話題のRTRスタイルに仕上げ、COBBチューニングを実施!マスタングエコブースト

[vc_row][vc_column][vc_column_text]2015y FORD MUSTANG Eco Boost、2015y フォードマスタング エコブースト

2015y FORD MUSTANG Eco Boost

SOUL OF FORD NEVER ENDS
果てしなく続く熱きフォード魂

レースカー専門メーカー「RTR」のボディキットを装着

2019年モデルに限定で、レースカー専門メーカーであるRTRとコラボしたハイパフォーマンスモデルのマスタングが登場し話題となるが、紹介するマスタング・エコブーストは、そのRTRボディキットを装着し、オールインポートが日本総代理店となるCOBBチューンを施した、本家にも劣らないスペシャルマスタングだ。

 

限定モデルに負けないスペックを誇る

フォードは様々なチューニングブランドを中心にコラボレーションモデルを販売するが、特に主力となるマスタングはその数が多い。2019年モデルでも、ドリフトワールドチャンピオンのバン・ギットンJr率いるRTRビークルズとコラボレーションした「シリーズ1・マスタング RTR」を限定500台で販売する。エンジンのチューンこそないが、調整式のフォード・パフォーマンス製スタビライザー、マグネライド・サスペンション、19インチ専用ホイールに変更されるなど、足回りを強化した内容だ。

今回オールインポートが完成させたのは、そのRTRビークルズから発売しているRTRマスタングボディキットを身にまとい、同ショップが日本総代理店として扱うエコブースト用チューニングキットCOBBチューンを組み合わせたモデルだ。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

エコブーストは非力という概念を覆す、COBBチューンの破壊力

2015y FORD MUSTANG Eco Boost、2015y フォードマスタング エコブースト

65hp向上を実現するCOBBチューン

ベースとなるモデルは15年型マスタング・エコブースト。ここにRTRのボディキットであるLEDアクセントフロントグリル(アッパー&ロー)、フロントスポイラー・SPEC2、サイドエクステンション、リアスカートエクステンション、リアスポイラーを装着し、ホイールは同じくRTRのフローフォーム軽量モデルの20インチ(テック7・チャコールグレー)、タイヤはニットーのウルトラパフォーマンスタイヤNT555G2を組み合わせる。

もちろんこれだけでも注目に値するスタイルではあるが、エコブースト用チューニングキットCOBBチューンの、ハイスペックタイプであるステージ3を施し、COBBパフォーマンスコイルも追加する。COBBチューンはECUチューンデバイス「アクセスポートV3」をセットするステージ1、インタークーラー&専用大径インテークを追加するステージ2、エギゾーズトが加わるステージ3のメニューがあり、フルチューンのステージ3では65hpアップになるという。ノーマルでは非力な感じがする排気音もかなり刺激的な音量となり、走りへのワクワク感が溢れ出る。

2015y FORD MUSTANG Eco Boost、2015y フォードマスタング エコブースト

COBBチューンだけでは、ノーマルとの見た目の違いが余り感じられないが、RTRのキットを身にまとうことで、誰がどう見ても快速仕様なのが伝わってくる。

 

LEDアクセントフロントグリル(アッパー&ロー)

フローフォーム軽量モデルのRTR・テック7・20インチ

装着するRTRのボディキットは、LEDアクセントフロントグリル(アッパー&ロー)、フロントスポイラー・SPEC2、サイドエクステンション、リアスカートエクステンション、リアスポイラー。ホイールはフローフォーム軽量モデルのRTR・テック7・20インチ(F20×9.5J・R20x10.5J/チャコールグレー)、タイヤはニットー・NT555G2(F255/35・ R275/30)を組み合わせる。

 

エコブーストチューニングキットCOBBチューンは3段階のチューニングメニュー

エコブーストチューニングキットCOBBチューン

チューニングレベルに合わせて、ステージ1、ステージ2、ステージ3という三段階のチューニングのセッティングメニューがあるCOBBチューニング。ステージ1はECUチューンデバイス・アクセスポートV3、ステージ2はステージ1+インタークーラー&専用大径インテーク、ステージ3はステージ1&2+エギゾーズトがセットとなる。今回のモデルはステージ3に加えて、COBBパフォーマンスコイルを追加してチューニングが施されている。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Thanks/オールインポート
TEL:048-959-9419
URL:http://www.allimport.jp[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Photo/古閑章郎
Text/相馬一丈[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2019年 6月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

同じフェイスでもキャラクターの異なる2台の魅力 ロードランナー&サテライトワゴン

[vc_row][vc_column][vc_column_text]1970 プリマス サテライトワゴン、1970 プリマス ロードランナー

1970 PLYMOUTH ROAD RUNNER
1970 PLYMOUTH SATELLITE WAGON

矍鑠たるビンテージ・モパー
VINTAGE MOPAR FANATICS
フォードもいい、GMもいい、しかし、もっとも「アメ車らしく」、エキゾチックなのはMOPARだろう。コアなファンの多いMOPARだが、今回は矍鑠(かくしゃく)としている…年月が経っても元気に凛としている「ビンテージ・モパー」にスポットを当てることにした。一度ハマってしまったら逃れることのできない、魅力的なMOPARの世界へようこそ。

 

2017年の横浜ホットロッドカスタムショーでアワードを受賞したナオキモータービルドの代表作であるサテライトワゴン。その存在をSNSで知って駆け込んだ同じモデルイヤーのロードランナー。同じフェイスが同じカラーで並ぶ姿は圧巻!

 

快適に走らせてこそのVintage Mopar!

1970年型のプリマスロードランナーとサテライトワゴン。同じモデルイヤーで同じカラー、同じフェイスをした2台のプリマスが揃うと聞いて早速大阪は堺市のナオキモータービルドへ。

ナオキモータービルドと言えば昨今は60年代、70年代のC‐10を中心にGM系のビンテージ車両を取り扱っている印象を強く受けるが、実は代表の宮田氏が愛用しているのが紹介するサテライトワゴン。ちなみに2年ほど前には横浜ホットロッドカスタムショーに出展。アワードの受賞を皮切りにその後も様々なカーショーにおいて注目を浴びており、知る人ぞ知る名車だったりする。

ロードランナーのオーナーもその情報をSNSで見つけ、偶然にも堺市の隣の和泉市在住で近所だったこともあり、連絡を重ねていく中でATの不具合を改善して欲しいと駆け込んだことがキッカケとなり意気投合。ナオキモータービルドの的確な作業クォリティと豊富な知識の虜となって、今ではロードランナーの掛かりつけ医として些細なトラブルから重整備までを一任しているとの話だ。

1970 プリマス サテライトワゴン、1970 プリマス ロードランナー

しかし、宮田氏のサテライトワゴンみたいに仕上げて欲しいか?

