2015 CHEVROLET CORVETTE Z06

2015 CHEVROLET CORVETTE Z06

過激に進化 -GET A THRILL- OUT OF AMERICAN SPORTS CAR

FR最後のコルベット、それに乗れる絶好の機会!

錆びないファイバーボディや独創的な横置き式のリーフスプリング。コルベットには様々な特徴が挙げられるが、FRの駆動方式もその1つ。現時点で最後のFRコルベットに乗りたいなら、C7がベストだ!


最後のアメリカンスポーツC7コルベットを堪能!希少な7速マニュアルでFR駆動!


走行距離はわずか1万kmまさに新車同然の個体!

2020年に現行型のC8へとバトンタッチしたコルベット。アメリカンスポーツの代名詞的存在に異論を唱える人はいないが、それまでのFRと決別しミッドシップレイアウトを採用。でも、やっぱりコルベットはFRでしょ! と言うファンも多く、そんな人にオススメしたいのがこのZ06だ。

のちにATモデルも追加されたが、2015年に登場した当初はこの車両のように7MTのみの設定。スタンダードモデルでも460psを誇るが、Z06にはスーパーチャージドされたLT4エンジンを搭載。

2015 CHEVROLET CORVETTE Z06

ボディもワイド化されており、650ps/650 lb‐ft(89.8kg‐m)という、とてつもないスペックが与えられ、そのスペックを存分に引き出せる専用装備が随所に施されている。

もちろんそのポテンシャルを、合法的にフルに発揮できるのはサーキットだけ。ラフなアクセルワークは厳禁だが、想像よりはクラッチは軽く、今時のスポーツカーらしく乗りやすくは作られている。

2015 CHEVROLET CORVETTE Z06

ちなみにこちらの車両は、三重で半世紀以上に渡りGMの認定サービスショップを営むバーニーズの在庫車両。走行距離は約1万kmで、やっと慣らしが終わったと言ってもいい個体。

コンディションも非常に良く「最後のFRコルベットに乗りたい!」と言う人に自信を持ってオススメできる車両だ。イエローのボディカラーも珍しく、少々気恥ずかしさはあるかもしれないが、せっかくコルベットに乗るのならやっぱり目立ってナンボでしょう!

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スタンダードモデルと排気量こそ同じ6.2ℓだが、Z06はスーパーチャージャー付きのLT4を搭載。ボンネットの裏側にある断熱材にもZ06のロゴが入り、特別感を演出。まさにFRコルベットの集大成と言えるだろう。

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前後フェンダーはワイド化され、フロントは285/30R19を、リアは335/25R20を装着。圧倒的なエンジンの力を余すことなく路面に伝えるには、このサイズが必要となる。各部のダクトもクーリング性能をアップしており、もちろん前後のブレーキはブレンボを標準装備。

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ステアリングやシートにはアルカンターラを採用し、走りだけでなく上質さも兼ね備える。素早い操作を妨げないよう、D型のステアリングを採用。ヘッドアップディスプレイも標準装備で、スピードの確認も最小限の視線移動で可能。ラゲッジスペースは深さこそないが思ったよりも大きく、必要にして十分な容量を確保している。


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PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜

アメ車マガジン 2021年 12月号掲載

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