ノックダウン生産された車をベースに、レストア必須のストック状態からストリートロッド へと作り替えた個体

[vc_row][vc_column][vc_custom_heading text=”ゼロからスタートして完成に至ったレストロッド”][vc_column_text]STREET ROD ECSTASY
1935 Ford Humpback Sedan

国内にてノックダウン生産された右ハンドル車をベースに、レストア必須のストック状態からストリートロッドへと作り替えた個体。長期の製作期間を経た完成後は、ロッダーを地でいくように長距離遠征にもアグレッシブに出動。近年の仕様変更によって、理想的なプロポーションを獲得した秀作!

IMG_0384[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]パンプキンの愛称でお馴染みのフォードF100を求めて模索するなか、日本国内にてノックダウン生産された35年型のセダンのベースに巡り会い、ストックの状態からストリートロッドへアレンジするプロジェクトに発展。文字通り、ゼロからの作業なため、作業メニューが多く、完成までには長い年月がかかってしまったが、それだけに、完成後は、正に水を得た魚のごとく、長距離トリップにも積極的に出動するなど、ロッダー・ライフを満喫している35年型セダンのオーナーさん。ファットフェンダーの初期にあたる35年型は、過渡期ならではの立ち位置で、人気もあまり高くない。そのため、アメリカでも決定版といえるプロポーションを構築する個体を目にする機会が少ない。そんな中、この個体は、リペアを兼ねて、今年に入り足回りをアレンジしたことで、理想的なプロポーションに変身を遂げることに成功。スキニーなフロントに、ディープリムによるワイドなリアとのバランスこそが、HOT RODとして理想的な組み合せ。それに向け、ホーシングをナロータイプのフォード9に変更し、リアシートスペースの確保をしつつ、フレームを加工せずして最大限のスペースを確保するアレンジを実施。リアホイールにおいてはルックス的に最も理想的とされる10Jならではのデザインにして、リバースの8J幅という、アメリカンレベル社の「トリック8」を採用することで構築。タイヤ&ホイールと絶妙な車高スタンスこそが、クルマのカッコ良さを決定づけるということを、証明する好例だ!

IMG_9993[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]搭載する350エンジンは、マイルドパフォーマンスの平均的な仕様ながらも、車重の軽いストリートロッドには不満ないパフォーマンスを発揮するド定番。モダンなメカニズムのサスペンションはバネレートが車重に対して完璧にマッチしており、適度なタイトさの中にも、しっとりとした乗り心地が得られる。市街地からハイウェイ走行まで難なく対応する。この時代のセダンの室内は、高級サルーン並にゆとりあるため、4人乗車によるロングトリップでも快適なのだ。

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外観は基本的にストック。それまではテールレンズやナンバーをトランク部に移設したモダンなスタイルだったが、今回の仕様変更で、あえてストックに戻した。バンパーも前後共にストック品を手配済みで、近日中に装着する予定。理想的なプロポーションの構築に伴って、不変的な魅力のレストロッドとして生まれ変わった。

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エンジンは定番のシボレー製350ci。エーデルブロック製シングル4バレルキャブレターをセットしたマイルドパフォーマンスな仕様。センターロック世代ながらも、クラシカルなルックスのバルブカバーが全体の雰囲気にマッチする。トランスミッションは4速AT。社外の専門メーカーによるエアコンを完備する。ちなみに、ガルウィング式フードは4ピース構造によるストック。

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日本車から流用したシートや内張りは、ブラックで統一し独自に制作。ステアリングコラムはチルト式の社外製GMタイプにアレンジ。ステアリングは定番のバンジョータイプ。ビレット製のメーターパネルは、モダンなアプローチだった時のなごりである。

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フロントのサスペンションは、マスタングII タイプの独立懸架。ステアリングはラック&ピニオン式。リアエンドはセミナローのFord9に入れ替え、それに伴い4バー式コイルオーバーにアレンジ。8Jにして10Jを思わせるディープなスロットホイールは、アメリカンレベル社の“ トリック8”。