と聞かれるとそれはまた別の話。それぞれ異なる方向性ながら〝快適に乗りこなす〟を共通項とし、サテライトワゴンはショーカーとして、ロードランナーはオリジナルの良さを残しながらの改善に徹している点が特筆物。その全貌を詳しく紐解いていこう。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]1970 プリマス サテライトワゴン、1970 プリマス ロードランナー

ハイウェイクルージングも片手でこなせる快適仕様がコンセプト!

60年代後半から70年代、マッスルカーの高級志向が年々高まっていくなかで、至れり尽くせりな装備をできるだけ控えて価格を抑え、若者に楽しんでもらえる様に登場したのがロードランナー。ワーナーブラザーズと契約を結び、同じ名前のキャラクターとコラボし、そのキャラクターの鳴き声「Beep」をモチーフにクラクションの音を再現したとの話からも、若者をターゲットにリリースされていたことが分かる。

一方で、ステーションワゴンのボディ形状からも分かるとおり、庶民的なファミリーユースを想定して登場したのがサテライトワゴン。収納されたサードシートを解放すれば7、8人の乗車も可能で、現在におけるミニバン的な使い勝手が人気を博した。

しかし半世紀の時を経た現在では、どちらも希少性が高くて当時と同じ様な感覚で乗るなんて恐れ多い。程度の良い個体が少ないことも相まって、なかにはコレクションの一台として大切に保管するユーザーも存在する。だが、クルマは走らせてこそその魅力が高まり愛着が湧くもの。飾ることを否定はしないが、やっぱり乗って楽しんでもらいたいのがナオキモータービルドの本音である。

それを快適にこなすべくA/Cのアップデートやステアリングフィール、足回りの改善などをオーナーの意向に沿いながら進めていく点は特筆物。状況に応じてアキュエアーなどのトレンドアイテムを採用しつつ、当時物にこだわるオーナーにはそれ相応の装備で対応する柔軟な姿勢が多くのモパーファンを虜にする。エンジンストールに怯えながらステアリングを握りアクセルを踏むのではなく、安心快適にビンテージモパーを嗜んでもらいたい。ハイウェイでもストリート、市街地で渋滞にはまったとしても終始安心して乗れるクルマに仕立て上げる。これが次世代を担う若きビルダーたちに課された使命であり、年々希少価値の高まるビンテージモデルを救う最善の策と言えるだろう。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

1970 PLYMOUTH SATELLITE WAGON

1970 プリマス サテライトワゴン

1970 プリマス サテライトワゴン、1970 プリマス ロードランナー

ロードランナーと同じフェイスながらチンスポイラーの装着やグリルインナーをブラックでリペイントすることでスパルタンな印象に一新。オリジナルを忠実に守るか否かは好みであるが、トレンドカスタムが混在するサテライトには抜群に映える。

 

フロント8J、リア10JのSCHOTTホイールを履きこなすべく、ロードランナーのリア4リンクを加工流用してライドテック製のショックウェーブ、フロントはマグナムフォース製ドロップスピンドルを採用し、アキュエアーのエアーサスペンションシステムを導入。

 

1970 プリマス サテライトワゴン

1970 プリマス サテライトワゴン

グレー×ウッドトリムの外装からは一転してブルーにオールペイント。昨今のステーションワゴンでは味わえない繊細なフォルム造型美も特筆物。ラゲッジスペースの収納式サードシートは使用歴のほとんどない極上コンディションを誇る。

 

20年程前に流行ったRECARAのバイクIIIで操るステアリングフィールは、ユニステア、ラックピニオン化を施すパワーステアリングの恩恵を受けてハイウェイ走行時に片手を放しても安心してのドライビングが可能に。ビンテージエアー完備で夏場の酷暑対策も万全。

 

ホーリーキャブ、ビレットスペシャリティーズエアクリーナー、ビレットバルブカバーにパートロニック、デスビ換装、ビンテージエアーへのアップデートなど、一通り手を入れた318cu.inのV8エンジン。ナオキモータービルドで作業を行った証としてオリジナルのプレートを装飾。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

1970 PLYMOUTH ROAD RUNNER

1970 プリマス ロードランナー

1970 プリマス ロードランナー

エントリーモデルのサテライトと、ハイエンドモデルのベルヴェデアの間を埋めるマッスルカーとして1968年にデビューしたロードランナー。黒くリペイントを施すサテライトワゴンに対して、こちらはオリジナルストックとなる。

 

細身の大口径ステアリングにコラムAT、必要最低限のメーターと高級志向の装備を控えながらも光沢感のあるブルーを基調にホワイトのパイピングが施されるレザーインテリアが好感を抱く。ホーンボタンやフロアマットのキャラクターマスコットも愛嬌抜群。

 

1970 プリマス ロードランナー

1970 プリマス ロードランナー

ピン止めのボンネットフードとマッスルカーらしさを強調するブラックのセンターストライプは、鮮やかなブルーのボディカラーとのコントラストが絶妙。ウィンカー操作時の点灯がメーターパネルではなく、ボンネットフードに忍ばせているところも実にユニーク。

 

1970 プリマス ロードランナー

68、69、70年と異なるフェイス、テール回りとなるなかで、70年型のテールはデザインもひと際個性的。大きく張り出したリアフェンダーに採用されたサイドダクトもこの年式特有の個性となり、ファーストモデルの集大成として根強い人気を誇る。

 

383Cu.inのスーパーコマンドV8エンジンを3速オートマチックで操作するドライブテレーン。最高出力335hpを発揮するオリジナルの良さはそのままに、ナオキモータービルドでAT不調を改善。今後ビンテージエアーの取り付け直しや、アンダーダッシュハ―ネス交換を進め、より快適に改善していくとのこと。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Thanks:Naoki Motor Build
TEL:072-236-7300
HP:https://naoki-mb.co.jp[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]■Photo&Text:石井秋良[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2019年 6月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

