「旅車祭」大洗の波音を聞きながら見て、泊まって、遊んで、食べる!大満足のイベント!

TABIGURU MATSURI CAMPING CAR & CAMP FES

TABIGURU MATSURI CAMPING CAR & CAMP FES

GO! GO! OUTDOORS!! アメ車と楽しめ「ソト遊び」
PLAY FOR THE SHEER JOY OF OUTDOOR

クルマとキャンプと遊びをテーマに開催された旅車祭。アフターコロナでも楽しめるクルマの提案と、大洗町ならではの自然と海の幸も堪能できるイベントだ!

キャンピングトレーラーも大型モーターホームも参加OK!

2021年4月17日(土)から18日(日)にかけて、茨城県の大洗町を舞台に開催されたイベントが旅車祭(たびぐるまつり)。クルマとキャンプと遊びをテーマに、大洗海浜公園の多目的駐車場にて、大洗町の協力を得て開催されたこのイベントは、テントサイト、カーサイト、イベントパークなどが用意され、この場でキャンプも楽しめることが特長。もちろん、クルマが重要なキーワードであるため、キャンピングカーやキャンピングトレーラーなどが数多く集まり、RVパークのような会場となった。

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また、このイベントに賛同したショップや企業が出展し、アウトドアギア、クラフトアイテム、大洗町の名産品などの販売なども行なわれ、見て買って遊んで楽しめるイベントとなった。

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そんな旅車祭には多くのアメ車オーナーも参加しており、人気のラングラーやブレイザーなど、アウトドアが似合うアメ車が目を惹いていたなかで、とくに強烈なインパクトを与えていたのが、モーターホームで参加していた方々。全長が約10メートルのこれらは、キャンピングカーというよりはまさしく動く応接間!その大きさゆえに場所を選ぶということも事実だが、旅車祭はそんなモーターホームでの参加もOKなのだ!

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FINGER FLARE BOMBSでは、オーナーの愛車であるK3500を展示。実はこれ、米軍基地で使用されていたものを、日本の法規に合わせてナンバーを取得した非常にレアな個体。同時に、販売品であるSUPER73という電動アシスト自転車を展示。250Wのリアハブ駆動というスペックを誇る!

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「PLAY MOR」というビンテージキャンピングトレーラーを、K5ブレイザーでけん引してきた上田さん。PLAY MORは夫婦でレストアを行ないお洒落な内外装に仕上がっている!

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小田原のテックフォーでフルカスタムしたJKラングラーに、贅沢な英国製のキャンピングトレーラーのSwift Challenger650をけん引して参加した鈴木さん!

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大型免許いらずで運転できる、34フィートのアイタスカ・サンクルーザーに乗る野末さん。油圧式でワイドに拡大するスライドアウトは、90年代までのモーターホームでしか味わえないアイテム。このビンテージな外観も気に入っているという野末さんでした!

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Ford E-450ベースの、JAYCO Melbourne 29Dに乗るゆうゆうちゃんねるさん。夏は宮崎県までこれで移動し、長期に渡り休みを満喫するとのことで、3人の子供がいるので、旅行には最適だそうです。YouTubeの「ゆうゆうちゃんねる」で詳細が見られます!

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プロレーサーである奥様(八溝めぐみさん)のレース活動用に購入したという、高橋さんのTIFFIN アレグロブリーズBR32。路線バスより短く、観光バスよりも長いという全長ゆえ、運転には大型免許が必要。夫婦で代わる代わる運転し、現在は家族でキャンプに活躍中!

フォトギャラリー


旅車祭(たびぐるまつり)
開催日:2021年4月17日(土)・18日(日)
開催場所:茨城県大洗海浜公園 多目的駐車場
主催:旅車祭実行委員会(https://www.tabigurumatsuri.com)


PHOTO:清野央
TEXT:マーク清原
アメ車マガジン 2021年 7月号掲載

映画で見たチャージャーに一目惚れ

2011 DODGE CHARGER R/T

2011 DODGE CHARGER R/T

EXTREME AMERICAN

アメ車は壊れやすい?それでも一度くらいは乗ってみたい!

欧州車など数々のクルマを所有してきた中山さん。アメ車は壊れやすいというイメージがあり敬遠してきたが、映画で見たチャージャーに一目惚れして、3年前に初めてのアメ車となる11年型チャージャーを購入した。

魅力にどっぷりハマり、気になるのはヘルキャット

BMWなど、欧州車を中心に様々なクルマを所有してきた経歴がある中山さん。その頃のアメ車に対してのイメージは、「壊れやすくて燃費が悪い」というネガティブなものばかり。趣味である映画鑑賞で「アメ車の豪快な走り」には大きな魅力を感じることもあったようだが、所有するまでには至らなかった。

