他のクルマには目もくれず憧れの300Cを追う

2005 CHRYSLER 300C

2005 CHRYSLER 300C

“カタチから入る”逸楽アメ車生活

憧れのクルマへの思いは純粋で怖いもの知らず中学生ながらショップへ突撃訪問!

イベントで見たアメ車に衝撃を受け、中学生ながら勇気を持ってショップを訪れた三島さん。高校時代からお金を貯め続け、遂に2020年、衝撃を受けたクルマ300Cを購入した。

カッコいいクルマに憧れを持ち、街を走る色んなクルマを追い続けていた中学生時代の三島さんは、地元の広島県福山市で開催されたアメ車のカーイベントで、今までにない衝撃のクルマと出会う。それが300Cのフルカスタムだった。聞けばそのクルマは、数々のカスタムショーでアワードを獲得してきたモデル。「見た瞬間に全身に鳥肌が立ったのを覚えてます」と当時を振り返る三島さん。

2005 CHRYSLER 300C

「自分もこんなクルマに乗りたい」。その思いは純粋で怖いもの知らず。なんと後日、そのショップに電話して、中学生ながら友人と二人のみでショップを訪問。「両親が一緒に来ないことに驚いてましたね(笑)。その300Cを改めて見たら、一度見るだけじゃ物足りなく、何かお手伝いさせてくださいってお願いしたんです」。そんな中学生の純粋な思いが通じ、洗車などの作業を手伝いながら、憧れの300Cを間近に見て触れることに成功した三島さん。

定期的にショップに通いながら高校生になった三島さんは、300C購入に向け貯金をスタートさせる。他のクルマには目もくれず、思いは300C一筋だ。そして2020年春、4枚ガルウイング・エアサス・レクサーニ24インチを履いたフルカスタム300Cを、初めての愛車として購入する。

今回撮影したカメラマンと筆者は、三島さんがショップで手伝いをしていた頃に出会っている。「いつかは300Cに乗りたい」そう語っていた彼が、本当に夢を叶え紙面に登場するのは、なんとも感慨深い。

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憧れた300Cは4枚ガルウイングだったため、ガルウイングは購入の絶対条件。その条件に合う車両をエクスカーズで見つけ、2020年の2月に購入。ホワイトをベースにブラックのアクセントで統一させるのがコンセプトで、ヘッドライトやテールライトをスモーク化。ボディにはホワイトをベースにマジョーラが入る。ユニバーサルエアのエアサスを使いレクサーニの24インチをギリギリに履くスタイルも、三島さんの憧れのカタチ。

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OWNER : 三島崇広さん


EXCARS【エクスカーズ】
TEL:0867-34-1020
URL:http://excars-st.com


PHOTO:高原義卓
TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2021年 6月号掲載

愛車より高いロードバイクを運ぶのは、18年以上所有するアストロだ。

1995 CHEVROLET ASTRO

CYCLING × 1995 CHEVROLET ASTRO

アメ車と一緒にアメリカンライフを満喫 AMERICAN LIFE STYLE with AmericanVehicles 13

愛車より高いロードバイクで休日の100km走行は当たり前

ロードバイク、マウンテンバイクなど、総台数18台を所有する川崎さん。その総額は驚きの1000万円以上!そんな大切な愛機を運ぶ愛車は、18年以上所有するアストロだ。自転車仲間の多くがハイエースなどに乗るなか、ひたすらアストロ愛を貫いている!

自転車を乗せるには丁度よい大きさのアストロ

コロナの影響で休日に自転車に乗って体を動かす人が多くなったようだが、川崎さんは初心者ロードレーサーではなく、ロードレース、マウンテンバイク、ダウンヒル、クロスカントリーなどの競技経験もある40年来のベテランだ。さらに経歴を聞くと、某国産バイクメーカーのレース部門メカニックとして活躍していたこともあり、モトクロス歴も20年にもなるなど、ベテランどころか本気の人だ(笑)。「でもそれは過去の話で、今はのんびり自転車に乗るオジサンです」と謙遜して笑うが、のんびり自転車に乗る距離がなんと100kmというから恐れ入る。

1995 CHEVROLET ASTRO

自転車を運ぶクルマとして使っているのは、18年も所有する95年型アストロだ。当時はフルサイズバンと迷ったらしいが「使いやすさ」でアストロを購入。「昔は競技会場にアメ車のトラックやフルサイズバンがチラホラいましたけど、今はもうみんなハイエースですね」と残念がる。アストロのラゲッジスペースの床面は、汚れ防止として縞板を敷き詰め自転車専用のキャリアで固定。「ピットインアクツさんに相談したらすぐにやってくれたんですよ。それが嬉しくてボロボロだった外装もオールペンしちゃいました」。そんなピットインアクツとは、雨の日にワイパートラブルで訪れ無償で直してもらった以来頼りにしている。「初見で行って『お代はいらねぇよ』って、今どきそんなお店ないですよね」と当時を振り返る。

そんなアストロに、飼育しているニシキヘビを乗せて走ることもある川崎さんである。

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95年型アストロを新車状態で購入して以来、18年間大事に所有する川崎さん。数々のトラブルに遭いながらも「使いやすくて飽きません」と、当たり前のように語る。3年前にピットインアクツでグレーのソリッドにオールペン。アメリカに渡米した際に見つけて持ち帰ってきたルーフスポイラーが自慢の一つ。ルーフレールやフロントバンパーラインをスムージング。マフラーは2本出しになり、ホイールはバドニックの17インチを装着する。

2台合わせて約100万円!でもまだ安いほうです(笑)

