備えあれば憂いなし!アウトドア三種の神器

DSC_8593

AMEMAG RECOMMEND PARTS

ポータブル電源と組み合わせて、アウトドアでアイスを堪能

ここ数年キャンプブームであることは周知の事実。映えキャンと称してお気に入りのギアでサイトをコーディネイトしてSNSにアップしたり、ソロキャンと称して一人でミニマムな最小限のギアで非日常を楽しんだり、年々楽しみ方の幅も広がってきている。そこでオススメしたいのが巷で話題のポータブル電源だ。

DSC_8613

コンセントからはもちろん、シガーソケットからも充電可能で500Wまでの電化製品をどこでも使用できる逸品。コレを軸にポータブル冷凍・冷蔵庫、そして太陽光からの充電を可能にする120Wソーラーパネルの3つが揃えば、オートキャンプ場のみならずクルマからかなり離れたシビアな環境下でも常時電源供給が可能となる。アウトドアの便利グッズとしてだけでなく、自然災害、停電時など、万が一の時も安心!同スペックの他社製品と比べてもリーズナブル!ワンランク上の快適アウトドアライフをご堪能あれ!


500W ポータブル電源

DSC_8551

DSC_8548

DSC_8554

USB でスマホやタブレットの充電はもちろん、コンセントから扇風機やヘアアイロン、ミキサーで即席ミックスジュースを作ったりと、電化製品がアウトドアでも使えるのがポータブル電源の魅力。使用用途にもよるが、写真の様にポータブル冷蔵庫を冷凍モードで使っても一日持つくらい電池の持ちも良い!

価格:38,500円(税込)


ポータブル冷蔵庫25ℓ

DSC_8547

DSC_8569DSC_8567

冷えた飲み物ならクーラーボックスで十分。しかしアイスまでは冷やせない。今回は試しにカップアイスとチューペット状のアイスを持ち込み、ポータブル電源からの電源供給で朝から夕方まで放置した後にどれくらい冷えているのかを検証。結果は冷凍庫から取り出したソレとなんら遜色ないレベルだ!

価格:38,500円(税込)


120W ソーラーパネル

DSC_9711

DSC_9708DSC_9713

駐車場から離れた場所でテントを張るキャンプサイトの場合、シガーソケットからの電源供給は不可能。そんな時に電源を確保できるのがソーラーパネル。折りたためば片手で持てるコンパクト設計で、展開すれば120W の大容量ソーラーパネルに。ポケット内にUSB 差込口を二つ設けており、ポータブル電源のシガーソケットに差し込めば直接充電供給も可能!

価格:24,750円(税込)


Motor Farm【モーターファーム】

所在地:大阪府松原市丹南4-201-1
TEL:072-338-8222
FAX:072-338-8223
営業時間:9:00 〜19:00
定休日:毎週日曜/祝日/第1第3月曜日/レースイベント開催日/年末年始/GW/夏季休暇
URL:http://www.motor-farm.co


PHOTO&TEXT:編集部

アメ車マガジン 2021年 10月号掲載

家にいる時も常に海を感じたい!そんな希望を叶えたマイホーム

_N6I1100

Let’s AMERICAN HOME

家にいる時も常に海を感じたい!そんな希望を叶えたマイホーム

大好きなサーフィンやスケボー、そしてキャンプとアウトドアを幅広く楽しむkimuさん一家。仕事も遊びも全力で取り組んでおり、遊び心が充実した素敵なご自宅を、拝見させて頂いた。

建てる時はもちろん建ててからも楽しい!

大学生の時に始めたサーフィンにハマったことが、現在のライフスタイルの礎になっているkimuさん。実は注文住宅を建てるのは2軒目で「若気の至りと言いますか、20代前半の時に一度建てたんです。ところが子供が増えて、増築か改築を考えないといけなくなった時に、ジェネラルアメリカンホームと出会ったんです」と語るkimuさん。

以前からジェネラルアメリカンホームの事は気にしていたものの、既に家があるし…と自分達には関係ない事だと思っていたとか。ちなみに以前のご自宅は、ザ・日本建築といった雰囲気で、アメリカンらしさは皆無。あくまでも住むところといった感じで遊び心は微塵もなく、壁紙などの選択肢は5種類程度で「なんとなく消去法で決めた感じでしたね」と奥様は語る。

_N6I1033

だが先述した理由から、意を決してジェネラルアメリカンホームの扉を叩いたところ、初対面なのにkimuさんの良い意味でラフな雰囲気を見た杉山社長は「kimuさんはウチのお客さんだよ!来週末オープンハウスを開催しているから是非見においで!」と言われたそう。そこからトントン拍子で話が進み、2年前に現在のご自宅が完成したそうだ。

ジェネラルアメリカンホームの施工例を見てみると、どちらかというと重厚なスタイルがほとんど。だがカジュアルな雰囲気にしたかったので、こちらで紹介した礒谷さんのご自宅を参考にしつつ、kimuさん流のこだわりが随所に見られる。

屋外に設けたシャワースペースやホビールームもその一例だが、最大のコダワリはセントラルヒーティングを採用した事で、24時間365日、Tシャツ&短パンで過ごせるように保たれている。家というくつろげる空間を、一番自分が好きなファッションで過ごす。四季のある日本では、できそうでできない事を実現している。

さて、家づくりの事を振り返ってもらうと「いや〜、本当に楽しかったです!壁紙のサンプルは100種類以上もあって、決めきれないぐらい(笑)。僕たちのワガママを全て聞き入れてくれましたし、杉山社長も『とにかくやってみよう! ダメだったら違う色に貼り直せばいいから!』と、非常に前向きな人柄にも惚れ込みましたね。子供部屋の壁紙も子供達が自分で選んだので、みんなで楽しみながら作った家ですが、まだまだ発展途上で楽しんでいますね」とも語る。

今後は自宅の横にガレージを作り、次こそはエルカミーノかラプターといった、トラックを増車したいと考えるkimuさん。理想を追求したマイホームだが、まだまだその続きの話がありそうだ。

