アメマガ主催イベントで目にしたニッサンタイタンに視線は釘付け!!

2018 NISSAN TITAN Crew Cab SV

2018 NISSAN TITAN Crew Cab SV

今こそ乗りたい「逆輸入車」-Now is the time to ride Reimport cars-

アメマガ主催イベントで目にしたジャパンクオリティ・ピックアップに視線は釘付け!!

王道の定番車ではなく、あえて個性派を狙うという選択をする人は少なくない。やはりオンリーワンというキーワードには心が引かれる。その思いをかなえるためセレクトしたのは、ニッサン・タイタン!

色々と面倒を見てくれるモナミモータースに感謝

昔からアメ車が好きで、かつてはGMT400系シャシーの1995年型サバーバンを所有してアメ車ライフを謳歌していた有泉さん。サバーバンは諸事情あって手放すこととなり、しばらくアメ車とは離れた生活を送っていた彼だが、2020年に開催した弊誌主催イベントである〝アメマガミーティングZ〟に訪れた際、衝撃的な出会いを果たすこととなった。

2018 NISSAN TITAN Crew Cab SV

当日会場には数多くのショップがブースを構えていたなかで、先代型のカスタムコンプリートと現行型の2台のニッサン・タイタンを展示していたモナミモータースのブースに目が留まる。有泉さんの周囲にはアメ車乗りの友人がおり、ラムやタンドラといったメジャーどころのピックアップが愛車という人たちも多いということで、タイタンはこれまで目にしたことがなく、とにかく珍しくて興味津々。すかさずスタッフに詳しく話を聞くとさらに気持ちが傾く。購入に当たってはもちろん家族と相談したわけだが、「乗りたいならいいんじゃない」と奥様が背中を押してくれたそうだ。

ストックのままでも押し出し感のあるスタイルで十分なインパクトを放つタイタンではるのだが、やはりそこはカスタムしてスタイルアップしたいと着手。サスペンションにはラフカントリーの6インチアップキットをインストールし、ボトムスには22インチのオフロード系ホイールに35インチのマッドタイヤを装着してハイト化し、オフロードスタイルへと仕上げている。

ほかの人とは被りたくないとの思いからセレクトしたタイタンだが、さらにカスタムを施したことでさらにオリジナリティが増し、唯一無二な存在感を放つ愛車に有泉さんもご満悦の様子。

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フロントフェイスはストックのままだが、バンパーにフォグを追加して夜間時の視認性を向上。タイヤ&ホイールの換装に合わせてブッシュワーカーのオーバーフェンダーを追加すると共にN-FABのRKRステップシステムを導入。トノカバーはEXTANGのTRIFECTA2.0

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ボトムスはXTREME MUDDER・XM3‐328(22×12J)にUNIGRIP・ROADFORCE M/T(35×12.5R22)を組み合わせ、ラフカントリーの6インチアップキットをインストールしてハイトスタイルを形成。

2018 NISSAN TITAN Crew Cab SV

OWNER: 有泉恭平


MONAMI MOTORS【モナミモータース】

TEL:049-232-5888
HP:http://www.monamimotors.com/


PHOTO&TEXT:編集部

アメ車マガジン 2021年 11月号掲載

-アメカルにまつわるエトセトラ- #21「憧れのタフガイ・スター」

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et cetera about AMERICAN CULTURE -アメカルにまつわるエトセトラ-
#21「憧れのタフガイ・スター」

ひとそれぞれ、いろいろなモノに対しての憧れ…ってあると思います。「憧れのクルマ」とか「憧れの職業」とか「憧れの女性」とか。そして私の場合、「憧れの男性像」を最初に感じたのが1970年代のハリウッドを代表するアクション俳優のバート・レイノルズでした。

初見は1978年の「グレートスタントマン(原題Hooper)」でした。当時、月の小遣いをほとんど自動車雑誌につぎ込むくらいのクルマ好きにはなっていた中学生の私でしたが、その次くらいのレベルで映画好きでもありました。しかし、ネットで手繰れば何でも分かる今と違って、当時の中学生が入手できる映画情報といえばテレビか少年雑誌。そんな状況で、なぜそれほどメジャーでもない「グレートスタントマン」という映画に行きついたか…というと、「ロケットを搭載したトランザムが数百メートルの谷を飛び越えた!」という雑誌の番宣記事に惹かれてのこと。かくして当時の私は、なけなしの小遣いを握りしめて映画館を訪れたのでした。目的だった谷越えのシーンは思ったほどでもなかったのですが、主人公を演じたバート・レイノルズのカッコ良さにシビれてしまったのです。

1936年生まれのレイノルズは、アメリカンフットボールで鍛えた体とヒゲで「タフガイ」として人気を確立。1970年代にはハリウッドの「セックスシンボル」などと呼ばれていました。レイノルズを一躍有名にしたのは、アメリカンフットボールを題材にした「ザ・ロンゲスト・ヤード」だと思いますが、日本では「トランザム7000」「キャノンボール」の方が良く知られているかもしれません。とにかく、日本人にも馴染みやすい浅黒い肌と余計なパンプアップをしていないリアル・スタイル、それでいて親しみやすいキャラクターのレイノルズは、思春期真っ只中だった当時の私の理想的なタフガイだったのです。