ロードムービー等、様々な洋画で憧れを抱く名車 チャレンジャー&チャージャー

[vc_row][vc_column][vc_column_text]1970 ダッジチャレンジャー、1968 ダッジチャージャーR/T

1970 DODGE CHALLENGER
1968 DODGE CHARGER R/T

矍鑠たるビンテージ・モパー
VINTAGE MOPAR FANATICS
フォードもいい、GMもいい、しかし、もっとも「アメ車らしく」、エキゾチックなのはMOPARだろう。コアなファンの多いMOPARだが、今回は矍鑠(かくしゃく)としている…年月が経っても元気に凛としている「ビンテージ・モパー」にスポットを当てることにした。一度ハマってしまったら逃れることのできない、魅力的なMOPARの世界へようこそ。

 

マッスルカーブームの黄金時代に誕生したダッジを代表するモパーの大本命、チャレンジャー&チャージャー。50年の時を経てもその魅力は色褪せることなく、ビンテージファンたちを魅了し続ける。

 

オリジナルの良さを残しつつも弱点を克服

70年型ダッジ・チャレンジャーといえば映画「バニシング・ポイント」。主人公がデンバーからサンフランシスコまで白いチャレンジャーを15時間以内に運ぶ最中で様々なアクシデントが起こるストーリーで、劇中では爆走シーンが度々登場する名作である。一方で68年型チャージャーといえば映画「ブリット」。マスタングに乗るスティーブマックウィーンの相手役としてチャージャーが死闘を繰り広げ、最後には大破してしまうモパーファンにとっては悲しい結末ではあるが、激しいカーチェイスシーンに影響を受けたファンも多いはず。

いまでこそ、インターネットで本国のトレンドをタイムリーに情報収集できるが、当時は洋画や雑誌を通じてアメリカのカーヒストリー、トレンドを知るのが主流だった。その劇中車の影響からか、GMやフォードの同年代マッスルカーと比較してもモパーはアウトローなシーンで採用されることが多く、どことなく危険な香りを漂わせるクールな印象を抱く様になった。昨今ではワイルドスピードでもそのイメージが引き継がれている。

1968 ダッジチャージャーR/T

1970 ダッジチャレンジャー

紹介する2台は冒頭で述べた映画と同じモデルイヤーで、ビジュアルこそ名作に沿ったアウトローな印象を受けるが、今の時代にあったジェントルかつ快適な乗りこなしができる様に改善されている。当時らしさを掻き消すことなく、時代に応じて柔軟にアップデートしたビンテージモパーの魅力を一挙公開![/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]1970 ダッジチャレンジャー、1968 ダッジチャージャーR/T

バーガンディーのビンテージモパー 代表作2台が並ぶ圧巻のインパクト

まずは現在ファーストで販売中の68年型チャージャー。425hpのハイパフォーマンス426HEMIを4速マニュアルミッションで操るドライブテレーンは実に官能的。69年型のスクエアグリルとは異なる精悍なフロントマスク、丸型4灯のテールなどが68年型特有の個性となり、68年型を愛して止まないファンも多い。現車はバイナルの状態も非常によく、ほんのりローダウンを施しつつもオリジナルの良さをストック。昨今の温暖化事情を考慮してビンテージエアを導入し、メインユニットにレトロサウンドを採用することで、昨今のミュージックソースの定番であるUSB音源にも対応。最新のデバイスを取り入れつつも時代にマッチしたイメージを崩さない所が好印象。

一方、70年型チャレンジャーは、フルパワーの440RBブロックのリビルドエンジンを搭載。キャブを3つ配置する6パックは当時のマッスルカーシーンでもひと際注目を集めたモパー界を代表するハイパフォーマンスエンジンの一つ。スタイル的にはアメリカンレーシングでリア側にボリュームを与えた70年代ドラッグスタイルで、こちらもビンテージエアのシステムを導入済で炎天下でも快適にドライブできる様に配慮。

ちなみに原点回帰を果たして昨今人気のチャレンジャーは、この時代のチャレンジャーをモチーフにしたもので、フロントマスクはもちろんリアフェンダーへとボリュームを増すサイドフォルム、テール周りまで、その造型美が見事に継承されている点も特筆物。

ファーストと言えばコルベットC3のイメージが強いが、代表の大森氏いわく、フルサイズバンからトラック、SUV、新旧ジャンルを問わずお店に訪れるユーザーさんは様々だと語り、「どんなジャンルでもウェルカム!」だと笑顔で答える。困ったときの駆け込み寺と称される所以は、その柔軟な対応力にあると言えるだろう。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

1968 DODGE CHARGER R/T

1968 ダッジチャージャーR/T

1968 ダッジチャージャーR/T

1968 ダッジチャージャーR/T

ブラック基調のインテリアはオリジナルをストック。フロアマットにはHEMIのロゴがあしらわれ、ボディカラーにマッチしたステアリングが好印象。レトロサウンドのインストールで最新のデバイスとしながらも雰囲気を崩さない様に配慮している点も特筆物。

 

ミッキートンプソンホワイトレタータイヤを装着

若干のローダウンを施す足回りはオリジナルのアルミホイールをストックしながらも、当時のトレンドにこだわったミッキートンプソンホワイトレタータイヤを装着。

 

リトラクタブル式のヘッドライトは丸目4灯

リトラクタブル式のヘッドライトは丸目4灯となるが、通常点灯時は外側2灯のみ点灯。ハイビームの際に4灯が点灯。昼夜でガラリと表情を変えるところも68yフェイスならではのギミックと言える。

 

最上級モデルの426HEMIエンジンを搭載

最上級モデルの426HEMIエンジンを搭載。オリジナルストックではないものの、オリジナルの良さを色濃く残すべく大きな変更点はビンテージエアの換装に留めている。425hpを誇るHEMIエンジンは、当時を代表するハイパフォーマンスエンジンとして、エンジンその物の価値も上昇している。

 

1968 ダッジチャージャーR/T

1968 ダッジチャージャーR/T

バイナルトップの状態もグッドコンディションで、オリジナルのバーガンディ―カラーとブラックのツートンカラーは大人の色気を感じさせる絶妙なコントラスト。68年型の証でもある丸テール、RTやHEMIの当時物エンブレムがクリーンな状態でストックされている点も値打ちが高い。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