_N6I1407

カバードポーチスタイルと呼ばれる、部屋の周りに設けたウッドデッキスペースは、まさにビーチハウスそのものと言った雰囲気。エアコンの室外機が外から見えないのもポイントと言える。実はご夫婦は高校の同級生で、夫婦であり友達でもあるという、気取らない関係もご自宅の雰囲気にマッチしていると言えるだろう。

_N6I1063_N6I1214

こちらで紹介した礒谷さんのビーチハウスを参考にしつつ、アレンジを加えたkimuさん邸。2階建だが、敢えて平屋風に見えるように屋根をなだらかに設計している。サーフィンから帰ると、自宅の中に入らずそのままシャワーが浴びられる構造になっており、そのままお風呂場にも直行できるところがkimuさんのこだわりだ。

家族みんなで楽しく創る家はまだまだ発展途上

_N6I1329

_N6I1287_N6I1487

吹き抜けのリビングルームには天窓が設けられ、日差しが降り注ぐ。2階へつながる階段にアクセントウォールを採用するが、スカイブルーの色合いが、まさしく青空を感じさせてくれ、心地よく思える。

_N6I1220

_N6I1458_N6I1208

_N6I1244_N6I1256

屋外から直接入れるkimuさんのホビールームは、サーフィンやキャンプ道具が綺麗に整理されている。あまりの居心地の良さでここで寝てしまい、朝を迎える事もあるとか。ちなみに以前使用していた調度品は雰囲気が合わないので、ほとんど入れ替えたそうで、今でも奥様が色々なお店に出向き探し出してくるそうで、日々家の中は進化中だ。

_N6I1369_N6I1359_N6I1351

1男2女のkimuさんファミリー。3人の子供部屋を見せてもらうと、壁紙だけでなくインテリアからもそれぞれの個性の違いが伝わってくる。まさに三者三様といった表現が最適だ。自分の部屋を自分でコーディネイトする事で、自主性を育めるとも言えるだろう。

_N6I1441

_N6I1338_N6I1315

_N6I1429_N6I1229

キッチンスペースは奥様の担当。最大のコダワリは2つ並んだ洗面台で、手洗い渋滞を防止。色や壁紙の選択で、南国らしさを演出する。キッチンやパントリーの天井の色を変える事で、ポップで楽しげな雰囲気を引き出している。ちなみにパントリー部分だが、ウォークイン構造とする事で、食器などが非常に取り出しやすいのも魅力的と言えるだろう。


2011 TOYOTA SEQUOIA

2011 TOYOTA SEQUOIA

_N6I1049_N6I1136

日常の買い物から趣味のサーフィンまで大活躍するkimuさんのセコイヤ 。当初はタンドラが欲しかったが奥様から「何積むの!?」と指摘された事と、レアなセコイヤに一目惚れして購入。3インチリフトし、個性を追求しつつ下品にならないように配慮しているのがポイント。ブッシュワーカーのオーバーフェンダーに33インチのATTURO Trail Bladeが奇跡的なマッチングを見せる。


_N6I1298

OWNER:kimuさんファミリー


HOUSE Maker DATA
General American Home【ジェネラルアメリカンホーム】
所在地:愛知県刈谷市東境町登り坂100
TEL:0566-91-3007
URL:http://g-a-h.sakura.ne.jp/wp


写真:浅井岳男
文:空野稜
アメ車マガジン 2020年 10月号掲載

C1500レギュラーキャブが2台、07年型タホ、08年型シルバラードと合計4台を所有

DSC_7437

2008 CHEVROLET SILVERADO / 2007 CHEVROLET TAHOE / 1995 CHEVROLET C-1500 / 1993 CHEVROLET C-1500

TWO-WAY二刀流でアソぶ!! 1台だけでは物足りなくなってしまったオーナーたち

4台それぞれが魅力的でどれかを手放すなんて考えられない!

シャイアンフェイスのC1500レギュラーキャブが2台、一世代飛んで2007年型タホ、そして2008年型シルバラードと合計4台を所有する@kiさん。何故4台も必要なのか?どのように使い分けているのか?さらには現在進行形で各世代を乗り回すリアルな感想も含めて徹底リポートしてきた。

乗れば乗るほどに味わい深き各世代の個性の虜!

京都府の某所を拠点に日本全国、時にはアメリカ本国へも長期滞在する特殊な仕事に就く@kiさん。ざっくり言うと、フォードやGMをはじめ各自動車メーカーのフューチャーモデルがシャシダイに乗っている状態から開発に携わるエンジニア関連を主軸とした仕事で、その職業柄、クルマに対しても一般的なオーナーとは比べ物にならないほどストイック。

一度各モデルの印象を聞こうものなら、バルブの開閉具合からハイギヤード、ファイナルデフと玄人レベルの用語が続々と。冒頭から結論を言ってしまうと、その豊富な知識が各モデルの魅力を天秤にかけた時に、どれも手放せなくなる最大の理由ではある。

1993 CHEVROLET C-1500

では早速順を追ってどの様に4台体制へと整っていったのか話を進めて行こう。最初に迎え入れたのは写真手前の赤いC1500レギュラーキャブ。93年型でTBIエンジンを搭載、アナログ感を色濃く残すノスタルジーなインテリアデザインはリラックスした状態でのんびり走らせるのに最適。

しかし西は九州、東は東北と途中自宅に帰る暇もないほどアチコチ走り回る仕事柄、整備やメンテナンスでバル・フォーエスへ入庫する際は、納期を急かさないのが彼の鉄則。プロフェッショナルが時間をかけて不具合箇所をトラブルシューティング、改善してくれるのに急かすのは気分じゃない。時間をかけてでもきっちりやってもらえるのが本望といったスタンス。

2007 CHEVROLET TAHOE

じゃ仕事の足はどうする?となった時に「予備でもう一台要るな」と黒いタホを追加で購入。元々レギュラーキャブでは数人で現場へ向かう際、窮屈だったり、積載量が致命的に厳しかったりといったケースもあったため導入。あまりに快適過ぎてこっちを本命になんてことも頭を過ったが、狭い路地や駐車場でも困らないレギュラーキャブの実力も、また魅力的。

1995 CHEVROLET C-1500

とりあえず2台体制でまた改めてどちらを残すか吟味しようと思っていた矢先、今度はTBIの集大成にしてファイナルモデルである95年型のレギュラーキャブと出会ってしまった。ここでキャラ被りの赤を手放す選択肢が一般的ではあるが、どちらもほぼ25年選手。

