ラングラーのポテンシャルを高めると同時に フリーダムトリップを満喫する装備をプラス

THE OVERLANDER Jeep Wrangler Unlimited Rubicon

THE OVERLANDER
Jeep Wrangler Unlimited Rubicon

GO! GO! OUTDOORS!! アメ車と楽しめ「ソト遊び」
PLAY FOR THE SHEER JOY OF OUTDOOR

日本有数の採石地が存在する茨城県の桜川市。この地で、ロッククローリングカスタムを得意としているがニューラインサカ。妥協を許さぬ足回りカスタムに、自由な旅を可能にするオーバーランドスタイルをプラスしたJL型Jeepラングラーのアンリミテッド・ルビコンを完成させた。

妥協なきセッティングが驚愕の走行安定性を実現!

時間に縛られるこくとなく、場所を選ばす。広大な自然の中を自由にクルマで旅する究極のアドベンチャートリップがオーバーランド。アメリカやオーストラリアで人気となっているこのオーバーランドは、ヘビービューティな4WDをベースにカスタムし、高いオフロード性能を与えると同時に、快適な時間を過ごすためのアクセサリーを満載にすることが特長。結果として、どんな場所でも長期に渡りアウトドアライフを満喫できるのだ。

そのようなオーバーランドスタイルのJLラングラーを製作したのがニューラインサカだ。

FRPのルーフにライノラックのフラットなルーフラックをガッチリと固定し、その上にはARBのルーフトップテントを装着。これにより防犯性に優れる就寝が可能となることに加えて、雨天時でも雨水の浸入も抑制できることから、快適かつ安心したキャンプができる。さらに左サイドには、直射日光を避けるライノラックサイドオーニングも設置し、快適なスペースを作り出すことも可能にしている。

THE OVERLANDER Jeep Wrangler Unlimited Rubicon

また、車両本体のカスタムも抜かりはない。オフロードカスタムの足回りに置いて、その頂点ともいえるパーツがKINGだ。エアコントロールとなるショックを主軸に、調整式のコントロールアームやタイロッド&ドラッグリンクなども、高性能なパーツが奢られる。現状はサスペンションで約2.5インチ、タイヤ(ファルケン・ワイルドピーク38×13.5R17)で約2インチアップを実施。

この仕様で何度もセッティングを繰り返した結果、街中での快適性、高速での直進安定性、さらにオフロードでの卓越した走破性という3つの要素を高次元で融合することに成功。とくに、時速100km/hの走行でも驚くほど高い直進安定性とフラつくことのないコーナリング性能は、ラングラーからは想像できないほど別次元のレベルへと仕上がっている。この乗り味はKINGの足回りを入れただけでは実現不可能であり、長期に渡り何度も繰り返して行なわれた、ニューラインサカによる魂の籠もった入念なセッティングがあってこそ。この足回りならば、高速道路を使った長距離ライドも不安なく快適な移動が可能であり、そしてハードなオフロードも思う存分楽しむことができ、大自然の中でキャンプや宿泊もできるのだ。この非常に贅沢で魅力的なJLラングラーのアンリミテッド、ニューラインサカのデモカーとして開発された車両だが、完成を迎えたことで950万円での販売を予定している。また同様のカスタムを、JLラングラーのみならずJKラングラーに施すことも可能としている。

快適な自由旅を満喫できるオーバーランドスタイルのJLラングラーが950万円!!

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前後のショートタイプバンパーはMOPARのSTUBBY RUBICON。フェンダーはMOPARのHIGH-TOPフェンダーフレーズに変更している。同時にデイライト&ウインカーを薄型のQUAKE LED 9.5×0.75 SLIM CHOP KIT DRLへと変更している。

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タイヤはFALKEN WILDPEAK M/ T01(38×13.5R17)、ホイールはKMC XD229(17×9.5J )。サスペンションはACCUTUNE OFF-ROAD のCOILOVER KIT STAGE1(ショックはKINGの特注カラー)、KINGのバンプストップ&ステアリングスタビライザー、SYNERGYの調整式コントロールアーム、FUSION4X4のタイロッド&ドラックリンクなどをインストール(アーム類は特注カラー)。大径のMTタイヤによく伸びよく縮むサスペンションは、セッティングによりオンロードも安定した走りを示す。


【NEWLINE SAKA Jeep JL WRANGLER UNLIMITED RUBICON PARTS LIST 】
■ SUSPENSION
ACCUTUNE OFF-ROAD JL COILOVER KIT STAGE 1 /w CUSTOM ANODIZING
KING SHOCKS BUMP STOPS /w CUSTOM ANODIZING
SYNERGY JL ADJUSTABLE CONTROL ARMS
FUSION 4X4 STEERING DRAG LINK & TIE ROD
KING SHOCKS STEERING STABILIZER
■ TIRE&WHEEL
KMC WHEEL XD229 17X9 5X5
FALKEN WILDPEAK M/T01 38×13.5R17
■ BUMPER
MOPAR STUBBY RUBICON FRONT BUMPER / MOPAR RUBICON REAR BUMPER
■ FENDER
MOPAR HIGH-TOP FENDER FLARES / QUAKE LED 9.5×0.75 SLIM CHOP KIT DRL


ARB SIMPSON III ROOFTOP TENT

ARB SIMPSON III ROOFTOP TENT

フラットなBASERACK(ルーフラック)を介して装着されたルーフトップテントは、ARB4×4 Accessories のSIMPSON III 。収納時は1450mm(L)×1250mm (W) ×400mm (H)というサイズで、展開時は内寸で1300mmという高さを誇る。窓は側面に3つと大きな天窓が付き、すべてにネットが付属する。また、約5インチアップされた車高に合わせて、付属の格納式ラダーは延長加工済み。

RHINO-RACK ROOF RACKS

RHINO-RACK ROOF RACKS

Rhino-RackのルーフラックをFRPトップの低い位置に装備。フラットタイプのこのルーフラックは、風切り音が抑制されるスタイルであることと、ルーフトップテントの装着が容易にできるタイプである。素材はアルミ合金なため軽量で、もちろん十分な強度も与えられている。またサビにも強いため、茶色いサビ染みがボディに付着することも抑制できる点も、アルミ合金製のルーフラックのメリットだ。

RHINO-RACK BATWING AWNING

RHINO-RACK BATWING AWNING

サイドオーニングはRhino-Rackのバットウイングオーニング2.5mタイプ。扇状に展開し、サイドからリアまでを広範囲にカバーする。慣れるとひとりでも簡単に設営と撤収が可能。写真には装着されていないが、バットウイングオーニングの後方を覆うウィンドブレイク( オプション品)も備わっている。このウィンドブレイクにはウインドーとネットが装備されている。


THANKS:NewlineSaka
TEL:0296-45-8863
HP:https://www.newlinesaka.com

Youtube チャンネル KABAROCK


PHOTO:清野央
TEXT:マーク清原
アメ車マガジン 2021年 7月号掲載

リンカーンマーク7、伝統のFRクーペを現在も堂々と乗りこなせ!