1970 DODGE CHALLENGER

1970 ダッジチャレンジャー

1970 ダッジチャレンジャー

1970 ダッジチャレンジャー

ウッドトリムをアクセントにインテリアの質感を高めたチャレンジャー。68yチャージャーと比較するとシート形状がバケットタイプになるなど、当時のカーヒストリーを色濃く感じ取れる。

 

アメリカンレーシングのトルクトラストに換装されたボトムス

アメリカンレーシングのトルクトラストに換装されたボトムス。リア側を太くセッティングしてリアのみ車高を上げるスタイルは当時のトレンドである70`sドラッグスタイル。

 

1970 ダッジチャレンジャー

丸目四灯のヘッドライトやグリル形状など、現代のチャレンジャーがいかにこの年代のチャレンジャーを継承しているかが如実に分かるフロントマスク。ヘッドライトの点灯方式はチャージャーと同じくハイビームで全点灯となる。当時はこれがスタンダードだった。

 

搭載されるエンジンは440cu.inのRBブロックのリビルド

 

搭載されるエンジンは440cu.inのRBブロックのリビルド。当時の4バレル、440ハイパワーエンジンは本国でも年々入手が難しくなってきている希少性の高いエンジンで、キャブが3つ搭載される6パックを搭載。現在でも継承されるHEMIの名は、当時からハイグレードモデルの証だった。

 

1970 ダッジチャレンジャー

隣のチャージャーと色味は同じでも、こちらはメタリックの入ったオリジナル調色でリペイントされたバーガンディーカラーとなる。リアエンドにかけて車高を上げたドラッグスタイルにリアウィングの視覚的効果も高まり、リアエンドのアグレッシブなフォルムを演出。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Thanks:F.A.S.T
TEL:06-6784-1976
HP:http://fast1976.jp[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]■Photo&Text:石井秋良[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2019年 6月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

初回開催から6回目を迎えるのアメリカンカスタムライドミーティングは2019年も大盛況

[vc_row][vc_column][vc_column_text]AMERICAN CUSTOM RIDES MEETING 2019

AMERICAN CUSTOM RIDES MEETING 2019
21TH APRIL 2019
PLACE:滋賀県近江八幡市 滋賀食肉センター駐車場

回を重ねるごとに台数が増え続け、2019年は70台以上になりそうだと事前に連絡を受けて取材を敢行した1or8主催のアメリカンカスタムライドミーティング。当日は予想をはるかに上回る80台オーバーとなり、数年前から台数増加に合わせて会場を変更した滋賀食肉センター敷地内もほぼ埋まるほどのご機嫌なアメ車たちが集結した。

ちなみに、毎年エントリーフィーに含まれる弁当は、キッチンカーの近江牛ローストビーフ丼にランクアップ! おいしい丼ぶりを頬張りながら各々がまったりとアメ車談議に花を咲かせていたのが印象的。平成最後だけに何か記念に残るポーズをとお願いすると笑顔でFUCK! をキメてくれたノリの良さ、大好きです♡[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]★ PHOTO&TEXT:石井秋良[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2019年 8月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

360ストローカーの408ci搭載のストリートフレンドリーなバラクーダ

[vc_row][vc_column][vc_column_text]1968 プリマス バラクーダ

1968 Plymouth Barracuda

THE GREAT PLYMOUTH
華麗なるプリマス

バラクーダが好き過ぎるオーナーは、このファクトリー・オリジナルのスーパーストックを意識したスリーパールックな日常使用車としている。第二世代バラクーダのファストバックならではのキャラクターを活かした、同型スーパーストック仕様車を2台体制で所有するバラクーダガイの68年型を見てくれ!

 

ファクトリーストックを意識した秀作

第二世代にあたる67~69年型のバラクーダというと、日本では今ひとつマイナーな感じだが、アメリカでは、現在においてもファクトリー・スーパーストック(S/S)最強モデルとして、マッスルカーファンやホットロッダーなら一目置く存在。実際に出荷されたS/S仕様は、純レースカーなだけに、各年式でそれぞれ数十台程度の激レアな存在だ。その大半は現在でも現役でレース参戦していたりする。

また、同等のカテゴリーに参戦するために、レースカーとしてモディファイするケースが多いため、ベースとなるファストバックはプレミアムな存在。モパーマッスルの人気が定着する中、それまではマニア向けな感じだった第二世代バラクーダも、注目度が上がっているだけに、人気のファストバックは入手困難な状況なのだ。

この個体は、数年前にストック状態で輸入し、日本にて入念なレストアが行なわれたもの。現オーナーが入手してからは、エンジンを360ベースのストローカーによる408ciのクレートモーターに載せ替えて、よりホットな仕様にアップグレード。

そして、当時ものの純正スチールホイールをリビルトして装着し、タイヤもラジアルにして当時同様のレッドラインのワイドオーバルを採用するなど、ファクトリーストックを意識している。リアは絶妙なオフセットを選び、275サイズを収め、ドラッグ仕様をアピールするべく、ハブキャップはあえて外している。エアコンも純正をリビルトし、ルックスはストックに拘った、いわゆるスリーパーにフィニッシュ。オーナーは、この個体とは別に、HEMIを搭載したドラッグ仕様の同型バラクーダも所有しているため、この個体はあくまでもな日常使用車として活躍させるため、配線もリフレッシュしている。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]1968 プリマス バラクーダ

コンパクトなAボディ車にとって、サイズも車重も無理のないスモールブロックにして6.7ℓまで大排気量化したエンジンは、滑らかフィーリングと十分なトルクが共存するストリートフレンドリー。ボディ幅がナローなので、都心でも扱いやすく、軽快にドライブできて◎! 控えめなルックスでではあるが、エンジンサウンドからマッスルカーであることが感じられる。

 

1968 プリマス バラクーダ

フードのパネル部分は、ハイパフォーマンス仕様であるフォーミュラS用を装着。ブラック一色で、スチールホイール&ハブキャップで地味なイメージながら、リアタイヤはラジアルドラッグを装着する、スリーパーなアプローチ。プロストリートなマッシブな仕様の同型車との2台体制なだけに、バランスを取っている。

 

インテリアは、基本的に純正の状態をキープしている。タコメーターはオプションで設定のあった純正と同じ位置に、オートメーター製をインストール。リアシートを畳むと、ちょっとしたワゴン並みのラゲッジスペースが確保できる。後部パネルも開閉式でトランクスルーな設計なので、スキー板やサーフボードも積める。

 

