【2022 FORD F-150 ライトニング】本格EV化が進むピックアップトラック

2022 FORD F-150 Lightning

2022 FORD F-150 Lightning ALL NEW MODEL

AMERICAN TRUCKS -ピックアップトラックの無限なる可能性-

激化するEVモデル戦線はフォードがリード!?

全世界で進むEVモデルの開発は、ピックアップトラックが主流のアメリカでも同様だ。そしていち早く、ピックアップトラックのEVモデルを発表したのがフォード。主力のF-150にEVモデルの証となる「ライトニング」の名を与え、22年春からデリバリーが始まる予定だ。

マスタング・マッハEからフォードのEV化が加速

なんと、ライトニングがフルEVになって復活するとは驚きだ。いったいどういうことなのか?そもそも、ライトニングといえば、2001年に第10代目のF-150で導入された、ハイパフォーマンスモデルというイメージをお持ちのアメ車ファンが多いだろう。当時、アメリカでは空前のメーカー系チューニングブームが到来。独ダイムラーと資本関係にあったクライスラーが、HEMI搭載によるSRT(ストリート&レーシング テクノロジー)のラインアップを拡充させる戦法に出ていた。

これを受けて立つかたちで、フォードはマスタングなどでも活躍したフォード社内のSVT(スペシャル ヴィークル ティーム)がV8+スーパーチャージャー搭載でF-150・ライトニングを仕立てたのだ。

同車が市場に出回る直前、筆者は米カリフォルニア州内のウイロープリングスレースウエイでテスト車を全開走行させたが、そのジャジャ馬ぶりに、かなり手こずった記憶がある。

2022 FORD F-150 Lightning

あれから20年の月日が流れた、2020年代。アメリカを含めて世界自動車産業界にはEV旋風が吹き荒れている。その背景には様々な理由がある。ひとつは、CO2排出量、または燃費に関する法規制だ。なかでも厳しいのが欧州のCO2規制だ。その目標達成値は2020年代にどんどん厳しくなることが決まっており、日米欧の自動車メーカーのパワートレイン開発部の責任者たちは「まずは、欧州対応が必須」という。その結果として、欧州市場向けにEVやプラグインハイブリッド車の導入が進んでいるのだ。

一方、EVやFCV(燃料電池車)など、いわゆるZEV(ゼロエミッション ヴィークル)の販売比率について規制する法律は、アメリカ・カリフォルニア州環境局の大気保全委員会(CARB)が定めるZEV法と、そのZEV法を参考にして米中政府が協議して作成した中国のNEV(新エネルギー車)規制がある。こうしたなか、フォードは主要モデルに「お求めやすい価格」でのEVグレードを導入するという戦略に出ている。

最初に導入されたのは、マスタング「マッハE」だ。マスタングでマッハといえば当然、在りし日の「マッハ1(ワン)」があり、そうした過去の栄光の再認識し新時代に向かう企業姿勢を示したかたちだ。ただし、「マッハE」はマスタングを名乗っていても、その風貌はクロスオーバーSUVだ。後輪駆動と四駆があり、トップグレードでは0-時速60マイル加速が3/5秒というスーパーカー級の加速、そして満充電で305マイル(約488km)。エントリーモデルは価格は4万ドル(400万円)代とリーズナブルだ。マッハEで培ったEV技術を応用して、F-150ライトニングが登場した。特長は、2000年代のようにライトニングというスペシャルモデルではなく、ガソリン車のF-150と同じようにライトニングシリーズとして、プロ、XLT、ラリアート、プラチナムとグレードをフルラインアップしている点だ。これは「これからはピックアップトラックでもEVが当たり前の世の中になる」とフォードの強い意志の現れだ。周知の通り、F-150はフォードの大黒柱なのだから。

F-150ライトニング・プロは、ベースモデルで満充電での航続距離は230マイル(368km)、オプション設定で300マイル(480km)。また2.4kWのオンボードチャージャーや最新型の運転支援システムフォードCoPilot360が標準装備となる。フォードとしては、GMシルバラード、ステランティスのラムトラックに先んじてF-150のEVフルラインアップ化に着手することで、来たるべき本格的なEV時代をリードしていく構えだ。

2022 FORD F-150 Lightning

外装デザインはガソリンモデルと基本同様で、ボンネットもラゲッジスペースとなる。EVとなるF150ライトニングにはモーター2つが搭載される。バッテリーはスタンダードと大容量のオプションがあり、オプションでは563hpにもなるパワーを発生する。満充電でスタンダード約370km、オプションで約480kmの走行が可能となる。


TEXT/桃田健史

アメ車マガジン 2021年 9月号掲載

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ワイドボディのチャレンジャーから一転、ラフな格好で気楽に乗れるC10ステップサイドへ!

