-フリースタイルで行こう- #08 やっぱりMOPARってスバラシイ!

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-フリースタイルで行こう- #08 やっぱりMOPARってスバラシイ!

今回は2018年のセマショーにコンセプトカーとして出展された、1968年型ダッジ・チャージャーを今風のスーパーモディファイを施した、その名も「スーパーチャージャー」にスポットを当てる。市販車でないにもかかわらず、すでに1/18スケールのミニチュアモデルとしても登場! 実車とミニカー、両方のカッコ良さに迫ることにしよう。

1000馬力を誇るスーパーチャージドHEMIを搭載「1968スーパーチャージャー・ヘレファント」

ホットロッド やマッスルカーにおいて最も重要なファクターといえば、なんといってもパフォーマンスです!それも、ホットロッド の起源がそうであったように、ドライレイクでの最高速、1/4マイルの直線で競うドラッグレースやオーバルコースで競うダートにしろ、総合的な運動性よりは、純粋な速さに特化しているのがアメリカ式。そこで重要視されるのが、パワフルかつ強靭なアメリカンV8エンジン。マッスルカーの人気ともシンクロしていますが、シャシーやボディは既存のモデルを流用していても、本来なら搭載されることのない大排気量のエンジンを組み合わせて、文字通り「マッスルでマッシブ」なパフォーマンスを発揮させたのでした。

そして、実際の速さは、レースのフィールドにおいて様々な伝説を築いたHEMIエンジンの存在は絶大です。NASCARではあまりの速さに、HEMI禁止令が出されたり、NHRAのスーパーストックでは、現代においても60年代後期のダッジ、プリマスのHEMI搭載市販ドラッグマシンが 最速なため、HEMIだけは別枠のカテゴリーが設置されたほど。そんな伝説を受け継ぐように、近年でも「ヘルキャット」や「デーモン」といった、スーパーマッスル仕様をラインナップすることで、MOPARのブランドバリューも人気も確固たるものとなっています。

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さらには、メーカー自らが、1968年型チャージャーをベースに、最新かつ最強のメカニズムを導入した、ホットロッドなアプローチを推奨するコンセプトカーを製作。2018年のSEMAショーでお披露目し話題となった。新たにリリースした426HEMIにスーパーチャージャーを組み込んだ、「Hellephant(へレファント)」と、これまたMOPARファンにはたまらないネーミング!ちなみに、HEMIエンジンは1951年の331ciから、354、392などなど、多種存在しますが、最強なのは64年に登場した、「エレファント」こと426!

シェビーのビッグブロックこと「ラット」に対して、明らかに巨大なでパワーに、クイックなのがポイント! クレートエンジンには、500ci超えもありますが、426HEMIは、ショートストロークならではのレスポンスの良さで、実際のスペック以上に、恐怖レベルのパフォーマンスを体感できるのです!「へレファント」では、スーパーチャージャーを武装するとことで、1000馬力を発揮。ベース車のチャージャーが50周年記念ということもありますが、スーパーチャージャーありきのへレファントをアピールするべく、ショーネームはズバリ、「スーパーチャージャー」と名付けた男らしさもステキです。外観的には、SRTデーモンのスクープや、ヘルキャットのヘッドライトなど、家系内アップデート。装着ホイールも、ヘルキャットのデザインによるもので、ワイドなフロント:20×11、リヤ:21×12を収める上で、フェンダーフレアーの装着のほか、前輪を2インチ前方にずらし、ロングホイールベース化しています。初代のチャージャーでありながらも、レトロデザインの現行モデルにも見えるフィニッシュは、さすが本家のMOPAR自身によるセルフアップデートといった感じ。パフォーマンスありきのコンセプトにしろ、家系内アップデートが炸裂する内外装のアレンジにしろ、モデル本来のキャラクターも見事に活かされているあたりも、ネーミングのセンスも含め、MOPARらしさに溢れてステキです。

実車は手に入りませんが、1/18スケールのミニカーがちゃんとリリースされました。既存のチャージャーのモデルをアレンジしたものではなく、レジン製によって、細部まで実車に迫る勢いで忠実に再現されているのが魅力大。「スーパーチャージャー・ヘレファント」は市販車ではないにもかかわらずモデルされるのが、さすがアメ車と言えます。「地獄のゾウさん」の呪いにうなされそうです…。

1968 Super Charger “Hellephant”

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一見すると、現行チャレンジャーに通じるレトロデザインによる現代版チャージャー?なのかと思えるほど市販車クオリティでフィニッシュしているのが流石。ポテンシャルやルックスも魅力ですが、搭載エンジンである“ へレファント” に興味津々。HEMIはなんといっても426です!!1000馬力は過剰ですが、価格も約3万ドルとエクスペンシブ!!!

1/18 GT SPIRIT:1968 Super Charger “Hellephant”
GT SPIRIT:GTS-MODELS.COM

1/18 GT SPIRIT:1968 Super Charger “Hellephant”

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1/18 GT SPIRIT:1968 Super Charger “Hellephant”

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1/18スケールのレプリカは、ダイキャストではなく、レジン製。2009年に設立されたフランスに拠点を置く新しいメーカーのGTスピリットによるもの。実車を忠実に再現している点で魅力大。全体のスタイルや内装の細部もリアル。グレーメタリックのボディカラーも忠実かつ美しい。ブラックボディ&レッド・バンブルビーストライプや数種類のカラーバリエーションもリリース。


-フリースタイルで行こう- #07 奥行深い Hot Wheelsの世界!

-フリースタイルで行こう- #06 ムーンアイズというカルチャー

-フリースタイルで行こう- #05 ストリートロッド・ダイキャストの世界


★石橋秀樹
アメリカンホビーショップ「ホットワイヤー」の店主であり、フリーペーパー「イグナイト」の編集人、そしてアメ車マガジンでもライターを行なうなど、アメリカンカルチャーに関する偉人(変人)である。人生は肩ひじはらずに「フリースタイル」なのが信条。


アメ車マガジン 2020年 12月号掲載

目の保養で行ったカーボックスで思いが爆発「速くて面白いクルマが欲しいんです!」

2020 FORD MUSTANG GT PERFORMANCE pkg

2020 FORD MUSTANG GT PERFORMANCE pkg

“カタチから入る”逸楽アメ車生活

家族のためにSUVに乗るも、やっぱりやっぱり速くて面白いクルマが欲しい!