当事モノの純正スチールホイール(F:6、R:7幅)を、こだわりのオフセットで入手。タイヤはフロントに往年のレッドリボンによるワイドオーバルのラジアルタイプ(FR70-15)、リヤは性能ありきなNITTO 555Rのラジアルドラッグの275-60R15を組み込んでいる。

 

近年のストリートカーで定番化しているスモールブロックによる大排気量仕様として360ストローカーの408ci。ATミッションはA904ベースのTCI社による強化タイプ。リアエンドはマッスルパッケージ車ではお約束の8 3/4、シュアグリップ(LSD)。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Thanks:Forty Eight
TEL:048-798-7030[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Photo ◆ Hiroshi Nose
Text ◆ Hideki Ishibashi[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2019年 8月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

73年型バラクーダに70年型AARのカッコ良さを盛り込んだチューンド・バラクーダ

[vc_row][vc_column][vc_column_text]1973 プリマスバラクーダ AARクーダルック

1973 Plymouth Barracuda AAR ‘Cuda Look

THE GREAT PLYMOUTH
華麗なるプリマス

AAR特有のカラースキムのカッコ良さを落とし込んだ73年型バラクーダをベースとしたストリートカー。この個体は、スモールグロックにしてビッグインチなエンジンと5速マニュアルによるコンテンポラリーなパフォーマンスも魅力大!

 

ロー&ワイドなスタイリッシュクーペ

1970年に「バラクーダ」は、TRANS‐AMレース参戦に向けた最新兵器という意味を持って、ダッジ・チャレンジャーの兄弟車として、大きく生まれ変わった。それまでのコンパクトなAボディとは打って変わって、Eボディとして、ロー&ワイドでグッとモダンでスタイリッシュなクーペボディとなる。SCCAのTRANS‐AMレース参戦において、プリマスのワークスは、レーサーとしてはもちろん、コンストラクターとしても名高い、伝説のダン・ガーニーが率いるAARチームが運営。そのホモロゲーションモデルとして市販されたのが、AARクーダだ。

1973 プリマスバラクーダ AARクーダルック

軽量なファイバーグラス製フード、スポイラー、サイドマフラーなど、レースカーならではの専用装備と、ストロボラインによる抜群にカッコ良いカラーリングが特徴。レギュレーションでは5ℓ以内に限定されたエンジンは、他のクーダと同じ5.6ℓ(340ci)とし、専用の2×3による6バレロー&ワイドなスタイリッシュクーペル・キャブレターが奢られるも、そのポテンシャルは、比較的マイルドだった。それでも、ホモロゲカーなだけに、生まれながらにして一定の価値があり、MOPAR全体の魅力が再認識された近年では、完全にコレクタブルカーの領域に突入している。

1973 プリマスバラクーダ AARクーダルック

AARが設定されたのは70年型だけで、71年型ではライトが4灯式となり、人気が分かれるが激レアな存在。その点、再び2灯式となる72~74年型は、モデルイヤーに応じたポテンシャルの低下などで、比較的安価な時期もあった。しかしEボディそのものの現存数が極めて低い中、人気は高まっているため、現在では入手困難。そのため、近年では、オリジナルを意識してレストア、またはクローンが主流な70~71に対して、72~74は、レストモッドやハイテックコンバージョンとして高額を投じたモディファイを施すケースが目立つ。ここで紹介する73年型バラクーダもAARルックといているのである。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]1973 プリマスバラクーダ AARクーダルック

AARならではのストロボラインがとにかくカッコ良い! 発色の良いレッドのペイントや、モールディングやドアハンドルなどのクロームパーツを全てペイントすることで、全体が引き締まり、クールでモダンな印象。72~74年型特有の丸型テールは、スポーツモデルにはよく似合う。リアエンド、マイナスオフセットのホイール、車高プロポーションのアレンジによるプロポーションの良さがステキ!

 

サスペンションはストック(フロント:トーションバー、リア:リジットリーフ)

ホイールはWeld社のロッドライト

サスペンションはストック(フロント:トーションバー、リア:リジットリーフ)。ブッシュやショックはリフレッシュ。ブレーキは、4輪ともにウィルウッド製でディスク化。リアエンドを幅の狭いBボディー用に変更することで、マイナス・オフセットのディープなルックスのホイールを綺麗に収めている。ホイールはWeld社のロッドライト。タイヤサイズは、F:235/60-15、R:275/60-15。

 

マッスルカーとしての値打の高さを基準にすると4連装ゲージのラリーダッシュに軍配が上がるが、このスタンダードの方が、レーシーなイメージにはマッチする。ゲージはオートメーター製に変更。マニュアルミッションは社外製の5速だが、シフターは、ファクトリーデザインのピストルグリップを採用。シートはレカロ。ロールケージも装備。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

走りに特化した「男らしい」仕様

1973 プリマスバラクーダ AARクーダルック

ホモロゲ仕様のラインナップがない71年の時点でも、チャレンジャーにおいては、T/A専用のパーツを単体で販売することで、ベーシックなチャレンジャーをT/Aに仕立てることができた。71年型のT/A仕様パーツの販売を広告(現車は存在せず写真のモンタージュだった)でアピールしていた。それだけに、そのアプローチ自体は、単なるクローンではなく、メーカー推奨の仕様という意味で、値打ちの問題など関係なく、マニアの間では、一つの仕様として有りとしている。

バラクーダではそういった広告はないが、AARのカラースキムは、文句なしにカッコ良いだけに、採用したくなるのは当然。とはいえ、Eボディのバラクーダ自体が希少なため、近年での採用例は希。

この個体は、実際のAARがそうだったように、ベーシックなバラクーダをベースとしいる。フードをファイバー製の専用品に変更。サイドマフラーの採用に伴って、「クーダ」ではリアのバランスパネルにマフラー用の開口があるのに対して、バラクーダでは開口のないタイプが採用されているのがポイント。ドアハンドル、モールディングなどのクロームパーツは、一貫してペイントしていることが、全体が引き締まって見える上で効果的。純正のAARではフロントに対してリヤの方がワイドなタイヤを装着しているが、ここでは、Eボディよりも幅の狭いBボディ用のホーシングに入れ替えて、ストックのままでは収まらないマイナスオフセットの8インチ幅のホイールを装着。