1991y LINCOLN MARK VII LSC

1991y LINCOLN MARK VII LSC

THE PICK UP TEST DRIVE

リンカーンの高級セダン&クーペとして、不動の地位を築いてきたコンチネンタル・マークシリーズ。マークシリーズ最後となるスクエア型の1991年型マークVIIが、ガレージダイバンに入庫。90年代のアメ車価格が右肩上がりで上昇するなか、大注目間違いなしだ!

状態の良さはショップも驚く91年型で走行距離は6.2万km

マスタングカスタムでは、関東を代表するショップであるガレージダイバン。それ故、在庫車両は様々なマスタングが多く並ぶが、希少な個性的モデルの仕入れも積極的だ。そのモデルは年代やモデルタイプもバラバラで、SUVやフルサイズバン、ステーションワゴンとタイプは本当に多彩。

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そうした多彩なモデルラインナップのなかで、今回注目したのは91年型リンカーン・マークⅦ・LSC。30年前の車両ながら、走行距離は約6.2万kmとかなり少ない。年式的に見れば10万kmオーバーは当たり前で、ガレージダイバンが仕入れで車両と対面した際は、走行距離の少なさと見た目の状態の良さには驚いたようだ。ただ、当初は不動状態だったため、機関系に致命的な不具合があると心配したが、バッテリーやオルタネーターなどの消耗品を交換したら完全復活。もちろん、30年分の経年劣化は所々に見受けられるが、消耗品は当然ながら、外装などの部品もまだまだ入手可能なのでリフレッシュも可能。そうした部分を加味しても、車両価格が98万円(税込)というのは驚き価格だ。90年代のアメ車は今、価格が上昇傾向にあり、純正の状態を残したリンカーンのラグジュアリー2ドアクーペであるマークⅦの価値は、これからドンドン上昇していくかもしれない。では、大注目のマークⅦをじっくり見ていこう!

IMPRESSIONS
FOXマスタングと同型エンジンだが豪快さよりも、大人の走り

1991y LINCOLN MARK VII LSC

同年型のマスタングGTと同じエンジンを搭載し、225hpを発揮するということで、出だしの加速に期待したくなるが、ハードルはサゲたほうが良い。だが巡航速度に入れば、一転してトルク溢れる力強いエンジン音と共にパワフルに走る。スポーツ走行を売りにするグレードLSCは強化サスペンションを組み込んでいるため、段差乗り越えやコーナリングはかなりソフトタッチ。まさに高級スポーツサルーン。決して速くはないが、遅くはない。優雅に走るのがお似合いだ。

高級サルーンながらグレードはスポーツ仕様のLSC

1991y LINCOLN MARK VII LSC

1984年から登場したマークⅦ。エンジンを中心に仕様が度々変更され、1991~92年型の後期モデルが熟成モデルとされる。その91年型のほぼ純正状態を保つ極上車が、今回の撮影モデルだ。

純正状態がここまで残されているのは希少

リンカーンのラグジュアリーパッセンジャーモデル、コンチネンタルのマークシリーズとして1956年に初代モデルが登場。マークⅦは84年に第6世代としてデビューし、92年まで生産されたFRラグジュアリー2ドアクーペだ。先代のマークⅥからボディサイズはダウンサイジングされ、ミドルサイズのセダン/クーペとなっている。

1991y LINCOLN MARK VII LSC

マークⅦは登場以来、車名もコンチネンタル・マークⅦからリンカーン・マークⅦに変わり、エンジンタイプも度々変更されているが、91年型以降は、そういった変更もない熟成期(?)ともいえる。グレードはラグジュアリー仕様のビル・ブラス・エディションとパフォーマンス仕様のLSC(ラグジュアリー・スポーツ・クーペ)の2つ。撮影車両はLSC。LSCは強化チューニングサスペンションやBBS製の専用メッシュ16インチホイールを採用し、アナロダッシュパネルというのも特徴だ。

今回の車両は、当時近鉄モータースが正規販売していたディーラー車。オーディオ部分が取り外された状態ではあるが、それ以外は完全に純正状態を残しているのはかなり希少。シートはバケット型も存在するようだが、今回のシートはやや平面的な形状。内外装に大きな傷こそないが、細かい部分を見れば修復したい箇所は見受けられる。それらを修復してしまえば、91年型のリンカーン・マークⅦをビッカビカにした状態で乗ることができる。

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リンカーンコンチネンタルの面影を残す、コンチネンタル・スペアタイヤデザインは、マークシリーズのアイデンティティともいえる。ただ実際はデザインのみで、トランクを開けてもこの部分にスペアタイヤが設置されているわけではない。ホイールはLSCグレード専用の、BBS製16インチメッシュホイール。4輪エアサスペンションとなり、LSCは強化サスペンションとなっている。

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エンジンは4.9ℓV8 やBMWの2.4ℓディーゼルなどもラインナップし、1984年に登場して以来、ベーシックエンジンの5.0ℓV8エンジンも度々改良されている。最終的には、限定モデルに設定されていたFOXマスタングと同型の225hpを発揮するエンジンで統一。爆発的な加速こそないが、巡航ではさすがのトルクを感じさせる。

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ラグジュアリーグレードのビル・ブラスではデジタルダッシュボードだが、LSCはアナログタイプ。車両は高級モデルだが、インテリアデザインは高級感をあまり感じられないのが残念。

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マークⅦの資料を見ると、フロントシートはバケット型も存在するようだが、今回の車両は平面的な形状のシート。一般なスポーツクーペとは違い、リアシートのスペースはかなり広い。


SPEC

全長×全幅×全高● 5165×1810×1390mm ホイールベース● 2755mm エンジン● V8 排気量● 5.0ℓ 最高出力● 225hp 最大トルク● 300lb-ft トランスミッション● 4AT

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試乗SHOP:GARAGE DAIBAN【ガレージダイバン東京本店】
所在地:東京都江戸川区一之江8-4-5
TEL:03-5607-3344
URL:http://www.daiban.com/
営業時間:10:00~19:00
定休日:月曜日