家族のために落ち着いたクルマとしてSUVを購入するも、徐々に物足りなさを感じてきた井手さん。やっぱり自分が好きなクルマに乗りたい!速くて運転が楽しいクルマが欲しい

目の保養で行ったカーボックスで思いが爆発

R34・スカイライン、R35・GTRに乗り、クルマには「操る楽しさ」と「速さ」を求めていた井手さん。だがそんなカーライフは、結婚を機に心を改める。「家族もできたし、皆んなでのんびりできる落ち着いたクルマに乗ろうかと思ったんです」と、新車でグランドチェロキーの上級グレードであるサミットを購入。家族も広いクルマに喜び、初めてのアメ車ライフは順調にスタート…したかにみえた。

それから約1年後、井手さんは「目の保養」として、アメ車のカスタムチューニングを行なうカーボックスを訪問。「アメ車に乗ったし、少しだけアメ車のスポーツモデルでも見てみようかなって」。だが、カーボックスと「走る楽しさ」について意気投合し、熱く話し込むうちに抑え込んでいた本音が漏れる。「SUVじゃ何か違うんです。やっぱり速くて面白いクルマが欲しいんです!」。

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その後の井手さんは、吹っ切れたように本気モードに突入。下調べして一目惚れした、シェルビーGT350を候補に挙げる。だが、流石にレアモデル。手に入れるにはそれなりの時間が必要となるが、今すぐにでも乗りたくてウズウズする井手さん。それを見かねたカーボックスは、とっておきの秘密兵器を提案。「実は誰にも言っていない、私用で注文した20年型のGT・パフォーマンスパッケージがあるんですが」。写真を見せてもらった井手さんは「これ買わせてください!」と即答。カスタムも次々と発注し、我慢していた思いを爆発させている井手さんだ。

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フロント、サイド、リア・アンダーリップ、BCRレーシングコイルオーバー、オリジナルセンターデカール、エンブレム類ブラッククリアペイント、GTパフォーマンスパッケージ専用リアウイング。

HRE WEELS・F11・20インチホイール。タイヤはファルケンのフラッグシップモデルのAZENIS FK510

当初は純正ホイールでもカッコいいからと変更していなかったが、徐々に仕上がってくる愛車に純正は似合わないと、納車4ヶ月後にHRE WEELS・F11・20インチホイールを購入。タイヤはファルケンのフラッグシップモデルのAZENIS FK510。ブレンボはGTパフォーマンスパッケージ専用となる。

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GTパフォーマンスPKG専用のインテリアに、純正オプションの赤×黒のレカロシートは最高の組み合わせ。401Aパッケージ・デジタルメーターも、走る楽しさを感じさせる部分としてお気に入りだそうだ。

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OWNER : 井手さん


絶品マスタングGT500をゲット!運命の出会いは行動力

桁違いの個性を魅せるモデルが、エレノア仕様のサンセットゴールドカラーのマスタングGT

激レアモデルであるサリーン・S281スーパーチャージド・マニュアル

思い出のマスタングをやっぱりもう一度手にしたい!


CARBOX
TEL:082-815-8448
HP:http://www.bs-carbox.jp


PHOTO:高原義卓
TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2021年 6月号掲載

グランドチェロキー用のボディパーツを展開するカスタムブランドBCD

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Jeep 荒野の覇者 Go Anywhere,Do Anything

違いを演出するBCDの魅力

グランドチェロキー用のボディパーツを展開するカスタムブランドBCDに、新たに追加されたBCD後期ルックグリル。中期型を所有するオーナーの小さな悩みを解消する注目のアイテムだ。

単体装着でも違和感なく違いを演出できるのもBCDの魅力

カスタムユーザーには「カスタムはしたいが、純正スタイルはなるべく崩したくない」という声も多い。一般的なボディキットは、それこそ大胆にボディを肉付けしてスタイリングを変更する物が多いため、そうしたオーナーには、ボディキット装着という選択は候補から外れてしまう。

だがグランドチェロキー専用のボディキットを販売するカスタムブランドBCDは、ユーザーの小さな声までリサーチし、グランドチェロキーという都会的な車両の性質も考慮して「過度な演出をしない絶妙なデザイン」をコンセプトにボディキットを開発。細かいデザインが異なる中期型(2014~ 2016)、後期型(2017~2020)にも対応するラインナップを揃え、また、単体パーツのみの装着でも違和感なくフィットすることを想定しているのも特徴だ。

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2020年秋に登場した、中期型グリルを加工無しで後期フェイスへ変化させる「BCD後期ルックグリル」は、先進性のある後期型デザインに憧れを持つオーナーの声も参考にし開発されたもので、カスタム派、純正派それぞれのエンドユーザーをターゲットにするBCDならではのアイテムといえる。フェンダーだけ、バンパーだけといった単体購入するオーナーも多く、「さり気ないカスタム」を求めるにはBCDは最適だ。願わくば、グランドチェロキー以外にも展開して欲しいところではあるが…。

BCDフルコンプリートモデル

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中期型グランドチェロキー(2014 ~ 2016) BCDフルボディキット装着。フロントバンパー・¥179,000 /サイドスカート・¥75,000 /リアバンパー・¥153,000 /オーバーフェンダー/¥83,000 /リアゲートスポイラー・¥48,000 /ローダウン(エアサス装着車)・¥60,000 /ワンオフ4本出しマフラー・¥150,000 ※価格は全て税別・未塗装品。

中期型を後期フェイスへBCD後期ルックグリル絶賛発売中!