この個体は、スモールブロックにして407ciにストロークアップしたエンジンと、5速マニュアルトランスミッションによって、ホットな走りを堪能できる。エアコンなどの快適装備はスルーして、ブレーキを4輪ディスクにアップグレードするなど、走りのパフォーマンスに特化している男らしさがカッコイイ。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]スモールブロック360をベースに、407ci までストロークアップによって大排気量化

スモールブロック360をベースに、407ci までストロークアップによって大排気量化。同等の排気量の場合、ストックではビッグブロックエンジンになるが、その場合、パーツの重量にして100kgほど嵩んでしまう。パワーウェイトレシオを加味したコストパフォーマンスの良し悪しもあるが、純粋に軽さに勝るモディファイはないので、スモールブロック・ベースは有利。トランスミッションは、オーバードライブ5速のTKO製を搭載する。

 

6.7ℓによる大排気量がもたらすトルクはマッスルカーの名に恥じないもの。そして、何よりもマニュアルミッションによって、そのパワーをダイレクトに味わえてこそのマッスルとも言える。TKO 製のシャフト式のシフトタッチも、油圧式によるペダルのタッチも現代的で◎。ブレーキも4輪ディスクにアップグレード済みで、往年おマッスルの味わいを、現代において楽しむ上で友好的なフレンドリーな仕様。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Photo ◆ Hiroshi Nose
Text ◆ Hideki Ishibashi[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2019年 8月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

一度乗ると虜になってしまう魅力を持つ「プリマス」車

[vc_row][vc_column][vc_column_text]華麗なるプリマス

THE GREAT PLYMOUTH
華麗なるプリマス

個性派揃いのクライスラーのブランドの中でも、特に個性的なのが「プリマス」だ。ダッジと同様に大衆車をメインとしたブランドだが、それでいてダッジとの差別が明確に図られた個性を放つプリマス。今回は魅力溢れる個性派揃いのビンテージ・プリマス車をフィーチャーすることにしよう。

 

「プリマス」は、クライスラーの中では、兄弟関係にあるダッジと同様に大衆車をメインとしたブランド。それでいて、ダッジとの差別化が明確に図られた個性を放つブランドである。オリジナリティの高さが、ファンからの支持の強さに表れており、プリマスのファンには、比較的マニアックで頑なタイプの人が目立つ。しかし、裏を返せば、一般的には受け入れがたいアクの強さがあり、1928年に創業し、2002を持って消滅してしまった。

コンパクトなパーソナルカーの象徴として大成功を収めたフォード・マスタングよりも、そのカテゴリーそのものをバリアントでは先に開拓するも、セールスの面では、マスタングには足元にも及ばなかった…。スポーティな魅力を加味してバリアントのファストバック仕様ともいえるバラクーダにおいても、他社の同等のモデルと比べると、セールス面では大きく下回っていた。

しかし60年代中期以降のマッスルカーブームの土台となった、レースシーンでの活躍においては、輝かしい戦歴や、伝説的なパフォーマンスを残したマシンが多く存在。NASCARにおける「キング」ことリチャード・ペティとの関係や、ドラッグレースにおいては、スネーク&マングースをはじめ、女性フューラーのパイオニアとして映画化された「チャチャ」こと、シャーリー・マルドウニー、プリマス・プロストックのアイコンのソックス&マーチンといった、ホットロッド界に名を残すヒーロー達が、数多く存在するのがポイント。実際にプリマスの市販車両を所有するに至らなくとも、レースにおけるヒーローを通じて、プリマスにアドバンテージするファンも少なくない。

筆者は個人的にもプリマスは一番好きなブランドなだけに、これまでに乗り継いだ愛車の中でも、最も多く乗ってきたブランド。そもそもは特に魅力を感じてはいなかったが、MOPARならではの、暴力的にして軽快なビッグブロックのポテンシャルや、マニュアル搭載率が高かった。かつてはアメリカでもマイナー車として、激安で入手できたため、クーダ、GTXといった、名だたるマッスルカー達を輸入新規でも気軽に乗ることができ、安価ゆえに、そのパフォーマンスも、惜しみなく味わう経験ができたのだ。

プリマスのモデル達は、写真や映像ではなかなか伝わってこないが、実車を目の当たりにすると、その魅力が理解できる、というもの。そんなこともあって、プリマス車に一度乗ると、その次もプリマスを求めるようになり、結果としてプリマスのファンになるというケースが多いのだ。

それは、マッスルカーだけの話ではなく、元祖テールフィン車として、50年代後半のプリマスは支持が高く、近年では60年代初期のスペーシーでアクの強いモデルこそ、独創性をアピールするカスタム系のファンからの注目が寄せられている。

メーカー純正ストリートロッドである「プロウラー」をリリースしたという事実も、ロッド&カスタムが自動車趣味の頂点に君臨するアメリカのブランドならではだし、ビジネスを度外視した心意気も感じられる。既に消滅してしまったブランドだからこそ、ファンにとっては伝説化して、より想いが深まったりもしている。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

1970 Barracuda ‘Cuda 340

1970 Barracuda ‘Cuda 340

 

1969 Barracuda hardtop coupe

1969 Barracuda hardtop coupe

 

1969 Plymouth Satellite

1969 Plymouth Satellite

 

1973 Plymouth Satellite

1973 Plymouth Satellite

 

1972 Plymouth Gold Duster

1972 Plymouth Gold Duster

 

1963 Plymouth Valiant Signet V-200

1963 Plymouth Valiant Signet V-200

 

1973 Barracuda

1973 Barracuda

 

1968 Barracuda fastback coupe

1968 Barracuda fastback coupe[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Text & Photos|アメ車MAGAZINE[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2019年 8月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

新型ラムはこれまでのイメージを覆すほどに上質な仕上がり

[vc_row][vc_column][vc_column_text]2019 RAM1500ビッグホーン ブラックアピアランスパッケージ

’19 RAM 1500 BIG HORN BLACK APPEARANCE PACKAGE

ラプターシルバラードタンドラなど、昨今は空前のピックアップブームとばかりにフルサイズトラックの人気が高まっている。ひと昔前とは異なり4枚ドアが当たり前となった今、後部座席の快適性はマイナーチェンジを重ねるごとに向上。その最先端モデルがコレだ!