1979 CHEVROLET C-10

1979 CHEVROLET C-10

RUSTY ヤレこそ粋なラットスタイル

LB仕立てのチャレンジャーワイドボディカスタムを愛用してきたぐっさん。若い子たちとツーリングやミーティングに参加してきたものの、そろそろ歳相応にユル~いアメ車ライフも悪くないかなぁと思っていた矢先に出会ったC10に一目惚れ!

錆を育てる感覚でラフに向き合えるC10の虜に

95年型のインパラ、94年型のS10エクストラキャブを経て、ハーレーにハマってアメ車とアメリカンモーターサイクルのある人生を謳歌してきたぐっさん。一時は子育てに専念してその世界から少し離れた時期もあったが、息子たちが思春期になった頃に思いが再燃したと言う。

ちょうどその頃のアメ車のトレンドはチャレンジャーで、ぐっさんも例に漏れずチャレンジャーの魅力にハマったのが4年ほど前のこと。まずはチャレンジャーワイドカスタムのトレンドリーダーであるリバティーウォークに足を運び、手始めに純国産ブランドのACCエアサス指定でワイドボディ&スラムド、スタンス志向なカスタムに明け暮れて、あとはオリジナルカラーで全塗装を残すのみといったところまでカスタムに情熱を注いできたが、40代も後半に差し掛かり、若い子たちと良い服を着てツーリングやミーティングに出掛けるのもそろそろ卒業かなぁと第二のアメ車道楽を模索。

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そんな折に、C3100のほか、様々なアメ車を持つコレクターの友人が「ステップサイドのC10をタコマと物々交換で仕入れたんだけど、トラック2台も要らないから乗らないか?」と相談を受けて見に行くと、まさにドストライクの雰囲気に即決。元々は神戸の業者さんが所有していたモノで、本国でスタンドアップパドルの商用トラックとして使用されていたかの様なリアリティ溢れる仕立てに一目惚れ。ベースを生かしつつドアには自身が所属するカークラブのロゴを入れ、控えめなスラムド具合だった車高をさらに落とし込むべくインナーフェンダーのカットを追加。マフラーをワンオフで製作してコツコツと自分好みへとアップデートした。

また、若いころサーファーだった当時を思い出す様なボードラックもお気に入りの様子で、ビーサンに短パン、Tシャツの超ラフな格好で乗っても違和感のないラフな雰囲気は、チャレンジャーとはまるで異なるキャラクター。ある程度の年齢になるとカッコの付け方も変わる。良い歳の取り方とは自分の魅せ方を客観的に見て最善を理解し実行に移すことだと、彼から教わった。

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前オーナーがかなり手を入れていた様子で、ボンネットには元々ハワイ諸島をモチーフにした地図が描かれていたが、そこをうっすら残る程度に剥離すると良い風合いに。錆はあえて補修せずに育てていくスタンスとしながらも、ホワイトリボンタイヤ&デイトナメッキホイールへ換装し、ステップサイドのフェンダーが良い感じで被る具合までスラムドできる様にインナーフェンダーをカット。

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スタンドアップパドルボードが実際に積めるように工夫を凝らしたワンオフのルーフラックは、サーフボードを無造作に積んでも絵になる。ベッド部分は本物の木で張り替えられているが、かなり劣化が進んでいるので近い将来スチールで新調する予定。ストレートに左右にレイアウトされたマフラーはぐっさんこだわりのワンオフ物で、心地良いV8エギゾーストを奏でる。

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オリジナルの350エンジンと当時物の3速AT の組み合わせはチャレンジャーの時代と比較すると別次元ではあるが、まったりゆったりと湾岸線を流すにはちょうど良く、飛ばすクルマとそうじゃないクルマを良い意味で理解できたと話す。

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ブラウンのベンチシートにウッドをモチーフにしたドアパネルと、南国らしい雰囲気のアレンジを利かせたインテリア。助手席ダッシュにはさりげなく民族タトゥーにアクセントも取り入れてイメージを高める。

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OWNER : Good3


PHOTO&TEXT:石井秋良

アメ車マガジン 2021年 8月号掲載

生々しいライフスタイルを丸ごと楽しむ集い!

KUSTOM TRUCKIN Riverside Daycamp & BBQ

KUSTOM TRUCKIN Riverside Daycamp & BBQ
AMERICAN TRUCKS -ピックアップトラックの無限なる可能性-

スラムド系トラッキンカスタムのオーナーたちは、普段あまりプライベートを感じさせない、どこかクールで無口、他のジャンルのカスタムカーとは異なる、ちょっと危ない連中の様な印象。でもそれは間違いです(笑)。

生々しいライフスタイルを丸ごと楽しむ集い!

