匠の融合 LUXZ × ROHAN コラボレーション

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匠の融合 LUXZ × ROHAN

本気で取り組んでいる者同士が引き寄せあうのは偶然ではなく必然

日本を代表するカスタムペインター井澤氏(ローハン)、チャレンジャーカスタムのトップリーダー島澤氏(ラグジ)が、遂にコラボレーション。日本のみならず、世界を舞台にすることも視野に入れ、チャレンジャー・ヘルキャットをベースにカスタムを行なうことになった。2020年初頭に開催される「東京オートサロン2020」での披露を目指し、プロジェクトがスタート。

ぶつかり合うのではなく新しい科学変化を起こす

2019年の東京オートサロンでグランプリを受賞したローハン。一方グランプリを狙いつつも、ローハンにその座を奪われて二位という悔しい結果となったラグジ。この結果だけを見ると、リベンジに熱を燃やしたラグジの、熾烈なグランプリ争いに発展しそうなものである。しかし、2020東京オートサロンでは、なんと両者がタッグを組んでグランプリに挑むという意外な展開に。

事の発端は、ラグジ代表の島澤氏の潔さから始まる。ローハン代表の井澤氏の、類まれなる秀才ぶりは既に承知だったが、2019年の東京オートサロンでまさかのインポート部門でバッティング。会場を練り歩き、ローハンへ挨拶に訪れた際にそのことに気づいた島澤氏は、悔しいけど負けると悟ったという。とは言っても、自分の造ったクルマに対しての絶対なる自信は揺るぎない。まだワイドボディがトレンドの一つとして確立される前から、ケンメリのワイドフェンダーをワンオフで取り付ける所から始まり、研究に研究を重ね、トライ&エラーを経て世に送り出した独自のワイドボディには確固たる自信がある。しかし芸術の粋に達するエングレービングやグラインダータトゥ、ゴーストペイントによる巧みな職人技とは競うステージが別物。今後もぶつかり合って競うのではなく「お互いがタッグを組むことで、新しい何か化学反応が起こるのでは?」と、来年の出展車両製作の塗装を依頼できないかと思案。

しかしお互いが尖った者同士。最初の対面ではどちらも大きな壁の様な物を感じたようで、会釈はするものの、すぐに目をそらしてしまう現状。それを見かねたのが大阪のメガキングドットコムの寺下氏。どちらとも公私ともに仲の良かったことで、両氏を誘い食事の場を設けた。そこでお互いの心の内を明かし、業界をさらに盛り上げたいという熱意が互いに共鳴し、今回のコラボが決定したのだ。

井澤氏が島澤氏に抱いた第一印象は、目つきが恐い人(笑)。しかし話を進めていく中で、カスタムに対する熱い思いに同調。実は3年くらい前から、ラグジの造るチャレンジャーを素直に格好良いと思っていたとか。お互いに、製作するクルマに対しての思い入れやコンセプト、カスタムの進め方に関しても通じるものが多く、オーナーの思いを汲み取って具現化させていく姿勢も共通する部分。

今回製作する車両も井澤氏、島澤氏が九州まで足を運び、ベースとなる19年型チャレンジャー・ヘルキャットのオーナーと食事をしながら他愛もない話で盛り上がり、技術とセンスで任せてもらえる様な、信頼と人間関係を築く所から始まっている。

ローハンのカスタムペイントは、正直に言うと敷居が高い。それなりにコストもかかる。しかも、オーナーから事細かに注文を言うのはナンセンス。それでも「ローハンの井澤氏」に依頼したいと願うオーナーが数多く存在している所こそ「匠か否か」の分かれ道。同じ様にラグジでショーカーを製作する際も、島澤氏から想定外のアレンジを提案され、オーナーが当初思い描いていたスタイルを超える仕上がりで納車されるサプライズ要素も満載。とは言っても、全くオーナーの好きにさせてもらえない頑固なビルダーではなく、オーナーの目指す方向性や思考を汲み取り、それに沿った形で経験値を積んだ匠達が、想像を超えるカタチへ仕立て上げるといったイメージだ。それが許されるには、それ相応の実力と信頼性が必要不可欠であり、二人がその域に達しているからこそ成せる仕事である。

では、SEMA SHOWを始め、国内外で評価される二人がタッグを組んで挑むプロジェクトは今後、どの様な展開を待ち受けているのだろうか。

既に井澤氏の中ではある程度プランが浮かんでいるとのことで、その全貌は本誌で今後、順を追ってリポートしていく予定だ。あえてひと言明かすとすれば、今まで見たこともない様なトリックを仕込んだ姿。井澤氏が持ちうる巧みなペイント技術と、島澤氏の生み出す官能的なワイドボディフォルムの超絶コラボと言ったところか。キーワードは情熱の赤!とだけ付け加えておこう。しかし、その全貌は取材した筆者はおろか、両社スタッフですら未だ知るよしもない。

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2019年の東京オートサロンインポート授賞式の一枚。笑顔を見せてはいるが、実は悔しかったと島澤氏は当時を振り返る。しかし、これがキッカケとなって今回の一大プロジェクトが始動。この時は、まさか一緒に車を製作することになるとは、お互いに思ってもみなかった。

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ヘルキャット独特のボンネット形状と、エッジカスタムズがもたらすフォルム造形美に対して、どの様なテクニックを表現していくかなど、入念に打ち合わせしていた両氏。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

世界が驚く芸術的ボディアート、究極を追求するペインター軍団ローハン

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ROHAN 井澤 孝彦氏
誰とでもコラボすることは決して無い。自分をもっと成長させてくれると確信した人としか手を組まないと語る、ローハン代表・井澤氏。島澤さんと初めて会った時は、正直目も合わせず会釈だけ。職人気質な自分とは真逆の人の印象だった。

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2018年のSEMAをはじめ2019年の東京オートサロンなど国内外で称賛の嵐となった井澤氏の超大作。自身の愛車であり専用のガレージを用意して保管する徹底ぶり。車の世界に重要文化財的な認定があれば、間違いなく認定されるレベルのインパラである。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