しかし、一時は「マネーメイキングスター」とまで呼ばれた彼でしたが1980年代後半から人気が低迷しはじめ、離婚や自己破産などハリウッドスターの凋落を絵に描いたような生活をしばらく送ります。その様は後にクエンティン・タランティーノが映画化した「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のモチーフになったともいわれています。そんなレイノルズでしたが、1997年の「ブギーナイツ」では、ポルノ映画の巨匠を見事に演じてアカデミー賞を受賞。その後は2018年に亡くなるまで演技派として活躍されました。

一挙一動が監視され、何事にもコンプライアンスが求められる現代。ある意味で古き良きハリウッドを体現したレイノルズのような役者…というより〝スターはもう現れないのかもなぁと思うと、一抹の寂しさを覚えずにはいられないのです。

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TEXT & ILLUSTRATION : JIN HATTA
アメ車マガジン 2021年 11月号掲載

基本的にはノーマルのグランドチェロキーであるが細部で個性を主張する!

2016 JEEP GRAND CHEROKEE

2016 JEEP GRAND CHEROKEE

過激に進化 -GET A THRILL- OUT OF AMERICAN SPORTS CAR

レーシングストライプやマッチペイントが効果的

ゴツさと男らしさ、それでいてラグジュアリー性も高いことが福世さんがグランドチェロキーを選んだ理由。ベース車両は75周年アニバーサリーモデルなので、その稀少性も考慮して敢えてリフトアップなどは行なっていない。

それでも個性的なスタイリングを楽しむべく、フロントからボンネットにかけてレーシングストライプを施工。ほかにも純正ホイールのままではあるが、ボディ同色にペイントすることで落ち着いた雰囲気を実現。パーツを追加せずともここまで雰囲気を変えることが可能で、福世さんの色へのコダワリを強く感じられる。

2016 JEEP GRAND CHEROKEE

タイヤはモンスタのテレイングリッパーだが、タイヤレターを追加。オールブラックの中だからこそ、非常に効果的なカスタムで、スポーティさも見事に引き出している。

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ギブソンのマフラーやスミッティビルドのサイドステップを装着。本文でも述べているが、色の組み合わせ1つでここまで雰囲気を変貌できる好例と言えるだろう。JEEPらしさを強調するのでなく、グランドチェロキーのあらゆるシーンにマッチするキャラクターを、より一層強調させたと言えるだろう。

2016 JEEP GRAND CHEROKEE

OWNER : KENTO FUKUSE


Thanks:LUXZ

TEL:058-259-3922
HP:https://luxz.jp


Photo:浅井岳男
Text:空野稜

アメ車マガジン 2021年 12月号掲載

ハマーH1のスペシャリティショップ「スカイオート」

1999 HUMMER H1

1999 HUMMER H1

ハマーが欲しけりゃスカイオートへ行け!

ハマーH1のスペシャリティショップ「スカイオート」。もちろんハマーだけでなく、SUVやピックアップトラック、Jeepなど、日本では手に入れにくいアメ車も得意としている。整備用リフトを増やすなど、アフターサービスもさらに万全に。そんなスカイオートの“信頼の秘密”に迫ってみよう!

充実のバックアップ体制でアメ車ライフをサポート!

アメ車専門店として創業して40年あまり。「現車主義」をモットーに、これまで数え切れないくらい多くのアメ車を販売、整備、そして各種モディファイを施工してきたプロショップが「スカイオート」だ。ハマーH1オーナーズクラブの事務局をつとめていることでも知られ、日本全国、ハマーH1オーナーの駆け込み寺ともなっている。展示場や整備工場には、常に十数台のH1が…。さらにはH1パーツのUSブランド「プレデター」の日本正規代理店でもあるので、メンテナンスや修理をはじめ、H1の高度なカスタマイズにも応えてくれる、日本では屈指のスペシャリストなのだ。

もちろん、ハマー以外のクルマもおまかせだ。近年はJeepや海外仕様のランドクルーザーにも力を入れているほか、フォードやGMのSUV&ピックアップトラック、さらにピカピカの新車から魅力的な中古車まで取り扱っている。新車は輸入から登録まで、安心のバックアップ体制で販売。また在庫ている中古車も最高のコンディションをキープ。スカイオートはスタッフ全員が販売営業マンでありながら、メカニックの資格を持っているので、技術的な専門知識でお客様に対応してくれるのだ。これってある意味、輸入車の正規ディーラーより安心かも?

