ラングラーの魅力を引き立たせるWHAの個性的なパーツラインナップ

Jeep JL Wrangler Unlimited sport WIDE BODY EDITION

Jeep JL Wrangler Unlimited sport WIDE BODY EDITION

Jeep 荒野の覇者 Go Anywhere,Do Anything

ワイドボディにキャンパースタイルは憧れの存在になる

コロナの影響もあり、世間はキャンプブーム。キャンプ場にラングラーで行けば、見るからに「本気」と思われるのは間違いない。さらに、本気仕様となるボディスタイルを完成させていれば、憧れの的になるだろう。ワイドボディキットを始め、JLラングラーのボディキットを扱うWHAコーポレーションでは、一目を置かれるキャンパースタイルも完成させることが可能だ。

ラングラー用のキャンプギアも販売

JLラングラーのデビューと同じくして、日本国内モデル発表よりもいち早く本国仕様の輸入・販売を展開しているWHAコーポレーションでは、続々とJL用オリジナルパーツの開発も進んでいる。

_K2A2395

その主力パーツといえるのが、ベースのフェンダーとボディの間に挿入する形でパーツを装着し、左右合わせて100mmのワイド化が実現するワイドボディキットだ。今回撮影したモデルには、ノーマルより車高を高く見せるルビコンハイフェンダー、前後ルビコンスチールバンパー、スチールアンダーガード、CROSS4本出しマフラー、電動サイドステップなどを装着し、ホイールはフューエルオフロードの20インチ、タイヤはヨコハマ・ジオランダーM/Tを組み込み、ラフカントリーの2.5インチリフトアップキットを装着(リアのみ2.5インチコイルスペーサー追加)する。

_K2A262911

これらのパーツを装着し、ラングラーの魅力を存分に引き立たせるスタイルに生まれ変わっているが、そのスタイルを現在大人気のキャンプシーンでも「映える」ことをイメージさせるため、同ショップが新たに製作したのが、ルーフにアイキャンパーのルーフテントを設置したワイドボディエディション・キャンパーモデルだ。リアのみコイルスペーサーを追加しているのは、ルーフテントやキャンプ用品を積んだときの車高のバランスを調整するため。キャンプ場にこのラングラーで行けば、間違いなく周りからは「本気キャンパー」として注目を浴びるだろう。WHAではルーフテントなどの取り扱いも行なっているので相談してみよう。

RHINO-RACKルーフラック(ラングラー用)を取り付け、iKAMPERのルーフテントを設置

_K2A2690

_K2A2322

ルーフの土台にはRHINO-RACKルーフラック(ラングラー用)を取り付け、iKAMPERのルーフテントを設置する。慣れれば約1分でセットアップが可能。大人2人は余裕で寝ることができる広さがある。WHAコーポレーションでいずれも購入が可能だ。フロントにはLEDバーライト、ルーフラックサイドと後方にもLEDライトを設置。

_K2A2285

_K2A2299

フロントバンパーは3ピースのルビコンスチールバンパーを装着。ボルトを外すだけで、ロング/ショートの変更が手軽に行える。コーナーセンサー付きも設定している。オプションアイテムのグリルガードも配置。フロントバンパーの下には、スチールアンダーガードも加わる。他にもLEDヘッドライト、LEDフォグランプ、フェンダー先端にはLEDシーケンシャルウインカーに交換されている。

_K2A2309

_K2A2356

ボディとフェンダーの間にスペーサー的なパーツを装着する50mmワイドボディキット(148,000円)。白/黒/マットブラックの塗装済みも設定している(20,000円UP)。なお、ディーラー車にも装着が可能だ。さらに、車高を高く見せることができるルビコンハイフェンダーも加えれば、より一層のボリュームアップが演出できる。ホイールはフューエルオフロード・COVERT D694の20インチ。タイヤはヨコハマ・ジオランダーM/T。サイズは37×12.5R20。

_K2A2341

_K2A2335

抜群の昇降性を持つ、電動格納式のEステップ(電動サイドステップ)。乗り降りのし易さは勿論、収納時には大きな張り出しもなくなり、悪路でのヒットが少なくなるメリットも有る。

_K2A2426

37インチタイヤを背面に装着するため、強度補強の意味合いを持つテールゲートリンフォースメントを装着し、タイヤとバンパーとの干渉を避けるために設置位置をアップさせるスペアタイヤリアケーションブラケットも装着。

_K2A2410_K2A2420

テールレンズはLEDテールライトを装着(スモークタイプ)。純正モデルではハロゲンだが、最新のJLとなればLEDは欲しいところ。リアバンパーは、本国仕様と同じナンバーが左側にあるルビコンスチールリアバンパー。マフラーは、国内仕様、本国仕様共に装着できるCROSS 4本出しマフラー。

_K2A2671.1

_K2A2579


JLカスタムでスタンダードの兆し、ワイドボディエディション

新発想のワイドボディキット JLラングラーのデザインを高める新パーツ登場

ジープのスタイルや個性を守りながらも性能や機能が進化した新世代ラングラー【WHAコーポレーション】

JLズラリのWHAだから 安心して初アメ車に挑戦できた


WHA CORPORATION
住所:愛知県名古屋市西区児玉3-38-2
TEL:052-523-3003
HP:https://wha.co.jp

ワーコーポレーション


写真&文:相馬一丈
アメ車マガジン 2021年 5月号掲載

マスタングGTをさらに進化させたパフォーマンスモデル

2019 FORD MUSTANG GT Performance / 2019 FORD MUSTANG GT

2019 FORD MUSTANG GT Performance / 2019 FORD MUSTANG GT

愛されし我らのマスタング Let’s Go with MUSTANG

ダウンサイジング時代に媚びない野生馬の本質を追求した姿!