GDファクトリー千葉店
所在地:千葉県千葉市稲毛区長沼町208-1
TEL:043-215-3344

東京都江戸川区に車両販売を行なう本店があり、千葉県千葉市に整備&パーツ販売を行なうGDファクトリーがあるガレージダイバン。様々な車種を販売していくなかで、マスタングの販売&カスタムでは多くのユーザーから支持を受けている。マスタングの在庫ラインナップは常に充実しているが、それ以外に店頭に並ぶモデルは個性的だ。高年式の特別モデルから、ヴィンテージモデルまでバリエーションは豊富。

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写真&文/相馬一丈
アメ車マガジン 2021年 7月号掲載

ジープをこよなく愛したお父さんの愛車を守り続ける二代目ジープガイ

Jeep CJ3A-J4

Jeep CJ3A-J4

Jeep 荒野の覇者 Go Anywhere,Do Anything

Jeepのルーツは軍用車だ。が、第二次大戦後、Jeepは軍用だけでなくシビリアンユースにもその目を向け始めた。その狭間にあったのが、ここで紹介する「CJ3A-J4」。お父さんが大のJeep 好きだったという石田さんは、今もなお、お父さんの愛車を守り続けている。

ステンレスパーツに変更サビないビンテージジープ

軍用からスタートして、第二次世界大戦後は、民間用としても開発され始めたJeep。その黎明期に登場したのがCJ2A、そして今回紹介するCJ3Aだ(CJ‐1Aは試作車のみ)。

このCJ3A‐J4(1958年に日本に通関)のオーナーは、石田仁彦さん。元の所有者は石田さんのお父様で、米軍の車両を自衛隊がレンタル、その車両を払い下げで手に入れたのだそう。ちなみにCJ3A‐J3は、おなじみ、三菱ジープの初期モデル。J4は同じクルマだが、軍用に用いられた車両だ。

Jeep CJ3A-J4

石田さんのお父様はすでに鬼籍に入られているが、相当のJeep好きだったらしく、まず、ご覧のように丸ごと、ステンレスボディに載せ換えられている。しかも当時、軍用とされたM38のようにローフード化もされている。「当時、フィリピンで〝ジプニー〟というモデルがあって、そのステンレスパーツを使っているんですね。もう、載せ換えて20年くらいたっていますが、外に保管していてもご覧のとおりですよ」

その他、エンジンを三菱ジープの名機・G54B型に載せ換えたり、幌を新調したり。今なお、快調な走りを見せてくれている。

まさに民間用Jeepの原点とも言えるJ4。お金では買えない貴重なJeepを、石田さんは守り続けているのだ。

CJ3Aの元のスタイルは、三菱ジープと同様だが、石田さんのお父様がオールステンレスボディにモディファイ。合わせてローフード化も行なっている。幌は後年、レストアしたもので、生地はホンダS2000のものと同じ。耐候性も高いのだ。

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当時、フィリピンのメーカーがリリースしていた“ジプニー”のボディキットに載せ換え。すでに20年を経ているが、サビはもちろん、腐食もまったくない。三菱ジープのパーツはなくなりつつあるが、“J4”のパーツは世界でまだまだ手に入るという。

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ステンレスはボディだけでなく、シートフレームやロールバー、ソフトトップのフレームなどにも使用。ソフトトップはオーダーメイドしたもので、最新の素材を用いて作成。ウィンドー部分も含め、紫外線に強い仕様だ。

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エンジンは三菱ジープJ57に搭載されていた伝説の2.6ℓガソリン、G54B型に載せ換え。タコ足からマフラーにかけ、排気系も4→2→1のオールステンレスに構成。トランスミッションは4速MT だが、オーバードライブも追加されている。

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インパネ部分もステンレスだ。メーター類もほぼオリジナルでまとめているが、撮影に合わせてオートメーターを取り寄せていたそうだが間に合わなかった。ロールバーは直立しているのではなく、CJ-7などのように少しスラントした形状になっているのがこだわり。シートはフレームをステンレス化、表皮はオリジナル。ロールバーに着けたスピーカーは船舶用で濡れに強い。

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サスペンションは日本のアフターパーツメーカー「モトレージ」のリーフスプリングに、FOXショックアブソーバーをプラス。若干、リフトアップしながら、乗り味はかなり快適、だそう。走りのバランスは現代的なのだ。

BFグッドリッチM/T、31×10.5R15

タイヤはBFグッドリッチM/T、31×10.5R15は、もちろんオリジナルサイズよりかなりファット。フェンダーもこのサイズのタイヤに合うよう、加工している。前輪にはフリーホイールハブを装備。初期Jeepでは、ホイールナットは右ネジと左ネジがあり、つまりタイヤの回転方向に対し緩みにくい仕組みとなっている。

石田仁彦さん(58)Kimihiko Ishida

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お父様から受け継いだJeepを、自分も愛し続ける石田さん。ご本人は実は手練れのジェットスキーヤーだ。30年以上の経験を重ね、今は“ヴィンテージクラス”に参戦中。ちょっと古めのジェットスキーで戦うクラス。「クルマもジェットも古いほうが好きなんですよ」とのこと。


PHOTO★古閑章郎
TEXT★高坂義信
アメ車マガジン 2021年 5月号掲載

究極のアメリカンホットロッダーの走りの競演!

WHY NOT HOT ROD Time Attack Demo 2021.04.04 sun

WHY NOT HOT ROD Time Attack Demo 2021.04.04 sun

THE VINTAGE

Hot Rodの真髄である走りのパフォーマンスを味わうカジュアルな走行会、WHY NOT HOT ROD Time Attack Demo!コレクションとしてのステイタスや希少価値で評価される傾向が目立つ中、ホットロッディング本来の魅力をリアルに体感できるイベントだ!

日本の真のロッダーたちが本庄サーキットでタイムを競った!