そんな人的なサービスに加え、充実の整備工場、各種メーカー純正のCPUテスター完備、またパーツも、消耗品などは「ないものがない」ようにストック。やっぱり安心のアメ車ライフは、信頼できるショップに出会えるかどうか。スカイオートはその意味でも、日本屈指のアメ車ショップなのだ。

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アメ車全般を扱いながらも、やはりスカイオートといえば、ハマーH1。今回紹介するのは「東京オートサロン」出展車両で、スペシャルなカスタムが満載だ。エクステリアもインテリアも、目一杯手が加えられている! ボディはオリジナルの素材によるフルラッピング! 室内もオーディオをフルセット搭載、しかもパネル類やシート表皮、そして天井にいたるまで、すべて張り替え。その存在感はハンパじゃない!

ボディ全身にラッピングを施したスペシャルワン

今回紹介するハマーH1は、スカイオートのとっておきの1台。「H1スペシャリスト」としてのプライドが集約された1台で、なぜか雑誌などにお披露目されるのはこれが初めて、とのことなのだ。

そのカスタムの内容は、まずひと目見れば明らか。そう、ボディすべてにラッピングをまとった、強烈な存在感が印象的だ。

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ベースは’99年型、6.5ℓV8ターボディーゼルのワゴン。エンジンはノーマル、サスペンション、つまり車高もノーマルのままだ。エクステリアは、オーバーフェンダー、フロントウィンドーカウル、グリルガード&ウインチと、比較的、標準的なメニューが並ぶ。しかし、ラッピングにより、そのインパクトはヘビーなカスタムに匹敵…いや、それ以上の「圧力」を手に入れることに成功しているのだ。

さらにインテリアの構成も、目を奪われるほどだ。パネルやトリム、シート地はすべて迷彩カラーに張り替えられる。しかも表面はタフな質感で、H1のイメージそのものだ。さらに後席からラゲッジスペースにかけては、ROCKFORDのオーディオをフルセットで搭載。大小スピーカー&ウーハーが所狭しと陳列し、さながらサウンドマシーンと化している!

「このハマーは当社のお客様所有のものですが、あの東京オートサロンにも出展され、好評をいただいたものなんですよ!」とスカイオート代表の村上周平さん。「走るため」のカスタムばかりでなく、「魅せる」カスタムにも高いクオリティを発揮するスカイオート。やっぱり「本物」だ!

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基本的なカスタムはシンプルそのもの。オーバーフェンダー、グリルガード&ウインチはH1では定番でありながら、必要不可欠なメニュー。フロントウィンドーカウルは、実用性とルックスアップを兼ねる、オーナーのセンスあふれる選択。ちなみに前後バンパーのメッキ部分もラッピング。

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ボディ本体、ドアパネル、ルーフ、グリル&グリルガードまで、とにかく目に触れる部分にはすべてラッピングを施す。ちなみにラッピングの素材は新開発されたもので、表面はツルツルではなく布のような手触り。見た目もマットな印象だ。

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タイヤはミッキートンプソン・バハクロウに換装、サイズはLT325/80R16で、H1としてそれほど大径ファットなサイズ、というわけではない。ホイールもビードロック風のアフター品に換えているが、そのビードロック部分にもラッピングが施されている…。

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今回のモデルはH1中期となる’99年式、エンジンはGM製の6.5ℓV8ターボディーゼル(197馬力)、トランスミッションは4速AT。4WDシステムはフルタイム式で、もちろんローレンジも備えている。

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H1のブレーキは基本的にディスク式だが、特徴はそのディスク&ブレーキシステムがドライブシャフト部に設定されていること(インボードブレーキ)。ハブリダクション機構を採用するゆえ、ホイール部には設定できないため。

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インテリアの完成度もかなりのもの!パネルやトリム、シート表皮は迷彩柄のデザイン。パネルの質感はハードコート風で、H1のタフなイメージにもぴったり。さらに差し色になるレッドの部分、機能的なモニター配置などもカンペキだ!

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リヤシートからラゲッジルームに到っては、オーディオのフルセットを搭載。センターのフロアを貫くスピーカー、ラゲッジの巨大なウーハーボックスなど、まさにショーモデル、なのだ。オーナーによると、乗れない、積めないで、このH1にはしばらく乗っていない…とか。


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SKYAUTO【スカイオート】

TEL:048-976-1235
URL:https://www.skyauto.co.jp
Location:埼玉県越谷市南荻島708-1

埼玉県越谷市を拠点にしながら、日本全国に極上コンディションのアメ車をデリバリー。常に数十台の輸入新車、輸入中古車を在庫しているほか、5~7トン対応のリフトを7基完備、内外メーカー各社の純正テスターを揃えるなど、アフターフォローも万全だ。

また他社で購入してクルマなんだけど、修理に困ってしまっていて…なんて方も、気軽に相談してください、とのこと。スカイオートは“ 現車主義”。豊富にアメ車を扱ってきた実績とノウハウから、1台1台のクルマに合わせた、的確な処置を考えてくれる。旧いアメ車も、スカイオートに任せれば、けっしてハードルは高くない!

