【アメマガキャラバン2021 in 山梨】ふじてんスノーリゾートに集まったアメ車ユーザーを紹介②

アメマガキャラバン in 山梨 2021.7.11(SUN)
ふじてんスノーリゾート

アメ車をいっき見せ!!その2


【アメマガキャラバン2021 in 山梨】ふじてんスノーリゾートに集まったアメ車ユーザーを紹介①


★出展:キャデラック/シボレー静岡、SAVINI、SSS Motor、シュアラスター、株式会社アイワコーポレーション、マリブホビーズ、コンパクトツール株式会社、WELIN BROS


★開催日:2021年7月11日(日)

★主催:アメ車マガジン編集部/(株)アカネソリューションズ


★ PHOTO:浅井岳男・佐藤直貴・Tomo’s PHOTO・石井秋良・編集部
★ TEXT:空野稜・佐藤直貴・石上智章・石井秋良・編集部

アメ車マガジン 2021年 10月号掲載

シボレー・トラバースは「ちょうど良いアメ車SUV」

2020y CHEVROLET TRAVERSE RS

2020y CHEVROLET TRAVERSE RS

結局のところデカ過ぎないアメ車が使いやすい?

アメリカはもちろん、日本でも大きなブームとなっているSUV & CUV。走行性能や装備の違いも検討基準だが、やっぱり気になるのはボディサイズ。日本でストレス無く使えるアメ車SUVは一体どれ? その答えとして、カーズスパークは2020yシボレー・トラバースを推す。

アメ車未満国産以上ちょうど良いサイズ感

シボレーのミッドサイズSUVとして日本でも正規販売され、それまでのアメ車の豪快なイメージを覆したのがトレイルブレイザーだった。しかし2008年を持ってカタログ落ちし、それに変わる立場として09年、三井物産オートモーティブが日本に導入したのが、初代トラバースだ。

トラバースは3.6ℓ V6、モノコックボディなど、乗用車テイストのSUVだけに、今で言うCUVというジャンルが相応しいモデル。だが11年には日本での販売が終了し、トラバースの名は近年あまり聞くことは無くなった。だが、本国ではカタログ落ちしておらず、13年にはフェイスリフトなどを行なった後期型へ、18年には2世代目となるフルモデルチェンジが実行され、2020年からはマイナーチェンジされたモデルが登場し、着実にアップデートされている。

そんな新型トラバースに、いち早く着目したのが愛知県のカーズスパークだ。同ショップを訪れるユーザーには、アメ車の大きなボディサイズに躊躇する人も多く、結果国産車に流れることもあった。そういったユーザーに対し「ちょうど良いアメ車SUV」は何かと模索しているなかで、洗練されたデザインや各装備はもちろん、日本でもストレス無く走行できるボディサイズとして選んだのがトラバースだった。

現在、豪華装備が揃うトップグレードよりは劣るものの、充実装備が装着されるRSの黒・白ボディが店頭に並ぶ。サイズ感は数値だけでは分からないので、まずは実際に見るのが一番だ。

2020y CHEVROLET TRAVERSE RS

RSグレードの外観の特徴は、ブラックルーフレール、ブラックボウタイエンブレム、グロスブラックウインドトリム、ブラックアイスグリルなどのブラックアクセントに加え、20インチのダークアンドロイド・アルミホイールに変更されている。

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2ℓ4気筒ターボも選択できるが、スタンダードの3.6ℓV6エンジンを搭載。310hp@6800、36.7kg-m@2800。トランスミッションは9AT。

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FF駆動、AWDをダイヤルで切り替え可能。オフロード、牽引のドライブモードがある。2列目シートがスマートスライド機能となり、3列目への乗車も簡単にできる。アップルカープレイ、アンドロイドオートが搭載されるので、カーナビの心配も無用。クラス最高の最大で2781ℓの積載量を誇る。サンルーフは1列目、2列目に分かれたデュアルスカイスケープ2パネルパワーサンルーフ。

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CARS SPARK【カーズスパーク】

●所在地:愛知県一宮市木曽川町外割田伊勢田189
●TEL:0586-64-7444
●URL:http://www.cars-spark.co.jp/
●営業時間:9:30~20:00
●定休日:水曜日

カーズスパークに関する記事一覧


PHOTO&TEXT:アメ車マガジン編集部

アメ車マガジン 2020年 10月号掲載

-フリースタイルで行こう- #17 ヘンテコなホットウィールを愛さずにはいられない!!

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-フリースタイルで行こう- #17 ヘンテコなホットウィールを愛さずにはいられない!!

「ホットウィール」は、一見ふざけたアプローチでも、実車のカーメーカーでのキャリアを積んだプロフェッショナルなカーデザイナーにしてホットロッダーが実車としてデザインしているだけに、メカニズム的にも説得力があるのがポイント!子供だましのおもちゃではなく、真剣にふざけたデスクトップのショーロッドなのだ!!

カリフォルニア発のアメリカンなホットウィールは小スケールのダイキャスト製「ホットロッド」なのだ

Hot Wheels(以下HW)はリリースするモデルのラインナップが世界一幅広いため、マイナーな日本国内でも年々ファン層が拡張している感じ。そこでは基本的に実車のミニチュアカーとしてのニーズが主流なので、単純にお気に入りのクルマがHWでリリースされれば注目するわけです。近年では日本車やポピュラーなレースカーなどをテーマにしたシリーズが立て続けにラインナップされているので、好きな車種としてなんとなく手に入れたのがきっかけで、HWのコレクション地獄の餌食になってしまう人も少なくないのでは?!

日本やヨーロッパでは、ミニカーというと、実際に存在するクルマのミニチュア版という認識ですが、カリフォルニア発のアメリカンなHWは、パフォーマンスも楽しむ小スケールのダイキャスト製ホットロッドというのが基本コンセプトとして半世紀以上の歴史を持つブランドということを忘れてはいけません!しかも、当初からのコンセプトがそうであると同時に、それを担うデザイナー陣には実車メーカーでキャリアを積んだプロフェッショナルなカーデザイナーを採用するというのがポイント!