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現在はフロアに縞板を張り詰めているが、以前まではフロアに直置きして汚れ放題だったようだ。アストロに積んできたロードバイクは、イタリアのピナレロ製モデルをベースにするカスタムモデル。これでざっくりと70万円!驚くほど軽量だ。隣のブルーのフレームモデルは奥様用で、こちらは約30万円。奥様はこれに乗り、リュックを背負い買い物に出かけるんだとか。一度ママチャリを試乗したようだが「重くて絶対に無理」と断念したそうだ。

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今回持ち込んだロードバイクを含めて18台を所有する川崎さん。全てを合わせた総額は驚きの1000万円を超える! ロードバイクの他、マウンテンバイクも所有し、ダウンヒル、クロスカントリーといった競技参加経験も持つ。現在は夫婦二人で、のんびりサイクリングコースを走り、天気が良い日はヒルクライムを楽しむ。

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川崎重之さん


YouTubeが世界中のアメ車ファンを繋いでくれた

理解ある親と共に本格DIYで作るガレージライフの理想系!

このアメリカンガレージは、家族や仲間と楽しむための憩いの場


Thanks:PIT IN AKUTSU
TEL:048-421-1787
HP:http://www.pitin-akutsu.com/


Photo Photo&Text:KAZUTAKE SOMA
アメ車マガジン 2021年 4月号掲載

海や湖は心と身体の疲れを癒し、モチベーションを上げてくれる元気の源!

2011 FORD EXPLORER XLT

2011 FORD EXPLORER XLT

GO! GO! OUTDOORS!! アメ車と楽しめ「ソト遊び」
PLAY FOR THE SHEER JOY OF OUTDOOR

サーフィンをキッカケに海の魅力の虜となり、2020年からは波がなくても楽しめるSUPにハマる石原さん。そんな彼女を海や湖へと連れ出してくれる相棒が2011年型のエクスプローラー。ラダーフレームでアメ車らしさを色濃く残す、彼と共に週末は様々なビーチを駆け巡る。

物心ついた時から人形遊びより乗り物に夢中だった

20代前半、つい最近まで大学生で語学留学も経験したという石原さん。海外の幼児教育に興味を持ち、カナダへ留学した時には現地の保育園で3カ月間働いた経験もあるため英会話は朝飯前だ。また、留学先で見た文化の違いや子供たちの素直でピュアな姿に感化されて、日本に帰国した後ももっと自分に素直に生きるべく何事にも果敢に挑戦する気持ちが高まったという。エクスプローラーを購入したのもある意味、今しかできないことをたくさん経験したいといった姿勢の表れである。

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幼い頃から友達が人形遊びを楽しむ隣で、男勝りな乗り物に夢中だった彼女。20歳前後の頃はそれこそコスメやファッションにお金を使いたいのではと思うが、彼女はホンダのエイプに跨りバイクに夢中。さらに世の中が「ハイブリッドだエコカーだ!」という昨今選んだのが、エコブースト搭載前のアメ車らしさを色濃く残す2011年型エクスプローラーだった。同年後半にはモデルチェンジしたため、ある意味この世代はラダーフレームの硬派な四駆としての最終モデルだ。レトロでアナログ感の濃いコックピットや、ラダーフレームならではの強靭な乗り心地が彼女の求めるアメ車だったこともあり、あえてこのモデルを選んだのは言うまでもない。

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就職すると学生時代とは異なり、中々自由に遊び回ることはできない。休日は忙しい毎日をリフレッシュするためのかけがえのない時間としてフルに活用したい。それをより充実させるべく愛車の購入を決意したと言う。それまでは友人のクルマに乗せてもらって海の景色を見てきたが、自分がハンドルを握り、長い距離を走らせて見る運転席越しの景色はまるで別物。ここ最近はリアゲートを開けて潮風を感じながら、ノートパソコンを持ち出してお気に入りの音源をカーステレオ越しに聴きながらテレワークすることも多く、SUPやマリンスポーツ以外にも大活躍。心身ともに疲れ果てても、エクスプローラーに乗って自然溢れるスポットへ訪れると驚くほどリフレッシュできると言う。

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今まではクルマを持っている友人や家族同伴じゃないと行けなかった海だが、今は思い立ったらいつでも大好きな海へと連れ出してくれる。そんな彼(エクスプローラー)は彼女のモチベーションを上げて、時には癒し、励ましてくれる最高のパートナーである。

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撮影当日は肌寒くてまだ入水不可能だったので、マイSUPは自宅へ置いて現地でレンタル。こちらはエアで膨らませるタイプなのでキャリアがなくてもコンパクトにラゲッジに収まるが、本人のSUPはもう少し小ぶりな通常のボードなので、いずれはボードキャリアを追加するかも!?

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この年代のアメリカンSUVならではの質実剛健さが表情から溢れ出ており、昨今の顔面力を高めたモデルとは一線を画すクールなフェイスマスク。V6の4ℓはトルクフルでアメ車らしさを思う存分堪能できる。

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近未来的でデジタルな昨今のダッシュデザインとは異なる、アナログ感溢れるレトロな雰囲気がお気に入りのインテリア。過剰な装飾は取り入れずサラッとオリジナルで乗りこなすのが気分。

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海に居ると心が浄化されて自分自身にパワーが漲り、キラキラしている様に感じると言う石原さん。これまでも様々な国の海を訪れており、一番好きなビーチはハワイのラニカイビーチ。日本だと夕日が浦の雰囲気が大好きとのこと。なかでも早朝や夕暮れ時のグラデーションがかった海面は神秘的で、SUPはある意味それを堪能するのが醍醐味だったりする。

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石原梨香子さん


リノベーションして楽しむ、免許不要のトレーラーライフ

ラングラーアンリミテッドで最旬キャンプスタイルの「オーバーランダー」

アメ車の持つゆとりをムダにしない、アクティブな趣味に欠かせない存在!