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Photo ★ Fumio Koga
Text ★ Yoshinobu Kohsaka

アメ車マガジン 2021年 11月号掲載

シャープさとスポーティーさを併せ持つマスタングが最高にお気に入り

2019 FORD MUSTANG

2019 FORD MUSTANG

過激に進化 -GET A THRILL- OUT OF AMERICAN SPORTS CAR

2015のマスタングからステップアップを図る!

FOCUS代表の鈴木さんとは同い年で、21歳の時に「いつか2人でチャレンジャーとマスタングを並べたい!」という夢を描いていたとか。既にその夢は実現しているが、代表がチャレンジャーのデーモンに乗り換え、さらに個性的すぎるカスタムも施したことを機に、彼も新しいことにチャレンジしたくなって2019年型のエコブーストにスイッチ。

2019 FORD MUSTANG

それまでのマスタングもエコブーストであったが、2台目となるマスタングにはパフォーマンスパッケージが装着済み。これにエッジカスタムのサイドスカートを装着。マフラーはマグナフローに交換済みで、今後はレーシングストライプを入れるか検討中とのこと。あとは差し色的な意味合いも込めて、キャリパーのペイントなども実施してみたいそうだ。

購入してまだ3カ月だが、周りに刺激的すぎるクルマがあるだけに自制するのは難しいかも。今後どこまで変化してゆくのか、非常に楽しみでもある。

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タイヤ&ホイールはノーマルのままで、非常にシンプルなスタイル。エクステリアの変更点はEDGEのサイドスカートを装着していることと、マグナフローのマフラーへ変更している程度。オリジナルの雰囲気を大きく変えず、さりげない違いをアピールする。シンプルなスタイルを求めるなら、これぐらいでも良いかも。

2019 FORD MUSTANG

OWNER : MASAKI SUZUK


 

2019 FORD MUSTANG

いつかはカッコいいクルマに乗りたいと長年想い続けていた願いが現実のものに

2019 FORD MUSTANG

2021年になってから、マスタングを購入した菅沼さん。昔からカッコいいクルマに乗りたいと思っており、マスタングのボディラインやシャープなランプ類を一目見ただけで、一瞬にして魅了されたそうだ。

2019 FORD MUSTANG

マフラーはマグナフローに交換しており、ラグジのハーフコンプリートキットを装着。ホイールはニーチェで、前後共22インチをセット。ちなみにFOCUS鈴木代表は、このクルマに負けないデーモンに仕上げたい! と、常々考えていたとか。その結果、個性豊かなF-LINEへと辿り着いたそうだ。

OWNER : IBUKI SUGANUMA


2018 DODGE DURANGO

2年前に初めてデュランゴの写真を見た瞬間購入を決意!

2018 DODGE DURANGO

2年間、デュランゴへの熱意は冷めることなく、ようやく手に入れた吉井さん。ボディサイズやV8が奏でるエンジンサウンドなど、すべてに満足しているとのこと。

2018 DODGE DURANGO

吉井さんとしては、FOCUS代表・鈴木さんの側近としてこのクルマで鈴木さんを送迎したいという夢に、一歩近づいた状態。鈴木さんを目立たせるために、まずは自分も目立つクルマに乗ろうと思ったそうだ。現在の足もとはワークのLSで、エアロパーツも追加。ブラックで統一したボディに、EDGEカスタムズのロゴが映える。

OWNER : TAKAHIRO YOSHII


Thanks:LUXZ

TEL:058-259-3922
HP:https://luxz.jp


Photo:浅井岳男
Text:空野稜

アメ車マガジン 2021年 12月号掲載

建物もカットも道具もすべてをアメリカに拘るバーバーショップ

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Let’s AMERICAN HOME

アメリカではスタンダードであるカット技術を学び、いつかは自分の店を持ちたいと願っていた近藤さん。理想とするのはリアルアメリカのバーバーショップ。その夢を実現するためには、本当のアメリカを知るハウスメーカーが必要だった。

アメ車に乗って訪れる、お客さんが増えてきた

理容師として経験を重ね、いつかは独立して自分の店を構えることを夢見ていた近藤さん。しかも、単なる街の床屋さんとしてではなく、理想とするのはアメリカのバーバーショップ。店構えはもちろのこと、カットもアメリカではスタンダードであるバリカンを使った刈り上げのグラデーションカット「フェードカット」を独学で勉強するなど、本物のバーバーショップを目指していた。

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夢の実現に向けて、まずは動き出したのが店舗を建築してくれるハウスメーカー探しだ。しかし、とりあえずネットで見つけた輸入住宅メーカーを訪れ相談してみたが、「アメリカのバーバーショップ」と伝えても「それは何?」と、イメージを共有してもらえなかった。しかも、自由設計と謳いながらも基本的にパーツを組み合わせるパッケージ設計で、「全然自由に設計できなかった」と近藤さんは振り返る。