そんな中山さんのアメ車への思いが一気に高まったのが、ワイルド・スピードを見たときだ。「大興奮で、自分もこんなアメ車に一度は乗ってみたいなと思ったんです」。そんな思いのまま、行きつけのカーショップであるエクスカーズを訪れると、ワイルド・スピードで市街地を爆走していたチャージャーと出会ってしまう。まさに運命…。アメ車に対するネガティブなイメージはとうに忘れ、もはや我慢できない中山さんは、即決で11年型チャージャー・R/Tの購入を決めてしまう。

2011 DODGE CHARGER R/T

人とかぶらないことは絶対条件ながら、派手過ぎないカスタムが好みのため、レクサーニ・22インチ、トゥルースパイクラグナット、XYZ車高調、SRTバンパー&リアスポイラーを装着し、走りをイメージするスタイリングを取り入れる。

チャージャーを手にして3年が経過した今、やはりと言うべきか、「もっと上のSRTやヘルキャットが気になるんですよね」と語る中山さん。映画のような走りを求めてチャージャーを手にしたのならば、それは必然の流れ。買い換えるかは別にして、完全にアメ車の沼にハマっている中山さんだ。

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派手過ぎず人とかぶらないカスタムが中山さん流。SRTフロントバンパー、SRTリアスポイラーを装着し、足回りはXYZ車高調を組み込む。

ここにワンポイントとして、トゥルースパイクラグナットを装着ホイールはレクサーニ・SPYDER・22インチ。

ホイールはレクサーニ・SPYDER・22インチ。ここにワンポイントとして、トゥルースパイクラグナットを装着。タイヤはレクサーニ・F245/30R22、R265/30R22。

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OWNER : 中山裕之さん


EXCARS
TEL:0867-34-1020
URL:http://excars-st.com


PHOTO:高原義卓
TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2021年 7月号掲載

ボリューム感溢れるワイドなチャレンジャーに一目惚れ!

2018 DODGE CHALLENGER SXT plus

2018 DODGE CHALLENGER SXT plus

“カタチから入る”逸楽アメ車生活

キッカケは3年ほど前に街中で走っているマッスルカーを見かけたこと。それまで国産車に乗っていたが、そこからアメ車に乗りたい熱が急上昇!スタイルを重視しつつも、コストも大事と考えた奈須さんが辿り着いたのが、この個体だ。

アメ車の味をまず知りたいそこでワイド仕様を選択!

街で見かけたマスタングに衝撃を受け、そこからアメ車の世界にのめり込んだ奈須さん。でも色々と調べるうちにカマロも捨て難いと思っていたが、チャレンジャーワイドを見た瞬間「これしかないでしょ!」と、まさに一目惚れ。確かにワイドボディはノーマルフェンダーよりも断然カッコいいし、パフォーマンス面でも非の打ちどころがないクルマだと言える。維持費はともかくとして、値段はなかなかシビれるレベル。初めてのアメ車だし、まずはどんな物か知りたいので、ベースグレードをカスタムした仕様はないかな…と探していたところ、トップスピードの在庫車両に巡り会った訳だ。

2018 DODGE CHALLENGER SXT plus

以前の愛車はアクセラで、走りを楽しむためにそれなりにカスタムしていたとか。とはいえそろそろ身を固める準備も必要。そこで最初からカスタムしてあるクルマにすれば、大幅な出費はしないだろう…ということで、SXTプラスをベースに、ワイドスタイルにアレンジした仕様をチョイス。ボディカラーは白と黒があったそうだが、彼女から「黒は雰囲気が怖すぎるからヤメテ!」と言われ、白を選んだとのこと。ちなみに奈須さんのチャレンジャーは、2020年の秋に1度アメマガにチラっと登場しているのだが、残念ながらその誌面を見て問い合わせたのではなく、たまたまネットで発見したそうだ(涙)。

購入したのは2020年11月でまだアメ車経験は浅いが「思っていたよりも全然運転しやすく、ネットなどで不評を目にしていましたが、あまりアテにならないなと思いましたね。V6でも必要にして十分すぎるほどの走りが楽しめます。でも、次に乗るならV8を選びたいですね(笑)」とのこと。

カスタムはしないつもり…と言っていた奈須さんだが、「そうは言ってもホイールぐらいは入れたいですね。あとは今まで青いクルマを乗り継いできたので、ブルーにオールペンするか…」と、早くもカスタムの虫が疼いている様子。

若者のクルマ離れという言葉が当たり前になって久しいが、それは全員に当てはまる訳ではない。また、クルマが便利な道具になりすぎ魅力がなくなっているのも理由の1つだ。だからこそ奈須さんのように〝個性的なクルマに乗りたい!〟と思う若者がアメ車を選ぶのは、自然な流れと言える。