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IMG_0393[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Special Thanks ◆ ANDY’s Rod Works
Phone ◆ 047-713-9122[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Photo & Text ◆ Hideki Ishibashi[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2018年 9月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

ストリートロッドのベース車として、ダントツ人気のデュースこと32年型Ford

[vc_row][vc_column][vc_custom_heading text=”コスパに優れたピックアップという選択”][vc_column_text]STREET ROD ECSTASY
1932 Ford Pickup

ステイタスの高い“デュース”において、フレンドリーなコマーシャル(商業車)をベースにしたストリートロッドは、コストパフォーマンスに優れ、カジュアルに付き合える魅力的な存在なのだ。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]ストリートロッドのベース車として、ダントツ人気の“デュース”こと32年型Fordは、社外製パーツを駆使して、新車として構築するケースが主流。オリジナル品となると希少なだけでなく、ボディ単体でも数万ドルを超えるケースもあるほどバリューが高いため、ファクトリーのスチールボディ車にこだわると、手の届かないほどの高額になってしまう…。それでも、コマーシャル(商業車)であるピックアップがベースであれば、この個体のように、パッセンジャー用のグリルを採用し、ストリートロッドとしてそつなくアレンジした状態でも、400万円~で乗り出すことが可能なのだ。ピックアップは最もアメリカらしいカッコ良さを備えているし、ホビーとして割り切れば、室内の狭さも問題なし。高い理想を掲げても、入手できずにいるならば、コスパに優れるピックアップを入手して、HOT RODライフを満喫する方が遥かにスマートだろう。何はともあれ、実際に乗って楽しむことこそが、ロッダーの流儀なだけに、コスパに優れるピックアップでフレンドリーに楽しむのがオススメ!

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ストックに準じたドロップチューブは、理想的なプロポーションを構築するうえではワイドトレッドは不向き。そのため日本のFF車用のオフセットのホイールを採用することで、足回りの変更をせずしてクールなルックスを確保。FORDのハブキャップをアレンジすることで、違和感なくまとめたトリッキーかつスマートな手法。

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この個体は351クリーブランド&C4と、FORDの血統でアップグレード! マッスルカーとしては誇れなくとも、軽量なストリートロッドにおいては、必要にして充分なポテンシャルを発揮する。

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スチールむき出しで簡素なドアパネルは、コマーシャル・ビークルならでは。ダッシュは、本来ゲージが収まる中央部分をスムーシング。そのためなのか、ゲージ類はファイヤーウォールに設置というイレギュラーなスタイル。

IMG_1581[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Special Thanks ◆ Deuce Factory
Phone ◆ 045-333-4877[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Photo & Text ◆ Hideki Ishibashi[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2018年 9月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

ストリートロッド界きっての、激レアでマニアックなスポーツクーペ

[vc_row][vc_column][vc_custom_heading text=”激レアなスポーツクーペをクールにアレンジ”][vc_column_text]STREET ROD ECSTASY
1932 Ford Sport Coupe

ストリートロッド界きっての人気モデル“デュース”の中でも、激レアでマニアックなスポーツクーペ。コンバーチブルを思わせるも、バイナルトップ同様のコスメティックなスタイルなのがポイントだ![/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]ストリートロッドにおける人気モデルといえば、何はなくとも“デュース”の愛称でお馴染みの「32年型FORD」。また数あるボディスタイルにおいては、ロードスターを頂点に、コンバーチブル、3Wクーペ、5Wクーペの順で人気がランキングされる。その点、この個体は、一見すると、コンバーチブルに思えるが、Bピラーが存在するし、ドアは骨格を持つクーペと共通するミクスチャーなデザイン。トップは開閉式ではなく、バイナルトップと共通するオシャレなアプローチによる「スポーツクーペ」というレアなバリエーションなのだ。この個体は、クラブクーペの持ち味を保持しながらも、フェンダーを撤去したハイボーイなストリートロッドとしている。往年のフラットヘッド・エンジンや、FORD純正ホイール、コマーシャル(商業車)用の大型ヘッドライトなどを採用したトラディショナルなスタイルにまとめている。アメリカでも希少なだけに、ストリートロッドとしてアレンジする人は、相当のマニアだ。そんなスポーツクーペを日本でドライブするオーナーは、他にも同等のホットロッドを複数所有するハードコアな吾人だったりする!

