ネオマッスル復活の先鞭をつけた アメリカン・スペシャルティカー フォードマスタング

[vc_row][vc_column][vc_custom_heading text=”American Cars BEST20
FORD MUSTANG(フォードマスタング)
1964y-“][vc_column_text]今のネオマッスルカー隆盛のキッカケとなったのは、先代マスタングの大ヒットだった。それを見た各社がそれぞれにかつてのポニーカーたちをリバイバルさせて今の状況を作り出した。しかしデビューから途切れることなく継続してきたのはマスタングだけだ。

2018 Ford Mustang V8 GT

2018 Ford Mustang Interior

2018 Ford Mustang Interior

2018-eg[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]1964年4月にマスタングが一般公開された時、時代が動いた。決して大げさではなく、1台のクルマを見るために公開会場となったニューヨーク万国博覧会には人々が押し寄せ、長蛇の列を作った。公開初日に2万2000台の注文が入り、その後1年間で40万台が売れたという空前絶後のスペシャルティカー、それがマスタングだった。その後、マッスルカー時代の担い手の1台となったことはご存じのとおり。2004年秋、第五世代となるマスタングが発売された。2003年のデトロイトショーですでにほぼ市販バージョンのデザインを形にしたコンセプトカーが発表されており、一部の人たちからは注目されていた。2005年に入った頃には5thマスタングがかなり売れていると話題になっていた。5thマスタングがなぜ売れたのか。さまざまな要因があって、とても理由をひとつに絞ることはできないが、ひとつは装備の充実度を競うことなく手頃な価格を実現したこと。それから、誰が見てもマスタングだと分かるスタイリングを採用したこと。実は4thマスタングもスタイリングのコンセプトは初代モデルへの回帰だったのだが、5thを見た後に改めて見直すと中途半端な感じがする。しかしそれでもフォードは4thによって、その方向性にある程度の手ごたえを感じていたはずだ。さて、大ヒットモデルとなってチャレンジャー、カマロ復活のキッカケともなった第五世代の後を受けて、マスタングの現行モデルが一般公開されたのは2013年12月。2014年夏に2015年モデルとして発売された。先代モデルの後に現行型を見ると、なるほどマスタングだなと思えるのだが、実はこのフロントマスクは現在のフォード車に共通の顔でもある。3rdマスタングの頃もフォードは同じように、フォード共通の顔をすべての乗用車に付けた時期があったが、今回はマスタングを世界中で販売しようという戦略の中でグローバルに好まれるデザインを採用したのだ。アメ車としての(すなわちマスタングとしての)アクの強さは抑えられ、ヨーロピアン風のカッコ良さが前面に出ている印象だ。現行モデルの最大のニュースはエコブーストエンジンの新採用だ。マスタングはV8エンジンを積んだスポーツカーだというイメージがあるが、実際にはアメリカ本国でも日本でも、V8よりV6の販売台数の方が多いのが事実である。そのV6エンジンを直4ターボエンジンで置き換えようというのが6thマスタングの2.3ℓ直4ターボエンジンだ。スペックを見ると、燃費はもちろん最高出力でも最大トルクでもV6エンジンを上回っているし、実際に走ってみても、低速からトルク感のあるリニアな加速は「直4」という言葉から受けるイメージが完全に裏切られるものになっている。そうしたエコブーストエンジンの評価がマスタングでも固まってきたことを受けて、2018年モデルでは初めてV6エンジンがラインナップから外れて、V8と直4エコブーストのみとなった。同時にエコブーストエンジンは最大トルクを48.4kg︲mへと向上させた。また、2018年モデルでは内外装のデザイン変更、V8エンジンのパワーアップ、10ATの採用なども行なわれ、ますます魅力あるマスタングになっている。

GT Premiun Convertible

GT Premiun Convertible

GT Premiun Fastback

GT Premiun Fastback

GT Fastback

GT Fastback

Eco Boost Premiun Convertible

Eco Boost Premiun Convertible

Eco Boost Premiun Fastback

Eco Boost Fastback

Eco Boost Fastback

[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

2018 Ford Mustang GT Premium Specifications
全長 4783㎜
全幅 1915㎜
全高 1382㎜
ホイールベース 2720㎜
トレッド 前 1582㎜/後 1648㎜
重量 1680kg
エンジンタイプ V8 DOHC
総排気量 5.0ℓ
内径×行程 91.4㎜× 91.4㎜
圧縮比 11.0 : 1
最高出力 460hp/ 7000rpm
最大トルク 44.2kg-m / 4600rpm
燃料供給装置 電子式燃料噴射( 筒内直接噴射)
変速機 10AT
EPA燃費 市街地6.4㎞ /ℓ/高速10.2㎞ /ℓ
サスペンション前 ストラット・コイルスプリング
サスペンション後 マルチリンク・コイルスプリング
ブレーキ前 ベンチレーテッドディスク
ブレーキ後 ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ前後 P235/50WR18

[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_custom_heading text=”1st Generation 1964-70″][vc_column_text]65

記念すべき初代マスタング。写真は1965年モデルでファストバックだが、当初発売されたのはノッチバックのクーペとコンバーチブルのみ。オプションは膨大なリストから自由に選ぶことができ、まったく同じ仕様のマスタングは1台もないとまで言われた。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_custom_heading text=”1st Generation 1971-73″][vc_column_text]1971BOSS351_ jpg

初代モデルを2つに分けたがそれほど深い意味はない。こちらは1971年以降の「ビッグマスタング」と呼ばれたモデル。マッスル時代に向けたボディも大きく最強のマスタングだったが、排ガス規制の強化にともない、パワーダウンを余儀なくされていく。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_custom_heading text=”2nd Generation 1974-78″][vc_column_text]77

時代の向い風の中、ボディもエンジンもダウンサイジングした第二世代。コブラ、コブラⅡ、キングコブラなどのハイパフォーマンスを狙ったモデルもリリースされたが、当時の技術ではやはり中途半端なものであり、それを求める時代ではなかった。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_custom_heading text=”3rd Generation 1979-93″][vc_column_text]89

1980年代を通してもっともモデルレンジの長かったマスタング。フロントマスクにはマスタングとしての特徴は無く、他のフォード車と共通デザインだった。ただし先代とは異なり、5.0ℓ V8エンジンなども用意され、走行性能は回復に向かっていた。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_custom_heading text=”4th Generation 1994-2004″][vc_column_text]

1999Ford-Mustang_初代への回帰をスタイリングコンセプトとした第四世代。写真は後期型の1999年モデル。後期型はエッジの立ったラインにより精悍さが増した印象に仕上がっていた。マスタングとしてのディテールをより際立たせることでヒットした第五世代への萌芽が見られる。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_custom_heading text=”5th Generation 2005-14″][vc_column_text]2011shelbygt500_

文字通りマスタングのRe-birthを果たした第五世代。ハイパフォーマンスバージョンのシェルビーGT500も復活し、新たなマッスル世代の主役となった。その影響は他メーカーにもおよび、ダッジ・チャレンジャー、シボレー・カマロが相次いで復活した。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_custom_heading text=”CUSTOMIZED MODELS”][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

600hpへ超パワーアップ

フォードレーシングとROUSHが共同開発したマスタングGT用スーパーチャージャーキットを装着して、シャシダイ計測で603hpを記録した。この大パワーを受け止めるための足回りは、ダイバンとTEINが共同開発した車高調キット。車速やGに応じて減衰力を自動制御する優れものだ。

フロントページ

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AM3I0265[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