どことなく近寄りがたいオーラを放つトラッキンカスタム集団。カスタムやジャンルの多様化、SNSの普及で多少は距離感が縮まったとは言っても、危ない系の人が乗っていそうなイメージは、お世辞にも拭いきれたとは言い切れない。別にそれを払拭しよう的な真面目な集いでもないのだが、3年連続参加している筆者が声を大にして言いたいのが、みんな奥さんの前では素が出ているし、子供の前ではちゃんと父親。友人たちの前ではいつまでも子供みたいなことをしてバカ騒ぎする生々しさがあるってこと。

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そんな生々しさが願わずとも見え隠れするのが一泊して楽しむキャンプの良い所で、「えっ、あのオーナー結婚してパパになってる!」とか、「普段クールだけど娘の前だとデレデレ♡」みたいなシチュエーションが、願わずとも垣間見えてしまう。スイッチを完全にOFFった至福の時間はアワードを競ったり、愛車を磨いてカッコつけるカーショーとは異なるスタンス。お酒を飲み交わし、普段あまり目にしないオーナーの生々しい一面をお互いに見せ合うことで縮まる距離感はハンパない。

下のC10と共に以前夫婦で登場したS10は、現在V8エンジンへ換装してベッド部分の造り込みなど大幅にリニューアル。噂によるとラットな白いフォードトラックも近々手に入れるとか!?

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プライベーターの域を完全に超えたハードなフレームワークで中岡氏の元に相談へ訪れる若者たちも年々増加中。気さくで優しい兄貴的な人柄は、上の世代から若い世代までを繋ぐキーマンとしてリバーサイドキャンプ実行委員に徹しつつも、妻や娘を巻き込んで自らも全力で楽しむ姿勢が実に好印象。ここ最近は新たなビッグプロジェクトも進行中!

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2020年に拝見した時は未塗装状態だったが、2021年はオレンジに全塗装を終えて参加。「ボンネットが閉まらないなら当たる部分を開けてしまえ!」的なハードボイルド加減も個人的に大好物。メタルワークを駆使したワンオフダッシュを今後どう調理していくか?期待が高まる!

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まるでコンテナを運ぶトレーラーヘッドのような雰囲気のノンベッドスタイルで参加する強者も!中も外もカスタム進行中といった具合ではあるが、コンストラクションスタイルで未完成のまま現在進行形で乗りこなす様がカッコイイ!ベッドがないおかげでフレームワークやガソリンタンクの行方、エアサスインストールレイアウトが一目瞭然で逆に好都合だったりする。

今回個人的にツボだったのがIPPEIさんのエルカミーノ!ベッド部分にジャストフィットする即席テントに寝床を構え、夜はベッド丸ごと間接照明を隣のタープから連結させる映えっぷり!ルーフ上のテントほど高くないのでサクッと出入りできるところも粋!

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プロジェクターで映画鑑賞したり、キャンプファイヤーを愉しんだり、気兼ねなくお酒を嗜み、一夜を共にすることで深まる絆は格別。

フォトギャラリー


EVENT REPORT
5-6TH JUN 2021
PLACE:和歌山県神野々キャンプ場


PHOTO&TEXT:石井秋良

アメ車マガジン 2021年 9月号掲載

V8とスーパーチャージャーの音がチャレンジャーを購入する決め手でした!

2018 Challenger SR SRT Hellcat Wide

2018 Challenger SR SRT Hellcat Wide

Let’s Enjoy CHALLENGER -かっこいいが一番楽しい

カッコイイチャレンジャーに似合うカッコイイ女性になりたい!

免許を取って数年間はペーパードライバーだったが、やはり自分のクルマが欲しい!当初は軽を考えていたが、いつの間か話が膨らみ、ヘルキャットと運命的な出会いを果たす。


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初めてのマイカーがヘルキャットワイド!