映画の影響で若い人はチャレンジャーに乗りたがるが、元祖マッスルカーと言えば50年以上の歴史を刻み続けるマスタング。その中でもV8・5.0ℓを搭載する2つのGTをここでは紹介しよう。

SUVやJEEP、果てはスクールバスまであらゆるアメ車を取り扱うライオンハート。もちろんマッスルカーも得意な車種の1つ。北米モデルのマスタングGTが2台揃うということで、その魅力や違いを早速紹介して行こう。

現行マスタングが登場した15年、エコブーストの存在は世間を大きく賑やかした。それから5年が過ぎエコブーストに対して「スムーズで速い。経済性を求めるならアリ」と一定の評価は得た。だが「マッスルカーらしい加速や、独特なサウンド」を追求したい人には物足りない。そんな人に是非ともお勧めしたいのが、GTだ。

搭載エンジンは、ともにV8・5.0ℓ。GTでも十分すぎるスペックを備えているが、パフォーマンスモデルにはストラットタワーバー、大型リヤスポイラーを装着。車内には追加メーターが装備されており、よりダイナミックな走りが楽むことが可能。言うなれば、メーカー自らが作り上げたチューニングモデルと言っても過言ではないだろう。

マスタングの形をしたクルマに乗りたいのか、マスタングの本質と言うべき走りを楽しみたいのかで選ぶグレードやエンジンは大きく異なってくる。もちろん予算に限りはあるだろうが、一度しかない人生において、アメ車が好きだと自負するならば、一度は乗っておいて損はない。と言うか、乗らなきゃいけないクルマだ!ライオンハートでは、そんな魅力的なクルマを取り揃えているので、自分の愛車を探しに一度遊びに行ってみてはいかがだろうか。

2019 FORD MUSTANG GT Performance

2019 FORD MUSTANG GT Performance

2019 FORD MUSTANG GT Performance

大型のスポイラーを装備しているので、リヤのスタイリングは大きく異なる。マフラーはどちらも左右4本だしとなっており、可変バルブを装備するので任意のサウンドに調整可能。1台のクルマに何種類ものキャラが潜む。

_N6I6965

_N6I6939_N6I6924

_N6I6975

_N6I6991

_N6I6780

GTとの違いは、本文でも述べているが大型のリヤスポイラー/ストラットタワーバー/追加メーターの3カ所。メーターは左が電圧計で、右が吸気圧力を計測する負圧計となっており、サーキット走行を本格的に楽しみたい人には欠かせない装備と言える。ドライブモードやステアリングフィールモードはGTと同じで、快適な街乗りからドラッグレースまで、これ1台で楽しめてしまう。

2019 FORD MUSTANG GT

2019 FORD MUSTANG GT

2019 FORD MUSTANG GT

ブルーのボディーにホワイトのレーシングストライプが施されるGT。こちらの方がパフォーマンスモデルと思うほどスポーティ。さぞかし乗り心地はハードなのでは? と思うかもしれないが、スイッチ1つでスノー&ウェット/ノーマル/スポーツプラス/トラック/ドラッグストリップと、5つのドライブモードに変更可能。またステアリングフィールもノーマル/コンフォート/スポーツと切り替え可能で、走るシーンや気分に合わせてチョイス可能。ちなみにタイヤサイズは前後共265/35R20を装着する。

_N6I6822_N6I6893

_N6I6834_N6I6791


GT350マスクをベースに各部をブラッシュアップしたマスタングエコブースト

派手さは不要だが、違いを見せる姿へ、ライオン流カスタムスタイル

仕上げられた2台のマスタングは、ライオンハート流カスタム


Thanks:LION HEART【ライオンハート】
TEL:0586-67-1711
HP:https://www.lionheart2005.com


Photo: 浅井岳男
Text: 空野稜
アメ車マガジン 2020年 9月号掲載

マスタングをもっと楽しく面白くさせる仕掛け人

JOY BASE、ジョイベース

JOY BASE【ジョイベース】

愛されし我らのマスタング Let’s Go with MUSTANG

アメ車業界ではイマイチ話題性が低いドリフトだが、実は今、ドリフト業界で話題となっているのがシェルビーGT500だ。車両を製作したジョイベースは、アメ車の可能性をもっと知ってもらおうと、ドリフトというモータースポーツで攻勢を仕掛ける。マスタングを使い、どんどん新しい世界を切り開く仕掛け人に迫る!

V8を全開で振り回す快感を知って欲しい

埼玉県のジョイベースが製作した、星条旗ラッピングを施した09年型シェルビーGT500が、本気のドリフトを見せる圧巻の姿。こちらのページにおいてその勇姿を紹介したが、その後ドリフト専門誌の表紙を飾るなど、ドリフト業界では大きな注目を浴びている。それは、ただ単純に「走ってみた」という話題作りで注目されたのではなく、本気でドリフト業界にアメ車で参戦する姿勢がフューチャーされたのだ。

736

その本気度は、業界プロショップと共同開発したアメ車専用(マスタング)ドリフト用ナックル「ドリフト・イージー・ナックル」をリリースしたことにも現れており、ジョイベース代表の大谷氏は「誰でも楽しくかっこよく、V8をぶん回すことができる」と、同製品のドリフトでの有効性を語る。そして現在は、GT500に加えて4.6ℓV8モデルもドリフトに参戦させており「一般的なV8モデルでも、ナックルを装着すればドリフトは可能ということを証明したいんです。しかもオートマで。実際に問題なく楽しめますよ」と、マスタングのポテンシャルの高さを改めて実感している。

ここまで来ると大谷氏の次なる目標は、マスタングでドリフトする姿をもっと多くの人に見てもらい、マスタングの凄さ、ドリフトの面白さを知ってもらうこと。そのために考え行動したのが、イベント開催だ。「ミーティングのように集まってもらい、ドリフトデモランや同乗試乗もやるつもり。赤いモデルは参加者に実際に運転してもらおうかと思ってます。とにかく、クルマの新しい楽しみ方を味わって欲しいんです。その第一歩を後押しできたら」。

マスタングがドリフトする光景は、間違いなく興奮する。待ちきれない読者は、ジョイベースのユーチューブを見てみよう!