日本のチャレンジャーブームを牽引し、常に新しいアメ車文化を発信するラグジ

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LUXZ 島澤 典詳氏
新しいこと、面白いこと、格好良いことを追求し、チャレンジすることで新しい発見があると語る、ラグジ代表・島澤氏。格好良い! を追求するプロとして、
その一歩先を行く井澤氏を、素直に尊敬していた。

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ラグジのカスタムブランド「エッジカスタムズ」からは、チャレンジャー用カスタムスタイルであるMライン、Rラインをリリースしており、2019年のオートサロンで発表したのが、コンプリートモデル「チャレンジャーS」。大型スプリッター、ワイドフェンダーなどが装着するスタイリングだ。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]ROHAN
所在地:奈良県天理市櫟本町3520-1
TEL:0743-61-5755
HP:http://rohan-izawa.com

LUXZ
所在地:岐阜県岐阜市長森本町2-1-4
TEL:058-2593922
HP:https://luxz.jp[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]photo:浅井岳男
text:石井秋良[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2019年 12月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

JLルビコンショートの、3ピース・モジュラートップの脱着にチャレンジ

[vc_row][vc_column][vc_column_text]ジープラングラールビコン モジュラートップ

コウサカ、JLルビコン買ったってよ!北米仕様ラングラー成長記

Open-Air Motoring × Jeep WRANGLER RUBICON

フルオープンこそJeepの生き様だ

台風だ、秋の長雨だと、いまいちパッとしない天気が続いている。各地、災害にも見舞われ、いまだに苦労を強いられている方々にはお見舞い申し上げます。しかし、これからが1年で一番、いいシーズン。空気はカラっとして、空は澄み渡り。晴れ晴れした天気が続きやすい時季なのだ。となれば…そう“ オープンエアモータリング”しかないでしょ!

ジープだってオープンカー 風を切ってドライブしよう!

クルマの屋根を開けて楽しむ、オープンエアモータリング。言葉を聞くと、何やら欧州スポーツクーペに乗ったイケすかないオヤジとか、サングラスをオデコにかけたおネェさんを想像しがちだけど、そう、Jeepだって立派なオープンカーだ。

実際、北米市場では、幌仕様がスタンダードであり、かの「3ピース・モジュラーハードトップ」はオプションで選ぶ装備なのだ。もちろん、モジュラートップも比較的容易に脱着できるから、ハードトップ車でも「オープンカー」と呼ぶことはできる。しかし日本のラングラー・ユーザーは、どれだけの人が、このオープンカーとしての素性を活かし、オープンエアモータリングを楽しんでいるのだろう? アメ車マガジンとしては、ぜひ、この1年で一番、気持ちいい天気が続く季節に楽しんでもらいたいものだ、と願っているのだよ。

さて、そんなわけで今回は、JLルビコン・ショートの、3ピース・モジュラートップの脱着にチャレンジした。脱着にはちょっとしたコツも必要なので、それも紹介していこう。また日本のJLラングラーは、ほぼすべて5ドア・アンリミテッドだろうが、基本的な脱着方法は3ドアも変わりない。ただ、リヤセクションのトップは、3ドアは2人でなんとか持ち上げられるが、5ドアのは難しいかも。重量的には、3ドアは40kg弱といったところ。5ドアについては、外したことがないので不明だが、もっと重いだろう。

で、脱着作業は意外と簡単だった。今度はドア外して、フロントウィンドーを倒そっかなぁ。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

モジュラートップスタイル

ジープラングラールビコン

ジープラングラールビコン

通常のモジュラートップを装着した状態。本国(北米)仕様は幌が標準で、ハードトップはオプションだ。私も最初、幌をオーダーしていたが、為替レートの有利なカナダから輸入したので、幌仕様は見つからなかった。そう、寒い国だから幌車はほとんどないのだ。

HOW TO OPEN-STYLE〈FRONT SECTION〉

まずはフロントの左右2枚のトップを外す。はじめに運転席(左)側を。前側の留め金式フックを外す。

 

次に前側、センター部に近いところにある固定レバーを外す。前側はこの2カ所で留められている。

次に後側の固定レバーを外す。後側も2カ所が留められているので、もう片側の固定レバーを外す。

1枚につき前側2カ所の留め具を外せば、もうそれだけでOK。ゆっくり持ち上げるとトップを外すことができる。助手席側(右側)のトップも同じ要領で外していく。

外したフロントの2枚のトップは、専用の収納のバッグに収めておける。このバッグは後席の後ろに引っかけるように、ラゲッジにしまえるが、私は後席を外しているので…とりあえず置いておくことにします。

フロントの2枚のトップだけを外した状態。これだけでも風が気持ちよく、オープンエアなドライブは盛り上がるが、外から見えるスタイルがちょっとカッコよろしくない。どうせならリヤも外してJeepらしくイキたいのだ。

トップ脱着の必須アイテム

ハードトップを外すには、T50サイズのトルクス(星形のねじ回し)が必要。ホントはクルマに標準装備のはずだが、コウサカの愛車はどこにも見つからなかった…。まぁ、TJラングラーに乗ってたから、以前から所有はしていたが。

その代わり、愛車にはちゃんと標準で備えられていたのがモジュラートップのフロントセクションをしまっておくための「専用バッグ」だ。フロントの左右トップは工具不要で脱着できるので、脱着頻度は高まるはずだ。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

フルオープンスタイル

ジープラングラールビコン オープントップ

ジープラングラールビコン オープントップ

これ以上のカッコよさはない! ショートのJeepのフルオープンスタイル! ちなみにJKよりだいぶ軽くなっているとはいえ、トップの重量は40kg弱といったところ。私のJLは30kg弱ほどのリヤシートも外してしまっているので、約70kgあまりの軽量化だ。