自分のクルマが欲しい!免許を取得したら誰しもそう思うことだろう。北海道のチャレンジャーオーナーの大トリを務める小林さんは、初の愛車が初のアメ車で、しかも初の左ハンドルという初めてづくし。しかも選んだクルマが、まさかのヘルキャットワイドだから、正直驚きを隠せない。

実は取材が決定した段階で、ラグジ・島澤氏から「女性オーナーが1人いますよ」とは聞かされていた。だが、チャレンジャーの中でもヘルキャットを選ぶってことは、どれだけ肝っ玉が座った人なんだろうと勝手に思っていた。しかし、ゆるふわ系のファッションに身を包んだ小林さんの、凛とした佇まいは、ヘルキャットの意味する女性とは真逆に思えた。

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「最初は軽自動車でいいかな?と思っていたんです。でもやっぱり新車がいいなとか、人と同じクルマには乗りたくないなと考えていたときに、ワイルドスピードを見てチャレンジャーのカッコ良さに一目惚れ。周りにあまり見かけないし、そこから色々調べるとラグジにいっぱい在庫がある事を知って、チャレンジャーに乗りたいと思うようになりました」と、小林さんは語る。こちらのページで登場した佐々木さんは友人の知り合いだったこともあり、目の前でデーモンやヘルキャットを見るうちに多大な影響を受けたそうだ。

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小林さんが当初一番重視していたのは、B5ブルーのボディカラー。でもどうせならV8に乗りたいし、候補に挙げていたのは392のシェイカー。ある日佐々木さんに「加速するときのキーンっていう音がいいですよね♪」と言った所、「スーパーチャージャーが付いてないと、この音しないよ!」と言われ、愕然としたとか。そこでヘルキャットにターゲットを変更するのだが、何と2000kmしか走行していない、しかもB5ブルーでワイドボディという上物が出現!そんな都合の良い話があるのかと驚きを隠せないが、ここまで来ると小林さんの引きの強さを感ぜざるを得ない。

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「買おうかなと思ったそのタイミングで、まさに非の打ち所がない個体に巡り会えたということは、『買え!』ということなんだろうなと、自分自身を納得させていました。ワイドなのでそれだけで個性的ですし、いずれはローダウンやタイヤ&ホイールを変えたり、バンパーなどの黒い樹脂部分をペイントしてみたいですね。何といってもみんなと一緒のクルマに乗りたかったし、若いうちにしか乗れないと思っていたので、夢が叶ったと言っても大げさじゃないですね。数日前に納車されたばかりなのでとにかく大満足です」と小林さんは喜びを隠せない様子。

そろそろ生まれて半世紀になる筆者は「やっぱりヘルキャットを選ぶ女子は、手に負えないタイプなのかな」と父親めいた事感じたのはここだけの話にしよう。

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ヘルキャットの最大の魅力とは?と聞いたところ「V8とスーパーチャージャーの独特な音ですね!」と即答する小林さん。名前の通り愛らしい表情だが、返ってくる言葉はかなり的を射ていて、正直驚きを隠せなかった。

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ノーマルでオーバーフェンダーが追加されたヘルキャットワイド。ホイールも専用サイズが装着されており、特に手を加える必要はないと思うが、やっぱりカスタムには興味がある模様。いずれローダウンやマッチペントなどを考え中だそうだ。

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B5ブルーもお気に入りですが何と言っても音がサイコーです
Owner:小林 愛さん


LUXZ【ラグジ】

TEL:058-259-3922
HP:https://luxz.jp

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写真/浅井岳男
文/空野稜

アメ車マガジン 2020年 10月号掲載

-アメカルにまつわるエトセトラ- #18「世界の怪獣王」

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et cetera about AMERICAN CULTURE -アメカルにまつわるエトセトラ-
#18「世界の怪獣王」

ずっと楽しみに待っていた「ゴジラvsコング」の公開が、新型コロナの影響で延期となってしまいました。実は今回のエトセトラのテーマは、公開の延期が決まる前に担当編集K君から提案されたもの。そこで延期が決まった後にK君からは「変更しましょうか?」と連絡をもらったのですが、悔しいのでそのまま進めさせていただきます。ということで「ゴジラ」です。

「ゴジラといえば日本の怪獣王、それがなんでアメカルなの?」と思う方もいらっしゃるかと。しかし、国内に収めておくには大きすぎる存在なのも「ゴジラ」なのです。でなければハリウッドで映画化なんてされませんし、米レジェンダリー・エンターテイメントの「モンスターバース」は、ゴジラを主軸に据えた怪獣映画シリーズですから、ある意味でアベンジャーズなどと同格と言っても過言ではないかと。ちなみに…’77年から2年ほどですが、マーベルから「GODZILLA KING OF THE MONSTERS」というコミックまで発行され、ゴジラはマーベルコミック誌面でアベンジャーズと共演もしていたのです。

ゴジラの国外での活躍は初代の頃から始まっていました。米人新聞記者の目撃譚として再編集された、その名も「Godzilla,king of THE Monsters!(’56)」は、海外約50か国にて輸出上映されました。それまでのモンスター映画といえば、ストップモーションが主流でした。ストップモーションとは、人形を少しづつ動かしながら1コマごとに撮影したフィルムを連続再生するテクニックですが、手間と時間がかかるわりにミニチュアなので迫力もいまいち。対して着ぐるみのゴジラは、動きがスムーズなうえに、建造物の破壊も迫力があります。そんなわけで、瞬く間のうちにゴジラは文字通り世界の怪獣王となりました。