 

漆黒の雄羊

精悍なフェイスへと一新された新型ラム。プレミアムSUVさながらの豪華な仕立てと、最先端技術を惜しみなく導入。本国テキサス州でもフルサイズ部門、オフロードピックアップ部門、ラグジュアリートラック部門など公式トラックの称号を多数獲得しており、もっともホットなフルサイズトラックとして人気を博している。

伝統的なラム特有のフェイスではなくなったものの、近年人気のイニシャルエンブレムが採用されたグリルにはじまり、バンパーからボディへの一体感を増したスマートかつスタイリッシュなフォルムはまさに昨今のトレンドを映し出す鏡だ。ある意味では型破りなエクステリアとも称されているが、型破りなギミックはむしろプレミアムSUVさながらの豪華装備である。リミテッド、ララミーロングホーンなど上級モデルに採用されるレザーとウッド仕立てによるインテリアにはじまり、12インチタッチスクリーンの搭載、どのグレードにも標準で装備されるプッシュボタンスターターやクラス最大級(前14.9インチ、後14.8インチ)のブレーキローター、アクティブ4コーナーエアサスペンションシステムなど、トラックとして扱うのを躊躇してしまいそうなハイスペックも特筆物。

2019 RAM1500ビッグホーン ブラックアピアランスパッケージ

2019 RAM1500ビッグホーン ブラックアピアランスパッケージ

現車はBUBU阪神によっていち早く日本へ持ち込んだ個体でグレードはビッグホーン。さらに精悍なフェイスマスクなど、黒一色に統一させたブラックアピアランスパッケージ。ラグジュアリーな内容ながら漆黒フォルムが生み出すワイルドな一面は、もはやタキシードを着用したターザン。どんな荒野も駆け抜ける実力、そして街中でも映えるラグジュアリーな一面を高次元で両立。巷で本国セレブも御用達と噂されているが、どうやら間違いなさそうだ。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]2019 RAM1500ビッグホーン ブラックアピアランスパッケージ

2019 RAM1500ビッグホーン ブラックアピアランスパッケージ

立体的なラムのエンブレムがあしらわれたリアゲートにはじまり、RAMの刻印が入ったドアミラーウィンカー、サイドステップ、視認性に優れたLEDプロジェクターヘッドランプを採用する。

 

ブラックアピアランスパッケージで採用されるマットブラックの純正20インチホイール。タイヤサイズは275/55R20の設定。ここまで仕立てが良いと社外ホイールへの換装すら躊躇してしまうほど。オリジナルで充分満足できるレベル。

 

リア側はリーフスプリングが定番とされてきたフルサイズトラックの歴史を覆す4コーナーエアサスペンションシステムも特筆物。プレミアムSUVさながらの乗り味は実に快適。

 

2019 RAM1500ビッグホーン ブラックアピアランスパッケージ

2019 RAM1500ビッグホーン ブラックアピアランスパッケージ

ダッシュパネル中央の8.4インチタッチスクリーンはアップルカープレイ、アンドロイドと連携しており、スマートフォンのナビを映し出すなど各種アプリとが連携可能。メーター周りにも小型スクリーンが配置される。

 

標準エンジンは3.6ℓV6となるが、搭載されているのはオプションの5.7ℓV8HEMI。395hpを弾き出すHEMIを8速オートマチックで操る感覚はもはやトラックに乗っている事すら忘れてしまいそうなほどに快適。5.9mの巨体を感じさせないパワフルな加速と繊細なシフトチェンジによる恩恵も、プレミアムかつラグジュアリーな印象を高める要因の一つとなっている。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Thanks:BUBU 阪神
TEL:06-6427-5151
HP:http://www.bubu.co.jp[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]PHOTO&TEXT:石井秋良[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2019年 10月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

「アメ車はサーキットでもイケる」愛車の魅力を再発見するチャンス ウィングオートトラックデー2019

[vc_row][vc_column][vc_column_text]ウイングオートトラックデー2019

WINGAUTO TRACKDAY 2019
14TH JULY 2019

GMシボレーの正規ディーラー、シボレー名岐および、フォードの指定サービス工場であるグローバルサブディーラー。その上さらに多様な活動を行なっているウイングオート。カーライフに楽しみをプラスする、同社からの提案だ。

 

公道ではできない体験でクルマの違う魅力を知る

愛知県北部のシボレー正規ディーラー、シボレー名岐を運営するウイングオートは、フォード車のメンテナンスを担うグローバルサブディーラーの一員でもあり、そしてさらに、積極的にサーキットイベントを主催するカーショップでもある。つまり、アメ車ユーザーに安心感を提供しつつ、イベントでは楽しみ方も提案しようという、カーライフを包括的にサポートする姿勢が、ウイングオートの特徴だ。

同社が定期的に主催しているサーキットイベントのひとつがトラックデーである。貸し切りのサーキットに集合して走行し、参加者はタイムを計測あるいはペースカーに従って体験的にサーキットを走行できる。なお、ウイングオートでクルマを購入しているかどうかに関係なく参加が可能。

どちらの楽しみ方でも共通しているのは、普段の公道とは違うクルマの「本性」のようなものを体感できることだ。サーキットに速度制限は存在しないが、スムーズに走りたいなら的確なペダルワークとライン取りが必要である。急コーナーをクリアするためのブレーキや、そのレスポンスなど、一般公道とは異なる技術が求められる一方、この経験は「無茶な走りはサーキットでやるべき」と、理性ある公道走行の礎になるというわけだ。

ウイングオートトラックデー2019

ウイングオートの主催イベントとして、最も規模の大きいイベントが「ウイングデイ」である。ウイングデイはサーキット走行を体験できるほか、VRでのサーキット走行、カーグッズの販売など、クルマ周りの楽しみを丸1日かけて体感できる内容。また、同社ユーザー以外でも気軽に参加できる。詳しくは同社ウェブサイトでチェックしておこう。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

ウイングオート主催のドライビングアカデミーで講師を務めるプロドライバー鬼頭氏もイベントに参加。ユーザーのクルマを運転し、サーキット走行のお手本を見せる。

 

ウイングオートのメカニックスタッフもイベントに参加しているため、何らかの不調があっても即座に対応できる。ユーザーは安心してサーキット走行に集中できる。

 

ウイングオートトラックデー2019

サーキット走行それ自体も貴重な経験だが、その合間にユーザー同士で楽しげに語らうのも醍醐味のひとつ。ライン取りがどうとか、アクセルやブレーキの踏み方がこうとか、クルマを乗りこなすための雑談が交わされる。

 

恒例のじゃんけん大会はサーキット走行を終えたあとに開催。参加人数と比べて景品の種類が多いため、かなりの高確率で景品をゲットできた。勝ち取った人を集めた記念撮影では野良猫(?)も参加。

 

ウイングオート

イベントの最後にウイングオートの上窪社長が挨拶し、帰路につく参加者に1台ずつ声をかけ見送る光景も、ウイングオート主催イベントでは恒例だ。

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HACH4354[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Thanks:WINGAUTO(シボレー名岐)
TEL:052-409-5434
HP:http://www.wingauto.co.jp[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]★ PHOTO&TEXT:加藤山往[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2019年 10月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

納屋や貸倉庫をリフォームして、楽しむお手軽ガレージライフ!