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フロントマスクはヘルキャットスタイルに変更し、ボンネットやオーバーフェンダーを装着してワイドスタイルにアレンジ。ブラックトップパッケージ装着車なので、フューエルリッドやリアスポイラーはマットブラックに仕上げられている。サスペンションはアイバッハのスプリングに交換し、若干ロワリングを実施。クウォーター&リアウインドーにはルーバーを装着し、クラシカルな雰囲気を演出する。

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ベースとなるのは3.6ℓのV6を搭載するSXT plus。エントリーモデルのSXTよりも充実した装備がポイントで、レザーシートやアルパインのサウンドシステムが標準装備。またアルミ製のペダルも装着され、スポーティな雰囲気も漂う。

2018 DODGE CHALLENGER SXT plus

OWNER : TAKASHI NASU


THANKS:TOPSPEED
TEL:058-322-7547
HP:http://www.garage-topspeed.com


PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2021年 6月号掲載

わずか4年の短命に終わるマグナムだがSRT8の市場価値は高い

2006 Dodge Magnum SRT8

2006 Dodge Magnum SRT8

“カタチから入る”逸楽アメ車生活

セダン以上SUV未満の魅力人気上昇の最速ステーションワゴン

セダンの車高で広い荷室を持つステーションワゴン。コンパクトSUVの台頭により、その存在は絶滅危惧種になりつつあるが、中古市場では根強い人気を誇る。そのアメ車の筆頭は、ダッジ・マグナムだ。なかでも425hpを誇るSRT8はジワリ、ジワリと価格が上昇している。

わずか4年の短命に終わるマグナムだがSRT8の市場価値は高い

国内外問わず、SUVやCUVが乱立状態にあるが、そうした状況にあっても「車高が高いSUVはチョット…」という、セダン派ユーザーは多い。そうしたセダン派も荷物の積載量に不満を持つこともあり、そこで選択肢となるのがステーションワゴンだ。アメ車でもクライスラー・300ツーリングや、キャデラック・CTSスポーツワゴンが正規販売されていたのが記憶に新しい(販売台数は苦戦したようだが…)。

2000年代以降のアメ車でステーションワゴンといえば、ダッジ・マグナムだろう。クライスラー・300Cと共用するLXボディを使い、05年に登場したステーションワゴンのマグナム。その名前が一躍注目されることになったのが、06年型から登場した425hpを発揮する最速グレードSRT8の登場だ。既存の5.7HEMIでも十二分の加速を味わえたが、SRT8の加速は別次元。300C・SRT8と共に、大きなブームになると思われたのだが…。08年で生産が終了となってしまう。

短命に終わったマグナムだが、それが今となっては貴重なモデルで、しかも数少ないステーションワゴンということで市場価値は徐々に高騰。さらにSRT8ともなれば尚更だ。千葉県のガレージジョーカーは、マグナムの在庫を急速に拡大している。その中から、唯一あるSRT8を試乗紹介していく。

IMPRESSIONS
ホイールスピンは挨拶代わり恐ろしい加速に笑いが止まらない

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SRTと聞くだけで、試乗はいつもワクワクしてしまう。と同時に「安全運転」を心掛ける。それにも関わらず「ヨーイドン」でホイールスピンさせてしまうのは、SRTモデルを運転する際の挨拶代わり(笑)。10年以上前のクルマだが、圧倒的な加速力は健在だ。走りに特化した多くのモデルは、ブレーキやサスペンションに負担が掛かりヘタリが見られる場合があるが、市街地をガンガン走った印象では不満に思うこともなく快適走行。走行距離が割と多い分、しっかりとしたメンテナンスがされている証拠だ。

マグナムの弱点も改善済み、安心して425hpを体感できる!

2006 Dodge Magnum SRT8

マグナムの故障トップがスピードセンサーやマップセンサーといったセンサー類。知識のないショップも多いが、ガレージジョーカーの06年型SRT8はしっかり改善済み。走行距離は17万kmと多いが、それを感じさせない充実なメンテナンスを施されたオススメの1台だ。

広大な荷室はSUVに見劣りしない

ダッジ・マグナムのグレードは2.7ℓV6エンジンのSE、3.5ℓV6エンジンのSXT、5.7ℓV8HEMIのR/Tと、425hpという破壊力を持つ、ステーションワゴン最速の6.1ℓV8HEMIのSRT8がある。08年に生産終了されることになるが、その年にマイナーチェンジが行なわれ、フェイスやボンネット、インテリアのデザイン変更やCPUなどの変更も行なわれている。

2006 Dodge Magnum SRT8

今回撮影したモデルは、そのマイナーチェンジ前の06年型SRT8。06年型の基本ボディカラーはシルバー、ブラック、レッドの3種類と少なく(07年型では8色)、レッドは日本では珍しいカラーといえる。SRT8は基本的なデザインは他のグレードと同じだが、フロントリップ、リアバンパー下部の形状が異る。ホイールも18インチから20インチに拡大し、ブレンボの4ポッドキャリパーが装着されるのも特徴だ。

