1992 CHEVROLET CAPRICE

1992 CHEVROLET CAPRICE

セダン型ピックアップトラックといえばエルカミーノの特権だ。しかし、フルサイズセダンのシボレー・カプリスにもピックアップトラックが存在した。その名も「カプリーノ」。正確にはコーチビルダー製作のモデルだが、恐らく日本で現存する唯一のモデルがガレージジョーカーで販売中だ。

90年代当時は見られたが今ではこの一台のみ?

販売する車両が、とにかく個性的な千葉県のガレージジョーカー。普通のカーショップが売っていそうな車両は置かず、新設した展示場はバリエーションに富んだ車両がズラリと並ぶ。

1992 CHEVROLET CAPRICE

その中で、思わず二度見してしまうモデルが、正面から見ると第4世代のシボレー・カプリスにも関わらず、ピックアップトラックになっているモデルだ。セダン型ピックアップトラックといえば、エルカミーノの特権構造なはずだが、カプリスにもそんなタイプがあったのか。知らなかった…。

1992 CHEVROLET CAPRICE

それもそのはず、このカプリスは、コーチビルダーと呼ばれる架装業者がピックアップトラックへ架装したモデル。その名前も、エルカミーノをオマージュして「カプリーノ」と呼ぶらしい。実は90年代にアメリカで多く製作され、その姿は当時の日本でも時折見られたようだ。が、2021年となった現在、日本でこのカプリーノを見ることは皆無に等しい。

そんな希少なカプリーノを、ボディリメイクしてリフレッシュし、ゴム類も新品交換、ベッドライナーもリペイント。90年代を存分に意識してホイールはボイド17インチに変更しローダウン。ステアリングもレカラだ。リアテールレンズはコルベットタイプを採用し、社外エアロバンパー、マフラーも交換されている。インテリアはホワイトを基調に仕上げられ、トラックらしさを感じさせないモダンな雰囲気。

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1992 CHEVROLET CAPRICE

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アメリカのコーチビルダーが、ドア後方からエルカミーノ風のピックアップトラック仕様へ架装しカプリーノと呼ばれるカプリス。トノカバーは撮影のために取り外しているが、本来はヒンジで固定されている。ベッドライナーはリペイント済み。リアテールレンズがコルベットタイプなのも特徴的で、ボディサイドデザインもエルカミーノとは大きく違う部分だ。ホイールは90年代を意識してボイドの17インチを装着。

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インテリアはホワイトを基調に張り替えやペイントがされている。レカラステアリングに交換され、フロントシート後方にはウーハーなどのオーディオシステムが配置されている。


Garage Joker【ガレージジョーカー】

TEL:0479-25-7740
URL:https://www.garage-joker.com/

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写真&文/相馬一丈

アメ車マガジン 2022年 2月号掲載

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