そして約40年後の’98年、「インデペンデンスデイ」などで有名なローランド・エメリッヒによって初のハリウッド映画化がなされたのですか…日本はもとより、米国での評価も残念ながら高くはありませんでした。モンスター・ムービーとして観ればそれほど悪くはないのですが、ゴジラとしてみると…。しかし、それでも「作らない」とはならないのがゴジラの牽引力なのでしょう。’14年に公開された「GODZILLA」は、フルCGながら着ぐるみをベースとしたシルエットをゴジラに与え、さらに初代ゴジラのキーパーソンであった芹沢博士まで登場させるなど万全の体制にて製作されたこともあってか、後に続く「モンスターバース」の勢いに拍車をかけることができました。

さて、そのモンスターバースシリーズの第4弾「ゴジラvsコング」。すでに米国では公開されているのでWEB上にはネタバレ情報がゴロゴロ…。そんなわけで一日千秋の思いで日本国内公開を待っているのです。

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TEXT & ILLUSTRATION : JIN HATTA
アメ車マガジン 2021年 8月号掲載

クアートが製作したエスカレードEXTの最大のポイントはオリジナルのオーバーフェンダー

2007 CADILLAC ESCALADE EXT

2007 CADILLAC ESCALADE EXT

AMERICAN TRUCKS -ピックアップトラックの無限なる可能性-

内外装から実用性に至るまでまさに非の打ちどころがない1台!

ピックアップと聞くと、作業車や働くクルマというイメージが真っ先に浮かび上がるだろう。だがアメ車なら充実した装備を誇りつつ、様々なアウトドアでも活躍する大谷翔平的なクルマが存在する。ここで紹介するEXTも、まさにそんな1台だと言えるだろう。

実用性や経済性だけでなくキャデラックに恥じぬ装備

このエスカレードEXTに一目惚れして、国産のややコンパクトなSUVから乗り換えた加藤さん。実はこのEXT、クアートが5年ほど前に製作した車両で、最大のポイントはオリジナルのオーバーフェンダーを装着しているところだ。

それまでの後付けオーバーフェンダーはというと、フェンダーフレアの上から下まで、タイヤを覆い尽くす様なスタイルが殆どだった。だがこのEXTは、最近流行りの上半分だけをカバーするスタイルを採用。3代目エスカレードの直線的なボディデザインとマッチさせた、エッジの利いたカタチはほかにはないものと言える。前後バンパーとの兼ね合いもあるが、あえてバンパーにはエクステンションなどを非装着。反対となるドア側も同じラインで切り落としたデザインとすることで、軽快な印象を実現している。ちなみに前述しているが、このデザインを5年前に実現するあたり、クアートの先を読む力が遺憾なく発揮されていると言わざるを得ない。

2007 CADILLAC ESCALADE EXT

車高は若干ローダウンを施し、敢えて大袈裟なサイドステップは撤去。足もとにはレクサーニの26インチをセットしており、シンプルだが唯一無二な個性を引き出している。オーナーの加藤さんは一目見て惚れ込み、エンジンをかけた瞬間「これ買います!」と、まさに即決で購入を決意したそうだが最大の決め手を伺うと「それまでのクルマより遥かに大きく、デカイ方がかっこいいな!と思ったのがきっかけですね。エスカレーどの中でもEXTはとくに見かけないし、専用の6.2ℓエンジンの音も独特。内装も充実していますが、1ナンバーなので維持費がリーズナブルのも嬉しいですね。ベッドに乗られてもヘコまないし、欠点の見つからないクルマです」と、まさにご満悦の様子。

EXTが持つ快適性や実用性はそのままに、カスタムすることでさらに個性や満足度をアップ。これぞまさしく、唯一無二のクルマだと言えるだろう。

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オーバーフェンダーはクアートのオリジナル。EXTの直線基調なデザインとマッチさせた、シャープなデザインを採用。フェンダー部分をフルカバーするのではなく、下半分を切り落としたかの様なスタイルとすることで、軽快さを見事に演出。トラック感は皆無で、非常にスタイリッシュだ。

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マフラーは左右4本出しに変更。EXTのユーティリティを損なわぬ様、バンパー上部やステップ部分は同色にしていない。テールレンズをスモークに変更し、モノトーンな雰囲気を演出。