いきなり計画がつまづき、ひとり悩んでいた近藤さんだが、地元の先輩でもある同業者が店鋪兼住宅をオープンさせたことを知り、店を訪れたことで計画は再び動き出す。その場所こそ、ジェネラルアメリカンホームで建築デザインされた「ヘアーサロン・SHANBELG」(2021年1月号掲載)だ。「輸入住宅メーカーで見たアメリカンスタイルとは違い、細かい部分まで装飾されているのが分かったし、お店の内装の作りも細かくオーダーできたということを聞いて、すぐにジェネラルアメリカンホームを紹介して欲しいとお願いしました」。

そうして訪れたジェネラルアメリカンホームで代表の杉山氏と打ち合わせが始まると、バーバーショップのイメージはすぐに共有してくれて、本当の自由設計だから要望をどんどん出して欲しいと告げられる。

当初は店鋪だけの予定だったが、住宅兼用にすることでランニングコストも抑えられるとアドバイスももらい計画を変更。予算的にコンパクトな店鋪を考えていたが、「将来的なことを考えて、余裕を持った広さがあったほうが良い」との意見も受けた。最初は躊躇したものの、結果的にこのアドバイスを聞き入れて大正解。

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近藤さんのフェードカット技術は徐々に話題を呼び、その技術を習得したい理容師も多数訪れることになる。7年前にオープンしたバーバーショップ・ブレスは、オープン当時は近藤さん一人でカットを行なっていたが、今では5名にまでスタッフが増え、余裕を持って作られていた空間にカットスペースが増設されている。

完全自由設計は「嬉しい反面、難しい」と語る近藤さん。店鋪に集中し過ぎて住宅側デザインに頭が回らず、「いい感じにお任せ(笑)」したらしいが、不満もなく快適のようだ。

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店鋪で一番こだわったのが、鏡・シャンプー台・収納が一体となる「セット面」。一般的には専用業者から既製品を購入し設置するが、扉の大きさや装飾に至るまでジェネラルにフルオーダー。「ハウスメーカーさんにオーダーして良いのか迷ったんですが、断ることもなく作ってくれて。これは店の一番の自慢です」。アメ車に乗ってリアルアメリカデザインのバーバーショップを訪れ、アメリカでスタンダードのフェードカットを行なう。

そんな粋なアメ車オーナーが、着実に増えているようだ。

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150坪の敷地に店舗兼用住宅(駐車場含む)が建つ近藤さん邸。未使用の土地が150坪あり、全体の土地は300坪にもなる!建物はホワイトのラップサイディングとブラックの屋根のモノトーンで統一。写真にはないが裏手が住宅用の玄関となっている。

アメリカで髪を切るそんな体験ができる『BARBER SHOP BLESS』

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重厚な木製ドアを開けると、ブラックウッドを多くあしらいクラシックなイメージを感じさせる受付スペースが広がる。照明もクラシックタイプを探し出し設置し、店内に飾られる絵も極力既製品ではなく一点物を描いてもらう拘りも。アメリカのバーバーショップではよく見かける、オリジナルTシャツも販売されている。リーゼント用のポマードの種類も豊富だ。

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鏡やシャンプー台が並ぶセット面は、既製品を配置するのが一般的だが、ジェネラルアメリカンホームに依頼してフルオーダー。扉の大きさから装飾までワンオフされ、カスタムペインターによるゴールドリーフまで施されている。同業者からも羨ましがられる、近藤さん一番の自慢の部分だ。

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バリカンなど使用する道具にも拘る近藤さんは、スタイリングチェアも個性を主張。上写真は50年前から変わらないレトロデザインのタカラベルモント製。左はすでに絶版となっている50年前のタカラベルモント製のチェアをレストアしたものだ。

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道路側に面したカットスペースは、元々は待合スペースとして使われていた場所だが、近藤さんのフェードカットが話題となりスタッフも増え、カット場所として増設。将来を見据えて広い空間を備えたほうが良いという、ジェネラルの設計が功を奏した形だ。

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近藤さんが得意とするフェードカットは、バリカンを使って刈り上げをグラデーションでボカしていく高いカット技術。アメリカのバーバーショップではスタンダードなカットで、日本でも流行中。そのカットには細かい調整ができるアメリカ製(アンディス)のバリカンが必須で、ブレスに並ぶバリカンは全部がアメリカ製だ。

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理容師歴19年となる近藤さん。雇われ修行時代から、アメリカのバーバーショップが行なうフェードカットに注目し独学で勉強。独立して出す自分の店は、理容室ではなくバーバーショップとしてオープンすることを決めていた。自身に施すタトゥーはサンダーアレイタトゥークラブ MANO氏によるもので、店のロゴデザインも氏によるものだ。

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OWNER:BARBER SHOP BLESS 近藤さん


BARBER SHOP BLESS【バーバーショップ・ブレス】

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住所:愛知県刈谷市西境町石根25-1
TEL:0566-36-0038
定休日:火曜日
営業時間:9:00~20:00
月曜日:12:00~21:00