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コンバーチブルのソフトトップを閉じた状態に見えるも、実際はバイナルトップ同様のお洒落仕様で、トップは開閉せず固定式。基本的なボディ形状は、5ウインドー・クーペに近い。反艶のブラックペイントながらも上品な印象。

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インパネはストックをキープしながら、ゲージ類は社外品でアップグレード。リアガラス一角が、ファスナー式で室内に収納可能。これによって、予想以上の開放感が得られ、トランク部分を後部座席とするランブルシートの搭乗者とのアクセスにも機能する。

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サスペンションはストックのメカニズムを保持しつつ、ドロップI ビームや、40年代のファクトリーパーツでアップグレードした、往年のスタイル。見るからにクラシカルなスキニーなバイアスタイヤは、往年のデザインによるFirestone製。

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Phone ◆ 047-713-9122[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Photo & Text ◆ Hideki Ishibashi[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2018年 9月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

映画『アメリカングラフィティー』の劇中車として、世界一有名なデュース・クーペ をオマージュ

1932 Ford 5 window1932 Ford 5 window

STREET ROD ECSTASY

「アメグラ」の劇中車をオマージュしつつ昇華

映画『アメリカングラフィティー』の劇中車として、世界一有名なデュース・クーペをオマージュしながらも、スタイリング、ポテンシャルの面で、正常進化させた現代版! スーパーチャージャーで武装したV8モーターが露出したルックスは、正にHOT RODを象徴する憧れのスタイル!


ストリートロッドのベース車として、ダントツ人気のデュースこと32年型Ford


30年代のモデルは、とりわけ軽量なため、ストリートロッドとしてアレンジした状態でも1t程度。それだけに、エンジン出力は200hpもあれば、十分な速さを感じられるのがポイント。その点この個体は、スーパーチャージャーで過給するシボレー350に換装されているだけに、トップレベルのマッスルカーを凌ぐ、ホットな体感が味わえる。

しかも、ミッションは4速マニュアルを搭載しており、その体感はATでは得られないほどダイレクトに味わえる。発熱量が多いスーパーチャージャー車なので、渋滞は避けたいが、撮影時も渋滞に見舞われながらも、快調にポテンシャルを発揮していた。

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日本では、非日常的でマニアックな印象のストリートロッドは、カーショーなどに行かないかぎり、なかなか目にする機会が少ないのが実情。それでも、ストリートロッドそのものが何か分からないという人であっても、映画『アメリカングラフィティー』の劇中車として登場する「グラフィティー・クーペ」は、お馴染みの存在だろう。

それだけに、ダイキャストなどでリリースされたモデルは人気が高く、競争率も高くプレミア価格が付くほど。この個体は、そんなグラフィティー・クーペをイメージして、5ウィンドー・クーペをベースに、かれこれ20年以上前に、日本でアレンジされたもの。

昔からストリートロッドに憧れていた現オーナーが、近年入手したうえで、自身が理想とするスタイルを織り交ぜながら、アップグレードしている。チョップトップ&サイクルタイプにアレンジされたフェンダーによる引き締ったボディは、グラフィティー・クーペ特有のスタイルとして保持しつつも、ストックよりも縦方向に短縮されるラジエター&グリル、はスーパーチャージャーの導入に伴い、熱対策を考慮してストックのスタイルでリメイクしている。

結果として、マッシブなポテンシャルを獲得すると同時に、全体のシルエットは、グラフィティー・クーペ以上にスタイリッシュに纏まっている。劇中でのオーナー、ジョン・ミルナーに思いを馳せながらも、スーパーチャージャーならではのマッシブなV8パワーをマニュアル・ミッションで味わえるという、なんとも贅沢な仕様なのだ! 関東でのイベントに参加するなど、乗って楽しむストリートロッドの奥義を貫くオーナーの心意気が、この個体の魅力を輝かせている!