レクサーニの26インチ

ホイールはレクサーニの26インチをセット。タイヤもレクサーニで統一しており、LX-THIRTY(275/25R26) を組み合わせる。オリジナルのメッキパーツとの相性もピッタリで、非常にバランスの取れたスタイルを実現していると言えるだろう。

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★ OWNER:加藤 匠


THANKS:QUARTT FAB
TEL:0583-81-9167
HP:http://quartt.jp


PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜

アメ車マガジン 2021年 9月号掲載

チャージャー392HEMIスキャットパックにワイドボディの組み合わせ

2021 DODGE CHARGER SCATPACK WIDEBODY [SMOKE SHOW]

2021 DODGE CHARGER SCATPACK WIDEBODY [SMOKE SHOW]

HIGH PERFORMANCE MUSCLE CARS

2021年新たに加わった新色「SMOKE SHOW」のワイドボディが日本上陸

ここ最近はダッジブランドの新色ラッシュ!こちらのページで掲載した新色ブルーのチャレンジャーに加え、こちらのページのシナモンスティックと来て、今回はデストロイヤーグレーよりもワントーン明るいスモークショウ!ワイドボディのシルエットを色濃く印象付ける個性的なボディカラーで、モパーマッスルの最旬トレンドをご堪能あれ!

クールなのにジェントル色の醸し出す色気に迫る

全グレードにV8エンジンを搭載してクライスラー系マッスルカーの大本命として1966年にリリースされたダッジ・チャージャー。翌年には440マグナムエンジンを搭載したR/Tも登場し、本格的なモパーマッスルカーシーンの幕が開けた。

2021 DODGE CHARGER SCATPACK WIDEBODY [SMOKE SHOW]

当時のチャージャーと現行モデルを比較すると4枚ドアでセダンユースも可能なキャラクターの影響もあってか、チャレンジャーほど色濃く伝統を継承されている様には見えないが、サイドドアにエッジを利かせたパネルラインに始まり、ボンネット形状などのアウトライン、スーパービーのロゴ、392、R/Tグレードと、見れば見るほどにそのルーツが明かされ、噛めば噛むほどに味わい深くモパーマッスルファンを魅力し続ける。今回紹介するのはその進化系にして最旬のモデル、スキャットパックのワイドボディだ。

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ワイドフォルムを決定づけるオーバーフェンダーに加え、踏ん張りの利くワイドトレッドパフォーマンスタイヤ(305/35ZR20)を標準で装備。さらにビルシュタイン・アダプティブサスペンションを採用しており、392HEMIの強力なパワーをスポイルすることなくモパーマッスルのハイパフォーマンス性を余すことなく堪能可能。またインテリアにはブラック×キャラメルナッパ&アルカンターラがあしらわれ、Harman Kardonプレミアムオーディオ、アップルカープレイ&アンドロイドオートと至れり尽くせりの装備が充実。

しかし、すべてがまとまり過ぎて定番色では少々味気ない。せっかくなら他の車種では味わえないダッジらしい色で乗ることこそ粋な大人の嗜みである。決して奇抜ではない。だけど白や黒といった定番カラーとは一線を画す。ジェントルな大人たちが個性を主張する上で、ダッジブランドの新色はマストな選択肢と言えるだろう。

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20インチカーボンブラックホイールにワイドボディの恩恵を受けて、ハイパフォーマンスタイヤ305/35ZR20のワイドトレッドをアッサリと履きこなす。ブレーキシステムはブレンボ製6podを標準装備しており、スキャットパックのポテンシャルを最大限に発揮する。

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6.4ℓV8 SRT HEMI MDS エンジンを搭載しており、マニュアルモード付の8速ATで操る。392HEMIスキャットパックにワイドボディの組み合わせも今期の最旬トレンドだ。ボンネットフードと新色のワントーン明るいグレー「スモークショウ」のカラーコントラストも特筆物。

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スーパービーの刺繍が入るキャラメルナッパ& アルカンターラ×ブラックインテリア。シートヒーター& ベンチレーション、ステアリングヒーター、ブラインドスポット、クロストラフィックアラートなどの装備が充実。4ドアセダンとしてファミリーユースもこなす万能モパーマッスルだ。


BUBU HANSHIN【BUBU阪神】

TEL:06-6427-5151
HP:https://www.bubu.co.jp

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PHOTO&TEXT:石井秋良

アメ車マガジン 2021年 9月号掲載

サンダーバードだけが放つ唯一無二の存在感

2003y FORD THUNDERBIRD

2003y FORD THUNDERBIRD

THE PICK UP TEST DRIVE

個性的なデザインが多いアメ車のなかでも、初代サンダーバードのデザインを復刻させて2002年に登場した11世代目サンダーバードは、ノスタルジックな個性の塊だ。日本では数少ないレアモデルだが、ガレージダイバンでは過去に多くのモデルを販売してきた実績がある。久しぶりに入庫した03年型を紹介しよう!