整備やメンテナンスで労わらなきゃいけないお年頃だからと、一方が整備で入庫中でも同じパフォーマンスを発揮できる代打としてタホ+レギュラーキャブ2台の3刀流ライフへ進化。

2008 CHEVROLET SILVERADO

その後、トラック的な積載スペースと、いざと言うとき複数人のエンジニア+ゲスト、クライアントがフル乗車できるタホとC1500の良いところ取りな4枚ドアフルサイズトラックのシルバラードと出会い「まさにコイツが理想系! 求めていたヤツだ」と結論付けながらも、それぞれの個性やメリットを考慮すると、どれも手放せないって結論に至ったと話す。実際搭載するエンジンや内装デザイン、フェイスまでレギュラーキャブこそ共通項目は多少多い物のキャラクターはそれぞれ異なる。ソコが手放せない悩みの種でもある。

ちなみに4台の内、どれかは重整備で預けているケースが多く、実は4台揃う姿そのものが珍しい。この企画のタイミングでそれが偶然適ったことも何かの縁と言えるだろう。


2008 CHEVROLET SILVERADO

2008 CHEVROLET SILVERADO

DSC_7494

DSC_7490DSC_7487 DSC_7496DSC_7482

4台の中で一番最後に手に入れたのがこのシルバラード。アメ車が集まる大阪のハンバーガーショップ「スターキーズ」で在庫していた車両を、ハンバーガーを食べに訪問がてら交渉して手に入れた代物。人も荷物もフル積載してもハイギヤードとトルクフルなV8エンジンの恩恵を受けて余裕の走りを魅せる!


2007 CHEVROLET TAHOE

2007 CHEVROLET TAHOE

アクティブマネジメント付きで4気筒と8気筒を自動で切り替えるファミリーユースに最適な仕様。プレミアムSUVと謳って何ら遜色のない至れり尽くせりなインテリアは、遠方出張やゲストを送迎する際にも大活躍。

DSC_7460

DSC_7456

DSC_7458

DSC_7463

DSC_7465

4台中で唯一奥さんも運転するため、センターコンソールを取り去って本国からジャンプシートを取り寄せて設置。ビジネスユースのほか、真ん中に娘さんを乗せて家族で移動する機会も多い。


DSC_7360

軽トラ感覚で乗り回せるワーキングトラックの大本命!

1995 CHEVROLET C-1500

1995 CHEVROLET C-1500

一括りにTBIエンジンと言ってもK5ブレイザーの最終モデルとはレイアウトそのものが異なるし、隣の93年型と比較してもアクセルレスポンスがまるで別物。こちらはLT-1エンジンに近い印象と語る。ちなみにハードな積載を日々こなすベッド部分の劣化を防ぐべく、ラプターライナー塗装を施工済。ホイールはアメリカンレーシングのトルクトラストⅡを履く。

DSC_7373

DSC_7376

DSC_7398

DSC_7386

DSC_7389

DSC_7393

インテリアはボーテック搭載モデル、でもエンジンはTBIってところが95年型のキャラクター。古めかしさは薄れるものの、今風に寄ったインパネやシートデザインが粋!

1993 CHEVROLET C-1500

1993 CHEVROLET C-1500

シャイアンフェイスのヘッドライトは、深夜に暗い山を越えて出張することも多いため、日本国内ブランドKOITOをセレクト。タイヤは重量級の積載にも耐えうるBFグッドリッチのラジアルタイヤを履く。トノカバーは濡らしたくない物や日光にさらしたくない荷物を積載するときのみ4本ボルトで固定して愛用。通常はトノカバーレスでの移動がスタンダードだ。

DSC_7410DSC_7415

DSC_7433DSC_7431

DSC_7426DSC_7423

一番長い間、愛用する赤いレギュラーキャブ。昔ながらのベンチシートにアナログな雰囲気漂うインテリアは同じレギュラーキャブ、TBIのシャイアンフェイスでもまったく別物。


DSC_7447

OWNER : @ki


PHOTO&TEXT:石井秋良

アメ車マガジン 2021年 9月号掲載

カスタムして楽しむなら JKラングラーがまさに打って付け!!

Jeep WRANGLER UNLIMITED

Jeep WRANGLER UNLIMITED

AWESOME JEEP やっぱりジープがカッコイイ

本格派四駆であるラングラー。しかし、4ドアモデルが追加されたJKからはさらにカスタムパーツが豊富に出揃い、ドレスアッパーたちからも支持を集める。そんなJKカスタムの好例といえる2台を見ていこう。

本格派四駆もドレスアップして楽しむのがイマドキ

一時期アメリカンSUVが隆盛を極めていたが、ジープ・ラングラーはその枠とは別の次元で人気を集めていた。何しろJKモデルから4ドアのアンリミテッドが加わったからだ。これまではジープのスタイルは好きでも2ドアでは使い勝手が…という人たちがこぞって注目したからにほかならない。

それにカスタムパーツに関しても、これまでは実践向けのハードなカスタムパーツが中心で、ドレスアップ向きのパーツはラインナップされてこなかった。しかし、数年前からはドレスアップパーツのラインナップが豊富に出回り始めたことで、さらなる人気に火を点けている。ましてや新型のJLモデルのセールスも好調であり、JKでカスタムを楽しむか、JLで新型を満喫するかの2択で迷う人たちが続出しているのが現状。

Jeep WRANGLER UNLIMITED

DSC_8832

そんな中で、群馬のセントラルではJKをベースにカスタムを楽しむ人たちが増加中。紹介する2台のJKラングラーにも、これでもかと言わんばかりのカスタムが施されている。ブラックボディのオーナーであるHIROさんは、スノーボードをするので四駆が前提としつつも、人と被るのが嫌ということでラングラーをセレクトし、ここまでのカスタムを施している。一方のオレンジボディのオーナーであるGさんも、アクティブなイメージのあるラングラーに一目惚れし、ひと際インパクトのあるスタイルへと仕上げている。