HOW TO OPEN-STYLE〈REAR SECTION〉

フロント2枚のトップを開けたら、今度はリヤ。ここは屋根、左右クォーターウィンドー、リヤウィンドーが一体に。ボディには計8個のボルトで留まっている。

まずはクォーターウィンドー下のボルトを外す。左右に3個ずつ、計6個ある。ボルトの頭はT50サイズのトルクスがフィット。

トップの前端は、ボディBピラー付近でボルトで留まっているので、これも外す。ここもT50のトルクスで。ラチェットがあると便利。

トップの左後端にはリヤウィンドー用ワイパーとリヤウィンドーヒーターのための配線をつなぐソケットが。外したら、ボディ側にそれ用のステイが用意されているので、そこにセット。

ボルトをすべて外し、配線の処理をしたら、いよいよトップを外す。オトナ2人で、両はじを持ち上げて。ガラスハッチは開けておいて、スペアタイヤをパスできるようにしておこう。

ちなみにトップを留めておいたボルトは、リヤラゲッジのフロア、カバー裏にちゃんとしまっておくとこがある。アメ車とは思えない気遣い。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

リヤの軽量化により、オフロードでの機動力が向上

さて、オープントップにしてうれしいのは、カッコよく乗れることだけじゃない。もちろん街を流しても目立つし、私の第二の地元である西湘バイパスあたりを走れば、隣の美しく、ちょっとエロい彼女のロングヘアもなびく。しかしそれ以上に、「走り」そのものが変わってくるのだ。

てなわけで、ここはアメマガ流に、真面目にオフロードを走ってみると、おお、トラクションのバランスが全然違う! とくにガレ場の登り。後ろが軽くなったので前にグリップがかかりやすく、スルスルと登ってしまう! コーナーでの身のこなしも、かつてのMB/GPW以来の機敏さだ。

やっぱりJeep、ドン臭くなっちゃダメだぜ。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

GEOLANDAR M/T G003

オンで苦のないG003、オフの頼もしさで本領発揮!

ジープラングラールビコン オープントップ

せっかくオフロードにやって来たのだから、先月試せなかったシチュエーション…そう、新たに装着したタイヤ「ジオランダーM/T G003」の、マッドやガレ場のモーグルなどでのパフォーマンスを確認しておこう。

装着サイズは35×12.50R17LT、エア圧は純正指定は2.5㎏だが、LTの10PRタイヤということで、普段は2.8kgくらいにしている。オフロードを走る際は、2kgくらいにしてやると良さそうだが、今回はエアを落とすのも、後で入れるのも面倒なので、そのまま走ってみる。そのパフォーマンスは、すごく頼りになる!尖った石が転がるような路面をガンガン走っても問題ないし、むしろ乗り心地は良好。FOXダンパーのおかげもあるが、強い突き上げを足回りとタイヤで抑え込んでくれている。

モーグルの登りなどは、先述したとおり、前後の重量バランスがよくなって、とくにフロントから引っ張り上げていくようなトラクションの強さを感じる。深い穴がある登りも、大径タイヤのよさで、まったく平らな路面のように登り切ってしまう!そして深い深いマッド。深みにはまってもハンドルを切るとちゃんと向きを変えるし、グリップを失う気配がない。もっと深い場所は太いタイヤならではのフローティング効果とアクセルワークで対応すれば、なんとかなるかな?

ただ、オープントップ状態で泥をカキ上げてしまうのはよしておきましょう。車内が泥だらけ…。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

オープントップでジオランダーM/T G003を試す

ジープラングラールビコン オープントップ

前回、JLルビコン装着を報告したヨコハマ「ジオランダーM/T G003」。その時は岩場を走ってみたものの、肝心の“ 泥” は走れずじまいだった。今回は、深めの泥を見つけて、いざ突進! タイヤのサイドウォールが埋まっても、安定したグリップと舵の効きが確認できた。

ジープラングラールビコン オープントップ

ガレ場のような荒れた路面も、サスストロークの長いルビコン × FOXの足と、G003の路面に食い込むようなグリップで、まったく平らな道のように走破。

ジープラングラールビコン オープントップ

高価な車両がこんなに…。いやいや、こんな乗り方をするためのクルマなのだ。洗えばいいこと、でしょ。こんな姿もイカしてるし。

オープンのマッド走行は、車内にも泥が…。ルビコン用の撥水シートはクリーニングも楽!ルビコンを高級車扱いして革シートを標準装備にしている日本仕様は、フリーダムマシンとしてはちょっと違うと思う。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]問い合わせ先/横浜ゴム株式会社
フリーダイヤル:0120-667-520
受付時間(平日)*祝日を除く:9:30 ~12:00 /14:00 ~17:00
URL:https://www.y-yokohama.com[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Photo:佐久間清人
Text:高坂義信[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2020年 1月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

もっとも人気の高いセダンピックアップのエルカミーノ、スタイルよし走りよしのワルな優等生

[vc_row][vc_column][vc_column_text]1968 Chevrolet Elcamino、1968 シボレー エルカミーノ

1968 Chevrolet Elcamino

The Golden Age 60’s-70’s
黄金期のモデルたち

GMマッスルきっての人気モデル、シェベルの魅力を兼ね備えたピックアップとしてオールマイティに楽しめるエルカミーノ。中でも3rd初期(68~69年型)は、ルックス、ポテンシャル共に頂点的な存在。

精悍なマスクのサード初期のエルカミーノ

セダンをベースにしたピックアップであるセダンピックアップは、1957年にフォードがリリースしたランチェロのヒットによってポピュラーな存在になった。オーストラリア発祥ではあるが、トラック大国のアメリカでも当然のように人気を獲得し、シボレーも59年にエルカミーノをデビューさせた。最終型となった87年までのラインナップの中で、ベース車種は、先代はベルエアインパラによるフルサイズだったが、セカンド以降は、主流のインターミディがベースとなった。