タンドラ TRD PROで遊びも走りも豪快に! アウトドアで映える4×4Trucks


Photo &Text:石井秋良
アメ車マガジン 2021年 7月号掲載

AZRはカスタムだけにあらずビンテージも熱い!

1957 CHEVROLET 210WAGON

1957 CHEVROLET 210WAGON

THE VINTAGE

アズールモータリング(AZR)といえばカスタムをイメージするが、実はビンテージの取り扱いも積極的に行なっている。本国との太いパイプにより、極上のモデルを手に入れることができるのだ。

出会いはまさに一期一会のビンテージ

アズールモータリング(AZR)でカスタムすることに憧れを持つユーザーは数多い。それほどに、AZRに対するイメージは「カスタム」が強い。だが、最新カスタムのトレンドを取り入れ、新型モデルをいち早く導入することを基本としながらも、ビンテージの扱いも積極的に行なうことで購入ユーザーも増えている。

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SEMAショー出展など、アメリカでの活動も行なうAZRだけに現地のネットワークも広く、それ故、一期一会の出会いであるビンテージの「FOR SALE」情報も各地から数多く入る。そうした車両のなかから、極上車を定期的に日本に持ち込んでいるのだ。今回撮影した57年型シボレー・210ワゴンもその一台で、本国オーナーがフルレストアした極上車。オイル交換一つからメモに記録を残すなど徹底管理されていただけあって、機関系の状態もグッドコンディションだ。残念ながらこの210ワゴンは成約済みで購入することはできないが、次なる極上車の導入も予定されているというから期待したい。

もちろん、車種・年式などを指定してのオーダー相談も可能で、条件に合う車両をAZRの現地ネットワークを駆使して探してもらうこともできる。メンテナンス対応もAZRには熟練のメカニックが在籍しているため安心できるし、シート張り替えなどのリメイクは「カスタムのAZR」だけにお手の物。新型車両や最新カスタムだけではなく、ビンテージでも頼りになるのが、現在のAZRの本当の姿だ。

1957 CHEVROLET 210WAGON

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_K2A6976 _K2A69621957 CHEVROLET 210WAGON

1949年に登場したシボレー・スタイルライン、フリートライン。そのデラックスモデルだったベルエアが1953年に単一車種として独立。同じくベーシックモデルを150(ワンフィフティ)、上級モデルを210(ツーテン)へと変更。210にはセダン、クーペ、ワゴンなどボディスタイルが多く存在する。撮影した車両の正式名は210・4DOOR BEAUVILLE WAGON。本国の取引先から、滅多に見ない極上車があるという情報を受けAZRが仕入れたモデルだ。エンジンも載せ替えられるなど、内外装がフルレストアされている。すでに売約済みだが、こうした希少なモデルがAZRに定期的に入庫されるので要チェックだ。


充実した装備を持つビュイック リビエラは、FR駆動のスペシャリティカー

エレノアらしい“走り”を磨き上げた珠玉の一台、シェルビーマスタング

漆黒のごとく深い艶を放つシェベルに秘められたLS1の超強力ユニット


AZZURRE MOTORING

所在地:愛知県豊明市沓掛町前田2-5
TEL:0562-95-1118(アメ車ショールーム)
HP:http://azzurre-motoring.com


Photo&Text:KAZUTAKE SOMA
アメ車マガジン 2021年 7月号掲載

-アメカルにまつわるエトセトラ- #11「 日米親善盆踊り 」

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et cetera about AMERICAN CULTURE -アメカルにまつわるエトセトラ-
#11「 日米親善盆踊り 」

CGの進化によって「もう映画って何でもありだね」と思わせられたマーベル・シネマティック・ユニバースでしたが、ある意味でそれ以上の驚きと感謝の念を抱いたのが2018年公開の「レディ・プレイヤー・ワン」。実は公開前に予告を何回かは見ていたのですが、その時はデロリアンが走り回っている姿しか印象に残らず「まぁそれだけが売りのB級映画でしょう」くらいの認識。まさかスピルバーグ御大自らがメガホンをとったサブカル風味…それもジャパンリスペクト満載!なイカした映画だった事を知るのは、公開終了したずっと後のDVD発売プロモーションが始まった時でした。

それでも、癖というか防御本能というか(笑)、「この映画面白そう」と思うと同時にストーリーに関わる情報は脳内シャットアウトすることになっているので、ほとんどの予備知識無しで見始めると、デロリアンはもちろん、「金田のバイク」から「アイアンジャイアント」まで惜しげもなく序盤に登場。更に「シャイニング」のホテルでひと騒動巻き起こった後にはなんと「メカゴジラ(機龍)」と「ガンダム」のバトルがスクリーンでみられるとか、正に盆と正月。なんでこんなにツボ突いてくるの?!と不思議に思ったくらい。

それまでにも例えば2012年のディズニーアニメーション映画「シュガーラッシュ」にストリートファイターのキャラクターが登場するなど、イロドリとして用いられることはあったものの、ここまでジャパニーズキャラクターがフィーチャーされるケースはあまりなかったように思います。それには原作者であるアーネスト・クラインが自他ともに認めるギーク( いわゆるオタク) であること、そして世界中のオタク同様に親日家であることが影響しているようです。そんなクラインが書き上げた原作は「VR世界」と「膨大なキャラクターの登場」という二つの大きな壁によって実現は不可能…と言われていたそうですが、「VR世界」は冒頭に書いた通り、CGの進歩によって実現。