現行モデルのJLも良いのだが、カスタムを楽しみたいと考えるのであればJKで思う存分好きなスタイルに仕上げる、この2台はまさに好例と言えるだろう。


DSC_8716

DSC_8682

DSC_8689DSC_8741DSC_8731DSC_8711DSC_8707

睨みを利かせたマーヴィンのアングリーグリルにDRLリング内臓のLEDヘッドライトを装着し、片方だけに爪痕ステッカーを施してフェイスをメイク。さらにウインドー上部にはLEDバー、エアダクト付きフード、サイドステップ、マフラー、バンパーを組み合わせて個性的にアレンジ。

DSC_8658DSC_8662

DSC_8673

ホイールはフューエルオフロード・ゼファー(17×9J)で、カラーはキャンディレッドをベースにリングはマットブラックでコーディネイトされている。組み合わせたタイヤはラダー・レネゲードR7 M/T(35×12.50R17LT)。

サスペンションはラフカントリー製3インチリフトアップキットを用いてハイトし、ステアリングダンパーも組み合わせて操舵性を高めている。さらにキットはホイールと同じくキャンディレッドにペイントすることで統一感を演出するなど、ブラックとキャンディレッドカラーコーデが絶妙。

DSC_8745

Owner :HIRO


DSC_8821

DSC_8756DSC_8772

DSC_8794DSC_8783

DSC_8835DSC_8796

こちらもフロントグリルにはマーヴィンのアングリーグリルを装着しているが、フェイス面とスロット部を塗り分けることで異なる印象を醸し出している。ウインドー上部&フードにLEDバー、エアダクト付きフード、サイドステップ、マフラー、バンパーを組み合わすとともに、オーディオも充実。

DSC_8805

DSC_8770

DSC_8810

ホイールはヴェラーノ・VFA。サイズは24×14J。サスペンション同様にディスク面をオレンジにペイント。タイヤはニットー・トレイルグラップラーM/Tで、サイズは38×13.50R24LTをセット。

サスペンションの換装に用いたのはこちらもラフカントリー製の3インチリフトアップキット。ボディカラーのオレンジがかなりインパクトあるだけに、キットも同色にすればさらにその効果は高まるということでアレンジされている。まさに映えること間違いなしというほどカラフルにドレスアップ。

Owner :G


Thanks:CENTRAL
TEL:0274-24-4541
HP:http://www.automobile-central.com


Photo&Text:編集部

アメ車マガジン 2020年 10月号掲載

アメ車マガジン2022年4月号 絶賛発売中!

H1-4.indd

アメ車マガジン 最新号 本日発売!

第一特集「ビンテージカー」

デザイン、フォルム、パフォーマンス、どれをとっても個性豊かなビンテージカーは、いつの時代もアメ車好きを魅了して止まず、あえてビンテージカーに乗ることで人とは違う“カッコ良さ”を演出する人が後を絶たない。

ビンテージカーと言うと、マニアの人たちだけが楽しむものというイメージが強かったものの、最近では20代の若者たちもファーストカーとして選択する人が増えているほど。そんなビンテージカーの楽しみ方を巻頭特集で余すことなくお伝えします。

第二特集「AMERICAN CUSTOMS」・第三特集「キズナ」、もちろんその他にも最新モデルやデモカー紹介、アメリカンカルチャーをテーマとしたコラムなど、今月も充実した内容が盛りだくさんとなっているのでお見逃しなく!

2022年4月号もお見逃しなく!

最新号はこちらから

PTクルーザーは、レトロ&モダンをコンセプトに開発されたコンパクトカー

2008y CHRYSLER PT CRUISER

2008y CHRYSLER PT CRUISER

THE PICK UP TEST DRIVE

レトロデザイン&コンパクトサイズに再び脚光が浴びる!?

大排気量、大きなボディサイズがアメ車のアイデンティティだったなか、1999年にクライスラーが発表したPTクルーザーの衝撃度はある意味大きかった。日本でも大きな反響を呼び人気モデルの仲間入りを果たしたものの、2010年に生産が終了となる。だが現在も、個性あるコンパクトモデルカーとして、根強いファンは多い。

アメ車のことは知らないがPTが気になり来店する方が多い

マスタングを筆頭に、様々な年代&モデルの販売を行なっているガレージダイバン。「突然、社長が仕入れてくる」とスタッフが語るように、同ショップの販売車両には、「シェフの気まぐれ」ならぬ、社長の気まぐれで購入した車両も少なくない。ここ最近では、08年型クライスラー・PTクルーザーがそれにあたる。

_K2A0235

1999年に登場したPTクルーザーは、レトロ&モダンをコンセプトに開発されたコンパクトカー。登場から本国でも人気は高く、クライスラーの年間累計販売実績のほとんどがPTクルーザーという時期もあったほど。翌年の00年には日本にも正規導入され、「アメ車のイメージを覆すデザインと大きさ」として大きな注目を浴び、全国各地でオーナーミーティングが開催され、東京ディズニーリゾート周辺では、PTクルーザーのタクシーが採用されたほどだ。06年にはシボレーがPTクルーザーに対抗して、デザインが酷似するシボレー・HHRを発表している(それもそのはず、デザイナーは同じ人物だ)。

待望の2代目が登場することなく2010年に生産が終了となったPTクルーザーだが、一時の人気こそないものの、個性あるデザインとコンパクトサイズに惹かれるファンはいて、その多くはアメ車のことはよく知らないが、PTの見た目が気になり来店するようだ。気まぐれで購入した社長の狙いは、アメ車ファン以外を取り込むこと?

ともあれ、PTクルーザーをチェックしていこう!

IMPRESSIONS
当時から言われているようにコンパクトだが小回りは効かない

2008y CHRYSLER PT CRUISER

PTクルーザーといえば、「小さいボディなのに小回りが効かない」のが有名だ。久しぶりに試乗したが、やはり小さいボディに対してイメージする旋回はしてくれない。狭いスペースでの駐車作業は、ボディサイズに惑わされず余裕を見て行ないたい。2.4ℓ直4エンジンは高速では非力さを感じるが、街乗りでは非力さは全く気にならず、キビキビ走り扱いやすい。それでもPTで走りを求めるならターボ車をオススメする。ともかく、「アメ車に乗る」というよりも、「PTに乗る」という感覚を持つことだ。

排気量アップやターボモデルなど2004年がPTの大きな節目

_K2A0324

日本では2000年~2010年に正規販売されたPTクルーザー。04年からはエンジンが2.0ℓから2.4ℓとなり、ターボモデルも登場。また、06年にはデザインがリフレッシュされたこともあり、中古車購入では04年以降か06年以降が狙い目だ!