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HWの生みの親としても知られる、初代チーフデザイナーのハリー・ブラッドレー様は、優秀なカーデザイナーでありながら、いち早くホットロッドとしてピックアップトラックを取り入れたお方。HW初代の有名モデル「フリートサイド」は、ブラッドレー様の愛車をモデル化したもので、8スタックのフェンネルがフードから突き出たマグホイールを履くホットロッドで、そのアプローチこそがHWの基本コンセプトとなったのでした。

ベース車が何であれ、マグホイールを履いたホットな仕様なので、単なるミニチュアではなく、トーションバーサスペンションを採用して、猛スピードで走ることができるハイパフォーマンスなダイキャストカーとして誕生。また、ブラッドレー様がデザインを担当したダッジのコンセプトカー「DEORA」のように、オリジナルデザインのモデルが存在することもHWの魅力。

国内のお硬いミニカーコレクターの方々は、HWを子供のおもちゃとしてスルーしてましたが、HWの真骨頂はオリジナルデザインこそなのです。そこには一見ふざけたようなデザインも珍しくないのですが、アメリカのホットロッドの世界では、劇用車や企業のプロモーションカーなどとシンクロして60年代あたりからショーロッドがメジャー化。それに連動して、TOYやダイキャストでも同様のアプローチによるオリジナルデザインのモデルがリリースされているのです。オリジナルこそが真骨頂のHWにおいては、誕生以来今日まで、一つのセグメントとして定番的にリリースされているのです。

実際HWはキッズ層がメインターゲットですが、商品をデザインするデザイナーたちは、基本的に自身の趣向に則って、実際のホットロッドとしてデザインしているのがポイントなのです。かつてマテルのデザインセンターを取材させてもらった際にメインのデザイナー陣の全員に確認しましたが、いかに売れるモデルをデザインするかではなく、あくまでも自分の好みでオリジナリティを発揮してデザインしたものの中から、会社側が判断して商品化されるスタイルとのこと。それだけに、一見ふざけたデザインのモデルであっても、よく見ると思わずニヤついてしまう実車としてのメカニズムや、ホットロッドの歴史が垣間見れるトリビュートなファクターが詰まっていたりするのです。

なので、海外では、実車での知識や高いセンスの持ち主こそ、HWのオリジナルデザインを高く評価してたりします。偉そうに語る自分自身がそうでしたが、HWのファンになった当初はオリジナルデザインには目もくれなかったのですが、少しずつじんわりと本来の魅力を刷り込まれ、現在に至るのです。その辺は、パンクやヘビーロックで音楽に目覚めて追求していくうちに、最初は毛嫌いしていたブルースやジャズの魅力にハマるのと同じ感じ! トイレやタコスをテーマにしたりするHWも実はそれくらい奥深い魅力が詰まっていたりするのです!

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BUNS OF STEEL / ROLLER TOASTER

ウィンナーモービルに通じるプロモーションカー的なアプローチのシリーズ。フルサイズVANをベースにしたハンバーガー屋さんのマシンは、その名も“BUNS OF STEEL”!トースター号は“ROLLER TOASTER” と、HWはネーミングセンスも抜群。いずれも、クルマとしてのデザインも、バーガー、ポテト、トーストなどのモチーフの造形も素晴らしい!

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CAR-DE-ASADA / DONUT DRIFTER / STREET WIENER

好物メニューをホットロッド化するのも、自然な流れ?!“CAR-DE-ASADA” はメキシカンな牛肉の料理名とデザイナーであるRyu Asada氏の名前をかけたタコスなドラッグマシン。タコスの皮はコーン製2枚重ねだったり、ライム添えってのがいかにもで◎!残念ながら、これがASADA氏の遺作となってしまった…ちなみに“STREET WIENER”、上写真の“ROLLER TOASTER” も彼のデザインなのだ。

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BUBBLE MATIC / AISLE DRIVER / CARBONATOR

栓抜きだったり、シャボン玉をつくったり、レンチ、ドライバーなど、実際に機能したリアクションを楽しむスタイルのセグメントなんかも存在します。栓抜きの利用頻度は極めて少ないですが、一応使えるというのはポイント大です。シャボン玉も少々無理がありますが、純粋に楽しいので◎ ショッピングカートもナイスです。

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Oscar Mayer Wienermobile

企業のプロモーション用に制作された実車の中では最も有名にして最古のウィンナーモービル。戦前に誕生して、時代ごとにリニューアルされた中でも、この90 年代版は、実車のデザインはHWの生みの親でもある、ハリー・ブラッドレーが担当。ちなみに、日本国内ではプリマハムが導入して80年代後期より数年間活動してました。

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EXPRESS LANE / RADIO FLYER WAGON

最小なものに最大なものをぶち込むマッシブなアプローチは一種の定番で、実際にラジオフライヤーやショッピングカートにV8エンジンを搭載するケースは珍しくないので、当然の商品化?!とはいえ、HWのセンスの良さは抜群です!!

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FUN BUGGIES/ZOWEE 1972 Home Sweet Home

70年代初頭にはマイクロサイズ(1インチ以下)のショーロッドだけのシリーズを展開。全部で十数種類ラインナップされた中で、後期のスカルがモチーフのものにはびっくりするほどのプレミアムプライスが付いてたりと、熱心なファンが意外に多いのです。

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SCUM CHUMS ACTION PACK HOT SEAT & SUDZSTER / GOTTA GO / HOT SEAT

ショーロッドが一大ムーブメントとして開花した60年代以降は、とにかくあらゆるものをテーマにしたショーロッドが誕生。トイレ&バスタブのショーロッドは模型としてリリースされた有名な存在。MOONEYES のHRS では、展示されただけでなく、自走入場で実働っぷりをアピール!そんなわけで、HWにも同等のテーマのモデルがちょいちょい存在します。

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STREET BEASTS:DUCK N’ ROLL(Yellow) / STREET BEASTS:DUCK N’ ROLL(Green) / HW GLOW RACERS:DUCK N’ ROLL

おとぼけ系の中でもモチーフが“ ラバーダック” なだけに、純粋に可愛いアヒルのアイテムとして幅広い層に受け入れられている感じ。ファンシーな雑貨やアイドルグループと共通で、複数で集合することで魅力が倍増するタイプ。そんなわけで、バリエーション展開が楽しみだし、ついついコレクションしたくなる!