インテリアの違いはほとんどないが、シートはパフォーマンスグレードのR/Tよりもサイドの厚みが増したバケット型となり、ヘッドにはSRT8の刺繍がしっかりと刻印される。ウリの広い荷室は、リアシートがフラットにならないものの、最大で2027ℓの容量がありSUVと遜色はない。

撮影車両はローダウンが施され、強化サスペンションに変更済み。マグナムの弱点とされるセンサー類も交換済みなので、走行距離が17万kmあるが安心して走行が可能だ。ステーションワゴンの便利さを持ち、快速のマグナムSRT8は本当に狙い目だ。

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マグナムのエンジンはグレードによって全て異なり、SE・2.7ℓV6(190hp)、SXT・3.5ℓV6(250hp)、R/T・5.7ℓV8HEM(I 390hp)、SRT8・6.1ℓV8(425hp)となる。スタンダードは後輪駆動のRW だが、SXT以上にはAWDモデルも存在する。R/TのAWDは稀に見ることができるが、SRT8のAWDは超レアモデル。

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グレードによってインテリアのデザインに大きな違いはないが、SRT8にはフロントシングルゾーンエアコン、シートヒーターといった装備が加わる。撮影車両には日本製社外ナビが取り付けられ、カーボンパネルが各所に貼られている。経年劣化の部分がシートなどに見られるが、ガレージジョーカーでは張替えも対応している。

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パフォーマンスグレードR/Tもバケットシートだが、SRT8はサイドの厚みが増したタイプでホールド性は非常に高い。今や貴重なアイテムである、ダッジロゴマットはお宝だ。

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セカンドシートがフラットにならないのは、この時代のアメ車ならでは。それでも最大積載量は2027ℓにもなる。開口部がCピラー付近から開くため、荷物の出し入れはしやすい。底面にも収納がある。バッテリーもここに収納されている。

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17・18インチホイールが標準だが、SRT8のみ標準で専用20インチを履く。SRTの代名詞である、ブレンボの4ポッドキャリパーは標準装着。


SPEC
全長×全幅×全高:5021×1880×1505mm ホイールベース:3048mm エンジン:V型8気筒HEMI 排気量:6.1ℓ 最高出力:425hp/6000rpm 最大トルク:420lb-ft/4800rpm トランスミッション:5AT

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ここに注目
日本正規販売されたステーションワゴン、右ハンドル派には狙い目!

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日本や欧州向けに、ダッジ・マグナムをベースに300Cフェイスを移植して販売された300Cツーリング。2006年から日本正規販売され、08年に生産終了したマグナムよりも長い2012年まで日本では販売されていた。基本的な仕様・サイズはマグナムと同じで、右ハンドルになっている。なお、300CツーリングにはSRT8の設定はない。

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300Cツーリングの登場時ほど話題にならなかったが、2010年から日本で正規販売されたキャデラック・CTSスポーツワゴン。SUVユーザーをターゲットに高級ワゴンのジャンルを築く狙いがあった、キャデラック初のステーションワゴン。3.0、3.6ℓV6エンジン搭載。2014年型まで日本で販売された。


試乗SHOP:GARAGE JOKER【ガレージジョーカー】
所在地:千葉県銚子市四日市場町238
TEL:0479-25-7740
URL:https://www.garage-joker.com/
営業時間:10:00~19:00
定休日:火曜

高品質なアメ車販売、本国仕入れのアメリカン雑貨でお馴染みのガレージジョーカー。車両展示&雑貨販売するショールーム、鈑金塗装・整備を行なう工場に分かれていたが、2020年夏にショールームを工場に集約移転してリニューアル。全体的にはまだ未完成だが、雑貨が並ぶ店内はアメ車ショップであることを忘れさせる雰囲気。販売車両は近くに新たな土地を確保し展示されている。

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PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2021年 6月号掲載

町を走っているH2に一目惚れ二十歳の記念に思い切って購入!

2004 HUMMER H2

2004 HUMMER H2

“カタチから入る”逸楽アメ車生活

左ハンドルに乗ることを夢見ていた10代の小寺さん。町で偶然出会ったH2の迫力に魅了され、20歳の記念として初めてのアメ車であり、初めて自分で買った愛車としてH2を購入する。だが、自慢の30インチホイールを見せられず…。

本当は30インチを履いてるんですが…

今回エクスカーズに集まったオーナーの中で、一番不安気な表情をしていた小寺さん。「実はいつもディアブロの30インチを履いてるんですが、スタッドレスに履き替えたホイールのまま来ちゃったんです…」と、一番の見せ所であるホイールを履いてこないで撮影することに不安だったようで。

