスタム構想を妄想している時間が至福の時。バイクもクルマも普通じゃつまらない。CRAZYさんのクレイジーカスタムプロジェクトは、まだ序章に過ぎない!

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塗装がヤレてまるで地金が見えているかの様な雰囲気ながら、ダーク系のシルバーと同化して雰囲気アリアリのオリジナルペイント。とくにルーフとボンネットは劣化が激しいが、これも味として楽しむ。ビレットグリルもワイルド&クールで粋!

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リアゲートウィンドーはルーバーで武装し、片側4本、左右8本出しのサイドマフラー、そして極め付きはディープリムに285/70R15の極太タイヤ!フロントのホワイトレターに合わせてシルバータウンラジアルもホワイトレター化。

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全部ウッドで覆うと重い雰囲気になるからと、配分を絶妙にアレンジしてDIYで仕上げた天井貼り。シートはモデルイヤーの異なるオリジナルシートをブルーリバーから譲り受けて自分で設置。ネイビー基調の中にパープルが絶妙に融合しており、赤いオクタゴンのステアリングもパンチが効いてGood!

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7年ほど前からコツコツと仕上げてきたバルカン800。そして3年ほど前、40歳の節目にいつかは手に入れたいと思っていた69年型のパンヘッドを縁あって購入。イージーライダーが上映されていた当時に作られたサバイバーは一生モノの宝物。こんなの街中で乗りこなせるなんて、マジCRAZY!!

1989 GMC VANDURA

OWNER : CRAZY


THANKS:BLUE RIVER&STARKEY’S
TEL:0725-56-6400


PHOTO&TEXT:石井秋良

アメ車マガジン 2021年 10月号掲載

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