★石橋秀樹
アメリカンホビーショップ「ホットワイヤー」の店主であり、フリーペーパー「イグナイト」の編集人、そしてアメ車マガジンでもライターを行なうなど、アメリカンカルチャーに関する偉人(変人)である。人生は肩ひじはらずに「フリースタイル」なのが信条。

アメ車マガジン 2021年 9月号掲載

ダッジバイパーは、ダッジブランドの中でも一際“ 癖の強い個性派”として君臨する

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DODGE VIPER

DODGE VIPER LOVERS ダッジ・バイパーを愛する者たち

唯我独尊の毒蛇!マッスルカーやスーパーカーに近しくも別物

ダッジブランドの中でも一際“ 癖の強い個性派”として君臨する、アメリカンスーパースポーツシーンの大本命「バイパー」。フォードGTやサリーンS7Rがライバルとも例えられる、走りに対して官能的かつストイックな姿勢は、一度ハマると病みつきになる中毒性があるのでは?と感じる程に、一部マニアの間では熱狂的なファンが定着している。今回はそのマニアなオーナーたちから、改めてバイパーの魅力について話を伺ってきた。

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2000 DODGE VIPER GTS

2000 DODGE VIPER GTS
公道を走るレースカーのごとくVENOMサウンドを轟かせる!

集まった4台の中でもっともレーシーな仕立てとなるのがまっちーさん所有のヴェノム600R改。ヴェノムのエンジンやタコ足の換装、足回り一式をレース仕様に変更しており、その存在感とサウンドたるや公道を走るレースカー。まっちーさんが初めてアメ車に乗ったのは今から25年前。

バラクーダ340を皮切りに、カプリスクラシックワゴン、バイパーRT‐10、シェビーバン、キャデラックにトランザムと多彩なジャンルを網羅。アメ車のみならずジャガーやベントレー、ベンツに国産旧車、船など様々な乗り物に魅せられて、人生を謳歌してきた。人それぞれクルマとの向き合い方は様々だが、彼の場合、愛車は衣装というか鎧を纏う感覚に近いと話しており、その人となりを表現する上で特別な物だと語る。

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ちなみに20代の頃に愛用していたRT‐10が赤で、現愛車とリンクさせている点も揺るぎないものがあり、そのこだわりが歳を追うごとに研ぎ澄まされて明確化された集大成なるモノが現愛車だ。

快適な乗り心地など追い求めず、ただストイックにレース仕様へと一直線な仕立ては潔くて文句なしに目を惹きつけるだけの魅力を放っており、602hpを誇るヴェノムのサウンドを余すことなく堪能できる様に創意工夫を凝らして、シートやハンドル、メーターまで自身が納得できるもののみを厳選。

様々なクルマを乗り継いだからこそ可能となる、的を獲たカスタムとはまさにこのことであり、一寸の隙すら与えない姿勢はフェラーリですら怖気づくに違いない。

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ジョン・ヘネシーが手掛けたヴェノム600R用エンジンを搭載しており、602hpのハイパフォーマンスを誇るバイパーはおそらく世界に一台のプレミアムかつスペシャルな一台。赤にシルバーのレーシングストライプが映えるフロントスポイラーとリアウィングはSRDのワンオフ仕様となる。

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インテリアは一言でいうとストイック! MOMOステアリングにBLIZのフルバケットシート、赤いSIMPSONのシートベルトなど、雰囲気はレースカーそのもの。中途半端に快適性や乗り心地を考慮すると魅力が損なわれてしまう。レーシー一直線と決めたらとことん突き詰めるからこそ潔い。

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OWNER : MACCHI


2005 VIPER SRT-10 VCA Edition

2005 VIPER SRT-10 VCA Edition
ロードスターがアイコンとなる第三世代はフルオリジナルにこだわる!

2003年から2007年モデルまでの第三世代において、当初はフルオープンのロードスターのみリリースされていたのは記憶に新しい。2006年にSRT‐10クーペが登場するも、現存する個体の多くはロードスターであり第三世代と言えばロードスターがアイコンとなる。

また、日本人デザイナー鹿戸治氏がデザインに携わったと言われており、以前のモデルや第四世代以降のモデルに比べて全体的なフォルムが洗練された印象に。特に真横から見た時のバランス感はウエストラインが高く、シェルビーコブラを彷彿させる絶妙なシルエットも特筆物だ。

2005 VIPER SRT-10 VCA Edition

そんな第三世代のバイパーSRT‐10に魅せられ、昨年初のアメ車として愛車に迎え入れたのが紹介するDAIKIさん。余談ではあるが、鍛え抜かれた肉体美と黄色いバイパーの組み合わせがアメリカ空軍に所属する兵士の休日の様で、実に絵になる。

また、特別手を加えることなくフルオリジナルにこだわる点も特筆物で、バイパーのロードスターというキャラクターが既に完成形であり、そこを変に崩して乗るのは違うかなと、わきまえている点も実に好印象。

噂によると五世代あるバイパーの中でもっとも扱いやすいとされる第三世代。何不自由なくこなせる柔軟性を持ちながら、年々希少価値が高まりレアモデルな代物を、あえて日常の足としてフルオリジナルでサラッと乗りこなす姿はまさに男の浪漫!まだ乗り始めて1年。これから様々なイベントでお目にかかれることだろう。

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510hpを弾き出し、最大トルク525lb-ftを発生させる8.3ℓV10エンジンを搭載。街中からハイウェイの巡航まで終始余裕をもって楽しめる点も第三世代の魅力。イエロー基調に黒のコントラストが洗練されたフォルムの第三世代を絶妙に際立たせる。

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コックピットに備え付けられた縦配列の4連メーターがドライバーをその気にさせるインテリア。6速マニュアルはゲートが明確で分かりやすく、操作性も上々。そしてなにより、スパルタンなシフト周りの印象とは裏腹に、スムーズなシフトチェンジと走りを堪能できることが特筆物。