小寺さんもまた、H2が初めてのアメ車であり、初めて自分で買った愛車。H2にした理由は「正直、偶然です」とキッパリ。元々「せっかく乗るなら左ハンドルが欲しい」と10代にして大きな野望を持ち、左Hの全輸入車が候補だった。そこで偶然、街ですれ違いビビッと来たのがH2だったという。「名前は雑誌を見て知ってたけど、生で見るのは初めてで、その迫力に圧倒されたんです」。その印象が忘れられず、自分で買う初めてのクルマはH2にすることに決める。

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だが、それを両親に話すと「アメ車は壊れるし燃費も悪い」と猛反対。それでも折れることなく、アメマガを見せながら今のアメ車は丈夫ということを熱弁。すると「いい経験かも」と了承してくれたのは、「燃費の悪いスポーツカー乗り」だった過去がある母。そして小寺さんは20歳の記念として、3年前に04年型H2を購入する。当初はローダウン仕様だったが、自分の好みには合わず2インチアップさせた。エクスカーズは購入後に「信頼あるショップ」として、先輩から教えてもらってからの付き合いだ。今後はさらにリフトアップさせ、今度こそ30インチを履いて撮影を希望する小寺さんである。

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購入当時から装着されていたという、メッキパーツ、マグナフローマフラー。当初はローダウンもされていたが、スプリングによって2インチアップさせた。

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2列目、3列目に設置されるフリップダウンモニター。映像を出そうとしたものの、リモコンの電池が切れて作動せず…。ホイールの件といい、電池切れといい、撮影するタイミングは最悪だったかもしれない。

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残念ながら今回の撮影では自慢のディアブロ30インチを見ることはできなかった。急な撮影の話だったため、履き替えのタイヤが到着せず…。申し訳ないので、スマホにある写真を見せてもらいパシャリ。

OWNER : 小寺貴弘さん


EXCARS【エクスカーズ】
TEL:0867-34-1020
URL:http://excars-st.com


PHOTO:高原義卓
TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2021年 6月号掲載

大好きな愛車と共に自由な旅に出るキャンピングトレーラーという選択肢!

FOREST RIVER ROCKWOOD FREEDOM

FOREST RIVER ROCKWOOD FREEDOM

GO! GO! OUTDOORS!! アメ車と楽しめ「ソト遊び」
PLAY FOR THE SHEER JOY OF OUTDOOR

必要なときだけ愛車に繋いで旅に出る。実はコストパフォーマンスが高く、実用性も利便性も、非常に魅力的な存在であるキャンピングトレーラー。しかもけん引免許が不要なタイプであれば、気軽にトレーラートリップを楽しむことができるのだ!

広くて快適でお洒落なコンパクトUSトレーラー

アメリカの老舗のキャンピングカーメーカーであるフォレストリバー社。ここがリリースしているコンパクトなキャンピングトレーラーである「ロックウッド・フリーダム」の輸入・販売を行なっているのがルートシックスだ。ロックウッド・フリーダムは軽量コンパクトな車体でけん引免許を必要としない。アメ車にヒッチメンバーを装着すれば、誰もが気軽に楽しめるキャンピングトレーラーだ。

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驚くべきは、その室内の広さ。前後および上部に拡張するこれは、大人5人の就寝スペースを確保している。例えば、子供が二人いる4人家族であれば、余裕の広さだ。もちろん、キッチンやコンロも装備され、サブバッテリー、冷蔵庫、カーテン、FFファンヒーターも標準装備となる。キャンピングカーへの展開は、車両の固定も含めて10分も掛からないほど簡単だ。キャンピングカーよりは展開と収納に手間が掛かるが、お気に入りのアメ車で好きな時にこれを引っ張ってキャンプなどへ出掛けられるのが最大の魅力。また、トレーラーを引っ張るアメ車は、いつも以上にカッコ良く見えることも美点なのだ!

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ベッドスペースは拡張して出現する前後にある。前後とも非常に広いスペースで、大人二人が余裕で寝ることができる広さだ。加えて、ダイニングチェアもベッドへと展開できる。また前後ベッドにはヒーター機構も備わる。給排水タンク付きのギャレーは2つの蛇口を装備。この下には冷蔵庫も備えている。ガスコンロは2口。シンクとコンロは別々の位置に配置したため、それぞれ広いギャレースペースがあり、料理などもしやすい環境となっている。このほか、サブバッテリーやFFファンヒーターも標準装備である。車両本体価格は2,593,800円。

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収納時のサイズは3700mm(全長)×2200mm(全幅)×1420mm(全高)というコンパクトなサイズ。展開・収納は手動で約10分ほどで作業は完了する。これを電動で行なうリモコン電動式もオプションで用意。サイドオーニング、格納式エントラントステップなども標準だ。タイヤは145R12サイズでリアに同サイズのスペアを装着する。また、安心の電動ブレーキも備えている。