LBワークスのマスタング

日本国内はもちろんヨーロッパからもLBワークスのマスタングへの期待が寄せられ、そのアンサーとして製作されたのがこれだ。オーバーフェンダーはフロント6㎝、リア8㎝、フロントディフューザー+カナード、サイド&リアディフューザー、リアダックテールをキット化。ダクトボンネットはオプション。

http://libertywalk.co.jp[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]1960年11月に、リー・アイアコッカがフォードブランド事業部の統括責任者になって間もなくから、フォード内のマスタングプロジェクトは動き出した。誰もが欲しくなるようなファッショナブルでスポーティな、それでいて手頃な価格のクルマが必要だとアイアコッカは考えていた。プロジェクトメンバーを集めてコンセプトカーを製作、公開しつつ、他にもあらゆる手を尽くして、来たるべきフォードの新型車「マスタング」への世間の期待をあおった。アイアコッカはセールス&マーケティングの手腕については当代随一のものを持っていた。市販のマスタングが公開されてからはご存じのとおり、熱狂的なブームが巻き起こった。しかし数年もするとその熱も冷めてくる。そうなる前にアイアコッカが打った次の手は、モータースポーツへの進出だった。シェルビーGT350であり、GT500である。これらのハイパフォーマンスバージョンをレースで活躍させることで、マスタングのユーザー層を広げ、代替えの需要も掘り起こそうとした。そうした動きは各メーカーにもあり、マッスルカーの時代(当時はマッスルカーという言葉は無かった)が到来した。しかしそれがピークに達しようとしたまさにその時に、事故の増加による保険料値上げ、マスキー法による排ガス規制の強化、そしてオイルショックなどの逆風が一気に吹いた。そこからの本格的な復活は第五世代を待つしかなかったのである。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]https://www.ford.com

■Text|アメ車MAGAZINE[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2018年 3月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

【ダッジチャージャー】700hpオーバーのエンジン搭載 世界最強の4ドアセダン!

2016 Dodge Charger SRT Hellcat

DODGE CHARGER(ダッジチャージャー)1966-78y, 81-87, 2006y-

American Cars Best 20

かつてのチャージャーファンからすると、「4ドアセダン」は違うんじゃないかとか、チョット丸っこくなりすぎじゃないかとか、言いたいことがあるかもしれないが、今のチャージャーチャレンジャーと並ぶ立派なマッスルカーであることに違いはない。

https://www.dodge.com

2016 Dodge Charger SRT Hellcat

2016 Dodge Charger SRT Hellcat

2016 Dodge Charger SRT Hellcat

「ダッジ・チャージャー」というクルマは、これまでに3つのまったく異なるスタイルでリリースされてきた。最初は1966年からの2ドアインターミディエイトファストバックマッスルカーの時代、次は1981年からのサブコンパクトスポーティカーの時代、そして現在の4ドアフルサイズセダンマッスルカーである。このうち、2番目のサブコンパクトチャージャーは、現在の日本ではまず目にする機会がない。というか、ひょっとすると1台も実車が無い可能性もあるのではないか。でも最初のインターミディエイトマッスルのチャージャーはたくさんあるし、いわゆるモパーマッスルとして、インターミディエイトクラスという独自の存在であることもあって、熱烈なファンが多い。

そのチャージャーと現在のチャージャーは、実はまったくつながりがない。実際のところ同じなのは名前だけだ。しかし、現在の4ドアセダンマッスルカーとしてのチャージャーは好評である。

2016 Dodge Charger SRT Hellcat

最初の4ドアチャージャーは2006年モデルでのデビュー。ダッジブランドのアイデンティティであるクロスヘアグリルを大きくフィーチャーしたスタイリングだった。その後、2011年モデルでモデルチェンジ。スタイリングは一見キープコンセプトに見えたが、シャシーは一新され、新たなLXプラットフォームをベースとしたものだった。その後、2015年モデルでスタイリングを一新、この時はシャシー関係はキャリーオーバーであり、実はモデルチェンジではない。そのへんのモデルレンジはあくまでも同じLXプラットフォームを使用しているクライスラー300と同じ流れに従っているので注意が必要。

そしてそのフェイスリフトが行なわれた2015年モデルで、世界最強の搭載エンジンを獲得する。707hpを発揮するヘルキャットエンジンを搭載したSRTヘルキャットである。ヘルキャットチャレンジャーの方が先に発表されたが、どちらも同じ2015年モデルでの発売となった。このへんを見ると、チャージャーを単なるフルサイズ4ドアセダンではなく、チャレンジャーの4ドア版マッスルカーとして位置づけているダッジの戦略が理解できる。そうした考え方は、現在のチャージャーにデイトナ392やR/Tスキャットパックなどのバリエーションがあることにも表れている。

チャージャーの最新のエンジンラインナップは、先ほどのヘルキャット6.2ℓV8HEMIスーパーチャージャー(707hp/89.8kg-m)、6.4ℓV8HEMI(485hp/65.7kg-m)、5.7ℓV8HEMI(370hp/54.6kg-m)、3.6ℓV6(300hp/36.5kg-m)という4種類で、これはチャレンジャー・デーモンをドラッグレース専用車という特別な存在として除外すると、チャレンジャーとまったく同じものである。

かつてのゴリゴリのマッスルカーと違って今のクルマはインジェクションなので、アクセルを踏み込めばエンジンが唸りを上げて加速するが、街中で大人しく走っている分には大パワーエンジンであることを意識する必要がない。日常の足として普通に使える高性能車なのである。だから、チャージャーが4ドアセダンであることに意味がある。家族を乗せて走れるマッスルカーなのである。

2017 Dodge Charger SXT AWD

Dodge Charger SXT

2016 Dodge Charger R/T Scat Pack

Dodge Charger R/T Scat Pack

2017 Dodge Charger Daytona 392

Dodge Charger Daytona 392

2017 Dodge Charger Daytona

Dodge Charger  Daytona

2017 Dodge Charger SRT 392

Dodge Charger SRT 392

2016 Dodge Charger SRT Hellcat Specifications
全長 5100㎜
全幅 1905㎜
全高 1478㎜
ホイールベース 3058㎜
トレッド 前 1610㎜/後 1617㎜
重量 2075kg
エンジンタイプ V8 OHV スーパーチャージャー
総排気量 6.2ℓ
内径×行程 104.1㎜× 91.4㎜
圧縮比 9.5 : 1
最高出力 707hp / 6000rpm
最大トルク 89.8kg-m / 4800rpm
燃料供給装置 電子式燃料噴射( 筒内直接噴射)
変速機 8AT
EPA燃費 市街地5.5㎞ /ℓ/高速9.4㎞ /ℓ
サスペンション前 ショートロングアーム・コイルスプリング
サスペンション後 マルチリンク・コイルスプリング
ブレーキ前 ベンチレーテッドディスク・6ピストン
ブレーキ後 ベンチレーテッドディスク・4ピストン
タイヤサイズ前後 P275/40VR20

1st Generation 1966-67

1st Generation 1966-67 チャージャー

1964年4月に一般公開された最初のフォードマスタングの一人勝ち状態にくさびを打ち込むべく企画された初代チャージャー。マスタングのガチンコのライバルではなく、少しずらしたインターミディエイトクラスとして新たなマーケットの開拓を狙った。

2nd Generation 1968-70

2nd Generation 1968-70 チャージャー

パーソナル・ラグジュアリーカーとしての初代モデルの販売が思うように伸びなかったのを受けて、第二世代はマッスルカーとしての性格を前面に出したデザインとされた。より強力でATとの組みあわせも可能な440エンジンも好評だった。

3rd Generation 1971-74

3rd Generation 1971-74 チャージャー

マスキー法による排ガス規制やオイルショックなど、マッスルカーにとっては真っ向からの向い風と言える状況の中でパワーダウンを余儀なくされた第三世代。状況の急変の中で有効な手を打てずにチャージャーの販売台数も急激に減っていった。

4th Generation 1975-78

4th Generation 1975-78 チャージャー

もはやマッスルカーではなくなってしまったチャージャー。それでも魅力を付加するべく、豪華な装備を施してパーソナル・ラグジュアリーカー路線へと舵を切ったが、結果的にチャージャーとしての存続を諦めることになった。

5th Generation 1981-87

5th Generation 1981-87 チャージャー

以前のチャージャーとはまったく違うサブコンパクトスポーツとしてチャージャーの名前を復活させた第五世代。他メーカーも似たような車種を用意したものの、どれも決定打になることはなく、一時のつなぎ的な存在として認識されるにとどまっている。