2005 VIPER SRT-10 VCA Edition

OWNER : DAIKI


2009 DODGE VIPER SRT-10 ACR

2009 DODGE VIPER SRT-10 ACR
ほかでは決して味わうことのできない、大人の危ないオモチャ!

ダッジオンリーミーティングやチャージャーオンリーミーティングなど、ダッジが関係するイベントで度々お会いする琵琶湖太郎さん。顔出しはNGだが、現在所有する車両は2019年型チャレンジャーR/Tスキャットパック、2015年型チャージャーSXT、そして撮影車両の2009年型のバイパーACRの計3台のダッジを所有するマニアだ。

過去には2015年型チャージャー・ヘルキャットやカマロZL1、グランドチェロキーのSRT‐8も乗り継いでおり、ハイパフォーマンスなアメ車事情には人一倍詳しい。

どれも数年乗って乗り換えるパターンが多いなか、所有歴6年となるお気に入りが2009年型バイパーACRだ。その特徴的なカラーリングは世界的に見ても珍しく、現在世界に一台とも噂される希少価値の高い特別仕様車で、K&NパワーフィルターにJ‐EOLFワンオフマフラー、カーボンサイドスカートやインテリア総張り替えなどの手が加わる。

2009 DODGE VIPER SRT-10 ACR

ACRはSRT‐10をベースに超スパルタンなサーキット仕様へ仕立てたモデルとして、サーキット用の足回り、徹底した軽量化を施しつつ大きなリアウィングやボディエンドプレートが特徴であり、最大出力600hpにして最大トルク77.5kg‐mを発生。0‐96km/h加速は4秒を切る世界トップレベルの圧倒的なパフォーマンスを誇る。

もはや公道走行を諦めたレースカーのごとくスパルタンな仕立ては極めてデンジャー。ある意味選ばれし者だけに許された〝大人の危ないオモチャ〟と言える。

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搭載されるエンジンはガソリンエンジン車では最大となる8.4ℓV10 OHV。もはや過剰スペックとはこのことで、街中からハイウェイまで2000回転付近で足りるレベルだ。リアウィングの設計改良やエアロダイナミクスの向上、レーシーなサスペンションでストイックに拍車をかける。

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黒基調のオリジナルインテリアにイエロー&ブラックのアルカンターラ生地を使って総張り替えを済ませたインテリア。センターコンソールまで贅沢にあしらわれたアルカンターラは、スパルタンなコックピットにプレミアムかつ洗練された印象をプラス。

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OWNER : TARO BIWAKO


2014 DODGE VIPER GTS

2014 DODGE VIPER GTS
中学生の頃から憧れ続けていた夢のバイパーを4年前に購入!

ダッジバイパーの名を改め、SRTバイパーとしてリリースされた第五世代(2015年から再びダッジに変更)。ドアはアルミ製へ、ボンネット、ルーフ、リアゲートにはカーボン素材を使うなどして約45kgの軽量化を実現。さらに前後重量配分まで緻密に計算されており、ドライバー乗車時に前後の重量配分をほぼ50対50になる様に設計するなどの進化を遂げた。

2014 DODGE VIPER GTS

またシャシーのねじれ剛性は50%向上しており、パワーステアリングの味付けも相まってハンドリング性は抜群。素直で反発力のある扱いやすさはサーキット走行も意のままに操れるレベル。ビルシュタイン製の可変式ショックアブソーバーが標準で装備されており、ある意味GTSはストックのままサーキットデビューしても、十分に楽しめるレベルのクルマだ。

4年前から愛用するすーさんは中学生の頃からバイパーに恋焦がれてきたファンで、各世代それぞれのバイパーに惹かれつつも、購入時に存在した最新モデルである第五世代をチョイス。期待通り、いやそれ以上の圧倒的パフォーマンスに長年憧れを抱いたクルマの魅力を目の当たりにした。

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5世代目もエンジンには8.4ℓV10 OHVが搭載される。ブロックとヘッドはアルミ製で640hpを発生する。OHV既存ユニットの正常進化と捉えて良いだろう。OHV独特のフィーリングはDOHCとはまた異なる味わい深さがある。

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エクステリア同様に赤基調となるレザーインテリア。レーシーな装いでサーキット志向の強いバイパーパッケージとは異なる、GTSならではの洗練された上質さを併せ持つ内装となり、8.4インチマルチメディアスクリーンと小さなデータディスプレイが並ぶ近代的なデザインが採用される。

2014 DODGE VIPER GTS

OWNER : SU-


PHOTO&TEXT:石井秋良

アメ車マガジン 2020年 10月号掲載

フォードレンジャーはジャストなサイズにアメリカンテイスト

2019/2020 FORD RANGER XLT SuperCrew 4x4

2019/2020 FORD RANGER XLT SuperCrew 4×4

タフでワイルドなアメリカントラックス! TOUGH&WILD AMERICAN PICK UP TRUCKS

ウイングオートならベース車の購入からカスタムまで対応!

近頃、にわかに注目を浴びているピックアップトラック。ジープ・グラディエーターなど、今までにないモデルもデビューしているが、フルサイズクラスは日本で使うには少々大きい。そんな人にお勧めしたいのが、ミドルサイズのレンジャーだ。


レンジャーラプターは北米市場に設定が無い

ジャストサイズなレンジャーをより魅力的にカスタマイズ!