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2012 FORD MUSTANG

国産旧車やバイクが趣味だったが、リアルアメリカデザインの店舗兼住宅を建てるにあたり、「国産車では似合わないから」と、初めてのアメ車となる2012年型マスタングを購入。理想はビンテージだったが、故障のリスクを考慮して断念。購入時は大径ホイールを履いた状態だったが、昔ながらのスタイルを求めてアメリカンレーシングの18インチに履き替え。ストライプはカッティングではなくペイントで、マグナフローマフラー&インテーク変更、車高調もセットする。

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HOUSE Maker DATA
General American Home【ジェネラルアメリカンホーム】

所在地:愛知県刈谷市東境町登り坂100
TEL:0566-91-3007
URL:http://g-a-h.sakura.ne.jp/wp


Photo &Text:KAZUTAKE SOMA

アメ車マガジン 2021年 11月号掲載

遊びの新境地を拓く、手のひらサイズのオフローダー【MINI-Z 4×4】

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KYOSHO x AMERICAN CARs

Jeepを部屋でも楽しみたいアナタに

ジープって乗るのも楽しいけれど、眺めるのも楽しいもの。自分の部屋でもジープを感じていたいという人にオススメなのが、ミニカーやラジコンだろう。

京商のミニッツ4×4のラングラーは、1/24スケールのR/C(ラジコン)で、スタイリングはもちろん、その四駆ならではの走破性がナイスで小さなリアルオフローダー!他には京商エッグシリーズのトイラジコンもリリース。こちらも完成品なのですぐに遊べるし、しかもプライスが超リーズナブルなのでキッズも楽しめるぞ。


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ミニッツ4×4
1/24 Jeep WRANGLER UNLIMITED RUBICON

手のひらサイズで楽しめるラジオコントロールカー(ラジコン)のMINI-Z(ミニッツ)シリーズの四駆が「MINI-Z 4×4」だ。4×4というだけあって、その走破性は驚異的で、とにかく操作していて楽しい!このMINI-Z 4×4シリーズにジープ・ラングラーがラインナップされているので紹介したい。

ラングラーは1/24スケール(全長197.3mm)の手にひらサイズでカワイイが、ソリッドアクスルやラダーフレームの採用、さらにはタイヤはNITTO RIDGE GRAPPLERを再現し、オフロードスタイルも本格的なのだ。一度ハマってしまったらミニッツの虜になってしまうので、覚悟してゲットせよ!

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完全塗装済ボディは、まるで高級ミニカーのようで、ボディの肉厚もあえて厚みをもたせて、耐クラッシュ性にも配慮したつくりとなっているのもポイント。

ワイヤーのテンションによってボディを留める方式を採用した新設計のワンタッチボディマウントにも注目。工具を使うことなく、誰にでも簡単にボディの脱着が可能。

ミニッツ4×4は、四駆の実車にも多くに取り入れられているラダーフレーム(スチール製)を採用。これに組み合わせる各種樹脂製パーツとのバランスを図ることで、走行に適したシャシー剛性を確保しているのだ。

そしてラダーフレームに吊り下がるリンク式、前後ソリッドアクスルサスペンション。よりタフな走行シチュエーションを想定して、走行中に負荷がかかる箇所には金属製ギヤを採用して耐久性にも配慮していたりと、魅力いっぱいの手のひらサイズのリアルオフローダーなのだ!

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◆ミニッツ4×4 レディセット
ジープ ラングラー アンリミテッド ルビコン
ブライトホワイト/グラナイトクリスタルメタリック
No.32521W/No.32521GM ¥27,500(税込)


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トイRCモデル(京商エッグ)
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1/16 Jeep Wrangler Unlimited Sahara ホワイト

モダンに進化させたJeep伝統のスタイル、それは丸型ヘッドライト、7スロットグリル、さらには台形ホイールなど、オフロードのアイコニック的存在であるジープ・ラングラーをトイR/Cで再現。

可愛くもその迫力のあるスタイリングを、1/16スケールのサイズの中に上手に模型化。初めてラジコンを操作する人でも、完成済みの車体とステアリングホイールタイプの送信機が付属され、キッズでも簡単に楽しみながら遊ぶことができる。

2.4GHzで伸びたアンテナが無く、お子様ラジコン需要に応えた安心・安全の設計。プライスは各¥4,048(税込)。

■全長 275mm ■全幅 163mm ■全高 146mm ■全備重量 約483g ■周波数:2.4GHz ■走行時間: 約45分 ■パッケージサイズW370mm × D205mm × H230mm
●本体 ●送信機 ●取扱説明(パッケージ内) ●本体: 単3 アルカリ電池4本、送信機: 単3 アルカリ電池2本

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1/16 Jeep Wrangler Unlimited Sahara ホワイト

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1/16 Jeep Wrangler Rubicon Sport レッド


京商
HP:https://www.kyosho.com


アメ車マガジン 2021年 11月号掲載

アメ車で4WDと言えば やっぱりJEEPですよね!