「膨大なキャラクターの登場」にはかなり苦労したそうですが、スピルバーグという大看板を用いながら数年かけて各版権者より許諾を取り付けたそうです。実は原作の中では「ウルトラマン」が重要な役割を果たすらしいのですが、「ウルトラマン」の版権は知る人ぞ知るカオス状態。結局、クランクインまでにはクリアにできず、その分が「ガンダム」と「アイアンジャイアント」に振り分けられたそうですが、今となっては結果オーライ。日米それぞれのギーク/オタクを均等に喜ばせてくれたのではないかと。

今回いろいろ調べてみたところ、なんとパート2の計画が進行中で…今度は「ウルトラマン」の版権がクリアになったとのウワサ。今度こそは映画館…それもIМAXで楽しみたいなぁと今からワクワクしています。
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TEXT & ILLUSTRATION : JIN HATTA
アメ車マガジン 2021年 1月号掲載

人生は楽しくCJと共にそれぞれのオーナーの遊び方

1982 AMC JEEP CJ-7 / 1981 CJ-8 Scrambler

1982 AMC JEEP CJ-7 / 1981 CJ-8 Scrambler

Jeep 荒野の覇者 Go Anywhere,Do Anything

免許を取って以来、三菱JeepからこのCJで3代目というCJ-7オーナー。ランクル60を持ちつつ、1年ほど前にCJ-8を手に入れたオーナー。それぞれの「CJ」へのこだわりや遊び方を覗いてみた。

CJと一緒の人生はきっと充実し楽しい

長い歴史を誇る愛知県春日井市の老舗の4駆プロショップ・ホールショット。CJが現役だった頃からカスタマイズしている事もあり、CJなどのオールドジープのカスタマイズも得意だ。

1982 AMC JEEP CJ-7

CJ‐7のオーナーは、免許を取って三菱ジープから始まり、CJを3台乗り継ぐ他、ビックブロックのコブラなども所有する生粋のアメ車フリークだ。CJ‐7は、AMC304のV8に換装され、ありとあらゆる所に手が入れられている。またDIYも楽しんでおり、マットな全塗装を始め、リアのカーゴキャリア、トレーラーの幌骨、鬼スティンガーなどオーナー自身楽しんでいる。またLEDヘッドライトやLEDフォグなど非常にセンス良く完成度は高い。

1981 CJ-8 Scrambler

レアなCJ‐8のオーナーは、1年ほど前に運命的な縁でこのCJ‐8を手に入れた。他にもランクル60やFJクルーザーなどを所有し四駆を楽しむオーナーは、手に入れたCJ‐8に、GEN RIGHTのフェンダーやリアタイヤキャリアなどをホールショットで装着、センス良く洗練されたCJ‐8となった。今後は広大なリアのカーゴエリアを生かした四駆ライフを楽しみにしているそう。

冒頭の「CJと一緒の人生はきっと充実し楽しい」は、WJからJKへ20年以上Jeepを乗り継ぐ筆者の今回のCJのオーナーに取材した正直な感想だ。CJは、シンプルで機能的、無駄のないとても魅力的なJeepだった。

CJを、4駆を活かしたカスタムを楽しみたいならホールショットに相談する事をオススメする。

1982 AMC JEEP CJ-7

1982 AMC JEEP CJ-7

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足廻りはホーシング逆付け、デトロイトデフロックなどオフロードをがっつりと楽しめる仕様。

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LEDヘッドライトとフォグ。ウィンチはゴリゴリのオフローダーには定番のWARN8274。

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DIYで作られたカーゴキャリア。

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非常にセンス良くまとめられた魅力的なコクピット。

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エンジンはAMC純正304V8 の5ℓ。豪快な鼓動とサウンドが魅力的。

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アメリカンイーグルのホイールにスーパースワンパーのTSL38インチを履く。

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キャンプとオフロードをがっつり楽しむオーナーはトレーラーもCJ-7とお揃い仕様にカスタマイズ済。

1981 CJ-8 Scrambler

1981 CJ-8 Scrambler

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GEN RIGHTのアルミ製チューブフロントフェンダー。「TOP TRUCK CHALLENGE」は長い歴史を誇るアメリカのレース。

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非常にアグレッシブなGEN RIGHTのリアタイヤキャリア。

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フロントバンパーはPOISON SPYDER のトレイルスティンガー

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ロールバーも装備されたコックピット。ひとつひとつのエンブレムもかっこいい。

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ホイールはミッキートンプソンのアルコア製鍛造のチェレンジャーにスーパースワンパーのIROK37インチを履く。

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シートはコルビューローバック

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エンジンはシボレーのLT1にHowellのECUを組み合わせる。


3車3様のJKラングラーそれぞれの遊び方とカスタムライフ

オーナーが理想とするJeepを提案。とことん「4駆らしく」遊べるカスタム

ロッククロウリングで競い、常にブラッシュアップし進化するYJラングラー


ホールショット【Hall Shot】
TEL:0568-33-4900
HP:http://www.hallshot.jp/


Photo & Report ◆ KD LABS.
アメ車マガジン 2021年 5月号掲載

『THE MOTEL』満喫できるアクティビティが選び放題です!