それぞれの世代ごとに魅力があるが、ベースとなったシェベルがそうであったように、マッスルジェネレーション真っ只中のサード初期(68~69年型)は、ルックスの良さと、ポテンシャルの高さで、歴代モデルの中でも、最も人気が集中している。シェベルのボディーは、ハッチスタイルで生まれ変わり、次世代へとリニューアルされた感じ。それに伴いエルカミーノも、Bピラーにボリュームがついて、前傾フォルムの精悍なマスクに見合うスライリッシュなフォルムとなる。そして、シェベル同様に、ハイパフォーマンス仕様のビッグブロック396によるSSパッケージもラインナップ。

1968 Chevrolet Elcamino、1968 シボレー エルカミーノ

1968 Chevrolet Elcamino、1968 シボレー エルカミーノ

この個体は、SS396のオリジナルとしての魅力を確保しながら、点火システムやエアコンをアップグレードすることで、日常使用にも難なく対応する。ベンチシート&コラムによる3人乗車&ピックアップトラックとしての利便性と、マッスルカーとしてのポテンシャルを1台で味わえる万能な存在でありながら、扱いや維持の面でフレンドリーなのも大きな魅力なのだ。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]1968 Chevrolet Elcamino、1968 シボレー エルカミーノ

グリル&ガーニッシュをマッドブラックにすることで、クリーンなブラックボディとクロームパーツとのコントラストが際立っている。ライトベゼルやモールディング類の全てが美しい状態とあって、全体的にスッキリとした印象。

350hpを発揮するハイパフォーマンスな396ciにTH400(3速AT) の組み合わせ。スタンダードなTH350に対して、エンジンがハイパーフォーマンスなうえ、ピックアップトラックとして、また牽引車として使用する上でも対応する強化タイプ。

ホイールは、オリジナルに則ったマグナムタイプ。装着タイヤは、往年の雰囲気にマッチするホワイトレター、クーパーコブラ(F:235/60R15、R:255/60R15)。往年のマッスルカーでは最もポピュラーなスタイル。

1968 Chevrolet Elcamino、1968 シボレー エルカミーノ

基本的にオリジナルの状態を保持しながらも、ステアリング、追加メーター、社外エアコンによるコントロールパネルがアレンジされている。ベンチシート&コラムシフトが往年のアメ車らしさが味わえ、大人3人が乗車可能。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Special Thanks ◆ Auto Raid
TEL:0766-52-8830
HP:http://www.auto-raid.com/[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Photo ◆ Hiroshi Nose
Text ◆ Hideki Ishibashi[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2019年 12月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

71年型はビッグブロックが搭載された最後のエルカミーノ

[vc_row][vc_column][vc_column_text]1971 Chevrolet Elcamino、1971 シボレー エルカミーノ

1971 Chevrolet Elcamino

The Golden Age 60’s-70’s
黄金期のモデルたち

マッスルならではのルックスと性能を持ち合わせた小粋なセダンピック

エミッションコントロールや低オクタン価の無鉛ガソリンの義務付けによって、パフォーマンスが低下しながらも、マッスル最終世代として人気の3rd後期(71~72年型)。

ピックアップトラックでありながら、ベースモデルであるシェベルの乗用車としての魅力を兼ね備えるエルカミーノは、本国アメリカはもとより、複数台を所有するのが厳しい国内の都心での人気も高い。近年ではハーレー・オーナーなど、バイクを基軸にホビーを楽しむ人の愛機としても人気が高まっている。そこでは利便性や扱いやすさを重要視するケースが主流なため、最終型が人気だ。

旧車を求めて、マッスルとしての魅力も味わいたい人には、68~70年型が人気となっている。それに対して71年型は、エンジンパワーが低下することでマッスルとしては不利な状態。それまでの4灯式の精悍なマスクに対して、2灯式となったマスクは、マイルドで友好的なデザインにイメージチェンジしているため、賛否が割れる。

そのため、シェベルを含めて国内ではマイナーな存在だったが、ビンテージカー全般の人気高騰にともなって、国内でも目にする機会が増えている。そこでは比較的使用感のあるラフな状態が目立つが、この個体のように、マッスルカーとしてのキャラクターをアピールするSS仕様こそ、最大限の魅力に溢れている。ボディは68年から引き継がれているが、歴代エルカーミーノにおいては初めて2灯式ヘッドライトの採用となった。

1971 Chevrolet Elcamino、1971 シボレー エルカミーノ

エンジンのパワーが低下傾向にあるが、最大級のビッグブロック、454ciが設定された最後のモデルイヤーとしても、ポイントが高い。真っ赤なボディにブラックのSSストライプをまとい、足元はマグナムホイールという出で立ちは、シェビーマッスルを象徴する文句なしのカッコこ良さを誇っている。

SSストライプやマグナムホイールなど、往年のシェビーマッスルを象徴する硬派な出で立ちと、フレンドリーなマスクによるギャップ萌え的な魅力を感じる。シェベルでは三角窓が68年まで、エルカミーノでは72年型まで採用されていた。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]71繧ィ繝ォ繧ォ繝・0S7A0204_00001

350ciエンジン&TH350(3速AT) による最もポピュラーな仕様。キャブレターはエーデルブロック、点火系はMSDでアップグレード。バルブカバー&エアークリーナーのアレンジ以外は、エアコンも含めてオリジナル状態をキープする。

1971 Chevrolet Elcamino、1971 シボレー エルカミーノ

オリジナル採用の15インチ・マグナムホイールに、ホワイトレタータイヤ( クーパーコブラ、F:235/60R15、R:255/60R15) を組み合わせた王道のスタイル。ボディのシャープさが際立つバランスの良さは、15インチならではと言えるだろう。

1971 Chevrolet Elcamino、1971 シボレー エルカミーノ

内張りはストックをキープしながらも、メータークラスターに社外品を採用し、メーターはAutoMeter社のマッスルタイプを6連装としている。コラムシフト&ベンチシートによる3人乗車。ステアリングは小径な4本スポークにアレンジ。ホーンボタンはSS。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Special Thanks ◆ Auto Raid
TEL:0766-52-8830
HP:http://www.auto-raid.com/[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Photo ◆ Hiroshi Nose
Text ◆ Hideki Ishibashi[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2019年 12月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