チープな中古車をベースに、走りのパフォーマンスを向上させて、自分好みにクールに仕立てる「ホットロッド」は、アメリカのモーターカルチャーとして、日本でも人気が高まっている。一見して分かるルックスはもちろん、その高いポテンシャルを発揮させることで、愛機の魅力をアピールするのがアメリカ式。とはいえ、日本では、路上においてのパフォーマンスは、些細な事でも迷惑となることも多く、レース場でのイベントも気を使うのが実情。

そんな状況下で、ホットロッド本来の魅力を体感するイベントとしてスタートしたのがWHY NOT HOT ROD。出展するカーショーは大小増加傾向にある中、実際の走りを楽しむ走行会もじんわりと増えている。アクセル全開時のパフォーマンスなど、愛車の実際のポテンシャルがどの程度なのか? を知るためだけでも、こんなイベントが存在することは、国内ではむしろありがたい。

この走行会は、ストリートロッドの定義に則って、フェンダーが独立した設計の1948年型以前を対象にしたホットロッドがメインであり、ビギナーにこそウエルカムなカジュアルなスタンスなのが◎。走行会とは縁のない人にとっては、サーキット走行デビューのきっかけにもなったり、何かとありがたい存在だったのだが、残念ながら、今回をもってファイナルとなってしまった。こうしたイベントの存在がないと、走りのパフォーマンスを味わえないご時世なだけに、復活または同様の走行会が企画されることを熱望する。

WHY NOT HOT ROD Time Attack Demo 2021.04.04 sun

過去に参加して楽しさを体感した人にとっては、雨予報もなんのその、といった感じで、トップのないロードスター勢も当たり前のように集結。いわゆるレースではなく、愛車のパフォーマンスを楽しむ走行会、というカジュアルなスタンスなだけに、会場内はリラックスした雰囲気で良い感じ。歴史のあるHOT RODにおいて、創世記にあたる40年代をテーマにしたスタイルが目立つ。愛車に採用するパーツだけでなく、本人のファッションやアイテムにもこだわるマニアックなファンが増えている。

1941 Willys Coupe

1941 Willys Coupe

1941 Willys Coupe

ドラッグマシンやホット・ロッドのアイコン的な存在の1941年型ウィリス・クーペのキャラクターに見合ったホットな仕様なだけでなく、そのポテンシャルは、様々な走行イベントに積極的に参加することで発揮中!! 実際に速く走ることだけにこだわらず、派手なタイヤを焼くパフォーマンスも披露したり、ギャラリーへのサービスをする余裕がいい感じだった。

1940 Willys Sedan

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前号の紙面にてフィーチャーした、おそらく国内における40ウィリスセダンでは唯一の登録車両と思われる個体。カメラマンとしての仕事使いから、この日を境にレースデビューを果たした。

1936 Ford Roadster

1936 Ford Roadster

クールにカスタムした60年型インパラとで2台持ちなロッド&カスタムを地で行くオーナー。イベントやクルーズなど、走行ありきのイベントに積極的に参加するスタンスは正にロッダーだ。

1934 Ford 5window Coupe

1934 Ford 5window Coupe

しゃくれたグリルが特徴的な33~34フォードは日本ではレアな存在。絶妙なチョップトップによって、ストックよりも格段に美しいシルエットを構成している。ウェットな路面でスピンしたりと、攻めた走りがクール!

1927 Ford Tracknose

1927 Ford Tracknose

往年のレースカーを思わせるトラックノーズのT型ロードスター。こんなレースカー然としたルックスながらも、姫路ナンバーの登録車両。オーナーさんは、日本車からデュースクーぺまで所有する真のクルマ好き!

1932 Ford Pickup

1932 Ford Pickup

このピックアップもクルーズなどのイベントには積極的に参加しており、本イベントにも常連参加。OHVのV8クラスにエントリー。今回は、愛車のポテンシャルをより味わうべくハイグリップタイヤに履き替えて参加。

1940 Ford Pickup

1940 Ford Pickup

ホワイトウォールタイヤ&スチールホイール履きのトラディションルなルックスながら、独立懸架による専用アップデートシャシーを持つ個体。そのシャシーのおかげか(?)初参戦ながら、安定感のある走行。

1927 Ford T Coupe

1927 Ford T Coupe

“フォンブース”の愛称でおなじみの縦長のキャビンが特徴的なT型クーペ。そのボディはストックながら、フェンダーレス&GM製パワートレイン換装済のホットロッドとしてOHV V8クラスで出走。

1959 Ford Ranchero & Dodge A100 Pickup

1959 Ford Ranchero & Dodge A100 Pickup

48年型以前のアメ車が基準としながらも、それ以外のモデルもデモランエキシビジョン枠としての参加が可能で、サービスカー的なこんなトラック勢も参加。こうした車両はギャラリーとしても楽しめて◎。

1932 Ford 5window Coupe

1932 Ford 5window Coupe

ショークオリティなデュースクーペで激走するのは、国内におけるストリートロッドの草分けである、デュースファクトリー代表、笠井さん。ミラーフィニッシュなブラックボディの美しさだけでなく、スパーチャージャーを搭載したハイパフォーマンスっぷりも素晴らしい個体。こんな個体でガンガンに攻める走りは流石!!

4 banger 1928~1929 Ford model A

4 banger 1928~1929 Ford model A

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4バンガー・クラスは、標準エンジンが4気筒だった31年型以前のモデルAやT型が主流。こちらの2台は、共通してフェンダーレス&グリルも含めてストックボディをキープする、レイト&アーリーAのコンビ。

OHV 1930 Ford model A 5window Coupe

OHV 1930 Ford model A 5window Coupe

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限りなくデュースに近いデザインながらも、V8の設定が無かった30~31年型のレイトAは、入手のしやすさで人気。この個体は、シェビーのWエンジンが目を引くOHV V8クラス参加車両。

FLATHEAD 1928 Ford model A Roadster

FLATHEAD 1928 Ford model A Roadster

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独特のヘッド形状がビジュアル的なチャームポイントの“フラットヘッド”ことサイドバルブなV8エンジン搭載車のクラス。パワーこそOHVにはかなわないが、創世記のホットロッドにこだわるうえでは人気がある。

Exhibition

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サーキット走行をメインに楽しんでい方々の愛機には、カマロなどのポニーカー勢が目立つ。エンジンパワーだけでなく足回りなども含めて総合的にアップグレードした個体の軽快な走りは観ていても刺激的で興奮する。


Photo & Report ◆ Hideki Ishibashi
アメ車マガジン 2021年 7月号掲載

伝統と革新を追求したオールニューの新型シルバラード

2020y CHEVROLET SILVERADO LT Trail Boss

2020y CHEVROLET SILVERADO LT Trail Boss

THE PICK UP TEST DRIVE

2019年に第4世代として、5年ぶりにフルモデルチェンジしたシボレー・シルバラード。ライバルがひしめく激戦カテゴリーだけに、中途半端な改良はせず、細かな部分まで見直されたオールニューモデルだ。オフロード仕様の特殊モデル2020年型シルバラード・LTトレイルボスが、ファントムに在庫中だ!