2009 FORD MUSTANG SHELBY GT500

736

364

194A0038

ドリフトプロショップとジョイベースが共同開発したドリフトイージーナックルを装着することにより、タイヤ切れ角が大きくなり見事なドリフトを見せるシェルビーGT500。映画のような豪快な走りは、絶対に生で見たら感動すること間違いなし。

_MG_8713

500馬力を出すGT500ではなく、一般的な4.6ℓV8・5ATモデルでもドリフトが可能ということを証明するために、ジョイベースが追加したのがこのマスタング。ドリフトイージーナックルを装着すると、ベーシックV8でも面白いようにドリフトが可能になる。

_MG_8682_MG_8741_MG_8664

ジョイベースは信頼ある車両販売・整備・カスタムを心掛けるスペシャルショップ。撮影時にはJLラングラーのカスタム、サバーバンの整備など、新旧様々な車両が並んでいた。ドリフトに興味がある方はもちろん、ドリフトに関係なく訪れても丁寧な対応をしてくれるぞ。


Thanks:JOY BASE【ジョイベース】
TEL:048-812-4176
HP:http://www.joy-base.co.jp

ジョイベース代表の大谷氏。ドリフトレースで受賞歴もあるなど、ドリフトテクニックは折り紙付き。十分なパワー、LSD搭載、国産ホイール装着可能など、マスタングはドリフトには最適な車両であり、現在多くを占める国産車よりもメリットは大きいと語る。

_MG_879523500


アメ車マガジン 2020年 9月号掲載

「主役はクルマ!」ガレージは大切な愛車を眺めて楽しむ特別なショールーム!

DSC_3099

GARAGELIFE × 1996 CHEVROLET SUBURBAN POLICEver & 1965 CHEVROLET CHEVELLE 2dr WAGON

アメ車と一緒にアメリカンライフを満喫 AMERICAN LIFE STYLE with AmericanVehicles 04

アメリカンガレージと言えば、工具を揃えて自分でカスタムしたりメンテナンスに勤しんだりする姿をイメージしがちである。しかし、そこはプロに任せて仕上がったクルマをジックリ眺めて楽しんだり、愛車と同じ空間で何も考えずにボーっと過ごしたりするのも悪くない。過剰にならない適度の装飾で余力を残し、“ シンプルに愛車と過ごす” をカタチにした、大人のアメリカンガレージに迫る!

スペースを埋めるのではなく余力を残して楽しむのが粋!

静岡県浜松市でアメリカンガレージライフを楽しむ鈴木さん。キッカケは以前乗っていたF‐350が大き過ぎて自宅の車庫に入らないため、ゆったりと屋内保管できるスペースを確保することに始まる。ノーマルでも大きなF‐350にリフトアップを施し、全長6m級のフルサイズトラックとなれば無理もない。ちなみにそのF‐350がピンクだったことが今のフロアにリンクしている。

自宅から徒歩圏内で土地を探していたところ、新幹線の線路沿いにちょうど良い売地を見つけて即決。どうせ建てるならアメリカの軍用施設みたいな雰囲気でと、当時アメリカから建築資材を輸入して施工を行なっていた岐阜県の「プロテック」に建物を依頼。自分でアメリカから輸入することも考えたが、後で苦労しない様にと近県で施工店を探して依頼したとのこと。当初のオーダーは愛用するフルサイズトラックと自身のコレクションである65年型シェベル2ドアワゴンをゆったり止められることだったが、どうせ建てるならあと2~3台止められるくらいの余裕をもって敷地面積一杯での施工にグレードアップ。その甲斐あってF‐350からサバーバンへ乗り換えた際も、足代わりに愛用する軽トラも、そしてビジネスユースのアルファードも余裕で収納できる大規模アメリカンガレージとなった。その気になればフロア2階をもっと大きくすることもできたが、半円形の解放感を崩すのはもったいなく、フロアで仕切ってしまっては折角の愛車が見えないと控えめなスペースに留める辺りも大人のさじ加減。

DSC_3114

このさじ加減は装飾物にも反映されており、一点一点アイテムを吟味して必要と判断したモノのみを厳選してアクセントとして取り入れるレイアウトへと通じる。天井の照明として採用される2と3、そして音符の様なデザインが特徴的なSのスペルはすべて大阪の看板屋さん「ピグテック」へ依頼。ガレージの雑貨はほぼ「スタッブブルー」へ依頼して、日本に在庫していない物はすべて本国から仕入れてもらったと言う。

DSC_3003

この2つのショップに共通するのが静岡県の福田漁港で数年前から開催されているTVW。第一回から会場へ足を運ぶ鈴木さんにとって、主催者でもあるYUKIさんが営むスタッブブルーには絶大な信頼を寄せており、「ここに頼めば間違いない!」とガレージ外の多肉植物の外構アレンジメントはお任せで依頼。ピグテックはTVWで同社のブースを見てそのセンスに共感。YUKIさんを通じて紹介してもらい、数字やスペルの照明、ストーブのヴィンテージバナーをLEDで裏側から灯すアレンジを依頼。何でもDIYでやるのも悪くないが、その筋のプロに任せることも一つの選択肢。