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KURUMAASOBI CONCEPT AREA THE MOTEL
クルマアソビ コンセプトエリア ザ モーテル

GO! GO! OUTDOORS!! アメ車と楽しめ「ソト遊び」
PLAY FOR THE SHEER JOY OF OUTDOOR

一泊二日の感動体験を大自然の中で満喫する!
ハードに遊び優雅に泊まる、それが最新のアウトドアだ

エヌズ・ステージがプロデュースするキャンプ場。それがクルマアソビコンセプトエリア、「THE MOTEL」である。

広大な敷地にあるのはキャンプグラウンドのほか、本格的なログハウスや丸い形が可愛いドームハウス、キャンピングトレーラーなどの宿泊施設。キャンプグラウンドに宿泊の場合は、サニタリー棟に完備したきれいなトイレやシャワー室を利用できる。ログハウスには、IHコンロや広々としたバスを完備。備え付けのウッドファニチャーはペンドルトンファブリックで統一されていてオシャレに過ごせるのだ。中でもぜひとも利用したい施設が移動式のトレーラーサウナ(室内で薪を燃やして加熱するタイプ)だ。大自然の中でしっかりと身体を温め、血管や神経に刺激を与え汗をかく!この爽快感は格別だ!

さて、ここはクルマアソビコンセプトエリアである。もちろん遊びにも徹底的にこだわっており、たとえばレンタルジムニーやMTBで敷地内に設けられたオフロードコースを走らせることができる。施設の横を流れる川では釣りもでき、ネイティブのイワナが釣れることもある。

最寄りICから約30分。盛岡からでも1時間もあればついてしまう遊び人の楽園。2021年の夏は家族や友人たちと、コンセプトエリアで楽しもう!

グランドオープンイベントを開催!

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SUPPORTED BY SPORTS AUTHORITY / GREENHOUSE outdoorlife

MR.チャップ横田のフィッシング講座

トラウト界のレジェンド、チャップ横田氏による釣り教室を開催。一流テクニックに見れるとビギナーからベテランまでが参加。私物争奪じゃんけん大会も!

アウトドア体験・相談会

アウトドアグッズを取り扱うスポーツオーソリティは最新テントやタープを展示。とくにスノーピークの人気テントは、購入予約が入るほど盛況ぶり。

有名シェフによる料理対決!

イタリアンの笹森シェフと和食の石塚シェフという、超一流シェフによる料理対決! 八幡平の食材を使い、キャンプのレベルを超えた一品が披露された。

アクティビティ体験!

残雪の残る八幡平の自然を体験すべくキャタピラ付きジムニーや4輪バギーでの同乗走行のほか、日本トップランカーたちによるMTB走行会も行なわれた。

ワークショップでモノ作り体験

八幡平に工房を構えるレザーショップ4358も出展。オシャレなアウトドアレザーグッズの展示ほか、クラフト体験も開催。来場者を虜にしていた。

贈呈式

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エヌズ・ステージによる社会貢献活動の一環として八幡平市社会福祉協議会へ寄付金とコンセプトエリアの施設利用券が矢羽々代表から贈呈された。

オープンを祝してトラックで運び込まれたのは数トンもの薪!キャンプの夜に欠かせないアイテムである。八幡平の食材を味わえるサラダファームはフードカーで出展。地ビールの「ドラゴンアイ」も販売していた。


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矢羽々博征(やはば ひろゆき)

エヌズ・ステージ代表取締役社長。車両の販売はもちろんだが、これまでに大規模イベントを成功させてきた、イベントクリエーターの一面も持つ。仕事はもとより、多彩な趣味からも生まれる人脈は幅広く、多くの人を惹きつける。


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【泊まる】思い出に残るひとときを過ごす

高級ホテルにもひけを取らないオシャレ施設を備えたなログハウスや、キャンピングトレーラーやキャンプエリア、トレーラーサウナまでを用意したキャンプ場で思い出に残る一夜を過ごす。

ログハウスや薪ストーブのある生活が楽しめるのログハウスサイト。1階にはダイニングとソファーや薪ストーブを設た寛ぎの空間が広がる。2階にはペンドルトンファブリックで飾るベッドを用意している。また、素敵なキッチンやバスルーム、バーカウンターも完備する。

思い出に残るキャンプをしたいなら丸い形が特長的なEZドームがおススメ。ドーム内でホテルのようなくつろぎに身を委ね、ウッドデッキにテーブルを置いて自然を満喫する!

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サウナはフィンランドのロウリュ式。薪ストーブで焼いた石にアロマ水をかけて水蒸気を発生させる。

クルマアソビコンセプトエリアでは、豊な自然の中で楽しむアクティビティを心ゆくまで満喫できるよう、エアストリーム、モーターホーム、などの各種宿泊施設を用意している。施設内だけでなく、近隣にも温泉施設があるので心と体をゆっくり休めることもできる。


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【遊ぶ】広大なエリアを遊びつくせ!

見渡す限りのエリア全てがクルマアソビコンセプトエリアの敷地。歩きだけでは到底周りきることはできないので、レンタルジムニーやポラリス(4輪バギー)、さらにはMTBも使って徹底的に散策しつくそう。

エリア内にはオフロードコースがある。愛車で走ることもできるが、オフロードランが初めてならレンタルカーとして用意してあるジムニー(JB23)やポラリスの利用がお勧め。4WDアクティビティの楽しさを存分に満喫して見よう。

愛車でオフロードを存分に堪能し、普段、乗る機会のない四輪バギーで遊ぶ。四季折々をアクティビティで楽しめるのもここの魅力。

クルマアソビコンセプトエリアではMTBでのトレイルライドや横を流れる川で釣りをすることも可能。またレンタルセグウェイを体験することもできる。さらに冬にはバックカントリースキーも楽しめる!