ジャストなサイズにアメリカンテイスト

カマロやマスタングなど、最近はマッスルカーを積極的に手がけている印象の強いウイングオート。だが、ウイングオートがここまで大きく成長した背景には、H2の爆発的ヒットと、それを支えたサポート体制にある。長年にわたりアメリカンSUVを手掛けてきた自負と、ある意味原点回帰という意味を込めてウイングオートでは現行型レンジャーの輸入・販売を実施中。今回はベースとなるレンジャーの魅力を中心に紹介していこう。

2019 FORD RANGER XLT SuperCrew 4x4 CUSTOM MODEL Produced by WINGAUTO

最大のポイントは、日本で乗るのに丁度いいサイズということ。Fシリーズは確かに魅力的だが、ちょっと大き過ぎるしタンドラは意外と日本で見かける。やっぱり左ハンドルのアメ車に乗りたい!と思う人に実はベストなチョイスと言えるのがレンジャーだ。

現在ウイングオートでは、2019年型と2020年型のXLTを在庫中。搭載エンジンはどちらも2.3ℓのエコブーストだが、排気量からは想像もできないほど低速から非常にトルクフル。これなら荷物を満載してもスムーズに走らせられる。

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フロントサスペンションは独立懸架式のコイルスプリングで、リアはリジッド式リーフスプリングを採用。ヘビーデューティな使い方をしてもしっかりと応えてくれる堅牢さに加え、コンベンショナルなパートタイム4WDを組み合わせているので、河原はもちろん少々荒れた道の先にあるキャンプ場でも、安心してアクセスすることが可能だ。

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シートの表皮は高級感よりも実用性を重視した撥水素材のファブリックとなっており、運転席周りも非常にシンプル。トラックは使ってナンボ、というFORDの設計思想が伝わってくるようにも思える部分だ。ちなみにモデルイヤーによって細かな違いがあり、2019年型はモニターが小さいが、キャビン後方のスライドウインドーやフロントのコーナーセンサーを装備。2020年型はモニターが大型化されており、安全性が向上。巻き上げタイプのトノカバーも追加しており、使い勝手や防犯性も向上させている。

ちなみにフォード繋がりということで敢えてアナウンスしておくが、ウイングオートでは先日発表された新型ブロンコの自社輸入を決定!目下、導入するためのを準備を進めている。

もちろんカスタムしたいというユーザーのリクエストにもウイングオートでは対応可能で、リフトアップやオーバーフェンダーの追加、大径タイヤへの変更などにも対応可能。個性的なレンジャーを、もっとオリジナリティ溢れるスタイルにグレードアップしてくれる。


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CUSTOM MODEL Produced by WINGAUTO

2019 FORD RANGER XLT SuperCrew 4x4

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ラフカントリーのキットを使用して、6インチのリフトアップを実施。さらに2インチワイドとなるRK SPORTのオーバーフェンダーを追加することで、ノーマルよりも立体感のあるスタイリングを実現している。車高のアップとワイドしたことで、BAJA ATZ P3(285/70R17) に変更し、FUEL・BEASTを組み合わせ、n-fabのサイドステップも追加し、乗降性の問題もクリア。フロントバンパーにはラフカントリーのLEDバーを埋め込み、ダートランナー的な雰囲気を醸し出している。

2020 FORD RANGER XLT SuperCrew 4×4

2020 FORD RANGER XLT SuperCrew 4x4

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Fシリーズほどのインパクトは少ないが、FORDらしさを醸し出すフロントグリルを採用。エンジンは直列4気筒2.3ℓのエコブーストエンジンを搭載。非常にトルクフルなエンジンで、一度乗ってみると充分だと実感できる。

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2020年型には、Roll-NLock社のトノカバーを装着。巻き込む構造となっているので、中の荷物が見やすく取り出しやすい。ベッドライナーはRUGGED LINER製を装着し、荷物でベッドが傷つくのを防いでくれる。

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フロントサスペンションは独立懸架式のコイルスプリングで、リアはリジッド式リーフを採用。街乗りからオフロードまで、幅広いシーンで活躍。タイヤサイズは265/65R17で、オンロードからオフロードまでそつなくこなすオールテレーンタイヤを標準で装着する。

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2019 FORD RANGER XLT SuperCrew 4x4

2020年型インパネ

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2019年型インパネ

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上が2020年型で、下が2019年型のインパネ。基本的には同一だが、2020年型の方がモニターが大型化されているので、後方の視認性が向上している。駆動方式はパートタイム式4WDで、シフト横のダイヤルで切り替える。トランスミッションは10AT。ノブ横のボタンで任意のギアが選択可能だ。

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撥水タイプのファブリックシートを全席に採用し、アウトドアでも気兼ねなく使える。センターコンソールの後部にはリアシート用のUSB電源が2つ備わる辺りは、スマートフォンを1人1台持つ時代を反映していると言える。

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2019年型は、キャビン後方にスライドウインドーが備わる。またバックソナーはどちらのモデルイヤーにも装備されるが、2019年型にはフロントにコーナーセンサーもセット。ベッドライナーはフォード純正品を装着する。


Thanks:WINGAUTO
TEL:052-409-5434
HP:http://www.wingauto.co.jp


PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜

アメ車マガジン 2020年 10月号掲載

Gボディ・エルカミーノはセダン、ピックアップ、マッスルの要素も兼ね備える

1986 Chevrolet El Camino SS

1986 Chevrolet El Camino SS

AMERICAN TRUCKS -ピックアップトラックの無限なる可能性-

セダン、ピックアップ、マッスルの要素を兼ね備えたGボディ・エルカミ

ピックアップでありながらも、NASCAR参戦モデルという血統ならではのスラントノーズが魅力大の「SSパッケージ」車。セダン、ピックアップ、マッスルの3つの要素を兼ね備えたGボディ・エルカミーノ。

モンテカルロのスラントノーズが採用されたエルカミーノSS

アメ車にしてオーストラリアで誕生した「セダンピックアップ」は、57年のフォード・ランチェロに続いて59年よりシボレーのエルカミーノもラインナップ。ランチェロは79年で最終だったのに対し、エルカミーノは87年までラインナップされ、各世代ごとに現在でも高い人気となっている。ピックアップトラックが全般的に人気となっている中で、マッスルカーとしての魅力も兼ね備えるエルカミーノも年々ポピュラーになっている。

70年代以前のモデルはクラッシックカーとしての希少で高騰する中、80年代もビンテージの域に達すると同時に、メカニズムや採用素材に樹脂が多い関係で現存数が少ないため高騰している。近年では、最終の5世代目が幅広い層から指示され人気だが、それ以前の世代よりもパーツの供給などで不利な面もあり、良い状態を保持する個体が少ないのが現状。