06年イヤーモデルで内外装のデザイン変更

2000年に日本に導入されたPTクルーザーは、本国モデルの2.4ℓ直4ではなく、2.0ℓ直4エンジンが搭載されていた。だが、さすがに非力がクローズアップされると、04年後期には2.0ℓが廃止され、2.4ℓ直4がスタンダードとなり、223hpを発生する2.4ℓ直4ターボの「GT」が追加された(07年で廃止)。また、同年にはソフトトップのコンバーチブルモデル「カブリオ」も設定されることなどから、PTクルーザーの購入を今後検討するならば、この04年が大きな節目といえるだろう。

2008y CHRYSLER PT CRUISER

紹介するPTクルーザーは熟成期となる08年型のリミテッド。特別グレードを除き、PTの基本グレード展開はクラシック、ツーリング、リミテッド、GTとなり、サンルーフ・ヒートシーター・本革シートなどの装備が標準となるのがリミテッドだ。06年イヤーモデルからは、エクステリア&インテリアの一部デザインが変更され、とくにインテリアはかなりスタイリッシュなデザインになっているので、デザインを追求するなら06年以降が狙い目だ。

カスタムはホイールにワーク・マイスターの17インチを装着するのみで、他はノーマル状態。走行距離は約4.8万kmで、インテリアの経年劣化もほとんど見られないグッドコンディション。セカンドカーに普通の国産コンパクトカーを買うよりも、個性の塊PTクルーザーという選択も検討したい。

_K2A0086ワーク・マイスターの17インチ

2000年に日本に導入されたエンジンは、本国の2.4ℓ直4よりもスケールダウンした2.0ℓ直4(141hp)。しかし04年イヤーモデルからは、本国と同じ2.4ℓ直4がスタンダードエンジンとなり、同型エンジンにインタークーラーターボを追加したGTモデル(223hp)も登場した。ただし、GTは販売が伸びずに07年で廃止となる。ホイールは純正ではなく、ワーク・マイスターの17インチを装着する。

_K2A0224

_K2A0209

_K2A0217

06年イヤーモデルでエクステリア&インテリアのデザインが変更。センターパネルがカーボン調となり、全体が統一したスタイリッシュなデザインとなった。ウインドースイッチがセンターパネルにあるのもPTの特徴。サンルーフはリミテッドグレードの標準装備だ。

_K2A0197

_K2A0185_K2A0152_K2A0161_K2A0173

リミテッドの標準装備である、ヒートシーター付き本革シート。リアシートは65:35分割可倒/脱着式となり、アレンジは26通りとなる。セカンドシートの空間は決して広いとはいえないが、室内高が1600mmとなり、大人が座っても窮屈感は感じない。ラゲッジの広さもしっかり確保されているので、人を載せての荷物の積載も問題ない。


SPEC

全長×全幅×全高● 4290×1700×1600mm ホイールベース● 2600mm エンジン●直4 排気量● 2.4ℓ 最高出力●143hp 最大トルク● 21.8kg-m トランスミッション● 4AT

2008y CHRYSLER PT CRUISER

2008y CHRYSLER PT CRUISER2008y CHRYSLER PT CRUISER


試乗SHOP:GARAGE DAIBAN【ガレージダイバン】

所在地/東京都江戸川区一之江8-4-5
TEL/03-5607-3344
URL/http://www.daiban.com/
営業時間/10:00~19:00
定休日/月曜日

■GDファクトリー千葉店
所在地/千葉県千葉市稲毛区長沼町208-1
TEL/043-215-3344

東京都江戸川区に車両販売を行なう本店があり、千葉県千葉市に整備&パーツ販売を行なうGDファクトリーがあるガレージダイバン。様々な車種を販売していくなかで、マスタングの販売&カスタムでは多くのユーザーから支持を受けている。マスタングの在庫ラインナップは常に充実しているが、それ以外に店頭に並ぶモデルは個性的だ。高年式の特別モデルから、ヴィンテージモデルまでバリエーションは豊富。

_MG_6355


写真&文/相馬一丈

アメ車マガジン 2021年 9月号掲載

満を持して7回目となるカスタムライドミーティングは大盛況!

DSC_6530

AMERICAN CUSTOM RIDES MEETING 2021

2021年は200台に迫る圧巻の台数が滋賀県に大集結!

1 or 8主催で始まったカスタムライドミーティング。2020年は泣く泣く開催を見送ったが、2021年は入口の検温や消毒など諸々の対策を経て無事に開催された。年々参加台数が増加傾向であることは毎年伝えてきたが、2021年はついに190台を突破!もはやカーショーやイベント級の台数にまで膨れ上がって完全にキャパオーバー。余りの多さに一台一台、根掘り葉掘り話を聞く余裕がなかったことが心残りではあるが、これだけのアメ車がズラリと並ぶ光景にはウットリ♡

毎年参加している顔ぶれは、近況報告や赤ちゃんの誕生など喜ばしいニュースも盛りだくさん。新たに参加されるオーナーたちは想像を絶する台数にテンションMAX!


CADILLAC CTS-V OWNER : もこさん

DSC_5936

ドラッグフェスティバルの1stラウンドで1位、2ndで2位と圧巻の速さを見せつけたモンスターセダン。せっかくなのでNOSを噴射して撮影。スーパーチャージャーのブーストアップも相まって有り余るパワーを発揮!

CHEVROLET CAMARO OWNER :RYO AJCC さん

DSC_5942

色に一目ぼれして2019年7月に購入。落ち着いた大人なカスタムでダンディに乗りこなす。息子さんの乗り降りは専らトランクゲートで、シートを倒して出入り自由にする秘密基地みたいなカマロの中がお気に入りの様子。

DODGE CHARGER OWNER : 村井正士さん

DSC_6173

2年前に購入してコツコツとカスタムに勤しむ村井さん。赤いボディにマットブラックのボンネットフード、ゴールドリムのカラーコントラストが粋。子供が生まれて初参戦のイベントだったが、4枚ドアならチャイルドシート乗降も余裕!