存在感としては控えめながら、血統の良さでアメリカでは人気のダート

[vc_row][vc_column][vc_column_text]1967 Dodge Dart、1967 ダッジダート

1967 Dodge Dart

The Golden Age 60’s-70’s
黄金期のモデルたち

コンパクトなボディに426HEMIを搭載したスーパーストック専用車は、現代でもクラス最強としてアイコン的な存在。そんな血統の良いダートのスタンダードな魅力を味わえる、オリジナルコンディションの希少な個体。

実車を見ないと分かりにくいMoparらしい魅力を持つ

往年のマッスルカーにおいて、様々な面でモパーマッスルは象徴的な存在だ。劇中車を通し広く一般的に知られるようになったが、レースにおける活躍によって証明されたポテンシャルの高さこそが、マッスカーとしての実力。ドラッグレースが浸透していない日本ではピンとこないが、ドラッグレースにおける市販車両クラス最強モデルとして、ダッジ・ダートは揺るぎない存在。

市販車両とはいえ、実際に参戦できる特別仕様のHEMI搭載車は、数十台しか出荷されていないため、国内ではその存在すらあまり知られていない。しかも、それ以外では、コンパクトのAボディ車であるダートには、基本的にビッグブロックの設定がないため、こと日本では一部のマニアックなファンにしか支持されていない。そんなマニアックな存在であることもまた、ダートのキャラクターらしいのだ。

59年デビュー時はフルサイズ、62年1年のみのセカンドではインターミディとしてスーパーストック参戦もあるが、時代的にも最もスーパーストックが盛んだった67年からのフォースこそが、ダートの魅力が凝縮されている。一見すると武骨で地味な箱型車ながら、激しくラウンドするリアガラスや、マスク&テール周辺の複雑なデザインなど、実車を見ないと分からないディテールにMoparならではのこだわりが詰まっている。

1967 Dodge Dart、1967 ダッジダート

1967 Dodge Dart、1967 ダッジダート

内外装ともに、限りなくオリジナルの状態を保持した、いわゆるサバイバー的な個体。ホイールキャップ&リボンタイヤを履く控えめな部分と、GTをアピールするバンブルビーストライプとのミスマッチ感も含め、ダートらしい魅力がステキなのだ。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]1967 Dodge Dart、1967 ダッジダート

1967 Dodge Dart、1967 ダッジダート

1967 Dodge Dart、1967 ダッジダート

ハイパフォーマンスかつリッチなGTには、リアガーニッシュやモールディングが標準で装備される。モールの先端部は、ウィンカーのインジケーターを兼ねた凝ったデザイン。バンブルビーストライプの色調が、内装色やオフホワイトのボディーとマッチして魅力大。

最も多い4ドア車などのスタンダードでは、170ciの“スラント6”が主流で、V8のベーシックは318登場前の273ci。この個体はキャブレターをエーデルブロック製にアレンジした4バレル仕様。トランスミッションは3速ATの“ トルクフライト”。

いかにもなリボンタイヤは、そのサイズっぷりからも時代性が感じられる(F:185/80R13、R:195/80R13)。13インチは現在では考えられないが、コンパクトなダードがシャープに映える意味でも、理にかなっている。

1967 Dodge Dart、1967 ダッジダート

 

ステアリングは入手時より装着されている唯一の社外品なだけに、ストック品を探しているが、内装色と同色のタイプで黒以外は入手困難。オプションカラーはセンターコンソール、シートベルトも含めて統一され、特有の一体感がある。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Special Thanks ◆ Auto Raid
TEL:0766-52-8830
HP:http://www.auto-raid.com/[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Photo ◆ Hiroshi Nose
Text ◆ Hideki Ishibashi[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2019年 12月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

amZ 2020 ステージ出演者|アメマガミーティングZ in フェスティバルウォーク蘇我

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アメ車マガジンミーティングZ 2020は終了しました。
ご来場頂いた皆様ありがとうございました。

アメ車マガジンミーティングZ 2020の様子はこちらから

5回目のアメ車マガジン祭りは、コロナ禍で開催も危ぶまれたが移動自粛も解禁され無事開催!!

アメマガジンミーティングZ 2020の会場に集まってくれた出展ブース

理想のスタイルと走りを 実現したオンリーワン!【amZ2020 AWARD 1st PRIZE 2015 FORD MUSTANG】

amZ 2020に集まったユーザーエントリーカーを一気見せ その①

amZ 2020に集まったユーザーエントリーカーを一気見せ その②

amZ 2020に集まったユーザーエントリーカーを一気見せ その③

amZ 2020に集まったユーザーエントリーカーを一気見せ その④


[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_single_image image=”30557″ img_size=”full”][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_custom_heading text=”ステージ出演者情報!”][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

1599716092784

『C-STYLE』

木更津発ヤンキー系アイドルユニット

HP:http://www.c-style4649.com/[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_separator][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]ビリー諸川

ビリー諸川

ロカビリー一筋40年!ロカビリーの伝承者!

HP:https://ameblo.jp/billy/[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_separator][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]カーニバルカーニバル

『カーニバルカーニバル』

オーバーオールがトレードマークのガールズバンド「カーニバル・カーニバル」。

HP:https://carnivalcarnival.themedia.jp/[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_separator][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]IMG_5089

『Shabadaba(シャバダバ)』

本物のRock’n Roll!!地元千葉でも大人気![/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_separator][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]パフォーマーもも

パフォーマーもも

驚異の顎パフォーマンス!?大道芸ステージ!