そんな理由もあって中途半端な知識と技術で愛車を自分でイジるくらいなら浜松から大阪まで自走で向い、プロフェッショナルな「ナオキモータービルド」にクルマイジりを委ねている。そして彼がこのガレージで何を楽しむかと言えば、何もせずに愛車を眺めながら、のんびりとフロアで寛ぐことだ。これぞまさに至福の時間である。

DSC_2994DSC_2990

DSC_2982

DSC_3108

DSC_3104DSC_2979

アメリカンな水栓柱はヨーロッパ製の物をモチーフに日本で製作されたもの。一番不人気のダークグリーンをオーダーしたのだが、ガレージの雰囲気とベストマッチ。階段下の水道はヤフオクでゲットしたレッドブルの販促用ツールをアレンジして取り付けた逸品。二階へ上がる階段の手すりには配管をアレンジし、トグルスイッチを採用するなど、一点一点にこだわりを感じる。

DSC_3005

DSC_3010DSC_3102

2階はウッドフロアに赤いソファ、ホイールの上にガラスをオーダーして製作したテーブルに大型テレビを配置して落ち着いたリビングの様な空間となり、アルミフェンス越しからは大切な愛車たちを望める。サミットなど本国のフリーペーパーにも掲載されているカスタムフレームの様なワークデスク& バケットタイプチェアもアメリカから仕入れたもの。ここで愛車を眺めながらPC でパーツを吟味している時間もまた、至福の時である。

DSC_3195DSC_3122DSC_2995

掛川のアメリカン雑貨店KUV で購入したBUCK STOVE の看板を裏側から照らしたら良い雰囲気になるのではと、アイデアを絞らせて大阪の看板屋さん「Pig tech」へ依頼。裏側にLEDを仕込んで点灯した時は、まさに狙い通りのでき栄えだったと話す。2&3は鈴木さんの生まれた日であり、バスケをやっていた時の背番号や出席番号だったりと、自身の数字として何か縁を感じたもので、それを照明としてアレンジ。エントランスの多肉植物は夜になると絶妙な間接照明で照らされ、雰囲気を盛り立てる。

1996 CHEVROLET SUBURBAN POLICEver

1996 CHEVROLET SUBURBAN POLICEver

DSC_31561996 CHEVROLET SUBURBAN POLICEver

DSC_313749979

2020年型サバーバンに純正採用されるガンメタリックカラーへ全塗装を施す96年型のサバーバン。ナオキモータービルドがポリス仕様のフロントバンパーガードを在庫していたことから、一気に本格仕様へ。本国のリアルなポリスカーを再現すべく反射するデカールで装飾を施し、パトランプの点灯は年式不相応なLEDというギミックも面白く、手の込んだカスタムが満載。ヘッドライトはコイト製のLEDユニットで日本国内仕様へとアレンジし、フロント20×8J、リア22×9J で履くラリーホイールなど、一見見過ごしがちな部分までこだわるところも粋!以前所有していたフォードF-350。ガレージフロアのピンクはF-350のボディカラーに合わせてチョイスしている。

1965 CHEVROLET CHEVELLE 2dr WAGON

1965 CHEVROLET CHEVELLE 2dr WAGON

DSC_3052DSC_3080

DSC_3064

6年前に購入したシェベル2ドアワゴン。実は以前も65年型のシェベルに乗っていたが諸事情ですぐ手放してしまい、ずっと欲していたところでペパーミントグリーンの2ドアワゴンと出会い一目惚れ。この機会を逃すと二度と出会えないかもと即決。ツィードインテリアや純正クロームのアナログメーターなど、本国の白人たちが好みそうな仕様に惹かれ、そのスタイルを崩さない様に配慮しながらピンストライプを追加しつつ、ボトムスは90年代に流行したハイテックカスタムをモチーフにボイドの15インチをインストール。そのままじゃつまらないからとパウダーコート仕上げで履かせる辺りが確信犯!

Yoshihiro Suzukiさん


YouTubeが世界中のアメ車ファンを繋いでくれた

このアメリカンガレージは、家族や仲間と楽しむための憩いの場

理解ある親と共に本格DIYで作るガレージライフの理想系!


THANKS:Naoki Motor Build
TEL:072-236-7300
HP:http://naoki-mb.co.jp


PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2021年 4月号掲載

日本国内限定16台のみリリースされた学生時代からの憧れのカマロをGET!

2012 CHEVROLET CAMARO

2012 CHEVROLET CAMARO

彼女たち流のアメ車との付き合い方
#アメ車女子のライフスタイル

まるで映画「トランスフォーマー」の劇中車が、現実世界に合わられたかの様にリアルに再現された限定モデル、トランスフォーマースペシャルエディションと美女の最強コラボ!

スポーツカーを乗りこなす生粋の乗り物好き女子!