DODGE CHALLENGER OWNER : 麻生圭汰さん

DSC_6302

2020年6月、20歳でチャレンジャーオーナーとなった麻生さん。EDGEフルカスタムにWORKのCR3Pホイールを履き、マグナフローのマフラーに車高調。極め付きはバンパーガードでほかとは一線を画すワイルドな仕様に!

FORD MUSTANG OWNER :Cessna 152 さん

DSC_6403

10年前から乗り続ける1967年型マスタング。約3年ぶりに復活して令和初のイベントとなった。会場へ向かう道中で電装トラブルに見舞われエンジンがかからなくなったりもしたけれど、それも含めて楽しければすべてヨシ!

FORD MUSTANG OWNER :TANAKA MAIKEさん

DSC_6462

昔からマスタングが欲しくて2年前に購入。ADVANカラー、リバティーウォークワイドボディにエアサス、FORGIATOホイール、F1エギゾーストと気合の入ったカスタムを施す。まさか中にBABYちゃんが乗っているとは♡


13TH JUNE 2021
PLACE:滋賀県近江八幡市 滋賀食肉センター駐車場


アメ車マガジン 2021年 9月号掲載

フォードのFシリーズトラック、アメリカで最も出荷台数の多いモデル

1971 Ford F250 Ranger XLT

1971 Ford F250 Ranger XLT

AMERICAN TRUCKS -ピックアップトラックの無限なる可能性-

リアルなワークホースとして活躍トラックらしい使い方をする「F」

世界一のトラックシェアを誇るフォードFシリーズは、ワークホースとして長年に渡って現役で活躍するケースが主流。このF250もそんな1台で、引越しの荷物運搬をきっかけに入手し、リアルなワークホースとして活躍中!

ホビーやカスタムユースでなく、ヘビーデューティに使用

アメリカで最も出荷台数の多いモデルといえば、フォードのFシリーズトラック。長年に渡って安定したシェアをほこるアメリカを代表するモデル。一般から商業まで、まさにワークホースとして活躍し、日常に溶け込んだ存在。

しかし、ホットロッドやカスタムなどのホビーのシーンでは、拡張性の高いシボレーが主流。とくに日本では、シボレーがメイクスとしてダントツでメジャーなため、フォードというとマスタング以外のモデルはマイナーな存在。ピックアップトラックにおいては、シェアでは劣るダッジ/ラムの方がポピュラーだったりする。

ビンテージではパンプキンの愛称でおなじみの50年代のF100の方が目にするが、70年代となるとかなり希少な存在。アメリカでは、近年のスクエアトラックブームの影響で、それまでマイナーだった60~80年代のFシリーズの人気が高まっているため、盛んにカスタムやアップグレードされている。そのため、リアルなワークホースな個体が少なくなっているが、この個体は、純粋にトラックとして活躍中。

ちなみに、この個体のオーナーの日常使用車は、66年型ダッジ・モナコ。このF250は、身内の引越しのタイミングに安価で売りに出ていたため入手してしまったそう。見ての通り、年式相応にヤレているが、自身でメンテを行なうアメ車乗りの息子の手を借りて、エンジンを390ciにスワップしている。撮影日にはスターターが故障してしまったのだが、同じく息子さんが後日現地にて交換して対応するなど、色んな面でアメリカンなオーナーによって現役活躍中のF250なのだった。

1971 Ford F250 Ranger XLT

1971 Ford F250 Ranger XLT

内外装のルックス面は年式相応にヤレているし、機関の面では最低限の状態ながらも、エンジンは本来の360から390に換装しているため、ストック以上にリッチなトルクが得られている。オーナーの付き合い方や、ヘビーデューティなトラックに見合う状態という意味でも好感が持てるのだ。

塗装の艶は完全にひいて、年式相応にサビやくさりもあるが、純正色を保持し全体的に味のある風合いに。ヘビーデューティなF250なだけに、積載量の多いロングベッドやステップバンパーとの愛称も良い。

IMG_5447

IMG_5448

内装は車体色とマッチしたグリーンを基調にウッド調の化粧パネルがあしらわれ、エアコンを装備するリッチな仕様。ビニール製のシンプルなベンチシートがいかにも往年のアメリカントラックといった感じ。外装同様にヤレているものの、いい雰囲気。

IMG_5426

IMG_5441IMG_7935

ヘビーデューティなF250であることが一見して分かる10ラグ。スイール製のフロント(225/75R16L)、スロットタイプのアルミ製リア(9.50R16.5LT) 共に純正品。フロントサスペンションが車高変更しにくいダブルアイビーム式なためホビーのフィールドでは不人気だが、実用面では乗り心地も含め、何ら問題なし。

IMG_5430

本来の360エンジンの状態が悪かったため、サンダーバードなどでおなじみの390に換装。年式によるエンジンマウントの形状の違いなどに応じてアレンジを強いられながらも、息子DIYによってクリア。純正のFORDブルーのエンジン&エアークリーナーに好感がもてる。


Photo & Text ★ Hideki Ishibashi

アメ車マガジン 2021年 9月号掲載

インパラでアウトドアは厳しいだからこそH2は手放せない

1965 CHEVROLET IMPALA、2005 HUMMER H2 with JAYCO JAY FLIGHT

1965 CHEVROLET IMPALA
2005 HUMMER H2 with JAYCO JAY FLIGHT

TWO-WAY二刀流でアソぶ!! 1台だけでは物足りなくなってしまったオーナーたち

ハーレーでUSカルチャーに目覚め、複数所有を繰り返して辿り着いた理想形

複数台所有と言えば、どちらか一台はちょっとコンパクトで街乗りに便利だったり、ファミリーユースとして快適な3列シートを備えていたりするもの。しかし彼はどちらもフルサイズで、トレーラーまでけん引する始末。一体どんなライフスタイルなのか?その全貌に迫る!


トラベルトレーラーの本場アメリカで、No.1の売り上げを誇るJAYCO


アメリカ文化にハマって物欲が止まらない!

