2017 FORD MUSTANG
SEMAショー2021に、ユニバーサルエアとコラボレーションしてマスタングを出展した広島のジェットシティ。日本の最高峰カスタム技術を駆使して車両は製作され、本国でもメディア紹介されるなど大きな反響を呼んだ。そのマスタングが遂に凱旋帰国したので紹介しよう!
見た目だけではなくしっかり走るのもジェット流
1年の延期を受けたものの、満を持して2021年のSEMAショーで世界デビューとなったジェットシティのマスタング。
基本ボディパーツはLBワークスのコンプリートタイプだが、フロントリップは延長加工され、オーバーフェンダーもワイド幅を拡張しスムージング。メンテナンス性を考慮して分割できる仕組みにもなっている。グリルもワンオフで、フレア型の鉄板で立ち上げるGTウイングも当然ワンオフだ。アメリカでも大きな反響だったアート的な取り回しのマフラーは、日本最高峰の溶接加工を行なうRUIが手掛けた。
ボディペイントは、往年のアメリカンカスタムのクラシカルさを目指し、フレイムス&リアルフレアを取り入れた新旧ホットロッドスタイルがテーマとなる。最新の塗料や日本を代表するペインター技術を駆使することで、全く新しい奥深いボディペイントが誕生した。
マスタングはユニバーサルエアとのコラボレーションで、SEMAショー出展には完全着地が必須条件。既製品では不可能であるため、ユニバーサルエア・ソリューションをベースに専用オリジナルキットが製作され、サビーニ・CARPI・20インチを履いて圧巻の完全着地を実現。ロサンゼルス~ラスベガスを実走で移動するなど、しっかり走ることができる仕様にしたのも大きなポイントだ。
LBワークスのオーバーフェンダーをスムージングしワイド幅も拡張。メンテナンス性を考慮し、グリル側とセパレートする仕組みにも改良されている。ホイールはサビーニ・CARPIの20インチ(F20×10J・R20×12J)。トゥルースパイクラグナットを取りつけ、ブレーキはKRZで強化され、キャリパーはF8ポット・R6ポット、ローターはドリルドスリットローター。
既製品のエアサスでは完全着地は不可能。ユニバーサルエア・ソリューションシリーズをベースに改良され、完全着地できるオリジナルモデルを製作し、完全着地を実現。トランクに張り巡らされたエアパイピングも見どころだ。オーディオシステムはキッカーをインストール。バンパーからフレア型の鉄板で持ち上げるGTウイングは、カーボンと鉄板を組み合わせたワンオフ。中国人からは、このウイングが「龍」を連想させて大好評のようだ。SEMA ショー開催中、一番多くの質問にあったのがワンオフマフラー。ダミーではなくリアル排気の取り回しで、日本でも最高の溶接加工を行うRUIによって製作された。
90年代のアメリカンカスタムの代名詞であるフレイムス&リアルフレアを、現代に蘇らせるホットロッドスタイルがテーマとなるボディペイント。最新塗料を使い、日本を代表するペインターであるTMオートサービス・市場氏、エアブラシアーティスト・A-HAND氏によって芸術的なペイントが完成した。
外装のカラーコーデに合わせ、インテリアも張り替えやペイントによってリニューアル。
【ジェットシティ×ユニバーサルエアー】最強タッグで世界に挑む
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HP:http://carshop-jetcity.com
PHOTO:高原義卓
TEXT:相馬一丈