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グランドチェロキー中期型(2014~2016)をベースにBCDフルボディキットを装着し、2020年秋に登場したBCD後期ルックグリル(¥86,600税別)を装着する。取り付けはボディ加工不要。

BCDフロントバンパー+後期ルックグリル

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ブラックボディのグランドチェロキーは、BCDフルコンプリートではなく、BCD後期ルックグリルにBCDフロントバンパーを装着するのみ。オーバーフェンダーやサイドスカートを装着せずとも、フィッティングに違和感がない設計となっている。複数を組み合わせても良し、単体だけでも「映える」のがBCDだ。


ローダウンで都会派にキメる。SENSのJLラングラーカスタムスタイル

使用シーンを問わずにキマる。グランドチェロキー+BCDボディキット

さり気なくスタイリッシュにカスタマイズ、至高のグランドチェロキーを創造する


SENS
所在地:愛知県名古屋市中川区荒子2-14-1
TEL:052-363-1100
定休日:水曜日
営業時間:10:00 ~19:00
HP:http://sens.centurionworld.jp


写真&文/KAZUTAKE SOMA
アメ車マガジン 2021年 5月号掲載

アメリカンカルチャーの代表と言えるクルマ・ミュージック・フードを凝縮

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FOOD TRUCK LIFE × 1994 CHEVROLET CHEVYVAN G30 SCHOOLBUS BAMBOO JOCKEY

アメ車と一緒にアメリカンライフを満喫 AMERICAN LIFE STYLE with AmericanVehicles 09

東海カーズの細井社長が「毎日でも食べられる!」と絶賛する、バンブージョッキーのガーリンクシュリンプ。愛知・静岡で移動販売という形態で絶賛営業中だが、そのキッチンカーに選んだのは、シェビーバン30をベースとしたスクールバス!鮮やかなイエローの車体を目指し、取材に向かった。

自分の大好きなアメリカをMIX、このキッチンカーは自分自身です!

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本誌でも度々紹介したことのある、アメリカンスクールバス。もっともコンパクトなモデルは幅こそアメリカンサイズだが、全長は意外と短くキッチンカーとして使う人が多いですよ…と以前から伺っていた。確かに独特なイエローのボディカラー&ブラックのラインは圧倒的な存在感を示すので、目印としても最適と言える。

元々ダッジ・ラムを所有し、アメリカンミュージックやフードが大好きだった小林篤史さん(通称マグさん)は、2020年の6月からそれまでの仕事を辞めてスクールバスを改装したキッチンカーで、ガーリックシュリンプの移動販売をスタート。お店の名前はバンブージョッキーで、察しのいい人は小林さんの名前が由来ということに気付くだろう。そんなマグさん、飲食店の経験は皆無だが、1週間に4回はBBQをするほど料理が大好きだったそう。以前からの夢を叶えようと当初は店舗を構えて…と考えていたが、ちょうどコロナ禍と重なったこともあり、友人たちからは大反対。そこで、お客さんがいる場所に自らが動けるキッチンカーというスタイルに変更した。

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お店のメニューを拝見すると、味の違いはあれど、シュリンプオンリー! という潔いスタイル。マグさんは「当初はどストレートにハンバーガーを販売しようと考えましたが、愛知県はハンバーガーの移動販売車が多いんです。そこで以前沖縄の古宇利島で食べたガーリックシュリンプの味を思い出し、それで勝負しよう! と思ったんです。当初は味が安定しないこともありましたが、日々ブラッシュアップを重ねて、本場のハワイで食べたことがあるお客さんから『同じぐらい美味しいよ!』と言われた時は、すごく嬉しかったですね」と振り返る。

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ちなみにベース車両は豊橋のスクエアカスタムで購入し、内外装を可能な限りDIYで改装。マグさんは「経済性を考えたら時代に大逆行していますが、子供からご年配の方まで、みんながワクワクしてくれますよ。ディズニーじゃないですけど、アメ車にはキラキラした楽しさがあると思うので、イルミも装着し昼も夜も、味だけでなく目でも楽しめるようにしていますよ!」とも語る。

営業時間は11時〜15時で、平日も休日も絶賛営業中。だが、取材当日も15時前には完売していたので、確実に食べたい!と思うなら早めに来店するのがベター。基本的にはカジュアルなアメリカンダイナーというコンセプトを掲げる、クラシカルコーヒーロースターカンパニーの駐車場で営業するが、愛知県と静岡県の営業許可があるためイベント出店も可能。イベント関係者は要チェック!ちなみにマグさんによると、「暖かいところで食べるガーリックシュリンプは最高!」だそうだ。春から初夏にかけて、ツーリングを兼ねて、仲間と一緒に食べに行ってみてはいかがかな?

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ガーリックシュリンプ

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バジルシュリンプ

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ケイジャンシュリンプ

メニューは上からガーリックシュリンプ/バジルシュリンプ/ケイジャンシュリンプの3種類で、単品は各800円(税込)~。またライスがセットになったBOXもあり、各1,000円(税込)~となる。車内には冷蔵庫、冷凍庫のほかに鉄板を使った調理台をセットしているが、大柄なマグさんでも快適に動き回れるほどの広さを確保。車内にはマグさんが大好きなアーティストの歌詞を描いたネオンも掲げられ、お客さんがワクワクしながらシュリンプができ上がるのを待つ様子を見るのが最高の瞬間だと語る。まさに自分の居場所を見つけたと言えるだろう。

1994 CHEVROLET CHEVYVAN G30 SCHOOLBUS

1994 CHEVROLET CHEVYVAN G30 SCHOOLBUS

1994 CHEVROLET CHEVYVAN G30 SCHOOLBUS

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本当はFORDのスクールバスが欲しかったそうだが、ちょうど見つかったのがこの1994年型のシェビーバンをベースにしたWayne社製スクールバス。1995年に廃業となったので、もっとも末期のモデルと言える。特徴的すぎる外観や色は目印として効果的なのでエクステリアは基本的にそのままで、横の窓が開閉できるように変更。グリルはグレーからマットブラックに変更し、各部にはエレクトリカルパレードを意識してイルミの装飾も施す。サイドウインドーに描かれた愛らしいキャラはバンブージョッキーのオリジナルで、知り合いのイラストレーターさんにデザインしてもらったもの。なぜ寅なのか?と思うかもしれないが、それはマグさんの名前と干支をコンセプトとしているからだ。


出店情報はインスタグラムをチェック Instagram @bamboojockey


CLASSICAL COFFEE ROASTER COMPANY
住所:豊橋市神野新田町ロノ割78-1
TEL:0532-39-3200
URL:https://www.classical-co.com/ccrc
営業時間:9:30 〜18:00
定休日:不定休

「ハンバーガーは高級品じゃなく、1,000円でお腹いっぱいになる!」というコンセプトで豊橋市内に3店舗を構えるクラシカルコーヒーロースターカンパニー。ダイナーだけでなく、この本店ではコーヒー豆やドイツ製のコーヒーマシンに加え、ケチャップやスープなどのグロッサリー商品も販売中だ。

CLASSICAL COFFEE ROASTER COMPANY


YouTubeが世界中のアメ車ファンを繋いでくれた

理解ある親と共に本格DIYで作るガレージライフの理想系!