6th Generation 2006-10

6th Generation 2006-10 チャージャー

4ドア?という反応も一部にあったものの、2005年モデルからの5thマスタングがヒットモデルになっており、チャージャーもあわせて「リバイバルマッスルカー」などと呼ばれ、ブームの兆しが見える。ここからチャレンジャーの企画も進んでいくのだ。

現行モデルのチャージャーへと連なる流れは、最初から4ドアセダンとしてのものだった。当時はGMがカマロファイアーバードの廃止を決断するほどだったので、そもそも新たなクーペモデルの企画が進むはずがない。

クライスラー社が独ダイムラーに吸収されて翌1999年のデトロイトショーに「ダッジ・チャージャーR/Tコンセプト」という名のコンセプトカーが出展された。この時点でチャージャーのデザインコンセプトはすでに固まっていて、クーペスタイルであるのは間違いないが4ドアであることは明確にアピールされていた。

ただし当時のクライスラー社にはチャージャーに使用する適当なFRシャシーが無く、メルセデスベンツの設計を使用したLXをプラットフォームによって実現されることになった。その段階でマグナムクライスラー300との関係も構築されていったのである。

1999 Dodge Charger R/T Concept


CUSTOMIZED MODELS

最速のファミリーカー

ダッジチャージャー、DODGE CHARGER

ダッジチャージャー、DODGE CHARGER

日本に入ってきたチャージャーヘルキャットを早速カスタム。とはいえ最初の1台に既存のパーツはない。コルベットマスタング用のパーツを加工して取り付けたり、欧州車用のパーツを3車種から集めて切ってつないでひとつのパーツを造ったり、ということを繰り広げた結果として仕上がったのがこれ。まさに唯一無二。

http://www.revolver-customs.com


https://www.dodge.com


■Text & Photos|アメ車MAGAZINE
2018年 アメ車マガジン 3月号掲載

今、日本のアメ車で一番勢いのある マッスルカー人気の牽引車なのだ!! ダッジチャレンジャー

[vc_row][vc_column][vc_column_text]2018 Dodge Challenger SRT Hellcat Widebody

2018 Dodge Challenger SRT Hellcat Widebody

American Cars Best 20
DODGE CHALLENGER(ダッジチャレンジャー)1970-74, 78-83, 2008y-

往年のアメ車ファンからも、若い世代からも、ともに厚い支持を受けているダッジ・チャレンジャー。「今、一番人気のあるアメ車は何?」と聞かれたら、それはチャレンジャーであることは間違いない。ノーマルで乗ってもカスタムしてもOKの万能選手だ。

2015 SRT Hellcat

2015 SRT Hellcat

2015 SRT Hellcat[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]1964年4月にフォード・マスタングが発売され、コンパクトスポーティカーという新たなマーケットが生まれた。発売からわずか2年で100万台が売れたという爆発的な拡大に対して、GMはシボレー・カマロおよびポンティアック・ファイアーバードを1966年9月に発売、こちらも最初の1967年モデルが28万台のセールスを記録した。これに対してクライスラーは、1969年9月にダッジ・チャレンジャーおよびプリマス・クーダを投入した。この時から、チャレンジャーマスタングカマロとのガチンコのライバル関係が続いている。

チャレンジャーの現行モデルは2008年2月に発売された。先にコンセプトモデルとして全容が明らかになっていたものの、初代モデルの完璧なディテールを現代のクルマにそのまま持ってきたようなスタイリングは、かつてのアメリカンデザインそのものであり、近年のどれも似たり寄ったりになりがちなコンピューターによって計算された高効率デザインとは明らかに一線を画するものとして注目を集めた。そしてそれは今に至るまで変わらず、むしろそれがより一層価値あるものとして、チャレンジャーの人気を支えている。

初代モデルのディテールとして分かりやすいのが、ヘッドランプまで収めたグリル開口部と、いわゆるコークボトルボディシェイプ、それに横長の細い長方形のテールランプであり、これらをすべて忠実に取り入れた現行型チャレンジャーは、まさに初代モデルの再来と呼ぶにふさわしい仕上がりとなっている。マスタングカマロのリバイバル版も、同様に初代モデルのディテールを取り入れているのだが、現代的にアレンジされた部分が大きくなっている。このことは、マスタングカマロよりも相対的にチャレンジャーの方が往年のアメ車っぽさを残すことにつながっている。

チャレンジャーの現在の基本エンジンラインナップは、6.4ℓV8、5.7ℓV8、3.6ℓV6の3種類。デビューした2008年モデルは6.1ℓのSRT8のみで、翌2009年モデルから5.7ℓV8とV6が加わった。またV6エンジンは2010年モデルまでは3.5ℓだった。

こうした基本ラインナップに加えて、オプションパッケージや限定仕様も多数あるのがチャレンジャーの大きな魅力になっている。下に並べた写真はその一部で、上からドラッグパック、フュリアス・フューシャ、プラムクレイジー、モパー10、SRT392、モパー14、ゴー・マンゴー、デーモンである。

それぞれの内容も多彩で、ドラッグパックはドラッグレース専用オプションパッケージ、フュリアス・フューシャ、プラムクレイジー、ゴー・マンゴーはカラーパッケージではあるが、チャレンジャー生誕70周年との関連で設定されたものもある。モパー10およびモパー14は、ハイパフォーマンスなモパーバージョンであり、SRT392は392=6.4ℓエンジンを搭載したスペシャルバージョン、さらに今もっとも話題性の高いデーモンは最高出力840hpを誇る世界最強のエンジンを搭載したドラッグレース仕様車だ。

このような幅広い選択肢が用意されているのもチャレンジャーが幅広い層から支持される理由のひとつとなっている。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

2015 Dodge Challenger SRT Hellcat Specifications
全長 5018㎜
全幅 1923㎜
全高 1416㎜
ホイールベース 2951㎜
トレッド 前 1625㎜/後 1618㎜
重量 2018kg
エンジンタイプ V8 OHV スーパーチャージャー
総排気量 370cid(6.2ℓ)
内径×行程 103.9㎜× 90.9㎜
圧縮比 9.5 : 1
最高出力 707hp / 6000rpm
最大トルク 89.9kg-m / 4000rpm
燃料供給装置 マルチポートインジェクション
変速機 8AT
EPA燃費 市街地5.5㎞ /ℓ/高速9.4㎞ /ℓ
サスペンション前 ショートロングアーム・コイルスプリング
サスペンション後 5リンク・コイルスプリング
ブレーキ前 ベンチレーテッドディスク・6ピストン
ブレーキ後 ベンチレーテッドディスク・4ピストン
タイヤサイズ前後 275/40ZR20

[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]"Big Daddy" Don Garlits drives his Mopar Dodge Challenger Drag P

2010 Dodge Challenger SRT8 Furious Fuchsia

2010 Dodge Challenger SRT8 - Plum Crazy

Mopar '10 Challenger. For the first time in its history, Chrysl

2011 Dodge Challenger SRT8 392 Inaugural Edition

2013 Dodge Challenger R/T Classic (left) with Challenger SRT8 39

2018 Dodge Challenger SRT Demon[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

1st Generation

1970 DODGE CHALLENGER T/A 340 SIX PAK

初代チャレンジャーは、マスタング、カマロに続く最後発のポニーカーとして、先行したライバルたちの成功を研究してそれに勝つべく投入された。今もってまったく古さを感じさせないスタイリングデザインとともに多彩なラインナップの選択肢もその成果だった。

エンジンラインナップは
・225 cu.in I-6; 145 hp ・318 cu.in V-8; 230 hp ・340 cu.in V-8; 275 hp(290 hp in the T/A) ・383 cu.in V-8; 290 hp ・383 cu.in V-8; 330 hp ・383 cu.in V-8; 335 hp ・426 cu.inHEMI V-8; 425 hp ・440 cu.in V-8; 375 hp ・440 cu.in V-8; 390hp
というもので、これほどのワイドバリエーションは群を抜いたものだった。今となってはすべてがコレクターズアイテムである。[/vc_column_text][vc_column_text]