5年ぶりにフルモデルチェンジした第4世代のシルバラード

埼玉県春日部市のファントムは、現在ハイエースのカスタムにも力を入れており、店舗には多くのハイエースが並ぶ。その一方で、個性的なモデルバリエーションが豊富ということもあり、最新のGM系トラックや、フルサイズバンに特化した車種の販売を行なっている。新型モデルは基本的にオーダー待ちで、在庫を持たないショップが多いなか、ファントムは常時GM系トラック&フルサイズバンの新型モデル(中古車含む)が複数台展示されているので、しっかり自分の目で車両を確かめたいというオーナーにはありがたい存在だ。

今回ファントムでピックアップしたモデルは、2018年に5年ぶりにフルモデルチェンジした、第4世代のシボレー・シルバラードの、20年型LTトレイルボスと呼ばれるグレード。

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シルバラードのグレード展開は、WT、カスタム、カスタムトレイルボス、LT、RST、LTトレイルボス、LTZ、ハイカントリーの8種。このグレードをベースに様々なオプション装備パッケージを追加することができ、オフロードに特化したZ71オフロードパッケージを各グレードで選択できるが、LTトレイルボスは標準でZ71オフロードパッケージの装備が装着され、2インチのリフトアップがされているのが特徴だ。

では、20年型LTトレイルボスをじっくり見ていこう!

IMPRESSIONS
静粛な5.3ℓエコエンジンはアクセルオンで一気に加速する!

2020y CHEVROLET SILVERADO LT Trail Boss

一昔前のアメ車しか知らなければ、最新のアメ車エンジンの静粛性には驚くだろう。この静けさで5.3ℓもあるのだから、アメ車もやればできる(笑)。だが、静粛だからといって、非力かといえばそうではなく、10速ATによってゼロ発進からスムーズに加速していき、巨体がガンガン進んでいく。標準で2インチリフトがされているが、コーナリングの挙動も安定しており、市街地走行もまったく問題はなさそうだ。様々なオフロード機構も備わっているので、本格的なオフロードの走りも楽しんでみたい。

充実装備のオフロード仕様モデルLTトレイルボス

2020y CHEVROLET SILVERADO LT Trail Boss

装備の充実レベルにより、8種類のグレードがラインナップする2020年型シルバラード。撮影車両のLTトレイルボスは、Z71オフロードパッケージが標準装備となるオフロード仕様のトップモデルだ。オプション装備も追加されており、装備内容はかなり充実している。

2インチリフトやオフロード装備が充実

8種類のグレードがあるなかで、上位のLTZ、ハイカントリーは外装各種がクローム加工され、オプション装備が標準で装着される豪華快適グレード。グレードランク的に、その一つ下がLTトレイルボスとなるが、「トレイルボス」の名が付くモデルはキャラクター自体が特殊で、オフロード仕様のZ71オフロードパッケージが標準装備され、ランチョショックの専用サスペンションキットにより2インチのリフトアップが施されている。なお、グレード下位3タイプはグリルにシボレーの文字刻印が入り、上位グレードにはお馴染みのボウタイエンブレムが入るデザインとなる。

2020y CHEVROLET SILVERADO LT Trail Boss

Z71オフロードパッケージの内容は、ヒルディセントコントロール、リアオートデフロック、2速オートマチックトランスファ、スキッドプレート、大容量エアフィルター、グッドイヤー・ラングラーダートトラックタイヤ、18インチハイグロスブラックホイールなど。加えて撮影車両はコンビニエンスパッケージⅡの装備をプラスしており、ヒートシーター、リアスライディングパワーウィンドウ、サブウーハー付きBOSSプレミアムサウンドシステム、フロント電源コンセント&USBポートなどが追加されている。

ファントムでは、トップグレードの19年型ハイカントリーも在庫しており、見た目の違いや快適装備の有無などを見比べることも可能だ。どっちが好みかは、アナタ次第!

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純正オプションの三つ折りハードトノカバーをセットし、ベッドフロアは社外ベッドカバーを配置。ホイールはZ71オフロードパッケージ専用の18インチハイグロスブラックホイール。ランチョショックの専用サスペンションキットにより、2インチのリフトアップされているのが、「トレイルボス」の特徴だ。リアガラスのリアスライドパワーウインドウは、何気に嬉しい装備の一つ。

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新型シルバラードのエンジンは5種類(2.7ℓターボ・4.3ℓV6・5.3ℓV8エコテック3・6.2ℓV8エコテック3・3.0ℓデュラマックスディーゼルターボ)あり、トランスミッションも3種類(6AT・8AT・10AT)が設定されている。グレードにより選べるエンジンも決まっており、LTトレイルボスは5.3ℓV8エコテック3・6.2ℓV8エコテック3の2種類から選べ、今回の車両は5.3ℓV8エコテック3を搭載。LTトレイルボスは、Z71オフロードパッケージ専用の大容量エアフィルターが標準で備わる。

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8インチカラータッチスクリーンにより、様々な操作が可能。120Vコンセント、USBポートも備わる。ヒルディセントコントロール、2速オートマチックトランスファはLTトレイルボスでは標準装備となる。

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シートは布製のバケット型(コンビニエンスパッケージⅡ)。上位グレードのLTZからレザーシートになる。ヒートシーター付き。リアシートの足元に加え、背もたれ部分にも収納が備わる。


SPEC

全長×全幅×全高● 5885×2063×1987mm ホイールベース● 3744mm エンジン● V8 排気量● 5.3ℓ 最高出力● 355hp/5600rpm 最大トルク● 383lb-ft/4100 トランスミッション●10AT

2020y CHEVROLET SILVERADO LT Trail Boss

2020y CHEVROLET SILVERADO LT Trail Boss2020y CHEVROLET SILVERADO LT Trail Boss


試乗SHOP:PHANTOM【ファントム】
所在地/埼玉県春日部市金崎656-1
TEL/048-745-4446
URL/http://www.phantom.co.jp
営業時間/10:00~20:00
定休日/年中無休

埼玉県春日部市の国道16号沿いにあるファントム。エクスプレスやサバナの高年式モデルに加え、近年ではハイエースにもチカラを入れている。フルサイズバンのほかにもGM系トラックも多くそろえ、多様なグレード展開を行なっているのがポイントだ。豊富なパーツ販売も行なっているので、そちらも注目したい。

ファントム


写真&文/相馬一丈
アメ車マガジン 2021年 7月号掲載

レゴブロックでラングラーを組み立てよう!

LEGO TECHNIC Jeep Wrangler

LEGO TECHNIC Jeep Wrangler【レゴ テクニック ジープ ラングラー】

Jeep 荒野の覇者 Go Anywhere,Do Anything

誰もが触ったことのあるレゴブロックから「レゴ テクニック ジープ・ラングラーが登場!」強力なリジッドサスペンションシステム、ごっついタイヤ、クラシックなセブンスロットグリルを搭載した本格的なモデルなのだ!