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Route6 代表取締役 内田勝也さん

キャンピングカーを主軸に、4輪バギー、ルーフテント、アウトドアギアなどを販売する「ルートシックス」の代表取締役である内田勝也氏。旅車祭の実行委員長でもある。


THANKS:Route6
TEL:029-246-6136
HP:https://route6.jp


PHOTO:清野央
TEXT:マーク清原
アメ車マガジン 2021年 7月号掲載

クアートに勤務しながら、経験を積み整備士を目指す

2013 FORD MUSTANG V6 PREMIUM

2013 FORD MUSTANG V6 PREMIUM

“カタチから入る”逸楽アメ車生活

アメ車を楽しむユーザーから同じアメ車に乗るオーナーたちをサポートする側に一歩踏み出す

アメ車が好きで、ファッションやガレージなど、ライフスタイルすべてがアメリカの世界観にどっぷりハマっている人は多い。だがアメ車好きが嵩じて、他のアメ車乗りをサポートする整備の道へ進もうとしている若者の話を紹介しよう。

「2ドアでスポーティなクルマが欲しい! 国産車にもかろうじて存在するけれどスタイリングが好みじゃない。また記憶には残っていないが、生まれた時から物心つくまで母親がアストロに乗っていたこともあって、潜在意識の中にアメ車への愛着があったのかも知れない」と話す土田さんは、3年ほど前に始めての愛車としてマスタングを購入している。元アメ車乗りである母親にアドバイスを求めたが、家族(とくに四駆乗りの父親)からはSUVにした方が良いと好き勝手に言われる始末…。なので、友人が同じくマスタングを購入したことと、初志貫徹とばかりにこのマスタングを購入したそうだ。

ちなみに土田さん、元々は工場で勤務していたが、現在はクアートに勤務しながら整備士の資格を取るべく日々実務経験を積んでいる最中。まだ資格がないので保安部品などは触れないが、それでもオイルやスプリングの交換、車検業務など、クルマの整備などに関するイロハを日々習得中。元々自分でマスタングのオイル&エレメントやバッテリー交換は行なっていたことで、整備の仕事に興味を持っていた。

クアートに転職するキッカケは、友人に誘われてNSウラウンダーにエントリーした時のこと。そこでクアートの代表・酒向さんと話をし、スタッフが欲しいクアートと、将来的に整備士、果ては自分のファクトリーを開きたいと漠然と思っていた土田さんの思いが見事にマッチしたことで、2020年の9月からクアートのスタッフに加わることに。

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ちなみに土田さんのマスタングは、アイバッハのスプリングをカスタムしてロワリングを実施。エアロパーツとマフラーはラウシュ製で、フロントリップやサイドスカートに追加されるカナード風のパーツはクアートのオリジナル。取材前日の真夜中まで掛かったが、ウエストラインにはマスタングを象徴するブルーとレッドのピンストライプが描かれており、単調になりかねないサイドビューを見事に引き締めている。

今後の予定としてはタイヤ&ホイールの変更や、可能ならオーバーフェンダーの装着も行ないたいと語る土田さん。整備はもちろんだが、自分自身がカスタムすることはノウハウの積み重ねになり、それがほかのユーザーへの良きアドバイスとなる。アメ車に乗りたいと思う次世代の、頼れるアドバイザーになることを願うばかりだ。

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土田さんのマスタングは、3.7ℓのV6を搭載するディーラー車。スプリングをアイバッハに交換し、ノーマルよりも若干低いフォルムへと変更。タイヤはフロントが245/30R20で、リアは275/30R20を装着。ホイールはレクサーニのM117で、鉤形のスポークが実に個性的だ。エアロはラウシュで、フロントリップの両端とサイドスカートの後ろ側にはクアートがリリースするカナード風のアイテムも追加。今後はワイド化も検討中だ。

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整備士の資格と聞くと、専門学校や自動車大学校に通う方法もあるが、実務経験を3年積み整備振興会から試験を申し込む方法もある。土田さんの選んだ方法は後者で、現在の業務内容は簡単な整備や陸運局への車両の持ち込みなど多岐に渡る。土田さんは夢への一歩を踏み出したが、その道のりはまだまだ長く険しいことだろう。

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OWNER : KOUHEI TSUCHIDA


THANKS:QUARTT FAB
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PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2021年 6月号掲載

ブルー×シルバーのツートンカラーが、絶妙な雰囲気を醸し出すスクエアボディ

1985 GMC Sierra Classic 2500

1985 GMC Sierra Classic 2500

THE VINTAGE ビンテージアメリカンの魅力

シボレーC/Kシリーズは本国はもちろんのこと、日本でも人気を博すモデル。なかでも第3世代は「スクエアボディ」と表され、歴代でもっとも長く生産された。姉妹車であるGMC・シエラも同じ時を刻んできたモデルだ。