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30年代初頭のモデルでは、ルーフの中央部分はスチールではなく、木材が使用されていたため、レザーシートで化粧されている。

チョップトップによって引き締ったフォルムは、疾走感があるだけでなく、空力に優れるホットロッドではお約束の手法。映画「アメリカングラフィティー」は1962年の設定となっており、キャッチーなイエローの車体色や、クロームしたスチールホイールの装着など、全体的に50’sスタイルとなっている。特徴の1つであるグリルの短縮は採用していないが、むしろ、その方がルックス的バランスは優れている。

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エンジンは、定番的なシボレー350を採用し、ルーツタイプのスーパーチャージャーでモディファイ。3連Vベルト式のクラシックなスタイルが、この個体のキャラクターにマッチしている。平均的なハイパフォーマンスV8でも、軽量なデュースクーペではホットな走りが味わえるが、スーパーチャージャーを追加したうえに、マンシー製4速マニュアルの組み合せは、トップレベルのマッスルカーをも凌ぐマッシブな仕様!

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インパネのスチール部分はブラックでペイントし、室内全体にマッチさせている。ゲージ類はクラシカルなスチュワートワーナー製。王道のグランツ製ステアリングも良く似合う。“グラフィティー・クーペ” を意識してシフトハンドルはピストンタイプを採用している。

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タイヤは定番のBFグッドリッチをチョイス。サイズはフロントは155/80R15、リアは235/75R15という往年のスタイルならではのセットアップ。フロントサスペンションはオールドスクールなIビームながら、リアはコイルオーバー式にアップグレード。リアエンドはFord9。


Special Thanks ◆ Deuce Factory
Phone ◆ 045-333-4877


Photo & Text ◆ Hideki Ishibashi

アメ車マガジン 2018年 9月号掲載

究極の自動車趣味としてアメリカでは定着している「ストリートロッド」

[vc_row][vc_column][vc_custom_heading text=”究極のアメリカン 憧れの「ストリートロッド」
STREET ROD ECSTASY
Oldie but A Goodie!
The Ultimate AmericanCar”][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]アメリカでは究極のカーホビーとして確固たる地位を確立している「ストリートロッド」。日本においても昔からの熱狂的なファンを中心としてジワジワと人気が上がり、現在では「いつかは欲しい憧れのアメ車」となってきている。日本のストリートロッドのレベルも直実に上がっており、海外からも注目されるようにもなってきた。日本のクールなストリートロッドたちを紹介していくことにしよう。

_N6I1924[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]戦前のモデルをベースにする「ストリートロッド」は、アメリカの自動車趣味において、あらゆる面で頂点的な存在として、一般的にも広く浸透している。歴史を重んじながらも、最新かつ最良の方法でアップグレードするといったアプローチは、いかにもアメリカらしい。音楽に置換えると、ROCK にもよく似ており、新旧様々なスタイルが存在し、聴くだけでなく、実際に楽器をプレイしたり、バンドを組んでパーティなどでライブを行なったりと、楽しみ方においても、ファン層の面でも共通する部分が多い。それだけに、お馴染みのミュージシャンにも、ホットロッダーや、ホットロッドを所有する者は意外にも多く存在するのだ。歴史が長いだけでなく、日本では想像できないほど、そのマーケットは巨大。それに対して日本でのストリートロッドは、まだまだ少数派。存在こそ知っていても、現実離れした特殊なジャンルといった印象。そんな中でも、アメ車オーナーとしてキャリアを重ねていくうちに、その魅力を知り所有に至るというケースや、古着などのファッションから派生して、ライフスタイルにおいても同等なスタイルを取り入れる延長で、愛車もチョッパーやホットロッドにステップアップするといったケースがジワジワと浸透中。ファンならずとも知るジャニーズ系タレントにも、同様の流れでストリートロッドを愛車とする人も数名おり、最近ではTV や誌面でも露出されているだけに、注目度が高まっている。何はなくとも、純粋にクルマとしてのポテンシャルを味わううえでも、最もシンプルで軽量なうえ、現代を基準にした高次元の運動性能や快適性も確保可能な拡張性の高さはストリートロッドの魅力と言える。いかようにもアレンジできるだけに、一度その魅力にハマれば、一生愛せるだけの奥深さがあるのである。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]1932 Ford Pickup