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宿泊施設
□ Dome House Site 1泊2日 17,600円
□ Auto Camp Site 1泊2日 19,800円
□ Solo Camp Site 1泊2日 オールシーズン一律 3,300円
□ Log House Site 1泊2日 66,000円
□ All Area Reserved Plan 1泊2日 154,000円

オフロードコース

マウンテンオフロードパーク
□四輪駆動車(ジムニー) □四輪バギー(ポラリス オフロードビーグル) □スノーモービルなど ※ジムニー・バギー持ち込み可。レンタルも別途ご用意しております。
カート&アクティビティパーク
□セグウェイ □ eBIKE □ストライダー □一輪車 など ※カート持ち込み可。レンタルも別途ご用意。

●Off-road course
2時間/大人5,500円 子供 3,300円 ※時間内には申込手続、利用説明などのレクチャーも含まれます。子供料金は中学生から高校生まで(小学生以下無料)

キャンピングカー
□フィアット デュカト 24時間まで 38,500円
□フィアット デスレフ 24時間まで 22,000円
□フィアット デスレフ 24時間まで 13,200円

トリップ
□手ぶらで船釣りが楽しめるセットプラン「津軽海峡フィッシングクルーズ」

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工藤めぐみ(くどう めぐみ)
THE MOTELの美人支配人。細やかな気遣いでゲストをもてなしてくれる。実はロードバイクでは全日本トップクラスのアスリートという顔もある。


アメ車マガジン 2021年 7月号掲載

ガールズオーナーで大工職人、乗っているクルマは黒いローダウンしたC‐1500。

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WORK HORSE LIFE × 1994 CHEVROLET C-1500 SAKIさん

アメ車と一緒にアメリカンライフを満喫 AMERICAN LIFE STYLE with AmericanVehicles 10

いつか一人で現場に行ける様になった時を見据えて選んだ愛車はC‐1500!

現場への足としてはもちろん、プライベートまでのすべてをコレ一台でこなすガテン系女子のSAKIさん。体育会系のサバサバとした受け答えと作業着が様になる傍らで、時折見せる笑顔から溢れる愛嬌のギャップが堪らない彼女は、職人たちからはもちろんアメ車仲間の間でも人気者。まだまだ見習いではあるが、いつか一人で現場を任される日を夢見て、今日も現場作業に励む。

バーテンダーから劇的転職!男社会で生きるアメ車ガール

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ガールズオーナーで大工職人、乗っているクルマは黒いローダウンしたC‐1500。この3つのキーワードを聞いて真っ先にイメージしたのは体格の良さげなヤンキー女子。それこそ40代オーバーの筆者からしたら、〝そこんとこ夜露死苦〟系の女の子ではないか?と内心ヒヤヒヤしながら現場を訪れたのだが、そんな心配をよそに満面の笑みで「宜しくお願いします!」と現れたのが紹介するSAKIさん。後ろには親方である旦那さんの姿も。聞くと職人さんになるきっかけが旦那さんで、今はまだ見習い中とのこと。

彼女が大工職人として現場に出る様になったのは今から約4年前。それまではバーテンダーをしていたけれど、朝の早い彼と夜の遅いバーテンダーではすれ違いも多いからとアッサリ引退を決めたと言う。その後、時間を持て余して昼の仕事を探して工場に勤務するも流れ作業の繰り返しに嫌気が差して離職。そんな折、キツそうだけど楽しそうに現場をこなす彼の姿を見て「わたしも大工職人になりたい!」と頼み込んで現在に至る。

しかし現場は男社会。彼氏が彼女を連れて初めて現場へ訪れた際は、周りの眼も冷ややかで口も聞いてくれなかったと言う。だが熱心に仕事をこなし続ける彼女を見て次第にほかの職人さんたちからも歓迎され、今では現場の人気者となった。

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仕事では現場への足であるハイエースに横乗りするのが日課だったが、次第に受ける仕事量も多くなり、ハイエース一台に2人乗車で後ろには建築資材が満載の日も増え始めたことで、自分も現場で使えるクルマに乗り変えて後ろをついていくと決心。そこで2020年9月に購入したのが現在の愛車C‐1500だ。ちなみにSAKIさんがアメ車に乗り始めたのはこれが初めてではなく、結婚する前にはマスタングを愛車にアメ車ライフを謳歌していたりする。

職人の見習いを初めて3年、旦那さんに教えてもらいながら電動鋸や電動ドリル、脚立をはじめとする自分の道具も次第に増え始めたことで、ベッドにはお気に入りのマキタをはじめとする工具が満載。同じ現場へハイエースと2台で向って別の作業をそれぞれでこなせた時は、横乗りして後ろをついて回っていた時よりも成長し、自信を持てたと話す。

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しかし、C‐1500は現場への足としてだけではなく、アメ車フリークの彼女にとってはプライベートの足でもある。休みの日には洗車や磨きを怠らず、車高も「現場に行けるギリギリの範囲で下げてください!」と行きつけのショップ桂田鈑金へ懇願。トノカバーは大切な工具を雨ざらしにせず、クルマから離れた時は盗難防止で鍵がかけられるためそのまま残してもらったとのこと。そんな彼女の夢は現場を任されてC‐1500を運転して一人で駆け付けることだ。

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初めて購入したマスタングを3年程乗った後、現場では使えないからと手放して乗り変えたのが現在の94年型C-1500。一通り手を加えたTBIエンジンのコンディションも上々で、リペイントされたブラックのボディもモデルイヤーを感じさせない艶やかさをキープ。ホイールは現場への出入りを考慮して20インチに留めつつも、車高はフォルム重視でギリギリまでロワード。少々汚れた作業着のまま乗っても気にならない様にほんのりヤレた純正モケットシートのまま乗りこなす点も粋。自身でカスタムした部分はDIYで製作したウッドコンソールのみ。寸法を測って木材を購入してカップホルダー部分は100均のアルミ灰皿をアレンジ、内装の雰囲気に合わせてアンティーク風に塗装を加えた逸品だ。

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ゲートを開きトノカバーをオープンするだけで奥の方の工具まですぐに取り出せる絶妙な高さと開口具合は意外にも現場に向いているのではと自画自賛のC-1500。休憩中はゲート部分をベンチ代わりとして腰を掛け、日光を浴びながらコーヒータイムするのが日課。


YouTubeが世界中のアメ車ファンを繋いでくれた

理解ある親と共に本格DIYで作るガレージライフの理想系!