1986 Chevrolet El Camino SS

このSSは、C10、C1500など、トラックを乗り継ぐベテランオーナーによって狙い撃ちでアメリカより輸入、登録したもの。モンテカルロのスラントノーズが採用されるSSにこだわって探し当てた。一見して分かるセダンのマスクの専用採用は、73年のラグナS3パッケージから受け継ぐNASCAR参戦モデルとしての血統ならでは。樹脂製で変形しやすいノーズ部は、かつては難なく入手できたが、現在ではアメリカでも入手困難となっており、OPG最後のストックローランのFRP製を入手して対応。ホイールや車高スタンスも含め、オリジナルの状態でリフレッシュ、SS専用の純正セパレートシートなど、内装や機関系まで、オリジナルの魅力を再認識できる状態となっている。

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マスクはエッジのきいたシャープなデザインながら、素材の樹脂が変形してしまうケースが多いが、ここではOPG製品でリフレッシュ。チリもしっかりとあっており、後付け感もなく魅力的。専用フード、ミラー、ホイール、ベッドのサイドレール、車高スタンスも含めてストックをキープ。

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SSパッケージ車はセンターコンソールを持つセパレートシートが採用されているため、ステアリングを除けば内装は基本的に兄弟車のモンテカルロと共通。劣化の激しい樹脂製パーツが多く採用されているが、良い状態を保持している。

1986 Chevrolet El Camino SS

82~87の最終型は、ポピュラーな割には、各年の平均出荷台数は2万台程度と、そもそもが希少な存在。そんな中で特別なSS車はさらに希少なため、現在においてこれだけ良いコンディションを保持する個体はアメリカにおいても稀。

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星型の5スポークホイールは、80~90’sに渡って多くの主力モデルに採用されたGM純正ラリータイプ。センターキャップは、ナットの部分も含めてカバー式の独特なデザイン。タイヤは255/60R15を装着。ちなみに、メーカー純正では14×6(207/75R14)で設定されていた。

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4種のV6の他、V8は4.4ℓ (267ci)、5.0 ℓ (305ci)、5.7 ℓ (350ci) の3種でラインナップ。この個体は350を搭載し、ホーリー製キャブレターなど給排気系のアップグレードを施している。日常使用にもフレンドリーなマイルドパフォーマンスながらも、リアエンドにはLSDが組み込まれており、お遊び感覚でレースにも参加するなど楽しんでいる。


Photo & Text ★ Hideki Ishibashi

アメ車マガジン 2021年 9月号掲載

長年欲しかったラムバンを購入し、アメ車ライフが再びスタート

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1996 DODGE RAM VAN

俺たちのアメ車ライフ

木の拘りから発展しアップルパイ専門店オープン

「美味すぎるアップルパイ」として、岡山県津山市で話題となっているグリーンデイズ。造園などのデザインを手掛ける平田さんが、木に拘り大好きなリンゴの木を植えたことがアップルパイ誕生のキッカケだ。長年欲しかったラムバンを購入し、平田さんのアメ車ライフが再びスタートする。

ラムバンは誕生日プレゼントで購入

岡山県津山市で話題となっているのがアップルパイだ。造園などをメインにランドスケープデザインを行うパシフィックデザインサービス・代表の平田さんが、木に触れる機会が多いことから自分でも植樹を初め、夫婦共に大好きというリンゴの木を植えたのがキッカケでアップルパイを試作提供。それが好評だったことからアップルパイ専門店「グリーンデイズ」をオープンさせ、今では地元の人気カフェとなっている。

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そんな平田さんの愛車は、96年型のダッジ・ラムバン。過去にアストロに乗っていたものの、仕事用としてダットサンに乗り換え。しかしアメ車への思いは持ち続け、荷物を大量に運べるフルサイズバンがずっと気になっていた。そんな折、隣町のエクスカーズに止まるラムバンを見つけ、連日のように遠回りしてでもラムバンをコッソリ眺める日々を送っていた。購入のキッカケとなったのが、自身の誕生日。「誕生日プレゼントとして欲しい物がある」と意を決して奥様に告げ、一緒に向かった先はエクスカーズ。すると奥様は「知ってたよ。このクルマでしょ?」と、平田さんが欲しいクルマをピタリと言い当てる。そして「私もコレが良いと思うよ」と。

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撮影当日は、グリーンデイズの2号店となる「グリーンデイズ・志戸部店」のオープン日。「ほんと、奥さんには頭が上がりませんね」と、行列のお客さんに奮闘する奥様を見てポツリと語る平田さん。岡山に来たら、ちょっと足を伸ばして、アップルパイ購入が定番になりそうだ。


1996 DODGE RAM VAN

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水色のボディが特徴の96年型ダッジ・ラムバン・パネルバン。平田さんは昔アストロに乗っていたが、造園の仕事にはトラックが必要とダットサンに乗り換え(現在も所有)。それでもやっぱりアメ車が欲しいと、荷物が沢山積めるフルサイズバン所有を夢見ていた。すると、エクスカーズに止まるラムバンを見て一目惚れ。そのことを奥様に中々言い出せずにいたが、誕生日プレゼントを口実に購入を相談。一方奥様は「なんとなくクルマが欲しいことは感じていた」とか。ラムバンについては「彼が好きそうなクルマだし、私も好きなカタチです」と、夫婦のお気に入りだ。

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OWNER : 平田 崇さん


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造園や家屋のランドスケープデザインを行なうパシフィックデザインサービス・代表の平田さん。上が事務所兼イートインスペースの建物。下が敷地内にあるアップルパイ専門店グリーンデイズ・津山店。

アップルパイ専門店グリーンデイズ・津山店
所在地:岡山県津山市桑下1346-1
TEL:0868-57-8388
営業時間:10:00 ~17:00
定休日:不定休
HP:https://www.greendayscafe.com


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撮影当日はグリーンデイズ2号店となる「グリーンデイズ・志戸部店」のオープン日。看板メニューのクラシックアップルパイ(¥500)のほか、様々なタイプのアップルパイや軽食メニューも食べられる。アップルパイ制作のメインは平田さんの奥様だ。撮影後にクラシックアップルパイを食べさせてもらったが、サクッとしたタルト生地にアーモンドクリームとジューシーなリンゴが組み合わさる食感は新感覚。オンラインでも購入が可能なので、HPやインスタグラムをチェックしてみよう!