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1932 Ford Sport Coupe

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1935 Ford Sedan

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1937 Ford Sedan

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1927 Ford Model T(左)/1929 Ford Model A(右)

_N6I1466[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]アメ車マガジン 2018年 9月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

アズールモータリングの魅力を凝縮したような1台 / ビュイック・リビエラ

1966y BUICK RIVIERA

1966y BUICK RIVIERA / 1967y FORD MUSTANG Eleanor Ver.

VINTAGE AMERICAN Produced by AZZURRE MOTORING

ハイセンスなカスタムカーを世に送り出しているAZRことアズールモータリング。モダンマッスルやSUVなどイマドキのモデルを扱っているイメージが強いが、実はビンテージアメリカンにも力を入れている。シェベル、リビエラ、マスタングエレノア仕様を紹介しよう。(シェベルはこちらから)

1966y BUICK RIVIERA

他にはない個性を身につけるビンテージの新しい楽しみ方

_HMP7172上質なクルマばかりを扱う「AZR」ことアズールモータリングは、カスタムの豊富なバリエーションも魅力のひとつ。このビュイック・リビエラは、そんなショップの魅力を凝縮したような1台だ。見ただけで分かる上質なエクステリアは各部が塗り分けされたオールペイントによるもの。エンジンを始動すればスムーズに吹け上がって快音を奏で、その安定したサウンドからも機関系が快調だと分かる。カスタムとして大径アルミホイール、ロックフォードスピーカー、カーナビなどが備わる。パッと見た感じはビンテージ。しかし実際は個性的なカスタムを施した、いわゆるニュースタイルに整っている。立体的な造形は、当時のアメ車らしい個性的な佇まい。大きなボディは居住性の向上にも繋がる。

1966y BUICK RIVIERA

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当時の雰囲気を残しつつ、美しい状態を維持するインテリア。両ドアにはロックフォードスピーカーがさり気なくインストール。天井とダッシュボードはアルカンターラに張り替えてあるのだ。

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エンジンの状態も良好。撮影時も一発始動で、グッドコンディションを維持していることが分かる。直管形のチェリーボムで排気音の迫力を強調。アルミはフォージアートでフロント22、リア24インチ。個性的なニュースタイルだ。

1967y FORD MUSTANG Eleanor Ver.
フルカスタムで実現した究極的な「エレノア」仕様

1967y FORD MUSTANG Eleanor Ver.

シェルビーGT500エレノア仕様としたこの1台は、AZRがある顧客から入手したものだという。カスタムの詳細などは前オーナーの判断によるものだろうが、しかしそれを把握したAZRがサポートするという事実は極めて頼もしい。この個体は、エーデルブロックやMSDといった、信頼性の高いアフターパーツを多数採用。ボディは全塗装が施され、エンジンルームの隅々に至るまでヤレは見当たらない。

1967y FORD MUSTANG Eleanor Ver.

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ずっと憧れていた65年型リヴィエラをネットで発見し、現車を見ずに購入

セカンドジェネレーション初期の66年型 ビュイック・リビエラ

ビュイック・リビエラは、コンベンショナルなFRモデル

充実した装備を持つビュイック リビエラは、FR駆動のスペシャリティカー


アズールモータリング

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Text & Photos|アメ車MAGAZINE
アメ車マガジン 2018年 9月号掲載

漆黒のごとく深い艶を放つシェベルに秘められたLS1の超強力ユニット

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1970y CHEVROLET CHEVELLE

VINTAGE AMERICAN Produced by AZZURRE MOTORING

ハイセンスなカスタムカーを世に送り出しているAZRことアズールモータリング。モダンマッスルやSUVなどイマドキのモデルを扱っているイメージが強いが、実はビンテージアメリカンにも力を入れている。シェベル、リビエラ、マスタングエレノア仕様を紹介しよう。(リビエラ・マスタングはこちらから)