なかなかの難易度があり作り応え十分なレゴキット

コロナ禍で自宅に引きこもりがちだったある日、通販サイトで「Jeep」と検索すると、なんとも官能的なアイテムが!そう、LEGOブロックからJLラングラーがリリースされていたのだ。ベースとなったのはルビコン・ショートで、カラーリングこそ異なるがワタシの愛車そのもの!もちろん即決、本能的にポチっとしてしまったのだった。ちなみにプライスは、1万円で少しお釣りがくるくらいだった。

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そしてオーダーから2日後、自宅に届いた「LEGO TECHNIC Jeep Wrangler」は、細かいパーツが2ステップに分けられ、とても完成写真が想像できない状態!組み立て説明書も124ページにも及び、対象年齢9歳以上ってことだが、ホント?アラフィフを超える筆者にも組み立ては難しいかも。

そこで助っ人に本誌編集部・イジリーを呼ぶが、彼もアラフィフ、何しろパーツが細かすぎて、老眼にはツラい状況だ。そんな中、何とか考えたコツとして、
・パーツは袋ごと、お皿に分ける。
・パーツを選ぶ人と組み立てる人、

それぞれ担当を分ける。

・ピン状のパーツは+接続と、○接続に注意する。

などを押さえておくといいかも。

で結局、アラフィフ2人で5時間かけて完成!LEGO Jeepはなんとウインチ付き、前後サスペンションもリジッドで、Xフィギアの美しい動きを見せてくれる!Jeep乗りにはうれしいスタイル、スペックだったのだ。難易度的にも完成度も大人が十分に楽しめるものだった。

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コツはパーツの入った袋ごとにお皿にわけておくこと。説明書のイラストを見ながら使うブロックを選ぶのだが、老眼には厳しい作業だ。パーツの+接続と○接続を間違えないように!難しかったのはウインチ部分の製作だった。

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完成したJeepラングラーは、本物の稼働ギミックをみごとに再現!ウインチの装備や、伸縮してXフィギアを見せるサスペンションなど、実際にルビコンを所有する身にも満足度が高い!

遊びの新境地を拓く手のひらサイズのオフローダー
MINI-Z 4×4【ミニッツ・フォーバイーフォー】

1/24 Jeep WRANGLER UNLIMITED RUBICON [KYOSHO]

1/24 Jeep WRANGLER UNLIMITED RUBICON [KYOSHO]

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手のひらサイズで楽しめるラジオコントロールカー(ラジコン)のMINI-Z(ミニッツ)シリーズの四駆が「MINI-Z 4×4」だ。4×4というだけあって、その走破性は驚異的で、とにかく操作していて楽しい! これまでにジムニー、フォーランナーが発売されているが、新たにジープ・ラングラーがラインナップに加わった。ラングラーは1/24スケール(全長197.3mm)の手にひらサイズでカワイイが、ソリッドアクスルやラダーフレームの採用、さらにはタイヤを『NITTO RIDGE GRAPPLER』で再現し、オフロードスタイルも走破性は本格的なのだ。一度ハマってしまったらミニッツの虜になってしまうので、覚悟してゲットせよ! ◆www.kyosho.com

完全塗装済ボディは、まるで高級ミニカーのようでもある。また、ボディの肉厚もあえて厚みをもたせて、耐クラッシュ性にも配慮したつくりとなっているのもポイント。ワイヤーのテンションによってボディを留める方式を採用した新設計のワンタッチボディマウントにも注目したい。工具を使うことなく、誰でも簡単にボディの脱着が可能なのだ。ミニッツ4 × 4 は、四駆の実車にも多くに取り入れられているラダーフレーム(スチール製)を採用しており、これに組み合わせる各種樹脂製パーツとのバランスを図ることで、走行に適したシャシー剛性を確保しているのだ。そしてラダーフレームに吊り下がるリンク式、前後ソリッドアクスルサスペンションもイカす。よりタフな走行シチュエーションを想定して、走行中に負荷がかかる箇所には金属製ギヤを採用して耐久性にも配慮していたりと、魅力いっぱいの手のひらサイズのリアルオフローダーなのだ!

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ラングラー&グラディエーターのビッグスケールモデル登場!

1/18 Jeep WRANGLER UNLIMITED RUBICON [GT SPIRIT]

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リリースほやほやのJLラングラー アンリミテッド。グラディエーターと同じくGTスピリット製のレジンプロポーションモデル。開閉ギミックはないものの、超絶ハイディテールと重量感が実車のような存在感を放つハイクオリティモデル。カラーはこちらのイエローの他にグリーンもラインナップ。日本の京商でも取り扱っているので普通にゲットできるぞ。

URL◆www.gts-models.com ◆ www.kyosho.com

1/18 Jeep GLADIATOR RUBICON

1/18 Jeep GLADIATOR RUBICON

1/18 Jeep GLADIATOR RUBICON

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グラディエーターが早くもフランスのメーカーであるGT スピリットからレジン製プロポーションモデルとして登場!ギミックはないが超精密。カラーはこのベージュの他に、レッドもあるぞ。

URL◆www.gts-models.com


Report ◆高坂義信
アメ車マガジン 2021年 5月号掲載

V8、6速マニュアル、 アメ車らしさを存分に味わえる名車!シェルビーGT350

2019 FORD MUSTANG SHELBY GT350

2019 FORD MUSTANG SHELBY GT350

“カタチから入る”逸楽アメ車生活

ダウンサイジングの恩恵を受けて見た目はフルサイズアメリカンではあるが、排気量は2ℓクラスの現行車も珍しくなくなった昨今、アメ車もある意味時代に歩み寄り始めたのではと勘ぐることもあるが、由緒正しきモデルも健在する。その大本命こそ2020年に生産終了となったシェルビーGT350だ!

見るからにタダモノではないオーラを放つ本気のサーキット仕様で街へ駆り出せ!