GMジャパンから2010年2月に16台のみリリースされたトランスフォーマー仕様の限定モデルに乗る、おはるさん。現車は映画「トランスフォーマー・リベンジ」に登場したモデルを再現したもので、ラリーイエローのボディカラーにトランスフォーマーのロゴが入ったストライプをあしらい、センターキャップにオートボットのアイコンが描かれた専用ホイールやエンブレムを装着。内装にもセンターコンソールやヘッドレストにまでアイコンの刺繍を施すなど、細部までリアルな仕立てとなるマニアにはたまらない一台。

2012 CHEVROLET CAMARO

2012 CHEVROLET CAMARO

この車両が存在すると知ったのは5年ほど前。大学生の時にトランスフォーマー仕様のカマロがリリースされていると聞いて欲しかったけれど、学生には高嶺の花で購入には至らず一度は諦めていたが、3か月ほど前に滋賀県のショップに在庫してあるのを友人から知らせてもらい、今なら買える!と即決で購入。カマロに乗るまではランサーエボリューションをカスタムして所有しており、暇さえあればステアリングを握りドライブを楽しんでいた〝走り屋系女子〟。その姿はリアルトランスフォーマーならぬリアルワイルドスピードな雰囲気で、当時の写真を拝借すると、それこそ劇中から飛び出してきたキャラクターの様だった。

DSC_3424

彼女の愛車遍歴を見ればおよそ見当がつくと思うが、フルノーマルで購入したカマロをそのままで乗る訳がない。納車からわずか3カ月と経たないうちに、車高調、フロントバンパー換装、ホイール、マフラーと次から次へとカスタムを施し、あっという間に現在の姿に仕立て上げた。より劇中車に寄せた仕様は子供たちから大人気で「トランスフォーマーのクルマ!」と目を輝かせ手を振ってくれることも。

この他にもトライク「スパイダー・E3‐S」を所有しており、ノーヘルで颯爽と公道を駆け抜ける美女の姿に、街ゆく人、すれ違うドライバーたちの視線を釘付けにする。おじさんたちから子供たちまで、多くの世代からの視線を釘付けにする理由は、乗り物そのものだけじゃなく、操るドライバーが美女という最強コラボであることも多かれ少なかれ関係しているはず。

納車してすぐに自粛期間となったが、落ち着いたら色んなイベント、ミーティングに参加していくそうなので、会場でトランスフォーマーなカマロを探してみてはいかがだろう。

DSC_3385DSC_3409

ホイールは純正をグロスブラックにペイントしてトランスフォーマーのデカールをボディ同色でアクセントとして取り入れた。本国からオートボットエンブレムやトランスフォーマー仕様のパーツも手に入るが、正真正銘のトランスフォーマーエディションは希少。リアトランクスポイラーの象形文字は本物の証。

DSC_3392

DSC_3399

DSC_3396

DSC_3401

ブラックレザー基調のインテリアにはバンビルビーカラーのイエローステッチをアクセントに、フロント、助手席ヘッドレスト、センターコンソール部分にオートボットの刺繍があしらわれる。またスカッフプレートもトランスフォーマーのロゴが入った専用品。しかし再度映画を見返すとフロントバンパーが微妙に違ったので、本国から取り寄せて換装。より完成度の高い劇中車仕様に仕立てる。

2012 CHEVROLET CAMARO

owner : OHARU


アメ車女子がブームになる今、現役モデルとして活躍する坂井香ちゃんもついにアメ車デビュー!

ティファニーブルーでキャデラックATSに華やかさをプラス

ネイリストとして活動するアメマガガールの愛車はマスタングGTカリフォルニアスペシャル


PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2020年 9月号掲載

様々なジープ・ラングラーJK、JLを豊富に在庫。Jeepを買うならグッドスピードMEGA知立へGo!

20200624KD000005-Edit

GOODSPEED MEGA CHIRYU

中京地区を中心に17の拠点を持つグッドスピード。その中でもアメリカンSUVを積極的に取り扱うのが、MEGA知立店だ。ジープ、中でもやはりラングラーの人気が圧倒的に高く、最新のJLから新車の様なJK、さらにカスタマイズされたラングラーなどを紹介しよう。

国内外の様々なSUVを豊富に取り揃えるグッドスピードMEGA知立店。200台以上ある充実した在庫車両と、お昼の日替わりランチ、キッズルーム完備など、親しみやすさでファミリーをはじめ、多くのユーザーに支持されている。

_B0V8470

今回は、ジープと言えばやはり一番人気のラングラーを紹介しよう。MEGA知立店では、常に多くのラングラーの在庫を揃えており、この日も新型ラングラーのJLが5台、JKが15台ほど並んでおり、ルビコンを筆頭にスポーツ、サハラの各モグレード、また新車のようなコンディションのクルマからリフトアップなど、カスタマイズされたクルマまで在庫車両はバリエーションに富む。

そんな多くの在庫車両の中で、まず紹介したいのは2018年型のラングラーJLとJK。人気のカラー「パンプキンイエロー」を纏うJLは2018年モデルだが、走行はわずか3000kmの極上なコンディションでお求め安い価格が魅力的だ。シルバーのJKは2018年の最終モデル。走行距離なんと357kmの奇跡の一台。ぜひどうしてもJKが欲しい人にオススメ。気になる人は早めに問い合わせて欲しい。

お店へのアクセスは、伊勢湾岸自動車道【豊田南インター】を降りて15分。また遠方の人や外出を控えたい人にはリモート商談も人気で多くの利用者がいるそうだ。まずは一度、グッドスピードMEGA知立店のウェブサイトをチェックしてみよう!