このアメリカンガレージは、家族や仲間と楽しむための憩いの場

「主役はクルマ!」ガレージは大切な愛車を眺めて楽しむ特別なショールーム!

お祖父ちゃんの喫茶店を改装しDIYでガレージ製作!


THANKS:東海カーズ
TEL:0533-86-8890


PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2021年 4月号掲載

便利なアイテムをツーフィットで検索!!

CAT SAVER Ⅱ

CAT SAVER Ⅱ

HOT ITEM NEWS

世の中には数多くの便利グッズがあるけれど、「本当に使えるの?」っていう疑問は常に付きまとう。だが、ツーフィットは長年研究を重ねてきた実績によって、安心して使えるアイテムだけをリリースし続けてくれている。そんな数あるラインナップの中から便利なアイテムを紹介しよう♪

猫による被害を超音波と光で防ぐ

現段階で未だ終息の見えない新型コロナウイルス感染症。そんな状況だけに自宅で仕事をしている人も多いため、ペットを飼いだしたなんていう話も聞くようになったが、その多くは猫ということでまさに猫ブームであると実感。しかし飼い猫はともかく、街中には野良猫も数多くいて、野良猫によるクルマへの被害も後を絶たない。

そんな中、ツーフィットが開発した自動車向けの電気式自動車猫よけ装置「キャットセイバーⅡ」は、猫による車両のキズや抜け毛、糞による害、それにエンジンルーム内での始動時による巻き込み事故などを防ぐために特殊な音波と光を発生させて、その車両周辺が猫にとって不快な場所であることを認識・学習させて近付かなくさせるというもの。キャットセイバーⅡは12V全車種に対応しており、「標準タイプ」のほかに、「ON/OFFスイッチタイプ」と「ACC電源連動タイプ」の計3タイプをラインナップしているため、用途に合わせて選択可能となっている。猫による被害に頭を悩ませているなら、音波と光で寄せ付けなくするキャットセイバーⅡの装着をオススメするぞ! 猿や猪対策に使用している人もいるそうだ。

愛車を猫の被害から守る仕組み

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音波およびライトの発生については、本体上部のオン/オフスイッチをオンにすると“ピッ”と音がなり中央部のLEDランプが赤く点滅。約2分後に作動を開始し、今度は約5秒ごとに中央部のLEDランプが緑に点滅するとともに聞こえるか聞こえないか程度の音を発生。その後少し大きい超音波を発生すると、本体両サイドのLEDランプとコード先端のLEDランプが白く点滅するとともに複数の超音波を発生させる。しばらくするとさらに大きな音がするととともにLEDランプが緑に点滅して、やがて休止。これを繰り返して猫を寄せ付けない仕組み。

DIY初心者でも簡単に取り付けられ、その工程はたった4つ

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1.イグニッションキーを抜いて主電源がオフになっていることを確認し、赤い線をバッテリーのプラスターミナルに、黒い線をマイナスターミナルに接続する。
2.本体に赤と黒のコードが繋がっている白のカプラーを差し込む。
3.本体を付属のタイラップなどで固定する。
4.本体のLEDランプ(中央赤色)の点滅により導通を確認する。

CAT SAVER Ⅱ
電気式ネコよけ装置キャットセイバーⅡ
Model:46-4506 / 9,800 円(税別)~

【セット内容】
本体ユニット(LED 付きワイヤー)、配線用タイラップ、電源コード

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12ボルトACC電源連動タイプ
Model:46-4506A / 11,000 円(税別)

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12ボルトON/OFFスイッチタイプ
Model:46-4506S / 10,500 円(税別)

上記で取り付けを行なったとおり、キャットセイバーⅡの標準タイプはバッテリー連動タイプである。さらに手元でスイッチの切り替えを行ないたいという人向けに「12ボルトON/OFFスイッチタイプ」と、アクセサリーまたはイグニッションに接続してエンジン停止時はオンになり、エンジン作動時はオフになる「12ボルトACC電源連動タイプ」をラインナップ。3タイプとも本体に強い衝撃を受けると製品は一時的に作動をストップする設計となっている。

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強力な電子バリアでボディの腐食を抑止

世界的な感染症の影響受けて、ここ最近は洗車場へ行く回数も減ったことで、工業有害物質や粉塵、塩などが、以前よりボディ各所にたまりがちだったりすのでは?そうなるとサビの発生が気になる。一旦サビが発生すると、その補修は厄介な上に高額。傷付けられたり、ぶつけたりしなくともそこからサビは発生してしまう。何もなくとも、多湿で酸性雨や塩害などにさらされる日本は、サビが発生しやすい環境にあるのだ。海辺や雪の多い地域に住む人たちだけでなく、アメ車でもとくにビンテージモデルを所有する人たちは、とくに見えない場所のサビに頭を悩ましているのではないだろうか。

〝サビの発生を電子の働きが抑制する〟メカニズムは、古くから科学・化学的に証明されており、欧米では50年以上も前からこの抑制メカニズムを、コンビナート、地下パイプライン、海沿いの水道施設、橋げたなどの鉄の腐食防止に応用しており、サビを防ぐには塗装か電子の力を借りるほかない。

ツーフィットが開発した自動車向けのサビ防止装置「ラストストッパー」も、電子の働きを利用し鉄板の腐食作用を軽減・消滅させるメカニズムを持っている。効果は、サビやすい環境下におけるラストストッパーの実証実験により証明されており、ラストストッパーを装着した鉄板にサビは発生しなかった。つまり、ラストストッパーの導入で、サビへの不安は解消!というワケだ。

ラストストッパーは、12V全車種に対応しており、オートプロテクト機能も付いているので、バッテリー上りを気にする必要はない。商品は通常タイプとヘビーデューティータイプほか全4種類が販売されている。新車を購入したとか、サビが気になり出したなら電子の力でサビの発生を抑制するラストストッパーの装着を!