2nd Generation

1980 DODGE CHALLENGER

日本のアメ車ファンにはその存在も知らない人が多いチャレンジャーの第二世代は、1978~1983年モデルとしてラインナップされた。この2代目チャレンジャーの正体は三菱自動車の製造によるギャラン・ラムダであり、チャレンジャーという車名ではあるものの、ハイパフォーマンスカーというよりはエコ性能を重視したコンパクトクーペで、標準エンジンは1.6ℓ直4(77hp)だった。一方、オプションとして2.6ℓ直4(105hp)エンジンも用意されていて、こちらを選ぶと、このクラスとしては元気に走るクルマとして知られていた。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_custom_heading text=”CUSTOMIZED MODELS”][vc_column_text]

加工不要のエアロパーツ

DODGE CHALLENGER

国内チャレンジャー用エアロパーツで先行したキャンディゲートによる専用パーツ。フロントノーズ、フロントリップ、リアウイング、アンテナカバー、サイドステップ、リアガーニッシュが用意されている。取り付け時に加工は不要、装着したままで車検にも対応。純正のラインを崩さずスポーティに。

https://www.candy-gates.com[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

ワイルドスピード8劇中車

エッジカスタムズ、ダッジチャレンジャー

エッジカスタムズ、ダッジチャレンジャー

SEMA SHOW 2015 にラグジが出展したエッジカスタムズチャレンジャーがひょんなことからワイルドスピード製作スタッフの目に留まり、「アイスブレイク」にチョイ役ではあるが出演した。フロントのグリル、リップ、カナード、リアのスポイラー、カナード、フェンダーパネル、サイドスカートと、装着多数。

http://luxz.jp[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]先行したマスタングカマロを追い落とすべく、1970年モデルでデビューした初代チャレンジャー。しかし当時のアメリカ国内での売れ行きは振わず、マスタングカマロと肩を並べるまでにはいかなかった。その要因として言われるのは「デビューした時期が遅かった」というもの。

1970年は排気ガス規制が本格化した年で、1973年にはオイルショックも控えていた。初代チャレンジャーのモデルレンジとなった1970~1974年は、マッスルカー終焉の時期と重なったのである。約5年の販売期間に売られたチャレンジャーは、合計で16万台あまりとされている。それだけに今となっては希少価値のあるコレクターズアイテムとして価格は高騰し、手に入れにくくなっている1台で、多彩なハイパフォーマンスモデルが日本にも存在する人気のビンテージカーだ。

第二世代のチャレンジャーは1978年モデルでデビュー。当時、アメリカ国内でも大いに存在感のあった日本車のOEMだった。その正体は三菱自動車ギャランシリーズのクーペである「ギャラン・ラムダ」。初代モデルとの連続性は皆無だが、アメリカ本国ではこれもモパーの1台としてカウントされている。

時は流れ、2005年モデルのマスタングが初代モデルのリバイバルとしてヒットしたことから現行型チャレンジャーの開発がスタート。今や日本国内ではそのマスタングをも追い抜いて、アメ車人気ナンバーワンとなっている。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]https://www.dodge.com[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]https://www.dodge.com[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]2018年 アメ車マガジン 3月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

2017 CROSS FIVE JAPAN TOUR FINAL@ポートメッセ名古屋

[vc_row][vc_column][vc_custom_heading text=”2017 年のカスタムシーンを賑わせた
話題のクルマ達による夢の競演が実現!
■ポートメッセ名古屋 ■2017年12月16-17日”][vc_column_text]今年一年、各専門誌で大きく取り上げられた名車達をはじめ、過去に話題となったクルマがリメイクしてエントリーするなど、見応えあるカスタムカー達がファイナルに大集結!

DSC_6320[/vc_column_text][vc_column_text]ショップブースよりも、個人エントリーの飾り付けの方が際立つという一風変わった雰囲気で、垣根を越えたカスタムシーンのアミューズメントパークの如く開催されるのがX5ファイナルだ。その最大の理由は、この一年の集大成としてファイナルを目標に仕上げてくるクルマ達の多さはもちろん、インドア2日間というモーターショーさながらのスケジュールにある。この2日間ってのが肝で、普通のイベントは朝エントリーして夜には帰宅するものだが、このファイナルに限っては遠方からのエントリー勢が名古屋に宿泊。一泊するってことはお酒を交わしながらのカスタム談義にも花が咲く。それが来年のビジョンや目標など情報交換の場となり、さらなる進化を遂げて2018年へ突入する。表舞台こそ華やかで煌びやかではあるが、出展している人達は見た目とは裏腹に真面目にカスタムシーンと向き合っているのが実に印象的である。また、インドアイベントの特性を生かしてディスプレイにも力を入れるのもファイナルの魅力であり、どのクルマも本気で魅せ方に取り組んでいるので、出展を目指しているユーザー達はカスタムの手法のみならず、工夫を凝らしたカラクリにも注目して欲しい。少し違う角度から見ると、クルマだけじゃない情熱が感じ取れるはずだ。

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DSC_6018DSC_6022[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]DSC_6082

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インポートセダン・セミ1st、ベストオブペイントに輝いたプライムガレージの300。同系色や光の当たり具合で変化をもたらすテクニック、様々なペイント手法を盛り込んだカスタムペイントは必見。ラインの取り方からカラーバランスまで緻密な計算とセンスによる集大成と言える。先代の300Cをベースに製作した同ショップのデモカーとして世界中の話題を呼んだショーネーム「ハスラー」を進化させたモデルで、このモデルはネオ・ハスラーと名付けられている。その2台が並ぶ姿は圧巻だ。

 

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本誌にも登場して話題となったカスタムペイント&ガルウィングで一際目立つマスタングが超絶進化を遂げてエントリー。なんと2005年フェイスから2015年フェイスへフェイススワップ、さらにはリアシートを潔く取り去ってのフルロックフォードによるカスタムオーディオなど鳥肌物なカスタムがてんこ盛り!

 

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ボンネットにリアルフレイムスのスカルが大胆にあしらわれたカマロ。イエローをベースカラーに描かれたカスタムグラフィックも斬新でひときわ目を引く。車種やジャンルで言うとかけ離れてしまうが、どことなくローライダーな雰囲気を醸し出しているのも特筆物。往年のカスタムカルチャーとトレンドの融合と言える。

 

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2017年の東京オートサロン、LEXANIブースで展示され話題となった新型チャージャーのフルラッピング。光の当たり方で見え方の変わるマッドキャンディ色に、LEXANI FORGEDの新作LZ765をフルオーダーで履きこなす。新型チャージャーをベースとしたカスタムカーとしては多分最先端? まさにトレンドを先取りといった印象だ。

 

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シルバーベースに絶妙な色の切り返しでラディカルなグラフィックペイントを取り入れたマスタング。有りそうでない色の組み合わせも新鮮![/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]DSC_5793

アメ車のカテゴリーからは外れてしまうが、このフレームワークや足の作り込み、細部まで緻密な計算の中で数ミリの狂いも辞さない姿勢は感服。次世代フレームワークの結晶と言える。

 

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ガルウィングにボンネット、グリルにスポイラーにと定番と言えるカスタムワークの中で、特に注目したいのがリムのセンス。絶妙なカラーコーデがワンランク上の証。

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Truck Mildクラス1stのアワードをゲットしていたシボレーK-10。近年C-10の人気が高まっているが、次に注目されているのがK-10やK-5ブレイザー。丸目なヴィンテージフェイスに最先端のリム、前後リーフを取り払ったフルカスタムの足は必見。オリジナル志向の方には申し訳ない気もするがこの圧倒的フォルム!文句なしに格好良い!!

 

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ジュンバグラインズによるアーティスティックなカスタムグラフィックスペイントを纏うエスカレードEXT。ディスプレイの工夫も特筆物!