2018 JEEP WRANGLER JK SAHARA

20200624KD000061

20200624KD000015-Edit 繧ウ繝偵z繝シ

20200624KD000017

20200624KD000030

こちらのラングラーアンリミテッドJKサハラは、JK型の最終年モデルの2018年型でなんと走行距離357km!こんなJK はめったに出てこないので新車に近いコンディションのJKを探している、あえてJKが欲しいという人は早めにグッドスピードMEGA知立店に問い合わせてみて欲しい。

2018 JEEP WRANGLER JL SAHARA

20200624KD000058

20200624KD000054

20200624KD000037

20200624KD000050

人気のカラーオレンジ「パンプキンメタリック」のラングラーアンリミテッドJLサハラ。2018年型ながら走行距離は3000kmの極上と言っていいコンディション。LEDライトや8.4インチ大型ディスプレイ、レザーシート、ボディ同色となるハードトップなど充実した装備のサハラ。オススメの一台。

2012 JEEP WRANGLER JK SPORTS

20200624KD000082

20200624KD000089

20200624KD000107

20200624KD000098

20200624KD000099

20200624KD000097

20200624KD000095

20200624KD000093

グッドスピードMEGA知立店では、カスタマイズされたラングラーも取り扱っている。ここに紹介するラングラーも2インチほどリフトアップされ、エクステリアもオーバーフェンダー、前後バンパーはラギッドリッジ、サイドロッカーガード、フロントグリル、4本出しマフラー、ホイールは人気のMGのビースト、タイヤはこれも人気の定番マッドタイヤBFグッドリッチのマッドテレーンタイヤ T/A KM3を履き、一通りカスタマイズされ、満足できる1台となっている。

GS WARRANTY
グッドスピードならではの安心保証で快適なアメ車ライフを手に入れよう!!!

P1240509

近頃、昔の様に壊れなくなったと言われるアメ車だが、あくまでも車は機械、どんなに品質が良くても、乗れば乗るほど、古くなればなるほど故障しやすくなる。グッドスピードでは万が一故障しても「スマートに修理できる」保証により、万全のサービスを提供している。具体的には、車の修理費、故障時のレッカーサービス、バッテリー上がりなどの応急処置に加え、コールセンター機能として、長年車の整備や販売に携わってきたスタッフが、アフターサポート全般のご相談に親切に対応してくれる。またグッドスピードメガSUV知立店には、広大で充実した設備のサービスファクトリーも併設され、点検や車検はもちろん、カーナビの取り付けやボディーコーティング、またカスタマイズなども行っており、購入した後も充実したアメ車ライフが送れることは間違いない!!!

※保証や整備について詳しくは、グッドスピードメガSUV知立店にお問い合わせを。


初めてのジープは何がオススメ?ジープの購入もグッドスピードMEGA知立へGo!!!

SUVだけじゃない!︎マスタングやカマロも豊富に在庫、アメ車を買うならグッドスピードMEGA知立へGo!

レネゲードからグラチェロ、ラングラーまで豊富に在庫。

フォード・エクスプローラーが欲しいならグッドスピードへ!!


アメ車購入のメガな拠点に注目!!
グッドスピード MEGA SUV 知立店
住所:愛知県知立市牛田町東向山81-14
TEL:0566-81-4092
URL: http://www.goodspeed.ne.jp/
営業時間:10時~19時
定休日:火曜日(祝日の場合は営業)

国産からアメ車、欧州車まで、SUVの在庫数200台以上を誇るグッドスピードメガSUV知立店。豊富で魅力的な在庫車両で、同じジープでも見比べて選ぶことができる。またお昼には美味しい日替わりのランチメニューがあったり、キッズルームが完備されており、ファミリーユーザーにも親しみやすく、また行きたくなるお店だ。

20200521KD000085


Photo & Report:Kisaki Design
アメ車マガジン 2020年 9月号掲載

ジープカルチャーの第一線で活躍する京都のトップランカーから学ぶ

Jeep JL Wrangler Unlimited RUBICON & Unlimited SPORT Produced by TOPRANKAZ

Jeep JL Wrangler Unlimited RUBICON & Unlimited SPORT Produced by TOPRANKAZ

Jeep 荒野の覇者 Go Anywhere,Do Anything

ストリートからオフロードまでバランスの良い仕立てで極める

オフロードインパクトの仕掛け人として、そして日本のラングラーカスタムにおける第一人者として、常にジープカルチャーの第一線で活躍する京都のトップランカーから学ぶ、最先端カスタム!

足さばきを熟知した理想的なスタイリング!

一昔前までは4インチ以上のリフトアップが主流とされてきたオフロードカスタムシーンだが、ここ最近は2~3インチ程度のリフトアップで17インチホイールに35、37、40インチといった一回りも二回りも大きなタイヤを履かせることがトレンド。なかでもフェンダーとの絶妙なクリアランスで履かせる40インチを目の前にすると凄まじいインパクトで車格も別次元だ。そんなカスタムのお手本となるのが今回紹介するルビコンとスポーツだ。

Jeep JL Wrangler Unlimited SPORT Produced by TOPRANKAZ

Jeep JL Wrangler Unlimited RUBICON Produced by TOPRANKAZ

どちらも2インチのリフト量で37インチをスマートに履きこなしてストリートからオフロードまでを難なくこなす優等生だが、特筆すべきはその足さばきだ。オフロードカスタムの聖地である北米シーンを、その眼で、そして肌で体感してきた山口氏がチョイスするのはリザーブタンク付きのKINGショック、そしてルビコンに採用するのがモパー製。ジープ純正品質のモパーはさておき、KINGのショックアブソーバーに組み合わせるのが、新たに開発したオリジナルの2インチアップコイルサスペンションとなる。このコイルの恩恵を受けて、37インチ履きで生じる足もとのバタツキや、ストリートにおける乗り心地の悪化を解消。オフロードにおける走破性の向上も言わずもがなである。

結論から言うと、35インチも、37インチも、40インチも、フェンダー内にタイヤが収まる様に高さを稼ぎ、ヒットする部分をカットすれば何とでもなる。しかしそれと同時に本来の走破性や乗り心地をスポイルしてしまっては本末転倒。北米を意識したスタイリングだけじゃなく、普段使いやアウトドア、オフロードなど多様化するユーザーの仕様用途を汲み取り、どんなシーンでもこなせる足さばきこそもっとも重要視したいところ。眺めてウットリするのではなく、乗って快感を覚える様なジープカスタムこそ、本物の証だ。

