2006 HUMMER H2
ステルスグレー×ブラックの計算し尽くされたコントラスト
モノトーン基調のカラーコントラストに徹することで、鍛造の表情を存分に発揮する。ダークトーンの中に映えるボトムスの絶妙な輝きは、一通りカスタムライフを謳歌したオーナーの集大成!
センターキャップのロゴは、なんと手書きをデータ化!
京都在住の横山さんがカスタムに目覚めたのは19歳の頃。当時トレンドの最先端だったビップカーでチームに所属し、4年ほどカスタムのイロハを学んだのが始まりだ。その後、白いサバーバンに乗り始めたことをキッカケに今度はビップカーとはまったく異なるアメリカンカスタムカルチャーの虜になったと言う。
サバーバンではボディにマッチするホワイトリムのレクサーニを合わせて楽しんでいたが、やり尽くしたところで次なるベース車両を物色。あえて一世を風靡したH2で大人っぽいカスタムをしても面白いのでは? とマニアックなボディカラーに絞った。選んだのはステルスグレーだ。ちなみに2021年の1月に商談が始まり、3月に納車したばかりでわずか半年足らずにしてフルノーマルからここまでの進化を遂げた。グリルやバンパーを始めとする脱クローム化によって重厚感を増し、リフトアップ&オーバーフェンダーで理想のリムを履く準備を整えた後、その集大成としてカスタムの要となるホイールとしてオーダーしたのが覇王ホイールのハイフォージドだ。
タンドラに乗る共通の友人が既に愛用しており、紹介してもらったことがキッカケだったそうで、一番のこだわりは横山スタイルにちなんだ「YS」のロゴだ。既存の字体ではなく、直筆の手書きをデータ化して制作してもらったオンリーワンのセンターキャップによって、主張するカスタムのこだわりは、色とりどりの派手なカスタムとは一線を画す。大人の嗜み、身嗜みはまさに、足もとからと言えるだろう。
マットブラックにバルカンヘッドライト&フォグで合わせたフェイスは、HUMMERの文字をボディ同色でコーディネイトするなど、細部にまでこだわりが際立つ逸品。4本出しステンレスマフラーの音量も重厚感に溢れ、ダークトーンの組み合わせでクルマ全体の印象をハイセンスに纏めたH2。
22インチの12J、-44でオーダーメイドしたハイフォージドホイール。165.1の8穴は特殊ピッチだけに多車種流用が難しく、既製品でお気に入りのリムデザインがない場合はオーダーするという選択肢が最有力。タイヤはATTURO TRAIL BLADEのMTで37×13.50R22をセット。12Jあれば10歳の息子も椅子替わりに使える(笑)。
OWNER:横山さん
HAOU WHEELS
TEL:0995-73-8684
HP:http://www.haouwheels.com
PHOTO&TEXT:石井秋良