このアメリカンガレージは、家族や仲間と楽しむための憩いの場

「主役はクルマ!」ガレージは大切な愛車を眺めて楽しむ特別なショールーム!

お祖父ちゃんの喫茶店を改装しDIYでガレージ製作!


PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2021年 4月号掲載

-フリースタイルで行こう- #09 オリジナルアウトローレーサー:ビッグレッド

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-フリースタイルで行こう- #09 オリジナルアウトローレーサー:ビッグレッド

プロツーリングのアイコンであり、総合的に高い運動性能を持つ最速&最強のアウトローロードレーサーである伝説的なカマロのダイキャストモデルがリリースされた。ありとあらゆる走行イベントやレースに参戦し、実際のポテンシャルの高さを、四半世紀にわたって証明し続けているカリスマカーに迫ることにしよう!

アメ車のポテンシャル&素質の高さを証明する個体として世界中のアメ車ファンから支持されているビッグレッド

ホットロッド やマッスルカーのファンであれば、まず知っているであろう有名車、「ビッグレッド」の1/18スケールのダイキャストモデルがリリースされました! アメリカではかなり広い範囲で知られている伝説的な個体なのです。「プロツーリング」のアイコンであり、総合的に高い運動性能を持つ最速&最強のアウトローロードレーサー! ありとあらゆる走行イベントやレースに参戦し、実際のポテンシャルの高さを、四半世紀にわたって証明し続けているのです。

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D・ゴットリーブと息子のRJによって1987年に構築。ストックカーの手法を用いて、チューブフレームを導入しながらも、ボディは全てスチール製の69年型カマロのストック状態を保持しているのがポイント!それまでのマッスルカーにおけるモディファイといえば、ドラッグレースがメインだったため、NHRAにおけるストックボディ車最強である、プロストックをストリートカーに落とし込んだ「プロストリート」がとにかく人気。マッスルカーというネーミングに現れているように、総合的な運動性能よりも、一直線での短距離でのタイム(速さ)に特化した、マッシブなパワーとF:スキニー&R:ファットなタイヤの組み合わせが特徴。そんな中で「ビッグレッド」は、4輪ともにワイドトレッドなタイヤのセットアップ、大系ローターのハイパワーブレーキ、そして、BBS製のホイールを装着したロードレース的アプローチが特徴。

1990年のロード&トラック誌が企画したスピードチャレンジでは、ツインターボのテスタロッサやACコブラなどのスーパーマシンたちを打ち負かして時速203マイル(326km/h)の最高速をマーク。クラッシックな箱型クーペのスチールボディ車にして、有数のスーパーカーを凌ぐ速さのストリートカーとして、一気に有名車となったのでした。

そうしたGTカー的なアプローチから、プロストリートに対して、プロツーリングという新たなスタイルが確立。以降「ビッグレッド」のフォロワー的なプロツーリングがマッスルカーにおけるメインストリームとなった次第。ビッグレッドを知った90年代初頭の時点では、クラッシックなアメ車にBBSホイールの装着が新鮮!という程度の印象でしたが、その目的と実際の実力を知れば知るほど、好みを超越してリスペクトなのです!69年型カマロのカッコ良さや、クラッシックなアメ車のポテンシャル&素質の高さを証明する個体として、世界中のアメ車ファンから支持されているのです。この個体の存在を知らない方は、ネット上の動画なをチェックするべきですよ!

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ストリートカーの頂点として世界的に有名な個体。ネバダ州の318号線の140kmの距離で行なわれる公道レースでは、ストックのスチールボディ車ながら、平均速度199mph(320km/h) で走破!!ボンネビルソルトフラッツでのスピードトライアルでは、なんと258.6mph(415km/h) をマーク!!!そのほか、ヒルクライムなど、様々なロードレースに参戦。アクシデントで炎上したこともあったが、約30年に渡って活動し続けている点でもリスペクトなのです!

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かつてハイクオリティダイキャストモデルをリリースしていたgmp 社だが、現在はグリーンライト社の一ブランドとして展開。そのgmpから世界限定1050個でリリースされたビッグレッド:1969カマロ。ダイキャストモデルならではの重厚感と重量感を持ち、誰が見てもカッコイイと思えるハイディテール。伝説的マシンの細部まで再現された超オススメモデルだ。価格は2万円前後と高額だが、その価値は十分にあるぞ!

www.greenlightcollectibles.com

★石橋秀樹
アメリカンホビーショップ「ホットワイヤー」の店主であり、フリーペーパー「イグナイト」の編集人、そしてアメ車マガジンでもライターを行なうなど、アメリカンカルチャーに関する偉人(変人)である。人生は肩ひじはらずに「フリースタイル」なのが信条。

アメ車マガジン 2021年 1月号掲載

タイヤ直径約1m!ダンプトラックとほぼ同等のサイズ感でワイルドライドを堪能

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仕事にプライベートに毎日フル稼働するGMC・ジミー!
EVERYDAY with GMC JIMMY

2020年BFグッドリッチのマックスサイズである39×13.5R17のKM3を履くべく足回りを整えていた石井のジミー。途中ボンネットが経年劣化で剥がれたり、ボディサイドを傷つけたりと紆余屈折もあったが、優先順位は誰が何と言おうとタイヤ! ボディが多少痛々しくても、この雄姿が拝めれば本望だ!