ロードレースに参戦するため、フォードがマスタングをベースにハイパフォーマンスモデルの開発をシェルビーに依頼したことで誕生したGT350。市販車のライトチューンがレースの出場条件だったこともあり、市販車最速を目指した市街地を流せる本気のサーキット仕様というスタンスは、半世紀を迎えた現在へと継承される。紹介するシェルビーは2016年に満を持して復活を遂げたシェルビーGT350のモデル末期にあたる2019年モデル。2020年に絶版車となった現在は本国でも価格が高騰している。

フラットプレーンクランクシャフトを搭載する自然吸気のV8エンジンはレーシングエンジンにも採用される本格派で、操作は機械任せのオートマティックではなく8速マニュアルで意のままに操れるところも特筆物。またマグネライドダンパー採用による足回りは街乗りからハイウェイまで見事な足捌きで、サーキット走行重視としながら公道走行においても非の付けどころのないシャキッとした印象。アクセルを踏み込み回転数が上がる時の心地良さにつられて、一般公道であることを忘れて思いっきり加速したい衝動に駆られてしまうほどの快感すら覚える。

2019 FORD MUSTANG SHELBY GT350

ここ最近の現行車両で素直にそう感じさせてくれるクルマは意外と少ない。これはマニュアル操作や自然吸気のV8エンジンの恩恵のみならずシェルビーGT350の持つ独特の乗り味やスタイリングなどすべてがスパルタンである証だ。抽象的な言葉ではあるが〝乗せてもらっている感〟の強い昨今のクルマとは異なり、その手でマニュアルシフトを握り、両足でアクセルとクラッチを踏み込み、526hpの有り余るパワーを秘めつつも公道を優雅に流すなんて粋な乗りこなしができるクルマは極端に減っている。アメ車らしさを色濃く残す数少ない名車として、そして希少プレミアモデルを所有する喜びも加えて、一生モノの一台として手に入れておいて損はないだろう。

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2018年にベースのマスタングがマイナーチェンジを行なったが、GT350は旧モデルがベースのままとなる。ベース車よりも開口の大きなグリルにシェルビーコブラのプレートが独特のオーラを放ち、専用の前後スポイラー、サイドスカート、PEDESTALリアスポイラーがサーキット仕様を色濃くする。

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フォード車初のマグネライドダンパーを採用する足に専用19インチホイール&ブレンボ大容量ブレーキシステムを導入。タイヤはミシュランのパイロットスーパースポーツとなる。

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ベースのマスタングと大きな変更こそないものの、センターコンソールには追加メーターがインストールされており、助手席ダッシュ部分には専用のプレートがあしらわれている。

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526hpのハイパフォーマンスを誇る自然吸気の5.2ℓV8エンジン。高回転型のパワーユニットがほかのアメ車とは異なる味付けで実に感応的。ハンドビルドされたエンジンには本国担当者のネームプレートがあしらわれる。また、一部カーボン素材を採用、タワーバーによる高剛性と軽量化を高次元で確立している。


BUBU HANSHIN
TEL:06-6427-5151
HP:https://www.bubu.co.jp


PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2021年 6月号掲載

牽引免許不要で楽しめる夢のボートトレーラーライフ

2001 CHEVROLET ASTRO with FISHING

2001 CHEVROLET ASTRO with FISHING

GO! GO! OUTDOORS!! アメ車と楽しめ「ソト遊び」
PLAY FOR THE SHEER JOY OF OUTDOOR

ルーフ上に積むよりも牽引する方が絵になり楽!

アストロを購入する以前はサバーバンのルーフに専用キャリアを取り付けてボートを積んでいた森本さん。しかし、ウインチを駆使して載せるのが年々億劫になり、もっと手軽にどこへでもボートを連れだせないかと悩んだ挙句に辿り着いたのが、取り回しの良いサイズ感のアストロ×ボートトレーラーだった。

牽引免許不要で楽しめる夢のボートトレーラーライフ

陸っぱりの期間を含めると20年以上、釣りを趣味としてフィッシングライフを謳歌する森本さん。大阪在住という土地柄、近所の河川で陸っぱり程度ならともかく、本格的にフィッシングを楽しむとなれば琵琶湖や海など、それなりの距離をクルマで走らせないと厳しい。とは言えフィッシングボートをどこかに預けると、そのスポットでしか楽しめなくなるのがネック。限定治海区域登録して海釣りも可能なのに、エリアが限定されるのは本意ではない。そこで手に入れたボートをサバーバンの上に積んで様々な釣りスポットを巡ってきた森本さん。

不思議と釣り場へ着いて船を降ろす時はワクワクして気持ちも上がっているのでサクッとこなすものの、釣りを終えて撤収する際は疲れた体に鞭を打つかのごとく、再びルーフに乗せるのが億劫に。また5.5m近いサイズ感のサバーバンは場所によっては駐車する際も気を遣うからと愛車の乗り換えとボートトレーラーの導入を検討。行きつけのショップであるファーストではマリンスポーツの玄人たちも多く、ジェットスキーをはじめとするアメ車×トレーラーの牽引スタイルを数多くカタチにしてきただけに、非常に心強かったと言う。

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全長4.8m程度のアストロで比較的軽量かつ長さの短いボートトレーラーのスタイルは取り回しも容易で、なによりスタイル&バランスが最高。まだトレーラーを引いて走らせたのは数回程度ではあるが、思っていた以上に走りやすくてどこへでも行ける気がするとのこと。また広大な室内を駆使すれば遠方の釣り場まで遠征して、そのまま車中泊も楽しめてしまうアストロに大満足。

トランザム、サバーバンとアメ車ライフを謳歌してきて、まさかアストロを選択するなんて思いもしなかったが、過去に一世風靡する程の人気を誇っていただけあって、サイズ感や燃費はもちろん日本人の多くが好む魅力がたくさん詰まったクルマであることを再認識したと言う。ボートを積むのは億劫でも、引っ張るのは楽々。けん引トレーラーと聞くと運転に自身がない方は躊躇しがちではあるが、そこを一歩踏み込んでしまえば、より快適で楽しいフィッシングライフの世界が広がるハズだ。

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9年乗り続けたサバーバンを手放して約2年前にアストロを購入。ディーラー車のノーマル車高でインテリアは奥様が必須条件としているテレビを快適に見られる様に大きめのモニターを完備する以外はオリジナルをストック。3列目は基本畳んだままで釣り竿やフィッシングギアを搭載。ヒッチとトレーラーの連結は高さ調整可能で強靭な鍛造製のブルヒッチをチョイス。

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陸っぱりとは異なり、ボートで沖へ出ると狙える魚の幅も広がる。また、必要最小限のミニマムな船ながら、大好物のヒラマサやハマチなど釣れる魚は逸品。帰宅したらすぐに刺身にして日本酒と共に頂くのが至福の時だったが、サバーバンからアストロになったことで車中泊ありきで鮮度抜群の即席刺身も堪能できそうだ。

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波に強く軽量で扱いやすいFRP製のポパイスプーク。12フィートの取り回しの良いサイズ感で河川や湖のみならず海へ出向することも多い。ボートトレーラーはマックストレーラーの一軸で黄色ナンバーの軽規格登録となり、牽引免許不要。5穴の黒いスチールホイールとバセットの相性も抜群。

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森本勝弘さん


愛車ハマーH2と楽しむ、極上アウトドアライフ

オールブラックのH2は安定した走りでトランスポーターとして活躍

アメ車の持つゆとりをムダにしない、アクティブな趣味に欠かせない存在!