HP:http://chanmomo.jp/[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

乗りやすさと「刺激」を併せ持つ「筋肉車」ファイアーバード・トランザムとコロネット

[vc_row][vc_column][vc_column_text]1979 Pontiac Firebird Trans Am、1979 ポンティアック ファイアーバード トランザム

1979 Pontiac Firebird Trans Am

1969 Dodge Coronet SuperBee、1969 ダッジ コロネット スーパービー

1969 Dodge Coronet SuperBee

The Golden Age 60’s-70’s
黄金期のモデルたち

「ウチ、アメ車屋さんじゃないんですけどぉ?」と語るのは、東海カーズの細井さん。そんなこと言いつつも、バリ物のビンテージマッスルの在庫量を見れば、間違いなく日本のトップクラス。そのバリエーションも実に豊富で、今回も本誌未登場の車両を紹介しよう。

ビンテージマッスルの特集となれば、紹介しない訳にはいかない程豊富なストックを持つ「東海カーズ」。代表の細井さんは68カマロをこよなく愛するにも関わらず、編集部からのリクエストは「シボレー以外の車種で!」と、喧嘩上等なオーダー。そんな無茶振りにも嫌な顔を見せず用意してくれたのが、このラットスタイルのファイヤーバード・トランザムと、コロネットのスーパービーだ。

ビンテージマッスルは誰しもが一度は乗ってみたいと憧れるだろう。でも多くの人は「乗りづらい」とか「壊れたら大変」とかネガティブなイメージを持っているのではないだろうか? かく言う筆者もカーズの在庫車のステアリングを握るまではそう思っていた。

まずは撮影場所までファイヤーバードを走らせるが、半世紀近く前のクルマなのにビックリするぐらい乗り易い。ステアリングの遊びも皆無で、サイド出しマフラーは加速時にV8サウンドを轟かせるので身体中のアドレナリンを沸き立たせてくれる。ちなみにこの個体は売約済みで、次は女性がオーナーになるとのこと。ただでさえ近寄りがたいオーラを醸し出しているので、変な虫が近寄らなくて良いかもしれない。

対するコロネット。ホットバージョンのスーパービーなのだが、軽くアクセルを踏んだだけでは人畜無害でオッサンの休日のクルマ的な雰囲気は否定できない。ところが、アクセルをハーフ以上に踏み込むと、キャラが豹変! ミツバチだと思っていたら、実はスズメバチだった! と思うほど鋭い加速を見せ、やっぱりマッスルカーなんだなと再確認。制動性能も高く安心して走れるのだが、唯一の難点は、おとなしい雰囲気のためか、クルマに興味がないくせにオジサマ達が群がって仕方ないこと。ドライブに出かけて質問ぜめにあっても耐えられる強い心の持ち主ならバリ物のクルマをオススメするが、それが面倒なら、そこそこヤレた個体の方が良いかもしれない。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]1979 Pontiac Firebird Trans Am

1979 Pontiac Firebird Trans Am、1979 ポンティアック ファイアーバード トランザム

第二世代最終型となる、通称ロボット(ビッグマスクとも言われる)と呼ばれる1979年型のファイヤーバード。見ての通り外観は年式相応にヤレてはいるが、本文で述べたとおり、ステアリングのスタビリティは現代車と同水準。加速時の独特のサウンドは中毒性を持っており、自然とアクセルを踏み込みたくなってしまう。まさに東海カーズの謳い文句「クルマは走ってナンボ!」を体現した1 台だと言えるだろう。

1979 Pontiac Firebird Trans Am、1979 ポンティアック ファイアーバード トランザム

1979 Pontiac Firebird Trans Am、1979 ポンティアック ファイアーバード トランザム

こんな見た目だけど、エアコンはビンビンに効くし、パワーウインド-もしっかり開閉します。まぁ、見た目で判断するんじゃねぇよ! と言いたいけれど、駐車場に止めていても密売人みたいにしか見えないから、社交辞令的なトークに付き合わされる事もない(笑)。

1969 Dodge Coronet SuperBee

1969 Dodge Coronet SuperBee、1969 ダッジ コロネット スーパービー

インパクト絶大なファイヤーバードと比べると、例え1969年型スーパービーであっても大衆車的な雰囲気は拭えない。実際、非常にスムーズに走り出すしサウンドも別にうるさくもない。ものすごく大きいわけではないインターミディなので取り回しも良いし…と言うのが正直な第一印象。でもね、アクセルを踏むとやっぱりマッスルなんだよね。怒涛の勢いで加速するし、アオられてもこれなら逃げれちゃうかもね。

1969 Dodge Coronet SuperBee、1969 ダッジ コロネット スーパービー

ポイントは、やっぱり圧倒的な加速を見せる383ciのV8エンジン。特別なパーツは追加していないが、キチンと整備を施す事で安心して走れるクルマになっている。新車同然の内装も素敵だが、面倒なオジサマたちの口撃に会うのは避けられないだろうね。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Special Thanks ◆ Tokai Cars
TEL:0533-86-8890[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Photo ◆ Takeo Asai
Text ◆ Ryo Sorano[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2019年 12月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

「スティングレイ」らしさに溢れた、もっとも美しいコルベット

[vc_row][vc_column][vc_column_text]1969 Chevrolet Corvette、1969 シボレー コルベット スティングレイ

1969 Chevrolet Corvette

The Golden Age 60’s-70’s
黄金期のモデルたち

歴代コルベットの中でも、最も疾走感に溢れるシャープなフォルムが魅力のC3アイアン・コンバーチブル。オーナーはスティングレイのネーミングが復活した69年型にこだわって入手。

グラマラスなボディシルエットが魅力的なC3

アメリカを代表するスポーツモデルとして8世代目に突入し、ミッドシップへと進化を遂げたコルベット。性能を追求すれば、最新が優れているとはいえ、アイアンバンパー世代最終のサード初期は、コンセプトモデルである「マコシャークⅡ」の激しくシャープなスタイリングを受け継いで、最もスティングレイらしさに溢れて魅力的。C2がエイをモチーフにしていたのに対し、C3初期はより凶暴なシャークを連想させるスタイリングが特徴的。モデルチェンジを受けて第3世代となった68年型の時点では、「Stingray」のネーミングは外されていたが、69年型では「Stingray」の表記に変更した上で復活している。

