[vc_row][vc_column][vc_custom_heading text=”SOUL OF MOPAR
HPP
2015 DODGE CHARGER SRT HELLCAT”][vc_column_text]700hpを超える桁外れのスペックで、全世界に衝撃を与えたダッジのモンスターグレード・SRTヘルキャット。これ以上望むことのない能力を持つが、さらに上を目指すのがチューナーの性。埼玉県のチューニングショップHPPがチャージャー・SRTヘルキャットのチューンに着手し、計測器を破壊するほどの馬力に引き上げた。その数値、まさかの900hpオーバー![/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_custom_heading text=”チューニングがアメ車に浸透してきた”][vc_column_text]チャレンジャーやマスタングといった車種が人気の日本のアメ車業界。これらスポーツモデルが多くなってきたことにより、大きく注目されてきたのがチューニングだ。吸排気系や点火系の交換、コンピューター書き換えなどは定番となり、日常走行で気持ちよく走るため、果ては最高速を引き上げるなど、オーナーの目的によってチューニングレベルやメニューは様々にある。チューニングと並行して、大口径ホイールのデメリットである重量の重さに注目し、20インチ程度でスポーツブランドのホイールを装着し走りに特化した仕様も増加傾向にある。埼玉県熊谷市にあるHPPも、多くのアメ車ユーザーが足を運ぶチューニングショップだ。これまでマスタング・エコブーストやチャレンジャーなどのチューニングモデルをアメマガでも取り上げ、大きな話題を呼んできた。そしてこの度、HPPがとんでもない化物を作り上げてしまった。ベースがチャージャー・SRTヘルキャット。オリジナルで700hpを超えるモンスターを、さらにチューンするという前代未聞の試み。その結果はいかに…。
[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_custom_heading text=”SRTヘルキャットだからこのチューニングに耐えられる”][vc_column_text]チャージャー・SRTヘルキャットのカタログ数値は707hpとなるが、ダイナパック計測器で実車測定すると、620~630hpという数値まで下がる。これはどの車種も同じで、実車計測するとカタログ値よりも落ちるのが一般的。今回はこの実測数値をもとにチューニングを行なった。チューニングメニューは、スーパーチャージャープーリーを直径が小さいタイプに交換しブーストアップ。その他はインジェクター変更、ブリスクレーシングプラグ、レーシングサーモスタット、AFEエアフィルター、排気系スペシャルチューン、ECU現車セッティングとなる。HPP代表の長池さんも今回のチューン内容は初めてと言うことで、数値がど れぐらい向上するかは不明だった。「750hp程度までは上がる」と予測していたようだが …。今回使用したダイナパックはおおよそ900hpまで測定が可能。それ がこのチャージャーをセットし測定を開始すると、全開にしていない一発目から測定限界を超えている「トルクオーバー」のエラー表示。何度も繰り返したが表示は同じ。つまり、最低でも900hpを超える数値を叩き出しているということだ。「まさかここまで上がるとは、自分でも驚きです。エンジンやミッションに負担のないレベルで調整しているので、これが限界値ではなく、やりようによってはまだ上があります。本当に恐ろしいクルマですねヘルキャットは」と、モンスターを作り上げた張本人が一番驚く。オリジナルから約300hpも向上した今回のチューニングメニューだが、パーツ代&工賃はウン百万円するかといえばそうではなく、90万円程度(現車の状態により変動)と、逆に低くて驚く。ちなみに、この数値(300馬力アップ)を過給器なしのNAモデルで行なおうとすると、エンジン内部や駆動系の強化まで含めて500万円は下らないという。SRTヘルキャットは、ブレーキやボディ剛性も強化されているので、能力を向上させても他の部分はオリジナルのままでも十分対応可能というメリットも有る。900hpを手に入れたチャージャー・SRTヘルキャット。まさに最強最速の4枚ドア。欧州スーパーカーとツーリングを楽しむオーナーさんは、アメリカに長年住んでいた経歴もあり、滞在中にアメリカのチューニング文化に刺激を受けた。だからこそ、SRTヘルキャットチューニングという、日本では考えられない試みを提案。そしてその要望に、しっかりと答えたHPP代表の長池さん。ただ、900hpを超えるのは想定以上だったが…。オーナーさんに許可をいただき助手席に乗らせてもらったが、スタート時からスピードメーターの上がりが尋常じゃなく進んで、まさに「G」を体感。それでいて安定した直進性を見せる。これがヘルキャットの隠されたポテンシャル。オーナーさんはこのクルマで全開に踏める、富士スピードウェイ等でのサーキット全開走行を楽しみにしているそうだ。
[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_custom_heading text=”約300hpの能力追加
最強最速のSRTヘルキャット誕生”][vc_column_text]スーパーチャージャープーリーを、チューニング用の直径が小さいタイプに交換しブーストアップ(プーリーは純正タイプ)。それに合わせてベルトも強化タイプへ変更。他にはインジェクターダイナミクスの1000ccインジェクター、ブリスクレーシングプ ラグ、レーシングサーモスタット、ECU現車セッティング、排気系スペシャルチューン、AFEエアフィルターなとが行なわれた。約900hpまで計測できるダイナパックがエラー表示したということで、数値的には確実に900hpを超えたということになる。
900hpを超えるチューニングを行なったが、外観は追加パーツもなくオリジナルから変更していない。オリジナルでブレーキも強化され、ホイールも軽量で、ボディ剛性も高いSRTヘルキャットならでは。今後はハイグリップタイヤに交換予定。
[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_custom_heading text=”HPP 注目のアイテム!!
DIABLO SPORT TRINITY 2″][vc_column_text]トリニティがスタイリッシュに進化!
ディアブロスポーツから、前モデルより薄型コンパクトになり画面もかなり見やすくなった、コンピュータ書き換えを行なえるチューニングデバイス・トリニティ2が発売された。これなら車内に置いても邪魔になら ず、メーターも見られて便利だ。 価格は7万円~。
[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]ショップの歴史こそ浅いが、HPP代表である長池氏はチューナーとして確かな技術と経験を備える。チューニングパーツに対する見識は膨大で、オーナーの目的や車種に合ったパーツを提案する。全国のチャレンジャーオーナーが足を運ぶなどチャレンジャー比率は高いが、オールジャンルの車種を受け付けている。
SHOP INFO
HPP 【High Performance with Precision】
●所在地/埼玉県熊谷市村岡1937-2
●TEL/048-577-7341 ●URL/https://www.hpp-jpn.com[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]写真/古閑章郎
文/相馬一丈[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2018年 5月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]