 

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ヒョウ柄ラムと共にTMオートサービスの看板トラックとして有名なGMCシエラ。いつも複数台の中に並んでいるが一台で居るとその魅力に改めて感銘。

 

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マグナムをベースにしている中では実に斬新なトラッキンカスタムを思わせるツートンペイント。エンジンルームまで妥協なき手を加えている点も特筆物。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]DSC_6239

一昔前はラグジュアリーSUVの代名詞だったエスカレードも、いまやカリッカリのカスタムベース。思い切ったアレンジで魅せ方も無限大に膨らむ。

 

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アメリカンフォースの超深リムを履きこなすのが最近のリフトアップ系のトレンド!? それに加えてSUTを活かした外向けカスタムオーディオとくれば無敵!

 

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セカンドシートを取り去ってのフルキッカーカスタムオーディオ、さらにはリムかぶりで落とし込む車高。こんな激しいナイトロ、初めてです(笑)

 

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5月に行われた大阪のクロスファイブで3冠、ベストオブショーに輝いた65yエルカミーノ。リムの7割を大胆に呑みこむスラムドスタイルは圧巻!

 

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ラムトラックらしからぬホワイト&ゴールドリボンのタイヤに極太リム、ホワイト×ゴールドを基調にミューラル、カスタムオーディオ、ガルウィングと、新境地を切り開くが如くボーダーレスなカスタムが盛り沢山![/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]■写真&文/石井秋良[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2018年 3月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

センスが光るタホのパネル仕様【1999 Chevy Tahoe】

[vc_row][vc_column][vc_custom_heading text=”80s-90sBeat
1999 Chevy Tahoe”][vc_column_text]ブレイザーの流れをくんだショーティな2ドア・タホをファントムなパネルにアレンジした秀作がこの個体。ショーカーレベルの仕様ながらも、音響会社のサービスカーとして実働しているのだ。

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IMG_8194[/vc_column_text][vc_column_text]フルサイズピックアップのC10をベースにショートホイールベース化&ワゴンスタイルのロングルーフ車にアレンジしたブレイザーの後継モデルとしてラインナップされたシボレー・タホ。C1500をベースに92年にデビューし、ブレイザー同様のショーティな2ドアは99年までの初代タホにのみラインナップされた。SUVとして使い勝手の良さを優先すると、95年からの5ドアに軍配が上がるが、スタイリングの良さや、コンパクト故の取り回しの良さなどで、パーソナルカーやホビーの領域では2ドアが人気。この個体は、音響会社のサービスカーとしてパネルトラックにアレンジしている。2ドア車のベースにしろ、ワゴンにおけるパネル化は、ホットロッドの世界ではお馴染みの、いかにもアメリカ的なアプローチがいいカンジ。それでいて、商業車らしくマスクをベーシックなシャイアン用にアレンジしたり、ホイール、ミラー、モールディングなどは純正パーツを駆使し、あたかもストックのようにまとめたセンスの良い仕上りもポイント。リアのサイドガラスをパネル化するうえでは、単純な平面に見える部分も、微妙な三次曲線のため、板金などには思いのほか手間がかかっているが、その仕上りはとても自然。サービスカーとしての実働しながらも、アメ車ファンのオーナーの趣味をバランス良く取り入れることで、ルックス、機能性、快適性など、トータルで満足度の高い仕上りとなっている。

IMG_8198[/vc_column_text][vc_column_text]サイドのガラス部をシートメタルから板金してパネルトラック風にアレンジ。パネル部に描かれたレタリングは、左右異なるデザインを採用。シャイアン用マスクの採用例は、C1500では最近ちょいちょい見かけるようになったが、2ドア・タホとの組み合わせは稀。全体的に純正パーツでまとめているだけに、シャイアン顔の納まりも自然で◎。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]IMG_8205

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シートはセパレートからベンチに変更しているが、基本的にストックをクリーンにキープ。パネル化に伴って死角となる右後方視界はカメラでカバー。[/vc_column_text][vc_column_text]IMG_8207

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カーゴ部分では荷物を固定するハンガーレールに航空機用を採用し、リアゲートには積み降ろしをスムースにする折りたたみ式パネルを設置するなど、利便性に富んだアレンジが施されている。[/vc_column_text][vc_column_text]IMG_8225

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ルックスと機能のバランスを踏まえて整えた車高アレンジにおいては、フロントはスピンドルに2インチドロップタイプを採用しベルテック製スプリングをカットしてインストール。リアはデフに対して下側にセットされるリーフを、フリップキットによってデフの上に付け替えたうえで、ヘルパースプリングを追加。ホイールはアストロの純正品をチョイスしている。[/vc_column_text][vc_column_text]IMG_8214

エンジンは95年型より設定される255hp仕様のボーテック350(5.7ℓ)。トランスミッションは4速ATの4L60。車重が2t 程度と4ドア車より500kgほど軽量なだけに、市街地から高速巡航まで不満なく対応する。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Special Thanks ◆ NAOKI MOTOR BUILD
Phone ◆ 072-236-7300[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Photo & Report ◆ Hideki Ishibashi[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]2018年 アメ車マガジン 2月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

新型カマロのデビューすぐにカスタムの理由【ウイングオート】

[vc_row][vc_column][vc_custom_heading text=”とことんモダンマッスルと戯れる!!
AMERICAN MODERN MUSCLE CARS
シボレー名岐の流儀 “超”正規ディーラー
2018 CHEVROLET CAMARO LT RS”][vc_column_text]いよいよ正規輸入販売がスタートした新型カマロ。正規ディーラー「シボレー名岐」であるウイングオートでは当然デビューフェア系の催しを開催したのだが、その時点ですでにカスタム済みというスーパーっぷり。

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GLASS FIBER BODY KIT FOR CAMARO”][vc_column_text]RKスポーツの新型カマロ用フルエアロ(フロントリップ、サイドスポイラー、リアディフューザー、トランクスポイラー)を装着し、BCレーシングの車高調でローダウン。下がり具合は取材時点で40mm(約1.5インチ)だった。今後はホイールペイントなど、さらなるカスタム提案を模索中とのこと。気になる今後はウイングオートWebサイトでチェックしよう。

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camaro_04_lowdown[/vc_column_text][vc_column_text]WINGAUTO CUSTOM MENU
エアロ RK SPORT(GF:グラスファイバー)※塗装代は別途

フロントリップ(GF) ¥80,000
サイドスカート(GF) ¥120,000
リアディフューザー(GF) ¥100,000
トランクスポイラー(GF) ¥60,000
※価格は全て税別[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]■Thanks:WINGAUTO(シボレー名岐)
tel.052-409-5434
http://www.wingauto.co.jp[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]■Photo & Text:加藤山往[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]2018年 アメ車マガジン 2月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

男子にも負けたくないから,最先端カスタムを取り入れる!【アズールモータリング】

[vc_row][vc_column][vc_custom_heading text=”とことんモダンマッスルと戯れる!!
AMERICAN MODERN MUSCLE CARS
2016 CHEVROLET CAMARO RS
パーツはアメリカから自分で探し出す!”][vc_column_text]カスタムで世界進出も果たす愛知県のアズールモータリング。そんな同ショップが「凄い気合の入ったオーナーがいる」とまで言わしめるのが、16年型カマロに乗るまゆみんさんだ。「男子にも負けたくない」と言うカスタム熱は、とにかく熱過ぎる![/vc_column_text][vc_custom_heading text=”2016 CHEVROLET CAMARO RS”][vc_column_text]121

初めてのアメ車となる2016年型カマロ・RSを購入したまゆみんさん。何となくカッコイイクルマを探していて、目に留まったのがカマロだったとか(笑)。当初からカスタムをする予定で、ノーマル状態から1年も経たない期間でこの仕様に変更させるなど、カスタム熱は高い。