塩水を使った実証実験

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ラストストッパーを装着した場合と非装着の場合で、24時間後のサビの発生を比較した、塩水を使用した実証テスト。ラストストッパーを装着した鉄板(右側)はサビの発生を完璧に抑えているのに対して、非装着の鉄板(左側)には、多量のサビが発生した。

取り付けは簡単!DIY初心者にも優しい!

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1.本体を装着する場所を決めて、赤い線をバッテリーのプラスターミナルに配線する。
2.黒い線をバッテリーのマイナスターミナルに配線、本体のLEDランプが点灯していることを確認する。
3.エンジンルームの適当な場所にボディアースと同じ要領で短いクリアワイヤーを配線する。
4.長いクリアワイヤーはフレームに接続して使用。クリアワイヤーは必ず塗装してある面に接続すること。剥き出しの金属に取り付けるとサビがそこに集まってしまう。
5.本体の固定場所は、作動状態がすぐに確認できるようにバッテリーの上部に。上部を脱脂して面の油分を取り除く。
6.付属のベルクロを貼り付け、本体を装着し作業は完了。

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ヘビーデューティータイプ
27,000 円(税別)

蜷域・1

レギュラータイプ
22,000 円(税別)


ラストストッパーを装着して サビの発生・進行から愛車を守れ!【REFRESH PROJECT】


ツーフィット
住所:神奈川県横浜市中区長者町5-75-1
TEL:045-253-7945
Fax:045-242-8373
HP:https://www.to-fit.co.jp
営業時間:AM 10:00~PM 5:00
定休日:土日祝祭日、年末年始、夏休み


TEXT&PHOTO:編集部
アメ車マガジン 2021年 5月号掲載

全国でもトップクラスのブリーダーは大のアメ車好き!

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BREEDER × 1991 GMC K1500 西岡芳隆さん

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犬のブリーダーでありながら、ペットショップを経営するという、全国でも珍しいペットショップのBREG(ブレグ)。代表である西岡さんの愛車は、常にアメ車という大のアメ車フリーク。アメ車乗りで愛犬家の読者には、きっと頼りになること間違いなしだ!

アメ車愛が加速したのは職場に現れた怖い人の影響

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日本最大級の砂浜海岸であり、関東を代表するサーフスポットとして全国的に有名な九十九里浜。その北側に位置する千葉県旭市に、ペットショップ兼ブリーダーの「BREG(ブレグ)」がある。代表の西岡さんは、過去にチェロキー、コンコース、フリートウッドを所有し、現在の愛車が91年型GMC・K1500だ。西岡さんのお父さんも昔はアメ車乗りだったようで、初めての愛車にチェロキーを選択したのは、その影響も「少しはあったかも」と振り返る。

サーフィンが趣味で、チェロキーに乗り、毎週のように九十九里に通っていた西岡さん。だが熱中すればするほど、九十九里までの移動時間がもったいないと思うようになっていく。そこで決断したのが「近くで仕事を探し、移住してしまおう」だ。就職先は、西岡さんが何よりも好きだという、爬虫類・小動物を扱うペットショップ。「近くでサーフィンもできるし、大好きな爬虫類に囲まれてお金ももらえる。本当に最高でしたよ(笑)」。

その後西岡さんは「気持ちよく街乗りしたい」という理由から、コンコースに乗り換え。そんな頃、働いていたペットショップに、真っ黒なキャデラックセダンに乗った、マフィアのような風貌の男性がフラリと訪れる。「ヤバイ人が来たな~と、めちゃくちゃ怖かったですよ(笑)。でも接客してみたらとても面白い人で、熱帯魚や爬虫類の話で盛り上がりました。僕がコンコースに乗っていることを話したら、銚子市でアメ車ショップをやっていると」。そう、その人こそ、ガレージジョーカー代表の小川氏だ。ジョーカーとはそれからの付き合いで、この出会いによって西岡さんのアメ車愛は加速。後にフリートウッドに買い替えをし、ショートベッド、ステップサイドという使いやすさが、仕事で荷物を運ぶ際に便利という理由で、現在の愛車であるK1500を4年前に購入。奥様からは白い目で見られるが、アメ車好きは娘さんに影響が及んでいるらしく、高校生ながら「カマロに乗りたい!アメリカに行きたい!」と言うほどだとか。

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そんなアメ車ストーリーがある西岡さんは、8年前に独立しブレグをオープンさせる。当初は一般的なペットショップと同じく、子犬を仕入れ、ショーケースに入れ販売していた。だが「売れ残りの子たちを見ていると、切なくなるんです。あくまでも商品と割り切れば良いんでしょうが…。だから思い切って仕入れを止め、自分で繁殖させた子犬を予約販売というカタチで販売していくことにしたんです」。そうしてブレグは、全国的にも珍しい、ブリーダーが経営するペットショップとしてリスタート。すると、無理な交配はせず、一頭一頭大切に管理販売する行ないが購入オーナーに評価され、ブリーダーサイトでの評価は全国トップクラスになるほどに。現在は柴犬・ダックスフンド・ポメラニアン・プードル・チワワ・ドーベルマンの繁殖を行なっている。

西岡さんが大好きな爬虫類や小動物は現在扱っていないが、「いつかはやりたいですね」と笑う。だがそれよりも、今一番叶えたい夢は娘さんとのアメ車ツーリング。そのためには、最大の関門である奥様の説得が必要なようだ。

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ドッグフードやおやつはもちろん、飼育関連商品の販売を行ない、ペットサロン、クリニック、ホテルも併設するブレグ。ショーケースでの生体販売は行なっておらず、自ら繁殖させた個体を予約販売というカタチで行なっている。現在は柴犬・ダックスフンド・ポメラニアン・プードル・チワワ・ドーベルマンがメインで、今後パグなどの犬種を増やす予定。プレグで愛犬を購入したオーナーさんは、購入後も遊びに来る方も多く、オーナー同士の交流場ともなっている。これはもちろん、西岡さんと奥様への信頼と人柄ならでは。大型店にはない魅力だ。

