リフレッシュプロジェクト、シボレータホ

REFRESH PROJECT!! CHEVROLET TAHOE

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。しかも高速走行中だったため、これは早急に改善しなければ安心して取材に行くことができないぞ。

8月の後半からこれまで、毎週末はイベント取材で全国を駆けずり回っていた。もちろん平日にも別の取材を行なっていたわけで、その移動距離は相当なハズだが、今となってはどれだけ走ろうが距離は気にならない。それより調子が悪くならないことだけが心配。

そんななか、いつもと同じ様に取材に向かっていると異変が…。やけにハンドルがブレるなぁと思いつつもとりあえずは取材先へ。取材中も頭の片すみではこのことが気になって仕方がない。何だ、何だと駆け巡る。

ようやく取材も終わったところで、再び症状が現れるかを確認してみると、やはりブレている。だが、その症状が発生するのはブレーキを踏んでいる時だけ。ということはブレーキローターが怪しいってことで、早速チェックしてみた。


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ハンドルがブレる原因としては「タイヤのすり減りや偏摩耗」「ホイールバランスのズレ」「ブレーキローターの歪みや偏摩耗」などが考えられるわけで、原因を探るにはこれらを一つずつチェックしていくほかに策はない。まずはタイヤだが、確認してみても極端にすり減っていたり、偏摩耗している箇所は見当たらないので可能性は低い。

次にホイールバランスだが、通常走行中にハンドルがブレるということがないため、これも可能性は低い。そして最後に残ったブレーキローターだが、走行中といっても高速走行中にブレーキを踏んだ際に症状が顕著に発生するということは、まさしくコイツが原因。いわゆるジャダーと呼ばれる現象だ。

原因がハッキリとしたところで、ブレーキローターを取り外してみる。見た目には相当にヤレている感じが漂っているけれど、危険レベルに達するほどまでにはいっていない状態。さらに状態を確認するためパッドとの接地面を指でなぞってみると、明らかに段差というか凹凸ができている感触がある。これではジャダーが発生しても不思議ではない。

ジャダーを改善する策としては研磨するという方法もあるが…。ちなみにこのブレーキローターは6年前に交換し、ACデルコ製。ちなみにブレーキパッドの状態も確認してみる。こちらは約2年前に交換しており、減り具合もそれなり。まだ限界値までは達していない状態である。

というわけで、ブレーキローターを交換してしまおうと思った次第。もちろんこれに合わせてブレーキパッドも交換する。しかし、これまでと同じタイプでは面白くないってことでセレクトしたのが、アメリカのパフォーマンスブレーキ専門メーカー「POWER STOP」からラインナップされているドリルド&スロッテッドローターとカーボンセラミックブレーキパッドだ。

ブレーキローターは、放熱効果を高めるドリルド加工とブレーキダストを排出するスリット加工が施され、ブレーキパッドはトラック&SUV専用のZ36シリーズということで、制動力アップを大いに期待してしまう仕様。

これまで装着していたローターと新品のローターを見比べてみると、見た目の違いはもちろんとしても、あきらかにすり減って薄くなっているといった状態ではなかった。

新品のブレーキパッド&ローターの装着手順は取り外し工程を逆の手順で進めていくだけだ。これまではブレーキがロックするほどの体感を得たことはなかったのだが、新たに装着したブレーキパッド&ローターは違う!! ガッチリと鷲掴んで離さないといった感触だ。


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取材協力◆アイトーンカーズ
Tel : 048-920-6055
HP : http://aithon.jp


■Text & Photos|アメ車MAGAZINE

アメ車マガジン 2018年1月号掲載

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