クーペが初めてラインナップに加わったC2のクーペは、エイを連想させるボーテテールが特徴的だったのに対し、C3ではほぼ垂直のリアガラスによるダックテールとなり、Tトップも加わった。当時のスポーツカーのトレンドが反映された魅力的なデザインだが、コンバーチブルのオープン時こそ、コークボトルラインによるグラマラスなボディシルエットの美しさが強調される。

この個体のオーナーは、コンバーチブルが好みで、これまでにも様々なコンバーチブルを乗り継いでいる。このスティングレイも、コンバーチブルありきのチョイス。アイアンを求めるうえで、フロントフェンダー後部のスリットが縦型4連装であることと、「スティングレイ」のネーミングを条件と認め、69年型に限定された。ドライブするときも、ガレージに駐車時も、オープン状態がデフォルトなのだそうである。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]1969 Chevrolet Corvette、1969 シボレー コルベット スティングレイ

ポップオフ式のドアハンドルや、格納式ワイパーなど、特有のディテールによって、グラマラスなコークボトルラインの美しさが際立つC3コルベット。サイドマフラーの装着によって、全体の重心が低い印象となっている。

1969 Chevrolet Corvette、1969 シボレー コルベット スティングレイ

0S7A0294_00001

白いボディとのコントラストが映えるレッドのインテリは、サンバイザーからステアリングコラム&ホーンボタンに至るまで、同色で統一されている。

伝統の横置きリアリーフは、社外のモノリーフにアップグレード。ホイールは72年型からの流用。「マコシャークⅡ」にも通じるデザインでもあり馴染んでいる。タイヤは、おなじみのBFGラジアルT/A(F:235/60R15、R:255/60R15)。

搭載エンジンは、それまでの327に変わって、標準エンジンとして設定された350。トランスミッションは3速ATのTH350。ちなみに、69年型は、ビッグブロック(427)が設定された最終。当時のGMは、フルサイズ以外で400ci以上の大排気量エンジンが設定されたのはコルベットのみ。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Special Thanks ◆ Auto Raid
TEL:0766-52-8830
HP:http://www.auto-raid.com/[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Photo ◆ Hiroshi Nose
Text ◆ Hideki Ishibashi[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2019年 12月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

オサエておきたい黄金期の1/18スケールミニカー

[vc_row][vc_column][vc_column_text]

The Golden Age 1/18 MINIATURES

The Golden Age 60’s-70’s
黄金期のモデルたち

黄金期のダイキャストモデルたち

人気のマッスルカーは、ダイキャストでも主力なだけに、マニアックな仕様も含め、かなり幅広くラインナップされている。何はなくとも、アイコン的な存在の主力モデルは押さえておきたいところ。ここでは、もっとも華やかだった60~70年代の1/18スケールのダイキャストミニチュアを紹介していこう。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

1970 Ford Torino Cobra

1/18 auto world

1970 Ford Torino Cobra

1970 Ford Torino Cobra

メジャーなトリノにして激レアなコブラ・パッケージ車。アーテルの後期のキャスティングなだけに、全体的にシャープな仕上がり。ストックのカラーリングも美しく再現されている。

 

1970 Chevrolet Corvette

1/18 AUTOart

1970 Chevrolet Corvette

1970 Chevrolet Corvette

C3初期の“ アイアン” の中では、ある意味最強のLT-1。70年型のLT-1は使用もレア度も究極の存在。Tトップが脱着可能で完成度が高いのもポイント。言うことなしの高品質。

 

1969 Dodge Charger R/T

1/18 AMERICAN MUSCLE Authentics

1969 Dodge Charger R/T

1969 Dodge Charger R/T

実車ではいそうでいないカラーリング。アーテル製のアダルトコレクター向けの上級ブランドなだけに、全体のフォルムが良くコンシールドライトが開閉式というナイスな仕上がり。

 

1973 Pontiac Firebird Trans Am

1/18 ERTL

1973 Pontiac Firebird Trans Am

1973 Pontiac Firebird Trans Am

‘01年リリースのアーテル製で、ややシャープさにけけるが、精度が上がって均一化する現在になってみると味として愛せる。“ ヴァレンシアゴールド” の車体色がマニアックで◎!

 

1970 Plymouth Road Runner

1/18 gmp

1970 Plymouth Road Runner

1970 Plymouth Road Runner

車種、仕様ともにモパーマッスルを象徴する内容なうえ、精巧な作りで魅力大のgmp 製品は、無視できない存在。人気の仕様で08年のリリースのもので現在では入手難。

 

1967 Shelby G.T.500

1/18 ACME

1967 Shelby G.T.500

1967 Shelby G.T.500

gmpブランドからリリースされる予定だったが、acmeが引き継ぐ形でリリースされたacme としては唯一のGT500。象徴的な“ ブリタニー・ブルー” がリアルに再現されている。

 

1970 Dodge Challenger T/A

1/18 highway 61

1970 Dodge Challenger T/A

1970 Dodge Challenger T/A

チャレンジャーのバリエーションが豊富なハイウェイ 61からは、マニアックなT/A もラインナップ。ちなみに幻の71年型のT/Aまでもがリリースされているぞ。

 

1970 Chevrolet Chevelle

1/18 auto world

1970 Chevrolet Chevelle

1970 Chevrolet Chevelle

精悍なルックスとビッグブロック設定で歴代シェベルの中でも人気の70年型。赤に黒ストライプは、映画にもよく登場するだけに是非ともオサエテおきたいシェベルだ。

 

1970 Mercury Cougar Eliminator

1/18 ERTL

1970 Mercury Cougar Eliminator

1970 Mercury Cougar Eliminator

歴代クーガーにおいて最もマッスルカー感の高いエリミネーター。キャッチーな純正カラースキムを再現したカラーバリエーションが豊富なだけに、複数台並べたい!