Jeep JL Wrangler Unlimited RUBICON

名称未設定 2名称未設定 1

シェイプされたストイックなデザインの前後バンパーは、日本ではまだほとんど見かけない北米最先端ブランドのCRC製。WARNの電動ウィンチがシンプルなフェイス周りの絶妙なアクセントとして際立つ。

DSC_6342DSC_6320

USハイラインのフェンダーをカットしてQUAKE LEDをインストールするエッジの効いたオーバーフェンダーに、メソッド17インチ×ニット―トレイルグラップラーM/T(37 × 12.5R17) を組み合わせる。

DSC_6329

DSC_6326

DSC_6374DSC_6373

MOPARの2インチリフトアップキットを組むルビコン。高圧モノチューブ式を採で放熱効果を向上させた、直径2.5インチのアルミボディを採用するFOXショックがキットとして付属される。右ハンドル用に前後ラテラルロッドを装着し、37インチタイヤを履くために前後バンプストップも交換している。

Jeep JL Wrangler Unlimited SPORT

DSC_6227

DSC_6242

DSC_6291

2020年新たにリリースされたトップランカーオリジナルのT.R.Cフロント&リアショートバンパーは、ボテッとしがちなJL 純正バンパーのフォルムを激変。シャープ且つ精悍なフェイスと引き締まったヒップラインを際立たせる。背面タイヤレスによるボルト穴を絶妙にカバーするテールゲートライセンスマウントやAMP電動ステップのアクセントも特筆物。

DSC_6232

DSC_6230

DSC_6294

本国オフロードシーンで絶大な支持を誇るKING製のリザーバタンク付き上級モデルであるレッドアルマイトのショックに同社オリジナルの2インチアップコイルを組み合わせた足回りは、ストリートからオフロードまでを高次元で両立。

DSC_6217

DSC_6205

T.R.C製のデイライト、ポジション、シーケンシャルウィンカー内蔵の70ミリワイドフェンダーフレアに、リムエンドマッチペイントを加えたメソッドMR30417インチ×オープンカントリーM/T(37×13.5R17)を合わせる。


日米を融合させたジープスタイルを提案【トップランカー】


THANKS:TOPRANKAZ
TEL:075-983-9161
HP:http://www.toprankaz.com


PHOTO&TEXT ★石井秋良
アメ車マガジン 2021年 5月号掲載

ストリートロッドとしても人気の高いウイリス・アメリカー

1941 WILLYS AMERICAR

1941 WILLYS AMERICAR

HOT ROD Ecstasy ホットロッダーの悦楽

見た目だけのカスタムカーとは目指すものが違う速く走ることに特化したクルマが「ホットロッド」だ!

「Hot Rod」という言葉自体は、古くから日本でも耳にするが、“ デュース” に代表される戦前のモデルをベースにしたストリートロッドや、派手なフレームスのペイントを施して、ヒップアップなプロポーションにアレンジしたスタイルを総称してそう呼んでいるといった印象。

しかし、実際のところは、とにかく「速く走ることに特化した車両」というのがポイント。速く走るという点ではレースカーは全てHot Rodと言える。ルーツを紐解くと、禁酒法時代に密造酒を運搬する車両をモディファイしたことが始まり。カルチャーとして発展する上では、第二次世界大戦後の退役軍人達がカリフォルニアのドライレイクでスピードを競ったことが起源。

戦時中に得た様々な知恵や経験を活かして、安価な中古車をより速くモディファイし、その実力をレースで証明するのが大流行した。ストリートでもいわゆるシグナルレースが全米で勃発。死亡事故が増え、社会現象として問題となったことで、ワリー・パーク氏の呼びかけで、きちんとした競技に発展すべく、NHRA(National Hot Rod Association) が発足。アメリカのレースにおいては、最もメジャーなナショナルイベントにまで発展し、約70年に及ぶ歴史を持つ。

国技ともいえそうなほど一般的に浸透しているドラッグレースとは同義語となっているが、ドライレイクおよび、ソルトフラットにおける最高速仕様はもちろん、レースカーや早く走るためにモディファイした車両、さらには、メーカー純正であっても、マッスルカーやスポーツカーも含めて、「Hot Rod」と呼ぶ。つまり、どんなに改造してあってもエンジンなどに手をつけていなければカスタムカーでしかないのだ。そのカスタムカーと外観が全く同じでも、速くするためのアレンジを施していればHot Rodとなるのである。ここでは、そんなHot Rodにスポットを当てることにしよう。

1941 WILLYS AMERICAR

595馬力のホンキのホットロッド

愛らしいともいえるルックスでコンパクトなウィリスは、ストックでは搭載エンジンも4気筒で、速さとは無縁な存在。しかし、その分車体重量が軽量なため、ドラッグレースのベースモデルとして着目された。マッスルカーに匹敵するパワフルなV8に換装した個体がレースで成果をあげる中、ストリートロッドとしても高い人気を獲得。稀少性が極めて高いことも関係して、ホットロッドのアイコンとして馴染みな存在となっている。

この個体は、ストリートロッドとしてオーセンティックな手法でアレンジされた状態でアメリカよりオーナー自身が輸入。 自身がホットロッドをメインに制作からメンテナンスをするショップを運営しているだけに、現在の理想的なプロポーションを構築する上でのアレンジは、全て自身で行なっている。搭載エンジンは、アメリカのプロショップ、SHAFIROFFRACINGに依頼して制作したホットな仕様。スモールブロックにしてビッグインチな434ciには1050cfmのドミネーターキャブが組み込まれ、単体で595馬力を発生する。