内外装ともにキチンと手入れの行き届いたC20

今回取り上げるのは1985年モデルのGMCシエラ・クラシック2500。同車両は「楽しくアメ車に乗る」という明快なコンセプトを掲げ、街の修理屋さんを自負するアメリカンクラシックスが仕入れたばかりのモデルなのだが、撮影当日は快晴であったこともあってブルー×シルバーのツートンカラーのシルエットが実に映えていた。

1985 GMC Sierra Classic 2500

ちなみにGMCはGMの商用車やライトトラックを専門に取り扱うブランドであるが、同ブランドでここ最近話題になっていることと言えば、新型ハマーをラインナップしたことだろう。ちょっと話がそれたが、GMCシエラはシボレーC/Kシリーズの姉妹車であり、1959年に1960年モデルとしてリリースされた初代モデルからスタートして、1967年モデルから第2世代、1973年モデルから第3世代、1988年モデルから第4世代へと歩み続けたGMを代表するピックアップトラックである。1999年モデルからはシボレー・シルバラード/GMC・シエラとして再スタートしている。

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撮影車両は1973年モデルから1991年モデルまでリリースされた第3世代であり、そのシルエットは長方形でまさにカクカクしていることから「スクエアボディ」と表され、本国はもちろんのこと日本でも高い人気を誇っている。そしてこの第3世代はモデルイヤーによってフェイスデザインが異なり、大別すると5タイプが存在する中で1985年モデルは角目2灯タイプ。ボディはシングルキャブかつロングベッドで、エンジンは6.2ℓV8デトロイトディーゼルを搭載。ボディカラーは先述したとおりブルー×シルバーのツートンでコーディネイトされており、さらにホイールはリムがホワイト、ディスク面はクロームというコンビネーションもまた爽やかな印象を後押しする。そしてインテリアもブルーを基調とした仕立てはこの年代ならでは。

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スクエアボディと言われるゆえんはこの長方形のフロントマスクとシルエットから呼ばれる様になった。バンパーは前後ともクロームで、ロングベッドのインナーはチッピングコート処理済み。タイヤサイズは235/85R16で、ホワイト&クロームのホイールがボディカラーと絶妙にマッチ。

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搭載するエンジンは6.2ℓV8デトロイトディーゼル。トランスミッションは4速ATでストックの状態をキープ。

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インテリアはボディカラーと同じくブルーでまとめられ、メーターパネルはラウンドした作りを採用しながらも、ダッシュパネル全体は平面を基調としてスクエアなボディとの調和を図っている。モデルイヤーの割にはヤレはなく綺麗な状態を保つ。シートはベンチタイプの3人掛け。素材はモケットで沈み込むクッション性もこの年代ならでは。


THANKS:AMERICAN CLASSICS
TEL:0467-75-2221
HP:http://www.american-classics.com


PHOTO&TEXT:編集部
アメ車マガジン 2021年 6月号掲載

ワイルド・スピードを見て決断! 軽自動車からチャレンジャーへ!

2011 DODGE CHALLENGER SE

2011 DODGE CHALLENGER SE

EXTREME AMERICAN

ずっと軽自動車が愛車だったが、ワイルド・スピードを見てアメ車に興味を持ち、チャレンジャーを購入した西森さん。奥様の目を気にしつつ、お小遣いの範囲でコツコツとカスタムしていく!

どうせ乗るなら黒ボディが欲しい!

3年前に購入した11年型チャレンジャー・SEは、西森さんにとって初めてのアメ車。それまで西森さんは軽自動車が愛車で、アメ車は興味のあるクルマだったものの「輸入車なので、何処で買っていいか分からなかった」と、購入を検討するまでにはならなかった。

2011 DODGE CHALLENGER SE

だが、ワイルド・スピードを見てその思いは一転。「アメ車が欲しい! チャレンジャーが欲しい!」。問題はやはり、何処でチャレンジャーが買えるのか。そのことを会社の先輩に相談すると、「知り合いのショップがアメ車を扱っているから行ってみれば」と教えられ、勇気を持って訪れたのがエクスカーズだ。するとそこには、映画で見たチャレンジャーが堂々と止まっており、思わず目を輝かせた西森さん。「まさに一目惚れです。だけど、そのチャレンジャーがオレンジ色だったのが唯一の不満。黒が好きなんです」。オレンジ色は、ダッジファンではお馴染みのゴーマンゴーだが、西森さん的には好みではない。だがレクサーニ22インチや、ブレンボが装着されている見た目は好印象。黒に拘り他の車両を探すか、オレンジを受け入れるべきか…。一人悩む西森さんに、「じゃ、これを黒にオールペンしちゃう?」と提案したエクスカーズ。そうして、西森さん好みの黒ボディのチャレンジャーは誕生する。

「結婚後だったら購入は反対されてたかも」と、今でも奥様の目は気になるが、お小遣いの範囲内でカスタム進化を模索する西森さん。奥様に聞こえないように、「エアサスが欲しいです!」

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エクスカーズで初めて見たときは、ボディカラーはゴーマンゴーだった。ボディカラー以外の部分は好印象だったため悩んでいると、オールペンを勧められ、好みの黒にオールペンをして購入。ボンネット内側はその名残りが見受けられる。

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ホイールはレクサーニの22インチ。V6モデルながら、強化ディスクやブレンボブレーキが装着されているのも購入の決め手となった。

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OWNER : 西森弘二さん


EXCARS
TEL:0867-34-1020
URL:http://excars-st.com


PHOTO:高原義卓
TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2021年 7月号掲載

ジープならではの優れた走破性とトラックとしてのユーティリティは最強!