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「クルマは単なる移動手段。カスタムなんて必要ない」。そんな声が大きくなりつつあるなかで、この16年型カマロの攻めのスタイルを作り上げるとは、オーナーのカスタム熱の高さが伺える。そして驚くべきことにオーナーは、イケイケの男子でもなく、会社経営のオジサマでもない。まゆみんさんという女性なのだ。車両を担当したのは愛知県のアズールモータリング。ZERO DESIGNやSKYフォージドなどで世界進出も果たす、日本を代表するカスタムショップだ。そんな同ショップが「最近では珍しい骨のあるオーナーですね。大体カスタム案は僕らが提案してその通りに行なうオーナーさんが多いんですが、今回は彼女が主導。ボディパーツも彼女が探したものです」と言うように、ショップが率先してカスタムを進めたのではなく、彼女自身がカスタムを求めて行なったのだ。「自分のクルマだし、自分の好きなように変えたかったんです。でもカスタムは初めてだったし、プロの意見を聞きたくて、カスタムでは日本で一番だと思っていたアズールさんにお邪魔しました」と、まゆみんさん。大きく盛り上がったボンネットやエアロは、アメリカSEMA SHOWのウェブをくまなく検索して見付けたANDERSON製。それをレッドカラーのリアルカーボンにするのも、SEMAに登場していたやり方を導入。ホイールはSKY FORGED・S209のF24×9J、R24×10J。ブレーキはCSDのビッグ6ポット&400mmローターの組み合わせ。エアサスはエアフォース。マフラーはワンオフタイプ。装着するこれらパーツのブランドチョイスも、もちろんまゆみんさんが決めたものだ。「パーツの細かいセッティングとかはアズールさんにお任せしたんですけど、やっぱりプロって凄いですね(笑)。思ってた以上に仕上げていただきました」。インテリアもこだわりで、ブラック&レッドのコンビレザーに張り替え、オーディオもJLオーディオ&ブルームーンでまとめ、それらシステムがトランクに鎮座する。購入から1年未満という期間でここまで仕上げたが、彼女的にはまだ未完成。トランクスポイラーも変更してレッドカーボンにしたいなど、まだまだやりたい事があるようだ。まゆみんさんは、とにかくカスタムでは「女性だから…と言われたくない。男子にも負けないカスタムにしたいんです。可愛いと言われるより、カッコイイっていわれたいかな」と言う。世界のアズールも舌を巻く、まゆみんさんのカスタム熱。男子諸君、これに負けじとカスタム熱を奮い立たせてみようじゃないか!

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307[/vc_column_text][vc_column_text]まゆみんさんがSEMA SHOWのウェブを見て、装着しようと決めたのがANDERSONのボンネットと前後スポイラー&サイドエアロ。それをリアルカーボンに変更してレッド塗装。マフラーはワンオフとなる。大きく盛り上がったボンネットのスクープはかなりの迫力。ただ「前が見えにくい…」と苦笑い。慣れれば問題なくなるかも?

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23[/vc_column_text][vc_column_text]ホイールはアズールモータリングオリジナルの、SKY FORGED・S209のF24×9J、R24×10J。ブレーキはCSDのビッグ6ポットキャリパーに400mmローターをフロントに装着する。エアサスはエアフォース。

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171[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]■Thanks:AZZURRE MOTORING
tel.0562-95-0678
http://azzurre-motoring.com[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]■Photo:古閑章郎 ■Text:相馬一丈[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]2018年 アメ車マガジン 2月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

実は絶滅危惧種のサードIROC-Z【1990 Chevy Camaro IROC-Z】

[vc_row][vc_column][vc_custom_heading text=”80s-90sBeat
1990 Chevy Camaro IROC-Z”][vc_column_text]歴代カマロを通して最もカマロらしさを備え、スポーツモデルとしても総合的にバランスの取れた魅力的なモデルがサードジェネレーション・カマロだ。中でも、最も人気が高くコレクタブルカーになりつつある「IROC-Z」を紹介しよう。

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0S7A9487[/vc_column_text][vc_custom_heading text=”疾走感のあるデザインが魅力のサード・カマロ”][vc_column_text]クォーターガラスを持たない独創的で美しいスタイリングの2ドアクーペとして12年に渡りラインナップされたセカンドジェネレーション・カマロ。82年からのサードでは、そのセカンドの流れをくんで正常進化を遂げている。カマロが持つ本来の魅力を保持しながらも、スタイリングをはじめ、総合的な運動性能や、快適性も含めたアップデートによって時代のニーズに対応した。ボディスタイリングは、セカンドをよりシャープに引き締めたイメージで、より疾走感のある直線基調のデザインが特徴的。そして、全長では約200mm、全幅は30mm、全高で15mmと全体的に縮小されている。また、年代と共に増加傾向となっていた車重においては、セカンドに対して200kg以上も軽減されているのも大きな魅力だ。エンジンは往年のOHVを引き継ぎながらも、Z28のクロスファイヤーインジェクション以外の初期のみキャブレターが採用されたが、その後はTBI、TPIと独自のインジェクションシステムを採用。トランスミッションではMTは4速から5速、ATでは3速から4速へとアップデートされている。バリエーションでは、ベーシックなスポーツクーペ(正規輸入のヤナセではRSとして販売)、ベルリネッタ、Z28、IROC‐Zで構成。ほかに希少なパッケージとして、強化ブレーキやアルミ製ドライブシャフト、エアコンを撤去するなどで、IROC‐Zをよりパフォーマンス指向に振ったレース向けともいえる1LEなども存在する。デビュー当時より日本でも人気が高く、それなりの台数が輸入されたが、その反面、中古市場では低額で叩き売られた時期もあり、ストックをキープする良い状態での現存数は極めて少数とあって、近年ではむしろバリューが高まっているのだ。

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スタイリングはセカンドジェネレーションの流れを汲んで正常進化し、2ドア・クーペとしてよりスタイリッシュになったサードジェネレーション・カマロ。リアガラス部は跳ね上げ式に開口するハッチスタイルとなり、その分独立したトランクはなし。80sならではのレーザーエッジなスタイリングはサードならではの魅力だ。そして、セカンドよりも全体的にサイズがコンパクトになり、取り回しが良い上に車重は200kgも軽量なのも大きなチャームポイントなのだ。[/vc_column_text][vc_column_text]0S7A9441

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エアバッグが初採用されたことに伴って、メータークラスターのデザインは“ハーフムーン”スタイルにアレンジされ、サード最終となる92年まで採用された。中古市場に出回った個体はタコメーターに不備を訴えるケースが目立ち、この個体も例外ではなかったが、すでにリフレッシュ済み。

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0S7A9460[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]82年から92年までの10年間ラインナップされたサードにおいて、90年型というと、エアバッグが初採用されたことや、エアフロセンサーがアップグレードされたり、そしてIROC‐Zが最終となった年。その90年型は、サードカマロにおいては販売台数は僅か3万5000台程度と、最も少なかった。85年から88年までにラインナップされたZ28が消滅し、唯一のハイパフォーマンス・パッケージのIROC‐Zにおいては、クーペは4213台、コンバーチブルは1294台と、メジャーモデルのカマロにしては、極めて少数で、この年をもって消滅…。ちなみに、SCCAのレギュレーションに見合う往年のパフォーマンス・パッケージである1LEが90年に復活するも、その出荷台数も、91~92年に比べて極めて少ない62台と、90年型は、とにかく少数となっている。中古市場で底値となった時期には、パワートレインを旧車にスワップするためのドナーとなったケースが多く、ストックを保持する良い状態の個体は極めて少ない。この個体は、正規ディーラーのヤナセ販売車両であり、走行距離は3万km台のローマイル車。機関は良好で、内外装も目立つダメージなどはなかったが、ペイントの加修に合わせて、エンブレムやデカールを一新。時間の経過と共に、サードカマロの魅力が再認識されているが、その割には現存数が少ないため、市場でのバリューは、もはやC5コルベットよりも高まっているのだ。