 

1971 Plymouth Hemi ‘Cuda

1/18 highway 61

1971 Plymouth Hemi 'Cuda

1971 Plymouth Hemi 'Cuda

希少マッスルの頂点として数多くのバリエーションがリリースされる中でもニッチなカラー。バンパーが車体と同色の場合、実車ではウレタン製で形状が異なるというトリビア。

 

1968 Hurst Olds

1/18 ERTL

1968 Hurst Olds

1968 Hurst Olds

4-4-2同様にカトラスベースのマッスル仕様のハースト・オールズは、社内規定を超える455エンジンを搭載する頂点的存在。実車はこの専用色でわずか500台程度の激レア車。

 

1969 Ford Mustang Boss 302

1/18 highway 61

1969 Ford Mustang Boss 302

1969 Ford Mustang Boss 302

69マスタングのアイコン的なBOSS302は、鮮やかな車体色が良く似合う。他には赤と黄色もラインナップ。マグナムホイールの黒ペイントの無いバリエーションも存在。

 

1971 Buick GSX

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1971 Buick GSX

1971 Buick GSX

マッスルカーの人気が高まり、ダイキャストでのリリースが増えだした93年のリリース。ビュイック・マッスルの頂点のGSXは、当時としてはかなりマニアックな存在。

 

1969 Pontiac GTO Judge

1/18 ERTL

1969 Pontiac GTO Judge

1969 Pontiac GTO Judge

ネーミングやカラースキムなど、当時のマッスルを象徴する濃厚なキャラクターが魅力のジャッジはコンシールドライト仕様も含め、いくつかのバリエーションが存在する。

 

1969 Chevrolet Camaro

1/18 highway 61

1969 Chevrolet Camaro

1969 Chevrolet Camaro

人気の割にリリースの少ない69年型だが、HW61からはスタンダード、コンバーチブル、オリジナル、カスタムと多種多様にラインナップ。マルーンに白ストライプはレアモノ。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]※今回紹介しているミニカーには絶版品も含まれます。プライスも含め入手できるかどうかは「マリブホビーズ」に問い合わせてみよう。どんなレアモノでも世界中から探し出してくれるのでノープロブレムだ。◆マリブホビーズ tel:0480-85-7306 http://www.malibuhobbys.com[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Photo ◆Fumio KQoga[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2019年 12月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

スタイリングを含め完成度の高い初代カマロ最終69年型

[vc_row][vc_column][vc_column_text]1969 Chevrolet Camaro、1969 シボレー カマロ

1969 Chevrolet Camaro

The Golden Age 60’s-70’s
黄金期のモデルたち

アメ車の中でもとりわけメジャーなモデルとあって、人気が高く国内でも多くの個体が存在するが、オリジナルの魅力が活かされているという点では、いそうでいない正統派!69カマロの本来の魅力を再確認させる希少な存在。

世界中で高い人気を誇るファースト・カマロ

カマロといえば、国内でもアメ車の枠を超えてお馴染みな存在。67年のデビューから02年まで5世代にわたりラインナップ。一度は終了しながらも、2010年には第5世代として往年のデザインをモチーフにして復活し、現在も6世代目としてラインナップ中。各世代ごとに魅力があるが、初代最終である69年型は、その年1年だけのデザインであることや、箱型クーペにおいて完成度が高く、充実した社外パーツを駆使すれば、現代のGTカーレベルにまでアップグレード可能であったりと、取り巻く環境も含めて魅力的な存在。

そのため、当時から日本でもファンが多く、個体数もそれなりに存在するのだが、オリジナルまたは、オリジナルの持つ魅力を確保する個体は意外なほど少ない。カマロのハイパフォーマンスパッケージの称号であるZ28仕様は目にするが、バッジ&ストライプだけでアピールしたお粗末な状態ばかり…。全体で24万台以上のセールスを誇りながらも、Z28は2万台程度と生まれ持っての希少車なだけに、アメリカ本国とてオリジナルの現存数は多くないのだ。

よりメジャーなSSにしても、3万5000台程度しか出荷されていないため、人気車種なだけに、かなりのプレミアムが付いている。そのため、アメリカでは、実際にはスタンダードの個体をベースとし、それぞれのパッケージをトリビュートするケースが増えている。

1969 Chevrolet Camaro、1969 シボレー カマロ

この個体もそんな一台で、そもそものベース車がオリジナルを確保しており、SSパッケージならではのファクターをバランスよく取り入れている。この個体のように、エクステリア、インテリア、エンジンルームの全てがオリジナルに準じてクリーンな個体は、日本国内では極めて稀。この個体を通して、69カマロのカッコ良さを再確認した![/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]1969 Chevrolet Camaro、1969 シボレー カマロ

カウルインダクションフード、ホッケースティック・ストライプ、ラリーホイールのコンビネーションが、ハイパフォーマンスなSSならでは。黒の車体色がスッキリと映えるストレートボディ。ストックよりもわずかに低い車高プロポーションも絶妙。

シェビーハイパフォーマンスではお約束のラリーホイール&BFグッドリッチ・ラジアルTA(F235/60R15、R:255/60R15) の組み合わせ。リアエンドはLSDを組み込んだ12ボルト。ホチキス製のダウンサスによるプロポーションが絶妙!

1969 Chevrolet Camaro、1969 シボレー カマロ

1本スポークのスタンダードにウッド調の化粧が入るSSステアリングが新鮮。オプションの時計を追加。4連装のコンソールメーターは、電流計を電圧計に変更。内装は質素なスタンダードながらも、美しい状態で良い雰囲気がある。

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V8エンジンは、302、327、350、396、そしてCOPO限定の427による仕様ちがいで11種がラインナップ。この個体は最もポピュラーな350ciの中でも、300hpのSS仕様。へダース&MSDモジュールの装着以外は、エンジンルーム内もストックを確保。トランスミッションは、3速ATのTH350。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Special Thanks ◆ Auto Raid
TEL:0766-52-8830
HP:http://www.auto-raid.com/[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Photo ◆ Hiroshi Nose
Text ◆ Hideki Ishibashi[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2019年 12月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]