兵庫県在住のMASAさん。元々はシルビアなどのスポーツカーが大好きで、バイクはドゥカティなど走りに徹したスポーツバイクを愛用していた。しかしハーレーの奏でる3拍子サウンドに興味を持ち始めて購入するや否やドップリとアメリカンモーターサイクルの世界にハマったのが大きなターニングポイントとなる。

それからはアメリカ映画に出てくるクルマやバイクにばかり興味を持つようになり、12年ほど前に2008年型マスタングコンバーチブルを購入したのが初めてのアメ車。その後、2003年から2005年までのわずか3年しか生産されなかったレアモデル、ナビゲーターを一回りコンパクトにしたエクスプローラーベースのアビエーターでV8の味を占めて一気にヒートアップ。

ちょうどキャンプにもハマり出したタイミングで積載性を考慮して当時流行っていた逆輸入車の大本命2014年型のタンドラを手に入れた。しかし、さすがに通勤で乗るにはデカすぎるからと普段の足用としてアストロを追加。ここで二刀流のアメ車ライフが始まった。

1965 CHEVROLET IMPALA

一度二刀流を味わうと抜け出せないと言うセオリーどおり、どちらか一方を手放すタイミングは既に次の目ぼしいアメ車を見つけた時。タンドラの顔が変わって興味を示した時は2018年型のタンドラへ衣替え。片方が新しくなると、もう一方も乗り変えたい願望が高まる性分なのか、アストロを売却してボーテックを積んだハマー・H2へとステップアップした。

2005 HUMMER H2 with JAYCO JAY FLIGHT

その間、ジェットスキーを愛用していたものの、キャンプ熱が高まって乗る機会もめっきり減ってきたし、タンドラとハマーならどちらでも引っ張れるかなとアウトドアライフの極みであるアメリカンキャンピングトレーラー・JAYCO Jay Flight SLX154BH BAJAを迎え入れた。さすがに物欲に任せて買い過ぎたのを反省したのか、仕様用途の被るタンドラとH2を天秤にかけて2台乗り継いだタンドラを手放した。

2005 HUMMER H2

ここで二刀流ライフはピリオドを打つのかと思いきや、今度はまったくジャンルの異なるビンテージの世界へ。1965年型か1968年型のインパラもいつか乗ってみたいと憧れていた車両で、何気なく地元周辺で在庫がないか検索した矢先、市内で1965年型が売りに出ているのを発見。コレも何かの縁だと即連絡を取って即決したと言う。今までのアメ車とは勝手が異なり旧車特有のトラブルや意地が大変だと身に染みつつも、よりコアなアメ車ライフと奥深さが良い刺激となる。

インパラは完全に趣味のクルマ。一般的にはデカ過ぎと言われがちなH2も意外と小回りが利いて駐車場でも困らない足車。用途に応じて使い分けられるのが複数台所有の良いところであり、高い買い物となったインパラは大切に乗り続けていつか、息子に譲ってやりたいと語る親心もまた、感慨深いものがある。


1965 CHEVROLET IMPALA

1965 CHEVROLET IMPALA

元々はハイドロを組んだローライダー仕様だったモノをバネサスのマッスル仕様へ変更。327オリジナルエンジンにエーデルブロックのキャブを搭載し、700R4のミッションはオーバーホール済。ワイヤーホイールを脱ぎ去ってアメリカンレーシングのトルクトラストⅡ18インチと少し大きめで合わせた。ブレーキはディスクブレーキ化して制動力も強化済みだ。

DSC_7184DSC_7190

DSC_7219DSC_7191

DSC_7226DSC_7229

元々ブルーインテリアだったが、マッスル感を高めるべくブラックインテリアに変更。オーディオは当時物のラジオデッキ風ではあるが、Bluetooth対応品の本国物を見つけて自分で取り寄せDIYでインストール。インパネの雰囲気は当時らしさを残しつつ、スマホなど最新のデバイスで音源再生が可能!


2005 HUMMER H2 with JAYCO JAY FLIGHT

DSC_7110

DROPSTARS 22インチのディープリムにワイドフェンダーで逞しさの増したH2。マフラーはラグジャスの4本出しで重厚感溢れるサウンドが心地良い。どちらを手放すか悩んだ2018年型タンドラの方が断然高年式ではあったが、長さや居住性、ラゲッジスペースなどを考慮するとやはりH2を残すのが賢明。黒基調に適度なクロームのアクセントもバランスが良く、BAJAエディションのブラックリムとのトータルコーデも完璧!

2005 HUMMER H2

DSC_7139

DSC_7159 DSC_7242DSC_7135 DSC_7173DSC_7166 DSC_7167DSC_7168

2005年後期モデルで内装は大きなカスタムこそ加えていないものの、けん引時の死角を払拭すべく、フロント、両サイド、トレーラーけん引時要のバックカメラを装着。

image_6483441

DSC_7147DSC_7146

ずっと欲しかったアメリカンキャンピングトレーラー。JAYCO Jay Flight SLX 154BH Baja Edeition。四駆との相性が良い仕様で、H2とドッキングした時のマッチングは最高。けん引はジェットスキー時代からやっていたのでお手の物だが、さすがに自宅前では転回が厳しいため、大きなラジコンを操作するようにリモートコントロールで操れるシステムを導入。室内はもはや家そのもので、アウトドアライフはもちろん、万が一の災害時も安心!


DSC_7061DSC_7072

DSC_7053DSC_7058DSC_7050

ご自宅はフルサイズ3台が余裕で止まるスペースだけど、JAYCOが快適過ぎてMASAさんの第2の家としてフル稼働中(笑)以前バイク置き場として使用していたガレージ部分はお気に入りの雑貨やホビーがズラリと並び大人の秘密基地状態。トレーラーが加わった事で2WAYな楽しみ方が出来る様にスケールアップした。ちなみにファットバイクも親子で二刀流(笑)

OWNER : MASA


フレームオフレストアにより、美しく生まれ変わったインパラ・クーペ

保育園の送迎から買い物まで、夫のHUMMER好きから始まったH2ライフ


PHOTO&TEXT:石井秋良

アメ車マガジン 2021年 9月号掲載

遊び心溢れる開放的なリビングはまさに南国リゾート!