2020 JEEP WRANGLER UNLIMITED

2020 JEEP WRANGLER UNLIMITED

過激に進化 -GET A THRILL- OUT OF AMERICAN SPORTS CAR

代表を公私ともに支え従業員たちも支える

FOCUSのマネージャーとして、そして代表の鈴木さんの妻として公私共に支える里奈さん。どうしてもアメ車の四駆に乗りたいと思い、ラングラーをチョイス。ルビコンにしたのは雄大さんが「一番上のグレードがイイ」と言ったからで、特別オフロードを走るわけではないとか。

2020 JEEP WRANGLER UNLIMITED

フロントバンパーはモパーのスチールタイプに変更。スミッティビルドのサイドステップを追加し、ルビコンのイメージカラーに合わせて赤のタイヤレターでサイドウォールを装飾。ポイントを抑えつつ、JEEPらしさを引き出しているが、もちろんこのラングラーもラグジでカスタマイズ。その引き出しの奥深さを垣間見たような、そんな1台だと言える。

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トップグレードのルビコンは、標準でBFGのKM2を装着。ただしホワイトレターではないので側面が少々寂しく、そこでレッドレターを実施。フロントバンパーを金属製に交換するが、ここまでワイルドな雰囲気を演出可能。様々なパーツを追加しなくても、ポイントを押さえる事で、JEEPは断然カッコ良くなる。

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OWNER : RINA SUZUKI


Thanks:LUXZ

TEL:058-259-3922
HP:https://luxz.jp


Photo:浅井岳男
Text:空野稜

アメ車マガジン 2021年 12月号掲載

ベース車両はチャレンジャーデーモン、唯一無二の姿を実現する

2018 DODGE CHALLENGER SRT DEMON

2018 DODGE CHALLENGER SRT DEMON

EDGE CUSTOMS DODGE CHALLENGER F Produced by LUXZ

過激に進化 -GET A THRILL- OUT OF AMERICAN SPORTS CAR

フルバンパーの採用で一体感を演出、速さも予感させる「F」の称号を冠する

これまで、様々なチャレンジャーのカスタムを提案しているLUXZ。既存のモデルとは一線を画す、フルバンパースタイルが遂に完成した! その名も「F series」。これまでのような威圧感はやや影を潜め、さり気なくでもノーマルとは全く異なる姿へと進化させている。


ダッジチャレンジャーSRTデーモンは異次元の840hpを叩き出す


ベース車両はデーモンで唯一無二の姿を実現する

10年間で3台のチャレンジャーを乗り継ぐ、鈴木雄大さん。高校生の時からアメマガを愛読しており「いつかチャレンジャーに乗る! でもきっと高いから、それじゃあ社長になろう!」という夢を着実に実現している若き実業家の1人で、浜松でFOCUSという揉みほぐしから治療までを行なうサロンを4店舗経営中。元々鈴木さんはアメ車が好きだったこともあり、目下従業員にもアメ車の魅力を布教中。1人でもアメ車ユーザーが増えるように、FOCUSには〝アメ車手当〟なるものが存在する。今回は鈴木さんだけでなく、アメ車に乗るスタッフたちも紹介しよう!

2018 DODGE CHALLENGER SRT DEMON

さて、鈴木さんがLUXZ島澤社長と出会ったのは3年前。もちろん10年前から知っていたが、絶対に会うことはないと思っていたとか。だが同じ接客業の代表なので一度会ったところ、趣味や嗜好が一致。そこから一気に惚れ込み、また自分がさらに高みへと飛躍するために、最高峰のデーモンをベースに創り上げてもらったのが、このFシリーズだ。

実はフルバンパーのエアロはLUXZ初。オリジナルの雰囲気を残しながらも空気の流れが見えるかのようなデザインを採用。オーバーフェンダーはブリスター形状を採用しつつ、滑らかなアーチも描かれチャレンジャーを知らない人が見たらこれがノーマルと思うほど、自然な仕上がりと言える。

2018 DODGE CHALLENGER SRT DEMON

ちなみにFの称号にはFULL BUMPER/FAST/FIGHTERなどの意味が込められているが、鈴木さんのお店「FOCUS」と偶然にも一致! まさに運命さえも感じる、オンリーワンな1台が完成したと言えるだろう。

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この撮影の時に、始めて愛車のF-LINEと対面した鈴木さん。その仕上がりに対して「大満足すぎて、言葉では言い尽くせないほどです!」と感激を隠せない様子。塗り分け方にも島澤社長のコダワリが盛り込まれており、グリル部分は通常と逆で、前側をブラックにペイント。オリジナルのリアウイングにはラムエアーダクトを彷彿とさせる開口部が設けられ、圧倒的とも言える存在感を漂わせている。

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OWNER:YUDAI SUZUKI


ヘルキャットとデーモンを持つ世界的に見ても希少な存在!
チャレンジャーSRTデーモンの進化「サタン」をLUXZが召喚!