最初は怖い人だったけど小川さんのおかげで安心してアメ車に乗れます

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西岡さんが以前働いていたペットショップにガレージジョーカーの小川氏が訪れ、当時所有していたコンコースの話から会話が弾み、それ以後はメンテナンスや車両買い替えなどでジョーカーを贔屓にする。こう見えて(?)ペット大好きな小川氏は猫やアロワナを飼っており、以前飼っていた大型犬が亡くなったことでペットロスに陥り、それ以降は犬は買わないことを決めている。

1991 GMC K1500

1991 GMC K1500

1991 GMC K1500

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4年前に購入した1991年型GMC・K1500。仕事でも遊びでも使えるクルマとしてガレージジョーカーに相談したところ、ショートベッド、ステップサイドという、希少なK1500 が在庫していることを教えられ即決。カスタムには基本的に興味はなく、素の状態を楽しむのが西岡さんのスタイルだ。

西岡さんのアメ車を楽しむ姿に影響されたのが、高校生の長女。ジョーカーに一緒に訪れた際にカマロ・コンバーチブルに一目惚れし「私はコレに乗りたい!」と宣言。これに火を付けたのがジョーカーの小川氏で、アメ車の魅力に始まり、アメリカ本土へ渡米した際の武勇伝や楽しさを語ると、「アメリカに留学したい!」とまで言うほどアメリカに心酔。

奥様的には「小川さんに洗脳された」と苦笑い。今までアメ車の理解者がいなかった西岡家の均衡は崩れ、西岡さんは密かに幼い次女も味方にしようと企む。娘さんとのアメ車ツーリングが実現できるか、今後が楽しみだ。


YouTubeが世界中のアメ車ファンを繋いでくれた

理解ある親と共に本格DIYで作るガレージライフの理想系!

このアメリカンガレージは、家族や仲間と楽しむための憩いの場

「主役はクルマ!」ガレージは大切な愛車を眺めて楽しむ特別なショールーム!

お祖父ちゃんの喫茶店を改装しDIYでガレージ製作!


ペットショップ・ブリーダー:BREG【ブレグ】
所在地:千葉県旭市鎌数10552-5
TEL:0479-63-7287
営業時間:9:00~18:00
定休日:水曜日
HP:https://breg-pet.com/


Thanks:ガレージジョーカー
TEL:0479-25-7740
URL:https://www.garage-joker.com/


Photo&Text:KAZUTAKE SOMA
アメ車マガジン 2021年 4月号掲載

利便性の高い4ドアでありながら2ドア同様のスタイリッシュな「ウィリスセダン」

1940 Willys Sedan

1940 Willys Sedan

THE VINTAGE ビンテージアメリカンの魅力

60’sドラッグレースシーンにおける今はなきカテゴリー“ ギャッサー” を象徴するモデルにして激レアなウィリス。ストリートロッドではクーペが主流ながら、利便性の高い4ドアにして、2ドア同様のスタイリングを持つセダンこそ、ウィリス特有の魅力!

GM製400ciV8に3速ATのTH350を連結し換装したストリートロッドな個体のウィリスセダン

ドラッグレース、ホットロッド、ストリートロッドを語るうえで、ウィリスは無視できない存在。ストックの状態では、速さとは無縁なチープでコンパクトな4気筒エンジン搭載車ながら、ドラッグレースという極めて特異な直線短距離走においてのベース車としては、60年代に大ブレイクした。ニトロメタンを使用するトップカテゴリーに対してガソリン燃料におけるトップカテゴリーとなる「ギャッサー」の象徴としておなじみの存在なのである。

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そもそも4気筒エンジンを搭載するコンパクトで軽量なモデルに、V8エンジン最強のクライスラーHEMIエンジンを搭載したスタイルが勝つための条件として定着した。ストックのままでは単なるマイナー車であったが、ドラッグ仕様にアレンジされたものに関しては、その速さと個性的なルックスで人気を獲得。以降ストリートロッドにおいても人気のモデルとなっているが、個体数が極めて少ないため、リプロダクションパーツによる新車も誕生しているが、数千台単位で集結するアメリカのホットロッド系のイベントにおいても、数台しか見ることができないほど激レアな存在。

速さを追求するうえでは、2シーターの2ドアクーペが主流で、スタイリングの良さも含めて、続いて2ドアセダン、3ドア・ウッディーワゴンとなるが、他社のモデルと違って、ウィリスのセダンは、4ドアであっても、2ドアと共通のルックスでデザインされているのがポイント。

オーナー自身も、2ドアセダンを探していたが、限られた予算内で満足の行く状態のこの4ドアセダンにめぐり逢い、購入に踏み切った。ドアハンドルを無視すれば、2ドアと変わらぬスタイリングなうえ、使い勝手が良い点でも気に入っているそうである。

1940 Willys Sedan

リア側のドアハンドルを無視すれば、2ドアセダンに見える特有のデザインがなんとも魅力的。スチールボディからバンパーまで、ストックを保持しながらも、往年の定番スロットホイールの採用と、絶妙な車高アレンジによって、クールなレストロッドとして魅力が炸裂!