アップルパイ専門店グリーンデイズ・志戸部店
所在地:岡山県津山市志戸部681-21
TEL:0868-32-9632
営業時間:11:00 ~18:00
定休日:不定休
HP:https://www.greendayscafe.com


Special Thanks:EXCARS【エクスカーズ】

TEL:0867-34-1020
URL:http://excars-st.com


PHOTO:高原義卓
TEXT:相馬一丈

アメ車マガジン 2021年 9月号掲載

エスカレードと過ごせば何気ない日常がPVの如く絵になる!

CADILLAC ESCALADE

CADILLAC ESCALADE

彼女たち流のアメ車との付き合い方
#アメ車女子のライフスタイル

Tiktokの“#アメ車女子”で検索するとヒットするイマドキなアメ車女子ayaさん。@ayalyfeでアップされる動画はどれもドラマチックで、ガールズオーナー目線の魅力溢れる内容は思わず「可愛い♡」と声を漏らしてしまうほど。そんな彼女のアメ車ライフをアメマガ目線でリポートしてきた。

乗っているだけでモチベーションが上がるラグジュアリーSUV!

ここ最近、アメマガガールの影響もあってか街で見かけるアメ車女子、SNSを通じて見つけるアメ車女子率は上昇傾向。チャレンジャーなどのモパーマッスル女子にトラッキンカスタムに徹するマニアック女子、ジープで本気のオフロードを楽しむ女子など、多彩なガールズオーナーがアメ車シーンを盛り上げてくれるのは本当にありがたいことだ。

CADILLAC ESCALADE

そんなガールズオーナーの中で、イマドキな盛り上げ方をしてくれているのが紹介するayaさん。昭和のおじさんたちにとっては馴染が薄いかもしれないが、フェイスブック、ツイッター、インスタグラムに並んで若者の間ではティックトックと言う名の動画中心のSNSが盛り上がりを見せている。昭和な筆者ももちろんまったく知らない世界だったが、見てみるとポップに簡潔にテンポよくアメ車の魅力を個々の撮り方や演出で紹介していて実に面白い。まぁでもコレをおじさんがやってたら、とても見ていられない(笑)。きっと可愛い女の子がやるから再生回数も伸びるんだろう。

そんな彼女の愛車は2015年型のエスカレードだ。昔からアメ車が好きで大きいクルマに乗りたかったとのこと。中でも四駆が一番タイプで、色々見る中でこのモデルのエスカレードが一番男前な顔をしてたことで愛車として迎え入れた。

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ラグジュアリーSUVの代表格にして至れり尽くせりの装備が充実、優雅に乗りこなすセレブリティ御用達のクルマをパシッとお洒落して乗るも良し、カジュアルな格好でアイスコーヒーを嗜みながらオフを満喫しても絵になる。実は普段乗りにジープ・コンパスも所有しており、エスカレードは気分を上げたい時に乗る特別な一台だと言う。常にエスカレードじゃ都心部では不便を感じる時もある。特別な日は特別なクルマで!そんなメリハリを利かせることでライフスタイルを豊かにしていく。

CADILLAC ESCALADE

カッコいいアメ車の乗り方、そして関わり方を自分らしい表現でティックトックにアップして共感される様子は、まさにインフルエンサー!イベントやミーティング、雑誌がすべてを担うのではなく、こうしたSNSを通じてもトレンドが産まれる。「#アメ車女子」が人気の検索ワードとなって、より盛り上がりを見せてくれることを大いに期待したい!

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撮影場所を提供してくれたのは三重県桑名市のナガラオート。パームツリーを基調としたリゾート感溢れる雰囲気と、ayaさんのエキゾチックな顔立ちは相性抜群!白いスーツやジャケットを羽織ってエレガントに乗りこなしてみたり、撮影時の様にラフでカジュアルな格好でもサマになるのは、重厚感溢れる黒いボディや黒革ではなく、白いボディにライトブラウンの明るいインテリアのたまもの。

CADILLAC ESCALADE

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owner : aya


PHOTO&TEXT:石井秋良

アメ車マガジン 2021年 10月号掲載

「信頼」という名前を冠した札幌のアメ車専門店コンフィデント。

CONFIDENT【コンフィデント】

AMEMAG RECOMMEND PROFESSIONAL SHOP
CONFIDENT【コンフィデント】

アメ車の車両販売からメンテンナス、カスタムまで幅広く対応するプロショップ

「信頼」という名前を冠した札幌のアメ車専門店コンフィデント。オープンして5年目を迎えるが、2019年の11月に新店舗に移転しさらに規模を拡大。今回はその新店舗におじゃましてきた。

広大なスペースにアメ車が数十台並ぶビッグなショップに!

2016年のオープン以来、SUVやキャンピングカーなど北海道らしい「使える」アメ車を幅広く取り扱うコンフィデント。以前の店舗は知る人ぞ知る、というような隠れ家的な存在であったが、そこから真南に約7km移動。清田区の賑やかな商業エリアに移転し、サブロクと呼ばれる国道36号線の千歳方面車線に面したところに2019年の11月に移転した。ちなみにお店は新道と旧道に挟まれた場所にあり、駐車場へのアクセスは旧道からとなるので注意されたし!新店舗の最大の特徴は、何と言ってもそのスケールの大きさ。

CONFIDENT【コンフィデント】

新道に面したスペースには10台程度の在庫車が展示されるが、旧道側には30台以上の様々なアメ車がズラリと勢揃いしている。SUVやピックアップ、アメ車やUSトヨタ車など、複数のストックを見比べられるので、お気に入りの1台を見つけ出すことが可能だ。また、ピットスペースも非常に広大で、大型のリフトを3台設置。フルサイズSUVやバンが同時に何台も作業できるほどなので、車両の販売だけでなく、今まで以上に整備や車検にも力を入れていくとのこと。

ちなみにコンフィデントでは、北海道で1号車となる新型ナビゲーターをストック中。旧型ナビゲーターやライバルのエスカレードも数多く取り扱っており、他にも新旧カマロもラインアップ中なのだ。車両の購入だけでなく、カスタムやメンテナンスなど幅広く対応しているので、アメ車ライフをもっと楽しみたいのならコンフィデントに相談してみよう。