Thanks:LUXZ

TEL:058-259-3922
HP:https://luxz.jp


Photo:浅井岳男
Text:空野稜

アメ車マガジン 2021年 12月号掲載

【オーバーランドスタイル×タンドラ】タンドラ専門店「コロンブス」も注目する

OVERLAND STYLE with TUNDRA

TUNDRA LIFE
OVERLAND STYLE with TUNDRA

もっとワイルドにキャンプを楽しみたいって人に打って付けのスタイルが「オーバーランド」。テントを載せた架装スタイルが全世界的に注目を集めているなか、USトヨタ、とくにタンドラを中心に車両販売からメンテナンス、ドレスアップなど、さまざまな側面からユーザーをバックアップしている「コロンブス」も大注目のスタイル。そこで今回はオーバーランドスタイル×タンドラを実践するオーナーを紹介してもらった!


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ユーザーニーズに親身に応えるショップ「コロンブス」

USトヨタ、とくにタンドラを中心に車両販売からメンテナンス、ドレスアップなど、さまざまな側面からユーザーをしっかりとフォローしているのが東京都小平市に店舗を構えるコロンブス。

2004年にスタートしたコロンブスは、クルマとバイクが好きな秋葉代表がクルマやバイクに乗ることの楽しみや喜びをユーザーに伝えたくスタートさせたショップであり、ユーザーのライフスタイルにあったクルマ探しを親身になってサポートしている。

OVERLAND STYLE with TUNDRA

車両販売は新車中古車を問わず、ユーザーの予算にマッチした車両を提供してくれるほか、購入後のメンテナンスにも力を入れており、認証工場として車検整備はもちろんのこと日常メンテナンスなど、さまざまな要望に対応している。さらに、カスタマイズにおいてもUSパーツなどの輸入もしており、ユーザーニーズにあったカスタムを提案している。

中でもここ最近盛り上がっているのがオーバーランドスタイル。コロンブスでも注目しており、アイテムも販売中だったりするが、今回はこのスタイルを実践するユーザーに登場してもらった。

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「ベテランキャンパーが辿り着いた新たな境地」

夫婦水入らずで楽しむためのオーバーランドスタイル

紹介するマサルさんご夫妻。聞けば二人のお子さんがいらっしゃるそうで、まだ子供たちが幼い時には4人でキャンプをはじめ、アウトドアライフを謳歌していたそうなので、歴としてはかなり長くベテランの域。アウトドアへ繰り出す際の相棒にはこれまでは日本車を主に愛用してきたとのこと。

だが、子供たちも成長して手が離れ出したことで次なるステップへ踏み出そうと模索していたところに、タイミング良くフォード・F‐150を買わないかという打診があり、アメリカンピックアップトラック×キャンプ=オーバーランドスタイルという、思い描いていたキャンプライフを実現することとなったそうだ。ちなみにF‐150は6インチのリフトアップが施されたワイルド仕様。

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マサルさんがオーバーランドスタイルを取り入れたいと思ったそもそもの理由はというと〝手間を省きたかった〟から。「これからは夫婦二人で楽しむことが多くなると思うので、設営するのも撤収するのもできる限り作業を省略したくて」と。キャンプを始めた当初はアレもコレもとなりがち。それも楽しいのだけれど、酸いも甘いも噛み分けたベテランだからこその考えである。

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それに今後は、本場らしく移動しながらのキャンプトリップを楽しみたいということでタンドラへとスイッチ。「長距離(5000km以上)のクルマ旅がしたくて安心感のあるタンドラを選択しました。F‐150に比べたらクセはないけれど、旅するクルマとしては最高の一台だと思います」。取材時にはGWに熊本県阿蘇地方まで旅する予定とのことだったが、きっと満喫したことだろう。


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180°展開するオーニングはDARCHE ECLIPSE、ルーフトップテントはARBSIMPSON ⅢをYAKIMAのラックにセット。これらは前愛車のF-150からそのまま移植する形でセット。オーニング&ルーフトップテントともにウォール&アネックスを装備しているためサイドを覆うことができるため、プライベート空間を確保できる。

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クーラーボックスや収納ケース、テーブルにチェアなど、今やブームとあってラインナップも豊富。その中から自分の好みに合ったアイテムをチョイスしつつも、自身でアレンジして収納ケースを製作するなど、オリジナリティを楽しむ。

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サスペンションはスプリングにスペーサーを組み合わせて2インチのリフトアップを実施。これに伴いタイヤを33インチへとサイズアップ。タイヤ&ホイールともフューエルオフロードで統一。それをブッシュワーカーのオーバーフェンダーで覆う。元々はクロームだったグリルは納車してすぐペイントし、ヘッドライトも移植。


フルモデルチェンジした3代目タンドラは、テクニカルマッスルがコンセプト

タンドラ新旧モデルを検証。フルモデルチェンジでイメージを一新!!


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COLUMBUS AUTO CENTE

TEL:042-332-0035
HP:https://www.columbus-japan.com/


PHOTO&TEXT:編集部
アメ車マガジン 2022年 7月号掲載