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初採用されたエアバッグ付のステアリングはともかく、Aピラーの傾斜角のある深いダッシュや、アナログ表示のゲージなど、スポーツモデルならではのファクターによって気分的にもその気にさせられる。TPIによる350エンジン&700R4のATは良好で、パワーと扱いやすさのバランスが良く、アメ車ならではのATによるイージードライブを楽しみながらも、スポーツ走行でもストリートでは十分なポテンシャルを兼ね備えている。それだけに、実用からホビーまでオールマイティに対応できるのが魅力![/vc_column_text][vc_column_text]0S7A9502IROC-Z用のホイールは、そのデザインの良さでインチアップした社外品なども沢山リリースされているが、IROC-Z最終となる90年型では開口部が台形となる後期型。装着タイヤはIROCホイールの純正サイズと同等の前後共にYOKOHAMA GP 245/50R16。91年以降のアルミホイールもデザイン的には似ているが、そもそもIROC-Zが消滅しているため別物なのである。[/vc_column_text][vc_column_text]0S7A9469

搭載するエンジンは87年からラインナップされた5.7ℓのTPI。ハイパフォーマンス仕様(245hp)のエンジンなため、IROC-Zのクーペにのみ搭載される。トランスミッションは、4速ATの700R4。TPI350を搭載するIROC-Zであっても、ファイナルレシオは標準で2.77。パフォーマンスアクセル・パッケージ(G92)には、3.27または3.45が選択可能だった。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Special Thanks ◆ Auto Raid
Phone ◆ 0766-52-8830
URL ◆ http://www.auto-raid.com/[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Photo ◆ Hiroshi Nose
Report ◆ Hideki Ishibashi[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]2018年 アメ車マガジン 2月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

ビッグスケールならではの迫力と重厚感をエンジョイしよう 1/18ダイキャストミニチュア【イジリーズ・ルーム】

[vc_row][vc_column][vc_custom_heading text=””][vc_column_text]

アメカル・アメホビを遊びたおす
おとなのための情報局!!

ホットなアメリカンホビーネタを紹介する「イジリーズ・ルーム」。今回は、ここ最近リリースされた1/18ダイキャストミニチュアを紹介するぞ。やっぱりビッグスケールのハイディテールは魅力的ですわ、えへへ。[/vc_column_text][vc_column_text]ここ数年、いや特に2017年は、1/18ビッグスケールのミニチュアにはあまり注目作はなかった。何もかもがエコブームだからホビーにもダウンサイジングの波は押し寄せてきているのか…。それでも僕らアメ車ファンは、実車だって大排気量のロマンのあるクルマを愛して止まないのだから、ミニカーだってビッグスケールにこだわりたいもの。

新製品のリリースは減ってはいるものの、年末商戦に向け話題作が登場しているので紹介しよう。今回紹介するのは、ACME製1932年型フォード5ウインドーのサザンスピード&マリーン仕様。ストリートロッド界のスーパーアイドルであるデュースだ。これは以前ハイクオリティダイキャストを数多く世に送り出してきたGMP(このメーカーは一度消滅したが、現在はグリーンライト社の傘下に入り復活)が数年前にリリースしたデュースの金型を使用し、仕様変更したもの。間違いのない逸品なので要チェックだ。

そして映画マッドマックスの主役車のインターセプターがオートアートとグリーンライトからほぼ同時期にリリース。大人の事情でマッドマックス2仕様は以前発売されていたが、1仕様は出ていなかったので待ちに待った注目品なのだ。さらに映画つながりでは、カーズ3・クロスロード仕様のライトニング・マックィーンがビッグスケール、しかもダイキャストで登場。これはゲットしないわけにはいかないでしょ!

[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

ウェザリングも絶妙なカッコ良過ぎるデュース
1932 Ford 5 window Southern SPEED & MARINE

2017年秋に登場したばかりの1/18 スケールのデュースのサザンスピード&マリーン仕様。ヤレた感じの再現がいいカンジだし、木骨が見えているルーフも良い雰囲気の傑作ミニカーだ。ベースは以前GMPがリリースしていたデュースなので、各部のディテールも素晴らしく、超オススメのダイキャストだ。

1/18 ACME http://www.acmediecast.com

1932 Ford 5 window Southern SPEED & MARINE[/vc_column_text][vc_masonry_media_grid element_width=”6″ gap=”3″ grid_id=”vc_gid:1522124367752-80678226-760d-0″ include=”7764,7750,7740,7738,7739,7766″][vc_column_text]※今回紹介しているミニカーのオートアート製品とバンダイ製品以外は輸入品となります。プライスも含め入手できるかどうかは「マリブホビーズ」に問い合わせてみよう。どんなレアモノでも世界中から探し出してくれるのでノープロブレムだ。

◆マリブホビーズ tel:0480-85-7306 http://www.malibuhobbys.com/[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_custom_heading text=”満を持して登場した2つの「インターセプター」”][vc_single_image image=”7736″ img_size=”full”][vc_column_text]

1973 FORD FALCON XB LAST OF THE V8 INTERCEPTORS

ほぼ同時にオートアートとグリーンライトからリリースされた映画MAD MAXの劇中車「インターセプター」。これまでは版権の関係などで1作目仕様はリリースされていなかったが、待ちに待った商品化である。ギミックはステアリングが切れることと、左右ドアを開閉できる点。そしてポイントは「MFP」のロゴがサイドに入っていること。車高がもう少し低いといいのだが…。

1/18 GREENLiGHT http://www.greenlightcollectibles.com/

1973 FORD FALCON XB LAST OF THE V8 INTERCEPTORS[/vc_column_text][vc_masonry_media_grid element_width=”6″ gap=”3″ grid_id=”vc_gid:1522124502737-a1588f5c-b3c5-3″ include=”7762,7743,7742,7747,7746,7768″][vc_column_text]

FORD FALCON XB TUNED VERSION

こちらはオートアート版のインターセプター。版権の問題をクリアできなかったようで、どこにも「MADMAX」とも「インターセプター」とも触れられていない。あくまでフォード・ファルコンXBの「チューンドバージョン」ということのようで。従ってMFPロゴも入っていないが、ディテールは最高。ギミックもボンネット、トランク、左右ドアの開閉、ステリアングも切れるのだ。

1/18 AUTOart http://www.autoartmodels.com

FORD FALCON XB TUNED VERSION

1973 FORD FALCON XB LAST OF THE V8 INTERCEPTORS[/vc_column_text][vc_masonry_media_grid element_width=”6″ gap=”3″ grid_id=”vc_gid:1522124893860-c536af02-fbb0-9″ include=”7741,7749,7748,7744,7745,7767″][vc_column_text]

MAD MAXファンなら2 仕様もゲットしたい\

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MAD MAX 2 THE road warrior interceptor

こちらは数年前にオートアートからリリースされたMAD MAX2仕様のインターセプター。通常版のほかにアップグレード版やウエザリング仕様も存在する。ハイディテールの名作なのだ。

1/18 AUTOart MAD MAX 2 THE road warrior interceptor[/vc_column_text][vc_masonry_media_grid element_width=”6″ gap=”3″ grid_id=”vc_gid:1522125069332-4f0b861d-7ddd-9″ include=”7732,7769″][vc_column_text]※今回紹介しているミニカーのオートアート製品とバンダイ製品以外は輸入品となります。プライスも含め入手できるかどうかは「マリブホビーズ」に問い合わせてみよう。どんなレアモノでも世界中から探し出してくれるのでノープロブレムだ。

◆マリブホビーズ tel:0480-85-7306 http://www.malibuhobbys.com/[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