[vc_row][vc_column][vc_column_text]ガレージライフ、アメリカンガレージ

American Cars & Garage Life
MY GARAGE STYLE FILE.04

ガレージ付のマイホームじゃなくても手軽にできる

これまで様々なアメリカンガレージを取材してきたが、振り返ってみると夢のマイホーム建築の際に思い切ってガレージを併設するなど、予算や土地ありきの話ばかりだった。もっとお気軽、お手軽に楽しめないものかと思っていた矢先にナイスアイデアを発掘!

 

リーズナブル&イージーに楽しめるガレージライフ!

電動シャッター付きで愛車を屋内保管し、そこにちょっとしたスペースがあって共通の趣味を持つ友人と語りあい、愛車のパーツや専門誌、グッズやポスター、ブリキの看板で装飾する。しかもドアtoドアでリビングに繋がっていて、リビングから窓越しに愛車を望むなんて、誰もが一度は憧れる最高のガレージライフ

筆者もそんな理想像を思い描く一人ではあるが、現実問題として広大な土地もなければ予算もない。いざマイホームと思い立っても、家族優先でなかなか自分の思い描くガレージライフは厳しいものだ。しかしちょっと知恵を絞れば、実家や故郷の親戚宅の納屋、格安で販売されている築年数の古い倉庫、古民家物件、さらにはちょっと大きめのシャッター付きガレージを借りたって、できる範囲内でアメリカンガレージライフは楽しめる。そのアイデアを提案してくれたのが紹介するチャレンジャー88代表の岸田氏だ。

八尾の1号店リフォームから、現在開店に向けて急ピッチで改装を進めている2号店、実はどちらも業者へは依頼せず、自らペンキと筆を持ってDIYでリフォームしているそうで、専門業者ほどの腕前がなくても根気とセンスがあれば誰にでもできると熱弁する。仮にクルマが納められなかったとしても、愛車のパーツや趣味の部屋、アジトとしても楽しめるユニークな発想で、DIYでできるガレージライフの楽しみ方を伝授してもらった。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

多少雑な法がリアリティーを増す!3m離れて見て綺麗ならOK!!

DIYガレージのサンプルは、大阪府生駒山麗で5月にオープン予定の2号店裏の畑に建つ納屋。店舗駐車場の確保で取り壊すかを悩んでいたが、良い感じに朽ち果てた納屋を見て「これをDIYで再生させたら面白くない?」と。ビフォー写真を見れば伝わると思うが、その姿にアメリカンな印象は一切なく、どこにでもある朽ち果てた納屋だ。幸いシャッター機能は良い状態で残っていたので、ここを2号店のアジトとして畑仕事の道具やDIY工具を収納するスペースとして活用する。

まずは味気ない納屋の中をOSBボードを数枚用意して、使用するスペースを囲うところから始まる。これが普通のコンパネだと味気ないが、OSBボードをベースにブリキの看板などアメリカン雑貨で飾り付ければ、もうそれだけで充分アメリカン。錆びや色褪せで朽ち果てた印象の外観は思い切ってピンクに塗装。こちらはアメリカ製の塗料で多少下地が見えるくらいの大雑把な筆さばきで塗ると味が出る。ステンシルも同様にスプレーでシッカリと文字を色づけするのではなく、スポンジで軽く押さえる程度が独特の擦れや風味を増すコツ。さらにはあえて文字をずらしてみたり、スペルの大きさを変えてみたりする遊び心も大切。ある程度仕上がった段階で、ハーレー乗りの常連さんたちが遊びに来たので試しにバイクを収納してみると、想像以上に良い雰囲気。即席とは思えないクォリティーの高さは、何年も前からハーレーの収納庫だったかの様。

ポイントは3m離れて綺麗ならOK! 丁寧にやり過ぎたら逆効果なDIYアメリカンガレージ作りは、意外と不器用な人ほど向いているのかも(笑)。

 

Before

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錆びや色褪せ、経年劣化の進んだ納屋。そこをあえて下地処理もままならない状態でピンクに塗るところもポイント。いずれ日光や傷で痛んだ時にこの地肌が見え出した時、それが雰囲気作りに大きく貢献する。丁寧にやり過ぎるのが日本の塗装職人だが、カリフォルニア風に仕立てる場合、それが仇となってしまうのだ。

 

 

奥行の長い大きなスペースをすべて使うとなると大がかりなので、1/3程度のスペースをOSBボードで囲う。このボードをベースに飾れば貸ガレージや貸倉庫でも気兼ねなくドリルでネジを入れられる。OSBの素材感がブリキの看板、アメリカン雑貨と相性が良い所も特筆物。

 

子供と妻とワイワイ楽しみながら1日で塗ったと話すピンクの塗料。こちらはHIPという名称のアメリカ製塗料で、日本の塗料とは異なるまろやかな色味が個性的。

 

DIYアレンジといえばステンシル。ステンシルプレートを好きなスペルで組み合わせてマスキングを施し、スプレーで噴くのが定番と思っていたが、段ボールをパレットに塗料を粗めのスポンジで少量取って軽くたたく様に塗っていた。多少擦れる文字が好みならこの手法がマスト!

 

エイジング加工ではなく、リアルに錆びて経年劣化で味が出たドラム缶たちの上にOSBボードを置いたカウンターには工具箱やヘルメット、ライダースJKTを無造作に置き、本国物のダイヤル式電話機やブリキの看板など、アメリカン雑貨で飾り付けを施す即席のアメリカンガレージ。スプリンガーフォーク、ジョッキーシフトのビンテージハーレーとの相性も抜群![/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Thanks:cafe challenger88
TEL:072-975-5488
HP:https://www.cafechallenger88.com/[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Photo&Text:石井秋良[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2019年 6月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]