_K2A01021

Let’s AMERICAN HOME

理想のマイホームは大好きな海を感じみんなが楽しめる場所

完全自由設計で、大好きな海をイメージしたアメリカンハウスに住みたい。その思いを胸に、ハウスメーカー探しを始めた岩月さん夫婦。そこで出会ったのが、リアルアメリカを追求するジェネラルアメリカンホームだった。

アメリカ風じゃなくリアルがジェネラルの魅力

リアルタイムの雨雲レーダーを見ながら「僕らのオープンハウスも雨だったんですよ…」と、降り続く雨に悔しがる岩月さん。同じエクスプローラーに乗る父も招き、快晴なら色んなシチュエーションの撮影を想定していたようだが…。

結婚して4年目を向かえる岩月さん夫婦。結婚をキッカケにマイホーム計画をスタートさせ、憧れたのは「友達や家族とみんなでBBQができて、二人とも海が好きなので、海をイメージしたデザインをしてくれる、完全自由設計の家でした」。そこで色々調べていくと、アメリカンデザインを謳い文句にするハウスメーカーがあることを知り、早速訪問。だが期待とは裏腹に、そこで見た住宅デザインは「何か違う」印象を受けたという。「アメリカに行ったこともないし、何がリアルなのかは分からないけど、全体的に違和感があったんです。奥さんに聞いたら『私も違うと思う』って」。

_K2A0051

改めて理想の住宅を求め、ハウスメーカーを探し始めた岩月さん。何気なくインスタグラムに「#アメリカンハウス」と打ち込んだところ、大量のカッコいい住宅がアップされていた。調べてみると、それらは「ジェネラルアメリカンホーム」が設計デザインした住宅で、しかも拠点が地元の愛知県。勇気を持ってDMを送ると、「AIかと思うぐらい、すぐに返信が来て、逆に不安になりました(笑)」と言うが、紹介されたオープンハウスを見に行ってその不安は解消。「見た瞬間に、以前見たアメリカンハウスとは違うのが分かりました。細かい装飾部分にもこだわっているし、オーナーさんに聞いたら、色んな要望を聞いてくれて、リアルアメリカを追求した本当に完全自由設計だと」。そうした話を色々聞かされているうちに、岩月さん夫婦は「気がついたら契約してました」と笑う。

_K2A0032

遂に念願のマイホームをジェネラルアメリカンホームで建てることが決まったが、問題は土地探し。地元愛が強く、地元を離れることは夫婦ともに考えていなかったようで、数少ない売地を探し回ることになった岩月さん。すると仕事から帰る途中、スーツを着た人が何やら看板を持って杭を打ち付けている光景を目撃する。その看板には「売地」の文字。70坪の広さもあり場所も理想的で、迷うこと無くそこに書かれていた番号に連絡し、先方担当者も驚くスピードで契約を果たしたのだった。建築が始まる頃には新婚旅行としてハワイを訪れ、実際に建つリアルアメリカンハウスを見ながら、外壁の色などを決めていった。

着々と住宅建設が進む中、岩月さんにあったもう一つの野望が「アメ車所有」。岩月さんの父が20代の頃から様々なアメ車に乗り続けており、その影響で岩月さんにとってもアメ車は憧れの存在。「アメリカンハウスが建つ、このタイミングしかないと思ったんです。クルマは、父が長年乗っているエクスプローラー一択でした」と、岩月さんにとってアメ車=エクスプローラーだったようだ。

基本デザインはサーファーズハウスだが、色んなオープンハウスで見たデザインや仕様を盛り込み、奥様の要望も取り入れて、2021年7月に完成した岩月さん邸。海を感じさせるデザインは、雨もまた似合う?最後まで降り止まない雨であった。

_K2A9984

_K2A9535

_K2A9520

70坪の土地にブルーのラップサンディングが印象的な岩月さん邸。BBQができるウッドポーチは絶対欲しかったもの。ガレージも検討したが、ハンモックに揺られながら、芝生の庭で子供が遊ぶのを見るのも夢だったので断念。

_K2A9604

_K2A9700

_K2A9622

ブルーの天井が室内全体を明るいイメージにさせる。アメリカンハウスには珍しく、ダイニング横には来客用の畳の部屋を設置。キッチンは、奥様が欲しかったパントリーと、船の帆をイメージする棚が特徴的。

_K2A9571

_K2A9679

_K2A9820

_K2A9652_K2A9832

_K2A9826_K2A9844

白を基調に木目を組み合わせて、リビング全体が吹き抜け構造となる。階段手すりのスピンドールなど、細かい部分にもこだわってリアルアメリカを表現。室内にもハンモックを置いて、最高のお昼寝場所となっている。

階段を登ると、そこはセカンドリビングともいえる空間が広がる。壁一面に配置した夕日の海辺の壁紙など、海が本当に好きなことが伝わってくる。将来的には、子供の遊び場になる予定。

_K2A9883

_K2A9859_K2A9905

南国をイメージさせるバスルームと、ポップな1階のトイレも岩月さんの自慢のエリア。豊富な種類の壁紙を選べるのが、ジェネラルアメリカンホームの魅力のひとつ。

_K2A9787_K2A9916

OWNER: 岩月寛太・美月さん


2008 FORD EXPLORER

2008 FORD EXPLORER

2008 FORD EXPLORER

1年半前に、住宅完成に合わせて初のアメ車となる08年型エクスプローラーを購入した岩月さん。右下の父がエクスプローラーに乗っていたため、買うならエクスプローラーと決めていたようだ。ホイールはワークの20インチ。ジェットスキーの牽引にも使われている。

2015 FORD EXPLORER

2015 FORD EXPLORER

岩月さんの父上である弘行さん。20代の頃からアストロやエクスプローラーを乗り継ぐ大のアメ車好き。現在は現行のエクスプローラーを所有する。カスタムはアストロ時代にやりきったようで、今はノーマルを楽しんでいるようだ。


General American Home【ジェネラルアメリカンホーム】
所在地:愛知県刈谷市東境町登り坂100
TEL:0566-91-3007
URL:http://g-a-h.sakura.ne.jp/wp


Photo &Text:KAZUTAKE SOMA

アメ車マガジン 2021年 9月号掲載