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GO! GO! OUTDOORS!! アメ車と楽しめ「ソト遊び」
PLAY FOR THE SHEER JOY OF OUTDOOR

フルサイズトラックでもSUTでもなく、グラディエーターはどこにも属さない独自の本格派オフローダートラック。ジープ譲りの走破性と日本国内でも扱いやすいサイズ感に、大容量の荷台を追加したスタイルは、まさに最強のアウトドアビークル!

ダイレクトに積める荷台がアウトドアをより豊かに!

チャレンジャーやマスタング、カマロといった本国モデルのマッスルカーを中心としたラインナップが多い印象のBUBU阪神ではあるが、本国でしかリリースされていないアメ車はジャンルを問わずデリバリー可能。今回はそんなレアモデルの中からグラディエーターを持ち出して、実際にアウトドアシーンでどの様に使えるかを検証してきた。現車は2020年型のルビコン。FOXレーシング製のショックを採用してヘビーデューティー仕様の四駆システムやウインチマウントを備えるフロントバンパー、17インチの専用アルミホイールを装備。トップとオーバーフェンダーがボディ同色となる最上級グレードだ。

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特筆すべきはその走破性。キングオブオフローダーだけに、シルバラードやラム、Fシリーズといったアメリカンピックアップとは一線を画す走破性を秘めており、良い意味でピックアップ然としていないところも粋。ちなみに荷台部分はオフロードバイク2台が搭載できるほどの積載力を誇っており、撮影時に使用したテントやテーブル、チェアにクーラーボックスをフル積載しても余裕で事が足りてしまう。また、マットを敷いてテーブルをレイアウトすればベッド部分で軽食を楽しんだりして寛ぐ〝上座〟的な使い方もできて、キャビンとはリアガラスを介してダイレクトにコンタクトが可能。モデル概要やスペックだけでは計り知れない楽しみ方が盛りだくさん。

ジープにしてジープにあらずの個性派グラディエーターで、あなたなら何してソト遊びを楽しむ?

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フロントマスクからドア部分まではJLラングラーと同じフォルムとなるが、後方部分が31インチ、ホイールベースが19.4インチ延長されるグラディエーター。ただ単に4ドアモデルのリア部分を荷台にしただけじゃなく、バランスやフォルム造型美を加味したデザインが独特の個性を際立たせる。

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搭載エンジンはJLラングラー同様3.6ℓのV6エンジンで、285hp、最大トルク260lb-ftを発生させる。最新の8速ATによる軽快なギアチェンジは、フル積載時もストレスフリー。ボンネットフードはトップグレードのルビコンならではのダクトが付いた立体的なデザインな物が採用されており、スタイリッシュかつスポーティーな印象を高める。

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スポーツ、スポーツS、オーバーランド、ルビコンの順でハイグレードとなり、トップグレードとなるルビコンにはFOXレーシング製ショックを標準装備。ホイールはグラナイトクリスタルの17インチで285/70R17のタイヤをインストール。背面タイヤではなく荷台の裏側にスペアタイヤをレイアウトしており、積載容量を充実させているのも特徴。

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機能美溢れる洗練されたコックピットへと進化を遂げたJLラングラーと同じレイアウト。しかし、ラングラーの日本国内モデルの右ハンドルとは異なる左ハンドルも本国らしさを高めつつ、トラディッショナルな四駆切り替えシフトノブも健在。ステアリング裏側にはシフトアップのパドル操作が可能なスイッチも完備する。ブラックレザーに赤いルビコンの刺繍があしらわれたシートがハイグレードらしさを色濃く感じさせてくれる。

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マリンスポーツやアウトドアで汚れた荷物も気にせずダイレクトに積載できるところがピックアップの魅力。リアゲートを開放してマットを敷けば大人も余裕で寛げる広大なスペースを確保できるだけでなく、その気になればカヌーやバイク、ジェットスキーのトランポとしても活躍できる。その可能性はまさに未知数だ。


THANKS:舞洲バーベキューパーク
HP:https://maishima.com/bbq-park/


BUBU HANSHIN
TEL:06-6427-5151
HP:https://www.bubu.co.jp


PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2021年 7月号掲載