ダイバンはマスタングだけじゃない!最終サンダーバードも定期導入

マスタングの販売・カスタムでは関東有数のショップであるガレージダイバンだが、実はフォード・サンダーバードの最終型モデルの販売実績も多いことも注目したい。

初代サンダーバードは、1955年にシボレー・コルベットに対抗するべく、コンパクトな2シーターとして登場。標準で取り外し可能なグラスファイバー製のハードトップなどを備え、販売台数も想定を上回る人気モデルとなった。その後ボディは拡大傾向になり、フォードのスポーツスペシャリティモデルとしてモデルチェンジを繰り返していく。1997年に製造が中止され、サンダーバードの長い歴史に終止符が打たれたが、2002年に第11世代として復活。デザインは初代を復刻するレトロデザインで、丸目2灯やハードトップの丸形ウインドーなども取り入れられ、発売直後はプレミア価格となり大きな話題を呼んだ。しかし残念ながらその人気は長続きせず、05年で生産は中止となった。

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僅か4年だけの生産となった最終モデルのサンダーバードは、2000年代のアメ車としては超レアモデル。基本的に本国で探し輸入することになるが、冒頭で述べたようにガレージダイバンではこのサンダーバードを過去に数台販売している。その希少な一台が下取りで入庫したのだ。このチャンスは絶対に逃さないようにしたい!

IMPRESSIONS
軽量ボディも影響して軽快で爽快な走りを堪能できる

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アメ車では聞き慣れない3.9ℓV8と聞くと非力なイメージがあるが、決してそんなことはない。1700㎏少々の重量で、280hpを発揮するのだから走りはかなり軽快で、オープンでの走行は爽快だ。試乗時に消耗品の交換が必要な部分があり、残念ながら控えめな試乗になってしまったが、万全な状態ならより気持ちが良い走りを堪能できたはず。でも何より一番は、信号待ちで視線をタップリ浴びること。この優越感は癖になりそうだ。

ハード・ソフト・オープンの三種類の姿に変わる

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僅か4年だけ生産された11世代目サンダーバード。撮影車両はハードトップ・ソフトトップ・オープンに切り替えられる、03年型のリムーバブルトップモデル(プレミアム)。それぞれで見た目も変わるので、気分によって使い分けるのもありだ。

ハードトップの取り扱いは注意したい

1955年から続く長い歴史が97年に一旦は途絶えたフォード・サンダーバードだが、02年に11世代目として復活。初代モデルを復刻するデザインとなり、同年のモータートレンドカー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど幸先の良いスタートを切るが、その後は販売に苦しみ05年を最後に生産は中止となる。

グレードはデラックスとプレミアムの2種類だが、ソフトトップのコンバーチブルと、取り外し可能なハードトップを備えるリムーバブルトップがある。リムーバブルトップはソフトトップも備わり、オープン・ソフト・ハードの3種類のスタイルに変身する。ただし、ハードトップの重量はそれなりにあり、取り外し作業は一人では不可能だろう。また、取り外したトップは車内(トランク)には収納できないので注意したい。

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エンジンは、ジャガーが設計したリンカーン・LSと同型の3.9ℓV8。280hpを発揮し、5ATとの組み合わせにより、出だしからの加速も申し分ない。

撮影車両の走行距離は、18年落ちながら約2.6万マイル。外装はもちろん、インテリアにも大きなキズやヘタリも見られず、コンディションはかなり良好だ。現状で要整備が必要な箇所があるようだが、整備されて販売になるのでご安心を。この希少なモデルを購入できるチャンス、本当にお見逃し無く!

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2003y FORD THUNDERBIRD

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リムーバブルトップモデルとなり、ハードトップは取り外し可能。ソフトトップがシート後方に収納されており、センターパネルにあるボタンを押して操作し、手動でロックさせる。ハードトップは車内には収納できないので、外出先での取り外しは難しいだろう。

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エンジンは当時傘下にあったジャガーが設計した3.9ℓV8。リンカーンのアッパーミドルセダンであるLSと同型エンジン。02年型は252hpとなるが、03年型以降は280hpへと改良された(トルクも増加)。ミッションも03年型では改良され、全速トラクションコントロールの5ATが全グレードで標準装備となった。因みに、ボディカラーは03年に追加されたマウンテンシャドーグレー。ホイールは純正の17インチ。