CONFIDENT SAPPORO RECOMMEND CARS

2014 CADILLAC ESCALADE

2014 CADILLAC ESCALADE

2014 CADILLAC ESCALADE

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押し出しの強さや、アメ車らしい存在感を求めるならナビゲーターよりもエスカレードがオススメ。24インチのアシャンティを装着しており、このままでも十分満足できる仕様。大排気量のラグジュアリーSUVが欲しいなら、エスカレード一択と言っても間違いない。

2018 LINCOLN NAVIGATOR

2018 LINCOLN NAVIGATOR

2018 LINCOLN NAVIGATOR

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北海道に上陸した1号車の新型ナビゲーター。先代モデルよりもさらに進化を遂げており、エンジンは3.5ℓのエコブーストツインターボ+10AT。インテリアなどは先進感に満ち溢れており、気品も感じさせる。四輪独立懸架の乗り味は、安心感も感じさせてくれる。

2010 CHEVROLET CAMARO

2010 CHEVROLET CAMARO

2010 CHEVROLET CAMARO

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先代カマロのディーラー車で、珍しいサンルーフ付き。搭載エンジンはV6・3.6ℓで、USモデルのドアミラーに変更済み。しかも寒冷地仕様となっているので、北海道は北国にお住んでいるけどマッスルカーが欲しい!と言う人には最適な1台だ。

2019 CHEVROLET CAMARO

2019 CHEVROLET CAMARO

2019 CHEVROLET CAMARO

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現行カマロのディーラー車で、やはりサンルーフがついているので、オープンエアーが楽しめる。グレードはSSで、エンジンはV8・6.2ℓ。こちらも何と寒冷地仕様で、走行距離は770km!やっと慣らし運転が終わった程度の極上のコンディションだ。


コンフィデント札幌

住所:北海道札幌市清田区北野1条2丁目11-80
tel:011-799-0321
HP:https://www.confidentsapporo.com/

国道36号線の新道と旧道のちょうど間に位置する、コンフィデントの新店舗。新道側だけ見ると少々こじんまりしたお店のように思うかもしれないが、旧道側に回るとそのスケールの大きさに驚かされる。30台以上の在庫を常に確保しており、ピットスペースも広大なので、様々な作業の依頼が可能。整備士も3名常駐しているので、信頼できるアメ車専門店が、ますますグレードアップしたと言えるだろう。

CONFIDENT【コンフィデント】

CONFIDENT【コンフィデント】CONFIDENT【コンフィデント】


Photo:浅井岳男
Text:空野 稜

アメ車マガジン 2020年 10月号掲載

日本では稀少なグレードのダッジ・ラムバンB350

1986 DODGE RAM VAN B350

1986 DODGE RAM VAN B350

Let’s Enjoy Van Life! AMERICAN VANS -いまこそVANに乗ろうじゃないか!!-

キャンプもVANも不便を楽しむから面白い

独特なデザインが魅力的な80年代のVAN。その中でもダッジのラムバンは愛らしい外観を持つため、今も高い人気を得ている。そんなネオクラ系ミニバンでキャンプを楽しんでいるのが滝沢ファミリーなのである!

家族で遊びに行く機会が増えたのはVANのおかげ

国産のLサイズミニバンを乗り継いできた滝沢ファミリーであったが、仕事も子育ても軌道に乗ったところで、「次は好きなクルマを買っていいよ」と理解を示してくれた美人な奥様のひと言が、86年型のダッジ・ラムバンB350を購入するきっかけとなったそう。

滝沢さんは元々、小学生の頃からラムバンに強い憧れを抱いていたそうで、その夢がかなったのが今から約6年前。走行約3万km弱という個体を手にするも、B350という日本では稀少なグレードであり、整備をしなければならないポイントが多かったことから、納車までには1年を費やすことになる。

1986 DODGE RAM VAN B350

また、納車後もサスペンションのアッパーアームがヤバいとか、ATシフトのジョイントが外れるといったトラブルを経験するが、ラムバンを乗るようになってからというもの、家族の繋がりが強くなったそうだ。理由は、このクルマで頻繁にキャンプに出掛けることが増えたためだ。とにかく広い室内は、子供たちが大好きなアクティビティを満載にして出掛けられるし、テントを設営せずとも室内で寝ることもできる。ちなみに滝沢家のキャンプは、炭などは買わず、キャンプ場で小枝などを拾うことからスタートする。

キャンプギアも最新のもではなく、古く頑丈でアイテムを好んで使う。そのキャンプと同様に、86年型のラムバンは不便な点を楽しみながら本来の用途に合った〝使い倒す〟という乗り方なのだ。不便な点を改善しながら長く乗ることで、より一層愛着が増すVANライフが送ることができるそうだ!

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タイヤはTOYOのオープンカントリーM/Tで、前がLT245/75R16、リアはLT265/75R16と、可能な限りの大口径をセット。エンジンは非常にタフで、バッテリーあがり以外のトラブルはほぼないそうだ。

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子供たちは車内で寝るというのが滝沢家のキャンプにおけるルーティン。コラム式ATシフトレバーは、ミッション側と繋がるジョイントが外れて変速不能に陥るも、経験豊富な滝沢パパが応急処置を施し、難を逃れたこともあるそうだ。

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会話がしにくいほど車内は騒音が大きいというラムバン。そんな会話も、普通のクルマでは経験し難いことだ。しかし信頼性という面では常に不安が残るため、キャンプは友人たちと一緒に行くのが基本。トラブルが出ても仲間のクルマでパーツを購入できるためだ。

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コンパクトで便利というのが最新のキャンプギアのトレンド。しかし滝沢ファミリーは、重く大きく、そして頑丈なキャンプギアをセレクトしている。不便な点もキャンプの楽しさであるという事実は、現地で薪を拾う二人の娘さんにも伝わっている。

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OWNER : TAKIZAWA Family


PHOTO:清野央
TEXT:マーク清原

アメ車マガジン 2021年 10月号掲載