漆黒のボディに秘められたLS1の超強力ユニット

まるで漆黒のごとく深い艶を放つシェベル。アズールモータリングの手によりカスタマイズされたこのシェベル、そのコンセプトはマイアミから生まれたNEW STYLEを取り入れたものだ。フロントに22インチ、リアに24インチという巨大なホイールを履き、その内側に4輪の全てがディスクブレーキへと強化されている。サスペンションはフロントが車高調、リアはHOTCHIKS製のサスペンションとデフを組み込み、位置調整を施している。強化された足回りは、それが必要なほど強力なパワーユニットへと換装されているためだ。エンジンはC5コルベット用LS1ユニットへと換装され、そのマネージメントはキャブではくインジェクションで行なっている。これにより、迫力あるスタイリングに見合ったパワーとトルクも手に入れているのだ。

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ワイドなタイヤ&ホイールとマフラーが、迫力あるスタイルを演出している。

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エンジンはC5コルベットに搭載されていた、オールアルミの5.7ℓV8のLS1ユニットで、350hpを発揮する。ホイールはフロントが22インチでリアが24インチのFORGIATOをインストール。

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ステアリングはビレットスペシャリティの特注品。カーボンパネルに組み込んだ3連メーターは全てデジタル表示となっている。また、純正オーディオを残しつつ、JLオーディオ、キッカーのウーハーキットなどで大迫力のサウンドを楽しめる。ブラックレザーにブルーのステッチとパイピングを施したシート。オーストリッチ素材も贅沢に使用している。


【i corporation 1970y シボレー シェベルSS】クルマとしての本質を持つクラシック・アメリカン

セミファストバック形状のフォルムへと進化した2代目モデル 1970y シボレー シェベル

控えもながらもシンプルで精悍なスタイリングでストリートロッダーからの支持が高い初代シェベル

スニーカー感覚で乗れるヤレたシェベルがお気に入り


アズールモータリング

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Text & Photos|アメ車MAGAZINE
アメ車マガジン 2018年 9月号掲載

 

アメ車マガジン2019年1月号 絶賛発売中!

アメ車マガジン2019年1月号、絶賛発売中!

今回の特集テーマは「若者たちのアメ車ライフ」。

若者のクルマ離れなんて飽きるほど聞かされてきました。確かにそういう時期もありました。日本でアメ車に乗る人はこのままドンドン少なくなっていくのかと。

でも気が付いてみたら、今の10代、20代には、実はクルマ好きがたくさんいるんじゃないか。編集部のそんな思いを形にするべく、日本各地で20代を中心としたアメ車乗りに取材しました。

オジさん世代と同様の価値観を共有している人もいれば、新たな感性でアメ車を選んだ人もいます。近年のアメ車に乗る人もいれば、クラシックなアメ車を楽しんでいる人もいます。若者たちがそれぞれに精一杯愛車を楽しむ姿をご覧ください。

それから2018年9月30日に開催した「アメマガキャラバンin新潟」も、

当日に撮影させていただいた参加者全員を掲載してます。今回もジャンルを問わないカスタマイズカーイベント「新潟ストリートカスタム」とのコラボ開催。カークラブ「Devotion」のみなさんによる運営協力のおかげで無事に終了することができました。

その他、カッコ良いカスタムデモカーや各地で開催されたイベントのレポートなど、今月号もアメ車ファンなら誰でも楽しめる一冊になりました!