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ストレスのない乗り心地と、アメリカンV8 エンジンによるスムースでリッチなポテンシャルを確保しているため、戦前のモデルであることを忘れてしまう。エンジン自体のポテンシャルはマイルドであっても、車重が軽量なため、不満のない加速感が得られている。現代的で快適なシートや、エアコンも装備しているので、難なく日常使用できる。

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本来は2.2ℓの4気筒エンジンのみで設定されたコンパクトなモデルに、GM製400ciV8に3速ATのTH350を連結し換装したストリートロッド。総重量で1.2t程度なだけに、余裕のあるポテンシャルを確保し、信頼性も格段に向上。パワーブレーキやエアコンも装備して、難なく日常使用もこなせる仕様。

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ダッシュパネルはストックを活かしつつ、ゲージ類は社外製でアップグレード。ステアリングコラムはチルト式のGM製を流用。90年代あたりの乗用車からの流用と思われるシートによって、座り心地は現代車並み。室内は見た目以上に広いため、ロングドライブでも快適。

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往年のレースシーンで多く採用されたハリブランド製スロットホイール。ストリートロッドでは定番にして憧れの逸品。前後で異なる絶妙なサイズ(F:195/70R14 、R:235/70R15)セレクトによって、クルーなプロポーションを確立する。

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マスタングIIタイプの独立懸架サスペンションユニットを採用することで、V8エンジン搭載と現代的な乗り心地を成立。ステアリングはラック&ピニオン式。リアサスペンションはストックのリジットリーフ。 リアエンドはフォードの8インチにアレンジ。


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Owner: 瓜生 真さん

カメラマンという職業柄、それなりの機材を運搬できることもポイント。すでに所有している2ドアセダンをワゴン化したシェビー・ノバのカスタムよりも、居住性、荷室容量の面で優れるこのウィリス1台で仕事にも対応。憧れていたモデルながら、無理なく維持できるフレンドリーな個体に奇跡的に巡り会えた事に大満足している。


PHOTO&TEXT:石橋秀樹
アメ車マガジン 2021年 6月号掲載

自分より年上のサバーバンをノリと勢いで購入。

1995 CHEVROLET SUBURBAN

1995 CHEVROLET SUBURBAN

“カタチから入る”逸楽アメ車生活

アメ車が本当に好きなら何とかなる!難しく考えずに行動あるのみ

つい先日成人式を迎えたばかりのZ世代が、自分より年上のサバーバンを10代の若さで購入。どうせ乗るなら電子制御の少ないTBIエンジンが好み。彼にとってのビンテージモデルは、この年代こそ“ど真ん中のストライクゾーン”。

今のクルマでは味わえない、90年代独特の色気に惚れた

カタチから入るアメ車生活というテーマを聞いて、真っ先に思い浮かんだのが若きオーナー。しかし、当たり前に新車で買えるモデルでは少々面白味に欠ける…。どうせならちょっと尖った癖のあるオーナーはいないかとSNSで探していると、KOUKIさんが袴姿でサバーバンの前で写真を撮ってアップしているのを発見し、「コレだ!」と思って連絡を取り取材させてもらった次第だ。

実は彼、見た目はイマドキの若者ではあるがクルマだけはナゼか懐古主義者。紹介するサバーバンは2020年の6月に10代最後の節目として、成人する自分へのご褒美的な意味も含めて、ノリと勢いで購入した。角張ったフルサイズボディのサバーバンを初めて見た時に「コレに乗る!」と確固たる決意みたいなものがあったと言う。

実際に乗り始めてみると、モデルイヤーなりの経年劣化は進んでいて「何か排気音デカくないかなぁ?下から異音がするし…」ってことで下回りを覗いてみたら、マフラーが腐食して真ん中部分でポキッと折れていたり、運転席側のドアが内側からノブを何度引いても開かず「開かへーん!」と嘆いていたら、原因は内側ノブの破損で外のドアノブからはアッサリ開いたりなど、比較的新しいクルマじゃありえない様なプチトラブルはご愛嬌。

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それを笑いながら乗れるくらいラフなところが、若いながらもアラフォー世代の先輩たちとともにアメ車ライフを謳歌できる理由の一つだ。もちろんその気になればパーツを手配して修理も可能。だが若いうちは友達と遊びに行くお金や服にもお金が掛かる。乗り物に予算を支配されてしまって、友達付き合いもまともにできないくらいなら、降りてしまった方がマシ。むしろ、エンジンがかかってV8エンジンのドロドロサウンドを奏でて、街へ駆り出して、注目されて、それで充分。ドアは開け方を知っていれば何とかなる。マフラーも修理しようと思えばできる。でもそれは後回しで、それよりも走るためのガソリン代こそ優先であり、Z世代の友達をサバーバンに乗せて、未知なる世界観を共有できることが今は何よりも楽しい。

理屈じゃない。費用対効果でもない。もっと感覚的な部分でアメ車と向き合うからこそ、見える景色がある。若きアメマガ読者たちよ、まずは乗ってから後のことを考えてみてはいかがだろう。意外と何とかなるハズだから。

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インディゴブルーをベースに現行モデルの色を追い足すカタチでツートンボディ化されたロワードフォルムのサバーバン。ダーク系ツートンの絶妙なカラーコントラストが映える。リアはロールパン、フロントグリルはビレットと、当時らしいカスタムはアラフォー世代にとっては懐かしく、その懐かしさが若い彼からしてみると新鮮そのものだったりする。

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2021年の1月に迎えた成人式の際は袴を着て地元の友人たちとサバーバンの前で記念撮影。自分よりも5歳年上、先輩のサバーバンは、アラサー、アラフォー世代には、ど真ん中のアメ車ではあるが、彼からしてみると立派なビンテージモデル。友人たちもKOUKIさんのサバーバンを見てアメ車に興味を抱き始めているとか。良い傾向だ!

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OWNER : KOUKI


マッチョなタホが似合うボディを手に入れるべくフィットネスに勤しむ!

シェビーバンフェイスにカスタムしたバモスから本物のアメ車へ格上げ!


PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2021年 6月号掲載

まるで雑貨屋さんか博物館か!?訪れるだけでも価値あるショップ【ダイレクトイグニッション】

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AMEMAG RECOMMEND SHOP
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札幌駅からクルマで約20分の場所に位置するショップがダイレクトイグニッション。マッスルカーや逆輸入車などの稀少車を得意とするここは、クルマを見に行くだけでも楽しめることはもちろん、店内を見るだけでワクワクするショップなのだ。

リアルコレクターによる厳選個体を発見できる!

まるでアメリカンニックナックショップ(イケてる雑貨屋)のような店内は、アメ車好きにはたまらないアイテムで満載だ!