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03年型からは運転席・助手席ともにヒートシーターがオプションで設定できるようになり、撮影車両は装備されている。レザーシートは大きなヘタリもなく、全体的にかなりキレイな状態を保つ。


SPEC
全長×全幅×全高● 4732×1828×1323mm ホイールベース● 2722mm エンジン● V8 排気量● 3.9ℓ 最高出力● 280hp 最大トルク● 286lb-ft トランスミッション● 5AT

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ホットウィールと、シボレーがコラボしたモデル。カマロ・ホットウィールエディションだ。

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試乗SHOP:GARAGE DAIBAN【ガレージダイバン東京本店】
所在地:東京都江戸川区一之江8-4-5
TEL:03-5607-3344
URL:http://www.daiban.com/
営業時間:10:00~19:00
定休日:月曜日

GDファクトリー千葉店
所在地:千葉県千葉市稲毛区長沼町208-1
TEL:043-215-3344

東京都江戸川区に車両販売を行なう本店があり、千葉県千葉市に整備&パーツ販売を行なうGDファクトリーがあるガレージダイバン。様々な車種を販売していくなかで、マスタングの販売&カスタムでは多くのユーザーから支持を受けている。マスタングの在庫ラインナップは常に充実しているが、それ以外に店頭に並ぶモデルは個性的だ。高年式の特別モデルから、ヴィンテージモデルまでバリエーションは豊富。

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写真&文/相馬一丈
アメ車マガジン 2021年 8月号掲載

ラグジの熱烈なファンで一番過激なチャレンジャーSをチョイス

2017 DODGE Challenger SRT Hellcat EDGE CUSTOMS Challenger S

2017 DODGE Challenger SRT Hellcat EDGE CUSTOMS Challenger S

Let’s Enjoy CHALLENGER -かっこいいが一番楽しい

SNSが普及する以前から、北海道の地からLUXZに想いを馳せていた円子さん。遠距離&一方的な片想いを昨年ようやく実らせ、念願のEDGE CUSTOMSチャレンジャーSのヘルキャットを手にし、ご夫婦でチャレンジャーライフを満喫中だ。

チャレンジャー愛を10年掛けて実らせる

2008年に現行チャレンジャーが登場し、それ以来チャレンジャーの虜となった円子さん。SNSが普及する前からラグジのホームページを毎日のようにチェックしていて、島澤社長は「もはや僕のストーカーですよ(笑)」と話すほどの間柄。円子さんも「チャレンジャーよりも、島澤さんのファンで、一方的な片想いですね。なのでノーマルで乗る気は全くなく、買うなら絶対ヘルキャットでEDGE CUSTOMSと決めていました」と話すほど。

2017 DODGE Challenger SRT Hellcat EDGE CUSTOMS Challenger S

念願の初ラグジ訪問は2019年の春で、島澤社長と初対面を果たした印象は「自分が想像していた通りの人でした!なので、自分が望むクルマを取り寄せてもらい、ラグジでさらにカスタムを依頼し、2019年の10月にようやくチャレンジャーオーナーになれましたね」と振り返る。カスタムについてはどんな形になるのか全く未知数であったそうだが、出来上がったその姿は全身をカーボン柄でラッピングし、グロスブラックとマットグラックという、これまでにない組み合わせで、ある意味一線を超えた独創的なスタイルだった。

ちなみに奥様は「チャレンジャーが欲しいという相談された記憶はないですけど(爆)、ビックリはしましたね。でも一度きりの人生だから、いいんじゃないですか? 子育ても終わり、ようやく好きなクルマに乗れる様になった訳ですから」と、物凄い寛容な発言。だが、円子さんだけでなく奥様もヘルキャットのお陰で人との輪が広がっており、夫婦揃って数奇な出会いを楽しんでいる様だ。

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ボンネットや、フロントバンパーなどボディ部分はカーボン柄でラッピング。差し色としてグリルやダクトにクロームのメッシュを施す。ちなみにオーバーフェンダーはその形状を強調させるため、ここだけマットブラックのラッピングを実施。ブラック×ブラックの中にもトーンを感じさせる、かつてないカスタムだと言える。

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「雪の季節が長い北海道でヘルキャットを楽しめるのは、1年の半分だけ。そのため冬の間はガレージで保管するか、カスタム期間ですね」と話す円子さん。完成形と思えるが、全面マットブラックにしようかと画策中とのことだ。

Owner:円子 仁さん / 加織さん


LUXZ【ラグジ】

TEL:058-259-3922
HP:https://luxz.jp


写真/浅井岳男
文/空野稜

アメ車マガジン 2020年 10月号掲