1/18 ビッグスケールでリアルタイプなマックィーン参上

カーズ史上最高峰のダイキャストモデル!!
Cars LIGHTNING Mc QUEEN

1/18 BANDAI CHOGOKIN http://tamashii.jp

Cars LIGHTNING Mc QUEEN

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Cars LIGHTNING Mc QUEEN[/vc_column_text][vc_column_text]これまでアメリカのメーカーを中心にCars グッズはたくさんリリースされていたが、今回「超合金」としてバンダイから11/25に発売されたMcQUEEN。超合金といえばスーパーロボットのフィギュアと思う人も多いだろうけど、実は大人向け商品として、新幹線やスペースシャトルなどもリリースされているのだ。ダイキャストボディ、エンジンルーム、シャシーのディテール再現など、細部にこだわった究極のMcQUEEN がここに登場(PIXAR 完全監修)。 通常のモデルカーではありえない、Cars ならではの躍動感ある、タイヤの動きを再現しているのもポイント。 台座はシャーシがうつり込むミラー仕様。そして写真右の、『カーズ/クロスロード』終盤で登場するCars Fabulous LIGHTNING McQUEENも同時リリースだ。

Cars LIGHTNING Mc QUEEN[/vc_column_text][vc_masonry_media_grid element_width=”6″ gap=”3″ grid_id=”vc_gid:1522125197958-c695320c-28b0-9″ include=”7757,7759,7765,7731″][vc_single_image image=”7751″ img_size=”full”][vc_column_text]エンジンルームやボディ下回りの細部にわたったディテールも再現。アームによって角度を付けて展示することができるのもスバラシイ。多彩な表情パーツは目、口ともに3 種類。合計6 パーツで再現する表情はまさにLIGHTNING McQueenそのものだ![/vc_column_text][vc_masonry_media_grid gap=”3″ grid_id=”vc_gid:1522125198387-eae3818e-79c5-0″ include=”7755,7753,7752″][vc_column_text]※今回紹介しているミニカーのオートアート製品とバンダイ製品以外は輸入品となります。プライスも含め入手できるかどうかは「マリブホビーズ」に問い合わせてみよう。どんなレアモノでも世界中から探し出してくれるのでノープロブレムだ。

◆マリブホビーズ tel:0480-85-7306 http://www.malibuhobbys.com/[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]Photo ◆ Takeo Asai[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]2018年 アメ車マガジン 2月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

やっぱJeepは武骨なのが しっくりくるしオシャレです!【グッドスピードインターナショナル】

[vc_row][vc_column][vc_custom_heading text=”ワイルド&スタイリッシュにJeep を乗りこなす
JEEP COMMANDER
JEEP WRANGLER UNLIMITED”][vc_column_text]アメ車の中でもSUVの人気は根強く、中でもJEEPのブランド力は突出している。最近ではコンパクトモデルも数多くリリースするが、武骨なスタイルが好きというユーザーは多い。そんな人にオススメしたい2台のJEEP、コマンダーとラングラーを紹介しよう。

_N6I5125[/vc_column_text][vc_column_text]1941年の誕生から、75年以上の歴史を持つ四輪駆動車の代名詞として、老若男女を問わず知名度と人気を保ち続けるJEEP。近年はラインアップの拡充とシティユースをターゲットにしたチェロキー、レネゲード、コンパスなどの新型が続々とデビューしているが、やはりJEEPと言えば武骨なスタイリングに惹かれるという人が多いことだろう。グッドスピードインターナショナルでは、様々なJEEPブランド車を取り扱い中だが、その中でも今回は際立った個性を持つ最高峰モデルのコマンダーと、ブランドイメージのリーダーを担うJKラングラーを紹介しよう。2006年に登場したコマンダーは、3世代目のグランドチェロキーと基本的なプラットフォームは共通。当時のラインアップでは唯一の3列シートの7人乗りというのがポイントであったが、「コマンダー」の名にふさわしく堂々とした風格を持ち合わせている。対するJKラングラーは、もはや説明する必要がないほど、世界的に高い知名度を持つ。シリーズ初の4ドアが設定されたJKは、世界中で爆発的なヒットを記録。前モデルのTJと比較すると4倍ものセールスとなっており、JEEP=マニアのクルマという図式を、良い意味でファミリーカーへと変貌させたエポックメイキングな車両と言える。キープコンセプトで次期型のJLラングラーがアメリカで発表されたが、まだまだJKの人気は衰えることはない。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_custom_heading text=”2007 JEEP COMMANDER”][vc_column_text]_N6I5192[/vc_column_text][vc_custom_heading text=”直線基調の独特のスタイルと
ビッグエンジンが魅力の「指揮官」”][vc_column_text]一見するとXJチェロキーを大型化したような直線基調のスタイルが、丸みを帯びつつあるJeepの中でも独特な存在感を放つコマンダー。最高級モデルだけに、国内モデルは本革シートのリミテッドのみを投入。エンジンは今回紹介する4.7ℓの他に5.7ℓHEMIもラインアップ。マニュアル操作が可能な5ATは、気持ち良くクルージングを楽しめる。残念ながら製造期間も短く、日本でのセールスは好調とは言い難かったが、それゆえに現在ではレアな存在になっていると言えよう。スクエアな形や3列シートが必要な人には、見過ごせない。[/vc_column_text][vc_column_text]_N6I5202

最大のポイントは、やはりスクエアボディ。むしろ見切りはよく、最小回転半径も小さいので、意外なほど取り回しは容易だ。実はひな壇状にシートが配置されており、全ての座席から前方が見えるのがポイント。2ndシートでも視界が楽しめるので、ファミリーユースに最適だと断言したい。ちなみに価格は199.8万円。この予算で日本車を選ぶぐらいなら、コマンダーを選んだ方が賢明だ。

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_N6I5164[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_custom_heading text=”2012 JEEP WRANGLER UNLIMITED”][vc_column_text]_N6I5383[/vc_column_text][vc_custom_heading text=”誇り高きJeep の正統後継車
ラングラーの「アンリミ」がイイ”][vc_column_text]75年以上にわたるJeepの歴史を今なお受け継ぐイメージリーダー。ジープブランドでは以前から4ドアモデルは数多くラインアップされていたが、ラングラーシリーズとしては初の試み。日本国内でこれほどまでにJEEPがヒットした例はなく、見事に功を奏したと言えよう。とはいえ、質実剛健な前後リジッドサスペンションを今なお採用。伝統を継承しながらも、進化をし続けている。ちなみに2012年型のこちらの車両は、317.8万円。5年が経過してもこれほどまでの高値をキープする車両は他にはないだろう。[/vc_column_text][vc_column_text]_N6I5372

搭載エンジンはV6 3.6ℓを採用。前期モデルの3.8ℓよりもスケールダウンしているが、ポテンシャルはアップしており、排気量以上にパワフルな走りが堪能できる。ちなみに2011年モデルからクウォーターウインドウが大型化されており、斜め後ろの視認性も向上しているのもポイントと言える。

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_N6I5362[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_custom_heading text=”サバゲー大会「FIELD DOMINANCE」が開催された!”][vc_column_text]グッドスピードでは車両の販売だけでなく、様々なイベントを主催中。2017年11月18日には第2回目となるサバイバルゲーム「FIELD DOMINANCE」をC・R・Aコンバットレディ愛知で開催。当日はあいにくの天気ではあったものの、70人以上の参加者が集結し、熱いバトルを繰り広げていた。会場には今回紹介しているJKラングラーとは仕様が異なる、ワイルドにカスタマイズされたデモカーも展示。参加者全員にエンジンオイル無料交換券やノベルティグッズがプレゼントされ、大いに賑わっていた。今後もグッドスピードでは定期的にサバイバルゲームを開催する予定なので、参加希望の方はホームページをチェックされたし!

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IMG_2606[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]愛知県の尾張小牧市に店舗を構えるグッドスピードインターナショナル。グッドスピードでは輸入車専門店を岡崎や三重にも展開するが、名古屋店はアメ車だけをラインアップする、アメ車乗りにとっては見過ごせない専門店。SUVはもちろん、最近ではマッスルカーも積極的に取り扱っているので、車種は決まっていないけどアメ車に乗りたい!という人は、一度足を運んでみよう。

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グッドスピードインターナショナル 名古屋アメ車専門店
住所:愛知県尾張旭市渋川町3-2-3 Tel:0561-51-4092 HP:http://sport-uscar.com/[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]PHOTO ■浅井岳男 TEXT ■空野 稜[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]2018年 アメ車マガジン 2月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]