アメ車マガジン2019年1月号

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アメ車用のパーツストック数ナンバーワンの頼りになるお店「G.P.S.」

[vc_row][vc_column][vc_custom_heading text=”アメマガ・リコメンド・プロショップ『G.P.S.』
アメ車乗りの強い味方
純正品からアフターまでパーツのことならG.P.S.!!”][vc_column_text]’50~’60年代のビンテージカーから、最新のSUVまで。アメ車パーツの、日本におけるトップサプライヤーが『G.P.S.』だ。細かいメンテナンスパーツからこだわりのカスタムパーツまで、ほかでは考えられないほどの品揃え。修理や車検も、まかせて安心だぞ。

248[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]最新のアメ車はまだいいとしても、ちょい古、あるいはビンテージカーのレベルになると、問題になるのがメンテナンスや修理、パーツの有無だ。信頼できるショップにおまかせできればいいが、しかしパーツがあるなしは深刻で、なければ、どうにもならない場合もある…。そんな時、頼りになる存在が『G.P.S.(ガレージ・パフォーマンス・サービス)』だ。新旧アメ車パーツの品揃えは、日本ではナンバーワンの充実ぶり。各種ガスケットやセンサー類、ベルト類などなど、細かい部分までフォローするメンテナンスパーツについては、プロショップからのオーダーも多いので、実は知らないうちにG.P.S.のお世話になっている…なんてユーザーさんも多いかもしれない。また純正メンテナンスパーツだけでなく、アフターのカスタムパーツの取り扱いも豊富だ。たとえばエギゾーストパーツでおなじみの「マグナフロー」は日本における代理店もつとめており、触媒(キャタライザー)や様々な形状のマフラーを在庫。排気系を一新できるので、年代モノのクルマには特にありがたい。これらのパーツは店頭だけでなく、もちろん通販やネット販売も可能。最近は個人ユーザーからのオーダーも増えているそう。またお店には整備工場も完備して、エンジンのコンピューター診断も可能。年々厳しくなる車検にもソツなく対応してもらえるので、実車を診てもらうのもオススメだ。

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G.P.S.がイチオシするケミカル類が「RISLONE」。シールリペアやストップリーク、つまりオイル系や冷却系の漏れ止めが多いが、とくに古めのアメ車にはかなり良い、そう。オイルや水の漏れ・にじみは古いアメ車ではあきらめるしかなかったが、これを使えば、そんな心配ともサヨナラ!

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エンジン系や駆動系、電装系など、細部に至るまでのメンテナンスパーツも、数千点、常備されている。メーカー純正品はもちろん、ACデルコ製など、それに準じたパーツも多数。とくにACデルコ国内正規ディーラーとして、万全の品揃え。各種フィルター&エレメント、バッテリー、各種フルード&オイルなど、バックアップ体制はばっちりなのだ。

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リフトアップカスタムが多いSUV。すると問題になるのが、いわゆる直前・直左の視界の問題。G.P.S.が推奨するのはカメラの装着。ほかで行えばかなりのコストになるが、G.P.S.では高性能カメラを用いながら、リーズナブルプライスで対応してくれる。そして日本では手に入りにくいカスタムパーツも、豊富に揃えられている。とくに人気があるのが、ビレット&クローム系のエクステリアパーツ。ドアハンドルやアンテナなど、ドレスアップには効果的なアイテムが充実だ。シボレーのボータイも、ファンには必須。

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G.P.S.ではパーツ販売のほかに、メンテナンスにも力を入れている。モダンマッスルやSUV、そしてビンテージカーの整備も行なっている。パーツを豊富に扱うってことは、それだけクルマに対するノウハウも豊富ということなのだ。レストアからカスタムまでトータルで相談してみよう!

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某国内自動車メーカー勤務を経て、’96年、埼玉県熊谷市で「G.P.S.」を創業。当時はアストロの輸入販売を主に手がけていたが、いつしかパーツの輸入販売と、整備・修理がメインに。最近はSUVなどのカスタムを法的に適合させる作業も多くなっている。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]G.P.S.【ガレージ・パフォーマンス・サービス】

埼玉県深谷市宿根1145
Tel:048-551-0781
http://www.GPService.com

1996年創業のアメ車プロショップ。当初はアメリカ本国から輸入した車両販売も手がけていたが、次第にパーツ販売に特化。今は現地スタッフを置き、純正パーツや、純正同等のアフターパーツの輸入販売をメインにしている。最近は個人販売も増えてきており、とくに60’sのクルマや、日本正規販売のなくなったフォード用パーツのリクエストが多くなっているとか。自社工場完備、とくにカスタム車や保安基準変更による車検取得にも力を入れている。

