2011 DODGE CHARGER
大径リムと張り替えインテリアでバランス高めなドンクが完成!
スポーティでワイルドで、セクシー。しかも映画『ワイルド・スピード』シリーズでの露出も多いことから、チャージャーの人気は高まるばかりだ。だからこそ、自分だけのカスタマイズを施し、差を生み出す必要がある。ホイールと内装に特化した、この1台のように…。
エアサスとの相性からあえて24インチを履く
どこのブランドの、どんなデザインの、どのサイズのホイールを選ぶのか? これ、愛車をカスタマイズするにあたって、マジで頭を悩ます部分だ。なぜなら、この選択によってジャンル分けはもとより、オーナーのセンス、財力、価値観などまでが瞬間的に透けて見えてしまうからだ。
では、人生初となるアメリカンカーとして4代目LD型ダッジ・チャージャーを見染めた小泉さんは、何のホイールを選んだのか?
彼は迷うことなくフォージアート・デランドの24インチをご指名してきた。「いつでもどこでも目立ちたいって考えから、大径ホイールを履かせるドンクのスタイルが好きなんです。単純に目立つだけなら26インチを履かせるほうが効果的ですが、それだとエアサスで車高を落としたときの車体全体のバランスが整わない。なので、大径とバランスを考えて24インチを、ブランド力と鍛造3ピースの製品力、質感などからフォージアートを選びました」と、すべての面で一切妥協ナシ。いきなり最高峰のステータスをフィットさせる。
これだけのセンスを誇るオーナーが、インテリアをスルーし、純正マテリアルのままで満足できるワケもなく、ネイビーのレザーをメインに黒のスエード、ワインレッドのパイピング&ステッチを使い、前後シートやドアトリム、アームレストの張り替えまでも敢行。こうして内、外装のバランスが絶妙に整った、オシャレなドンクのチャージャーは完成の域に達したのであった。
24インチホイール+275/25-24タイヤのマッチングは、22インチを選ぶオーナーが多いチャージャーカスタマイズの世界で、かなり過激な印象をもたらす。エアロは付けず、外装のアレンジをシーケンシャルウインカー入り社外ヘッドライトへの交換にとどめ、足元&車高に視線を集中させる。
ドレスアップ系アメリカン鍛造ホイールの中で頂点に君臨するフォージアートの作品群の中から、5スポークを基本としたデランドを履きこなす。24×9.5/10.5のサイズは、エアサスで車高を落としたときのバランスから逆算したもの。これならフェンダー内を大幅に加工する必要もなく、ステアリングの全切りの問題ないのだ。
そしてエアサスのコンプレッサー、タンクなどは、キッカーのサブウーファーと共にトランクに設置した。
オーナーが車両を購入したエレガントデザインは、パーツの購入・販売、オーディオのインストール、内装の張り替えまでできる総合ショップ。レザーとスエードを巧みに組み合わせ、ステッチ、パイピング、ヘッドレストにフォージアートのロゴを入れるといった技までオーダー可能だ。エアサスのコントローラーを、センターコンソールにデザインして埋め込む技術力と感覚も完璧!
OWNER /小泉翔太郎さん
ELEGANT DESIGN
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写真/犬塚直樹
文/佐藤アキオ