Thanks:F.A.S.T
TEL:06-6784-1976
HP:http://fast1976.jp


Photo &Text:石井秋良
アメ車マガジン 2021年 7月号掲載

唯一無二のスポーツセダン、チャージャーの選択

2020y DODGE CHARGER GT

2020y DODGE CHARGER GT

“カタチから入る”逸楽アメ車生活

チャレンジャー人気が加熱しているなか、2ドアに不便を感じるオーナーも多くいる。そこでカーズスパークが注目し多くのモデルを導入しているのが、アメ車の中で唯一無二のスポーツセダンであるチャージャーだ。一押しはV6チューニンググレードのGT!

V6モデルながらチューニングモデルのGT

「チャレンジャーが欲しいが、やっぱり2ドアクーペは家族に不評」。チャレンジャー人気が続く中、こうした悩みを持つユーザーも多いのも事実。

愛知県一宮市のカーズスパークでも、冒頭のような声を挙げるユーザーは一定数いるという。そうしたユーザーに対し、同ショップが提案しているのが、チャレンジャーと同じく、707hpのSRTヘルキャットをラインナップする、まさに「最速のセダン」と称されるダッジ・チャージャーだ。だが、同ショップが一押しするグレードはヘルキャットではなく、V6チューニンググレードのGT。

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GTはベースグレードのSXTと同じ3.6ℓV6エンジンながら、チューニングが施されて300hp(SXT/292hp)となり、ハイパフォーマンスサスペンション搭載に加え、外観はV8グレードと同じフードスクープ・グリル形状・トランクスポイラーが装着されているのが特徴だ。今回撮影した車両は、ベーシックのGTよりも装備を充実させたプラスグループ設定となり、シートはアルカンターラとレザーの組み合わせ、前後ヒートシーターといった内容が追加されている。

現在カーズスパークでは、この20年型GTグレードをカラー違いで6台在庫中。一度にこれだけ見比べられるのは、間違いなく日本ではここだけだろう。他のカラーがやっぱり気になるとなれば、オーダー注文も可能だ。また、チャージャーのカスタムも提案しており、自分だけのスタイルを生み出すこともできる。

2020y DODGE CHARGER GT

ボンネットのフードスクープ、グリル形状、トランクスポイラーは、V8モデルのR/Tと同様デザインとなっている。ホイールはオプション・プラスグループの20インチサテンカーボンアルミホイール。

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ミッションはパドルシフト付き8AT。シートはバケット型のパフォーマンスシート。撮影車両は通常のGTとは違い、プレミアムダッシュパネル、前後ヒートシーター、ステアリングヒーター、ナッパレザー・アルカンターラのコンビシートなどオプション装備が追加されるプラスグループ設定となっている。

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チャージャーの3.6ℓV6エンジンは、SXTとGTに設 定されているが、GTはチューニングされて300hpを発揮する(SXT /292hp)。サスペンションもパフォーマンスタイプに変更されている。

豊富なGTグレードの新車が店頭に並ぶ

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2020年型のチャージャー・GTは全13色設定しているが、カーズスパークには現在6色の新車が展示されている。これだけ一度に見比べられるのは、恐らく日本ではここだけだろう。カスタムの提案もしており、今後カスタムモデルも店頭に並ぶかもしれない。


CARS SPARK【カーズスパーク】
所在地:愛知県一宮市木曽川町外割田伊勢田189
TEL:0586-64-7444
URL:http://www.cars-spark.co.jp/
営業時間:9:30~20:00
定休日:水曜日


Photo&Text:KAZUTAKE SOMA
アメ車マガジン 2021年 6月号掲載

本格オフロードコースを 丸1日存分満喫!【マウンテンクルーズ】

MOUNTAIN CRUISE in FUJIGANE OFFROAD

MOUNTAIN CRUISE in FUJIGANE OFFROAD

GO! GO! OUTDOORS!! アメ車と楽しめ「ソト遊び」
PLAY FOR THE SHEER JOY OF OUTDOOR

〝腕に覚えあり!〟の猛者たちが、タフな地形に果敢にチャレンジ!

久々にタイガーオートおよびリンエイ主催の「マウンテンクルーズ」が2021年4月6日に山梨県・富士ヶ嶺オフロードで開催され、多くの4WD&SUVファンがオフロードの走りを満喫!!

本格オフロードコースを丸1日存分満喫!!

緊急事態宣言が解除になり、他県への移動が可能になった2021年4月6日に恒例の「マウンテンクルーズ」は開催となった。

マウンテンクルーズは、タイガーオートおよびにリンエイが主催するオフロードでのフリー走行を主体とした誰でも参加できる走行会。今回は、山梨県・富士ヶ嶺オフロードで開催。当日は前日の雨とは打って変わって晴天に恵まれ、絶好のオフロード走行日和。受付での密を避け、思い切り走りを楽しんでもらいたい、という主催者の思いから、今回は富士ヶ嶺オフロードを無料開放とした。

MOUNTAIN CRUISE in FUJIGANE OFFROAD

久しぶりのマウンテンクルーズということもあり、富士ケ嶺オフロードに集まった4WD&SUVは100台近く。仲間同士で、単独で、オフロードにコースに設定された様々なセクションに果敢にチャレンジ!丸1日走りを楽しんでいたようだ。見ものは、本格4WDの世界でも別格と目されているラングラーなどで来場した人たちのチャレンジぶり。クルマが半分埋まる水場をものともせず、成人男性の背丈程もある岩場もなんのその、イケイケな走りを披露していた。もちろん、富士ケ嶺オフロードには超初心者でも安全に冒険できる林間コースもあるので、チャレンジを考えている人は、ぜひ、遊びに来て、フィールドを楽しんでみて欲しい。

MOUNTAIN CRUISE in FUJIGANE OFFROAD

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特別仕様車、同色のレネゲードがキャンプ場で並ぶ姿にウットリ♡

アウトドア×4WDの祭典【24th JOAフェスティバル】


開催日:2021年4月6日(火)
開催場所:山梨県・富士ヶ嶺オフロード(http://fujigane-offroad.com/)
主催者:4WDショップ合同イベント
タイガーオート(http://www.tigerauto.com)
リンエイ(http://www.rinei.co.jp)


レポート&フォト:佐藤直貴
アメ車マガジン 2021年 7月号掲載