28[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Photo◆Fumio Koga
Report◆Yoshinobu Kohsaka[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2018年 9月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

高級SUVをメインとしたカスタムブランド「BCD」ブランド第1弾のエアロはグランドチェロキー用

[vc_row][vc_column][vc_custom_heading text=”新ブランド「BCD」第1弾
グランドチェロキー用エアロが完成”][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Hot New PARTS
SENS CUSTOM BRAND『BCD』

高級SUVをメインとしたカスタムブランド「BCD(ビー・シー・ディー)」が誕生した。プロデュースするのは名古屋市にあるアメ車プロショップ「SENS(センス)」。ブランド第1弾のエアロはグランドチェロキー用、そのデモカーが完成したばかりだ。

JEEP Grand Cherokee

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ずっと飽きのこない普遍的な「カッコよさ」

今夏、カスタムパーツ業界に新しく「BCD(ビー・シー・ディー)」というブランドが誕生した。名称の由来は「ビルト&カスタムデザイン」の頭文字から。またアルファベットの「A」をユーザーに見立てて、それに続き、支える存在としての意味合いもあるという。BCDがテーマとしたのは、オリジナリティだ。他の人とは違うクルマに乗りたくてアメ車に乗る層のうち、やはりノーマルでは物足りなく感じる人もいる。近年は大柄なオーバーフェンダーや、装飾の多い凝ったデザインのパーツが多く登場しているが、それらとはまた違う選択肢を提案する。流行りものではなく、いつまでも飽きのこない、普遍的なカスタムを提案したい。そうして検討を重ねて、ついに完成したのがこのBCD第一弾、グランドチェロキー用パーツというわけだ。パーツ構成は、前後左右にオーバーフェンダーというフル展開で、セットで装着した際のパッケージ感と、さりげない個性の主張が他に類を見ない。パーツを細かく見ていけば、オーバーフェンダーにはそれぞれスリットが刻まれるなど、細部に工夫を凝らしていることが感じられる反面、しかし、それを主張しすぎない、ジェントルな印象を受ける。言わば、グランドチェロキーというクルマに合ったデザインと表現することもできる。BCDは今後、高級SUVをメインとしながらも、しかしアメ車を中心に展開していくという。このグラチェロ用はもちろん、さらなる展開にも注目したい。

 

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前後左右+オーバーフェンダーの全方位構成ながら、グランドチェロキーのイメージを大きく変えることなく、しかしハッキリと個性を主張できるデザイン。オトナに相応しいパーツブランドだ。

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グランドチェロキー用BCDエアロパーツは、フロントバンパー(179,000円)、前後オーバーフェンダー(83,000円)、サイドスカート(75,000円)、リアバンパー(153,000円)の4種類。セット価格は490,000円となる。なお、デモカーはさらに4本出しのワンオフマフラー(150,000円)を装着。また、ホイールにはWORKのPARAGONをインストール。サイズは22インチの11.5Jで、カラーはカスタムオーダーによるものだ。価格はすべて税別・未塗装。今回の車両はフルコンプリートタイプだが、ユーザーの選択肢となるように、オーバーフェンダーなし、オーバーフェンダーのみというスタイルにも合うようにデザインされているのも、BCDエアロパーツの特徴だ。

_HMP8349[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]SENS [センス]
所在地:愛知県名古屋市中川区荒子2-14-1
TEL:052-363-1100
URL:http://sens.centurionworld.jp/
営業時間/定休日:10:00~19:00/水曜日

整備士の国家資格を有するSENSの土本真也さんは「派手すぎず、シンプルすぎず。街並みに自然と溶け込むデザインです」とBCDを紹介する。SENSはグランドチェロキーのカスタムを相談されることが多いらしく、今回の新パーツは、ユーザーへの嬉しい提案になりそうだ。

_HMP8429[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]■写真&文/加藤山往(ハチメガプロダクション)[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2018年 9月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]