一般的なアメ車専門店とは異なり、アメリカンカルチャーをそこかしこに感じさせる少し変わったショップがダイレクトイグニッション。マッスルカーのミニチュアカーなどは、その多くが10セットずつ並ぶ。それらは当然売り物なのかと思いきや、実はダイレクトイグニッションのプロデューサーである岡崎氏の私物。彼はリアルMOPARマッスルカーのコレクターであり、それもかなりのマニア。あらゆるルートでコレクターズアイテムを手に入れてきたそのルートは、ダイレクトイグニッションの車両仕入れにも反映されており、ここには稀少な販売車両が数多く揃っていることが特長だ。

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リアルMOPARマッスルはもちろんのこと、MOPARトラックに和製MOPARに至るまで、稀少なモデルが屋内に収納されている。札幌に位置する同社だが、稀少な在庫車の多くは屋内保管であり、雪道を走らせることはまずない。よって融雪剤による塩害を受けない、良質な状態で保管されているのだ。ここまで説明すると、MOPAR以外は許さない敷居の高いアメ車専門店と思われがちだが、それも違う。国産車や逆輸入車も扱い、誰もが気軽にアメリカンカスタムを楽しめるメニューも用意しているのだ。ただし、国産車や逆輸入車であっても、かなりレアな個体を多く在庫するのがダイレクトイグニッション。人とは違った趣味性の強いクルマを仕入れ、ダイレクトイグニッションがセンス良くカスタムしてくれる。また、ムーンアイズとの強固な繋がりがあり、各パーツの購入や装着も可能となっている。

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アメ車のミニチュアカーや映画関連グッズ、アパレルアイテムにトイグッズなど、アメリカンカルチャーを強く感じさせるプロダクツが満載の店内。これを見に来るだけでも十分に価値のあることなのだが、これらはすべて岡崎プロデューサーの私物であり、販売予定は一切ないので念のため。

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リアルMOPARマッスルカーやMOPARトラックなどは、とくに得意としている。またプリムス・アローといった超稀少な和製MOPAR 車の在庫も持つ。また、リーズナブルなアメ車や国産車などをベースに、アメリカンカスタムを施したユーズドコンプリートカー販売も得意としているため、アメ車初心者でも気軽に楽しめる手段を数多く持っている。専門店として多くのノウハウと技術力を持っているが、アメ車以外も数多く扱い、誰もが気軽に楽しめるショップでもある。

2008 NISSAN TAITAN CREW CAB LE 4×2

2008 NISSAN TAITAN CREW CAB LE 4x2

2008 NISSAN TAITAN CREW CAB LE 4x2

USニッサンのタイタンやUSトヨタのタンドラやタコマなど、逆輸入車の販売およびカスタムも得意としているのがダイレクトイグニッション。ここに登場する車両は、2008年型のタイタンクルーキャブ ロング LE 4×2。フルサイズピックアップとなるこのモデルをベースに、グリル回り、LEDバーの追加、20インチアルミ&MTタイヤへの変更といったカスタムを実施した車両。このモデルのように、人と被りにくい稀少なモデルを扱うことを得意としている。

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【71年型チャレンジャー】グラフィックが際立つMOPARマッスル

人と違う希少車が好きな上に収集癖があり、まさかの4ドアを2台所有するマニア!【ヴェルヴェディア&コロネット】


ダイレクトイグニッション
住所:〒002-8023 札幌市北区篠路3条4丁目5番15号
TEL:011-776-0001
営業時間:10:00-19:00
定休日:月曜日
HP:http://d-ignition.xyz/

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PHOTO:清野央
TEXT:マーク清原
アメ車マガジン 2021年 6月号掲載

AZRカスタムはサバイバルにも対応 !?【ハマーH1】

1997 HUMMER H1

1997 HUMMER H1

EXTREME AMERICAN

近頃積極的に、オフ仕様のカスタムを披露するアズールモータリング。今回のH1はその究極スタイル。単なるオフ仕様ではなく、どんな場所でも走り抜くサバイバルモデルだ!

ミリタリーをテーマにオーナーがお任せ依頼

これまでラグジュアリー系カスタムが主流だったアズールモータリング(AZR)だが、JEEPラングラーやグラディエーターを始め、近頃はオフ仕様のカスタムも積極的に行ない、幅広いカスタムを高レベルで行なう「AZRらしさ」を存分に見せつけている。

紹介する97年型ハマー・H1は、そんなAZRのオフ・カスタムを心酔し、オーナーが「ミリタリー」をテーマにお任せで依頼した車両となる。オーバーフェンダーこそ装着していた社外タイプを流用するが、マットグリーンにオールペンし各種ブラックペイント、PREDATORのオフセットシュノーケル・フロントフィルター、ウインチ、ダウンステップ・サイドステップ、LEDライトバーを設置。タイヤはニットー・エクストリームマッドグラップラー(38×15・50R18LT)、ホイールはプロコンプの18インチを履く。圧巻は、リア両サイドから垂直に伸びるワンオフマフラー。これはダミーではなく、しっかりと中間から配管し作られている。オーナーからのお任せとはいえ、既存パーツを取り付けるだけではなく、オーナーがワクワクする個性を盛り込むのも流石の一言だ。

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H1の存在自体が特殊なだけに、単なるオフ・カスタムではインパクトが弱いのは明らか。ここまで仕上げるからこそ、H1ならではの「サバイバル的」な魅力が発揮される。店舗に止まるフルカスタム・エスカレードの脇にこのH1が並ぶ光景は違和感タップリだが、これが現在のAZRの多様性カスタムのあり方なのだ。

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PREDATORのオフセットシュノーケル・フロントフィルター、ダウンステップ・サイドステップ、フロントウインチ、モータースポーツ LEDライトバーを装着。ボディはマットグリーンにオールペンし、各種ブラックペイントを施す。

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オーナーがAZRに持ち込んだ際に装着されていた社外オーバーフェンダーはそのまま流用し、ホイールはプロコンプの18インチ、タイヤはニットー・エクストリーム・マッドグラップラーを組み合わせる。サイズは38×15.50R18LT。ダミーの煙突マフラーもあるが、この車両は中間からパイプ製作した本物のマフラーとなっている。H1ならではの強靭さを見せつけるベンチマークだ。

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AZZURRE MOTORING
所在地:愛知県豊明市沓掛町前田2-5
TEL:0562-95-1118(アメ車ショールーム)

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Photo&Text:KAZUTAKE SOMA
アメ車マガジン 2021年 6月号掲載