サイドウォールのデザインが変わって逞しい印象に進化したオールテレーンKO2。一方、ネットや雑誌でオンロードにおける静寂性が格段に良くなったと噂のマッドテレーンKM3。タイヤフェチの私としては、どちらも経験しておきたいのが本音。取材先では根掘り葉掘り話を伺い、BFグッドリッチ以外の各タイヤメーカーからリリースされるオフロードタイヤに対してもリサーチしてきた。その中でもダントツで「良くなった!」と評判だったのが今回装着するKM3だ。

実際に履いて走らせてみてもオールテレーンと遜色ない直進安定性、そしてロードノイズの少なさには感動を覚える程。強いてデメリットを言えば重量増における発進時のモタツキのみだが、純正比でタイヤ外径が1.5倍のレベルになれば無理もない。で、この規格外サイズを交換するのに助けて頂いたのが「OLD GEAR」。

新品タイヤ&ホイールのみならず中古品も取り扱うエコロジーリサイクルの精神で運営するショップで、状態にもよるが溝があって使えるタイヤなら下取りも引き受けてくれるという神対応が何よりの魅力。また、普通のタイヤ屋さんなら37インチから39インチのタイヤ組み換えなんて門前払いされるところを潔く受けてくれて、わずか1時間足らずでサクッと4本交換してくれる手際の良さも特筆物。

年始早々トントン拍子でワンランク上から目線のワイルドライドを実現。幼少期に憧れたワイルドミニ四駆さながらのフォルムは惚れ惚れすると自画自賛している。

2インチの差がもたらすタイヤのインパクトは想像以上にデカい!

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2018年の年末、覇王ホイールで製作してもらった17インチのAMEMAGデビューをキッカケに装着したのが写真左側のオールテレーンKO2(37×12.5R17)。 当時はラングラーを中心に37インチ履きがトレンドとなり、それまで15インチに35インチを履いていたジミーに装着した時は、「やっぱりデカイな!」と感心していた。しかしわずか2年で今度は40インチ履きが誌面を賑わせる様になる始末。まだまだ溝があるのにもったいないな、何か方法はないかと模索する中で見つけたのが、タイヤを下取りして買い替えるという選択肢だった。並べてみるとその差は歴然!

大きいハズの37インチが小さく見えてしまう…(笑)

GM系のフェンダーはフロント側が曲者。いかにして躱すかが課題!

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少ないリフト量でアッサリ大径タイヤを履けてしまうラングラー。そして円形デザインでステアリングを切った際の逃げ場が大きいフォード系SUV。対してGM 系は、コノ字を45度傾けた様なデザインで大きなタイヤを履くとどうしてもフェンダーに当たってしまうのがネックとなり、結果としてタイヤとフェンダーの隙間が広くなってしまう。これをできるだけパツパツで納めるにはインナーフェンダーの加工が必須。今回は事前に処理していたのでフロントリップの先端だけカット。

ハンドルを切れるか否か?ギリギリを攻めているだけに恐る恐る運転するも難なくクリア!

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タイヤ組み換えをお願いしたのはOLD GEAR堺本店。ハマー・H2の大口径や、チャレンジャー、チャージャーなどのマッスル系が履くサイズも頻繁に作業しているそうで、39インチ組み換えできますか? とお願いしたところ「出来ます!」と快諾。サイズ的に半日は覚悟して向かったのに、あっさり1時間足らずで作業を終える手際の良さには感服。ちなみに写真6番はランクル純正との比較。写真だけだと軽自動車用かと錯覚してしまうけれど、それほど39インチってとにかく大きい!

シートクリーナーって本当に綺麗になる?その効果に驚いた!!

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タイヤが新しくなったことでクルマを磨きたくなるのはアルアルな話。でも地肌剥き出しのボンネットに左側面サフ状態のボディなのでワックスをかけるのは断念。でも何か綺麗にしたいモードにスイッチが入ってスパシャンの「スパクリISM150mlレザーシートクリーナー」を試してみることに。スポンジに泡を含ませ軽くサッと吹いて15秒ほど放置、その後水を含ませたタオルでふき取り、乾いたタオルで仕上げ吹きをするだけというイージーステップで「正直気休め程度にでも綺麗になれば良し!」くらいの気分で施工したのだが、予想を大きく上回るビフォー、アフターぶりに驚いた。ダークグレーだったレザー部分はライトグレーに、ツートーン明るくなって、張り替えたての頃の色味を取り戻した。レザーシートの汚れが気になる方に、マジでお勧めの逸品だ!!

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施工前と施工後でツートンカラーになっちゃった!はマジだった(笑)


自粛期間中の「おうち時間」を利用してリフレッシュ!GMCジミー

一筋縄ではいかないリフトアップ計画が一歩前進!GMC・ジミー!


オールドギア堺本店

大阪府堺市北区南花田町61-3
TEL:072-240-3007
HP:https://www.oldgear.jp
営業時間:AM10:00~PM7:00
定休日:月曜日

関西のほか、千葉県、群馬県、愛知県、広島県に支店を持つオールドギア。アメ車が履けるタイヤ& ホイールのお買い得なUSED品も多数取り揃えており、買い取りから販売、タイヤ脱着組み換えに、オリジナルカラーレタータイヤのリリースなど、タイヤに関することなら何でも相談できる心強いショップ。

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■ Photo &Text:石井秋良
アメ車マガジン 2021年 4月号掲載