1941 WILLYS AMERICAR

車重が軽量なだけに、リアタイヤがファットでも、ストリートでは容赦なくホイールスピンをする。日本国内では機会の少ないレースや壮行会には積極的に参加して、そのポテンシャルを発揮しているが、それと同時にストリートロッドとして日常のドライブから遠方までのロングトリップにも率先して参加している。ルックスのカッコ良さはもちろんだが、ホットロッドを地でいくオーナーのスタンスによって、この個体の魅力が発揮されている。

12インチ幅のファットラバーを容赦なくスモークするマッシブなトルク感は圧巻。モテギの1000フィートでのドラッグレースでは、9 秒台でエントリーしたものの、8.999秒で9秒を切ってしまった!そんなポテンシャルにしてエアコン装備でクルーズも楽しめる真のストリートロッッド。

IMG_2126

稀少なモデルなだけに、ファイバーグラス製のリプロダクションボディも存在するが、この個体はオリジナルのスティールボディ車。ルーフ部にレインレールとなるプレスがあることが証明する。オリジナルのバンパーにはモデル名である“Americar”のプレスが入る。

IMG_4751

本来は2ℓ程度の4気筒なのに対し、V8に換装しているため、ファイヤーウォールは30cmほどセットバック。それに伴って、シートの位置も後方に移設。ゲージ類はオートメーター社のコンペティションなタイプで統一。個体のキャラがバケットシートに反映されている。

IMG_4746

シボレー製のスモールブロックエンジンをベースに、USAのエンジンショップ、SHAFIROFF RACINGでインチアップした434cid。AFR製のアルミヘッド、1050cfmのドミネーターが組み込まれ、ダイノデータでは595馬力をマーク。


カジュアルでアメリカンな宴に ロッド&カスタムたちが集結!【ホット ロッド・ラズルダズル】

ハードコアな究極のアメリカン ストリートロッドの走りの競演

世界一長い歴史を誇るインドアカーショー「グランドナショナルロードスターショー」


Cooperations:ANDY’S Rod Works
TEL:047-713-9122
HP:http://0blogs.yahoo.co.jp/enscustom


Photo & Text:Hideki Ishibashi
アメ車マガジン 2020年 9月号掲載

このアメリカンガレージは、家族や仲間と楽しむための憩いの場

2005 HUMMER H2

GARAGELIFE × 2005 HUMMER H2 & 1961 CADILLAC DEVILLE Conv

アメ車と一緒にアメリカンライフを満喫 AMERICAN LIFE STYLE with AmericanVehicles 03

独りの時間を楽しむためだけではなく家族や仲間と楽しむための憩いの場

鹿児島県で土木業を営むGIN さん。その事務所外観はまるでアメ車ショップの様で、いわゆる土木会社とは一線を画す佇まい。ダークブルーにアメリカンなウッドの引き戸をあしらい、そこにお気に入りのH2&キャデラックコンバーチブルを格納。それでも有り余る広大な敷地スペースは従業員を労い、アメ車仲間と楽しみ、親孝行を実行するためのもの。

ライフスタイルの基盤は西郷隆盛氏の言葉「敬天愛人」

アメリカンライフとジャパニーズソウル。言葉で並べると相反する気もするが、これまで筆者が取材した人の中には合気道×タコマ、弓道×ラングラー、空手道×ジミーなど、日本の武道を愛しつつもアメリカンテイストを取り入れる、文武両道ならぬ米武両道なオーナーたちをたくさん取材してきた。

紹介するGINさんもそんな武道に精通するオーナーの一人で、学生時代は兄弟揃って柔道に明け暮れていたとそうだ。GINさんは途中で引退したものの、弟さんはその道を全うし、今は地元の柔道教室で先生として活躍している。恵まれた体格の彼を見れば容易に想像がつくと思うが、強面で体格が良く真っ黒なH2と61年型のキャデラック・ドゥビル・コンバーチブルを所有していると聞けば、失礼ながらアメリカのギャングみたいなイメージを連想しがち。しかしそんな見た目とは裏腹に、彼は親孝行と従業員への労い、そしてアメ車仲間を楽しませる〝おもてなし〟を重んじるタイプ。

DSC_4108

このアメリカンガレージはまさにその想いの象徴として建てた憩いの場。一滴もお酒が飲めないGINさんが、カールスバーグのビアサーバーを導入したのも、アメリカ郊外にありそうなリアルなバーを再現したバーカウンターも、3人がゆったり座れるソファを4つ配置したのも、オーダーメイドで製作してもらった大きなテーブルも、すべては仲間のためだ。休みの日はかつてリーダーを務めていたローライダークラブのメンバーたちと共にここで集い、平日は従業員たちと弁当を食べながら談笑。とにかく自分と関わる人たちをもてなす場としてフルに活用している。まさに敬天愛人の精神。

ちなみに2階スペースは事務所としてデスクを置きつつも、リビングスペースにはコタツを配置しており、将来的には介護もできる様にとバリアフリーでお風呂やトイレを設置。度々母親を招待しては大きなお風呂に浸かってもらい、親孝行に徹している。そんな2階の一画には西郷隆盛氏の写真と「敬天愛人」を額縁に入れて飾ってある。その敬天愛人の志が愛車にも芽生えたことがこのガレージ建築に大きく影響する。

21歳から所有し続けるキャデラックは、足場のパイプを使って屋根を製作し長年保管してきた。しかし、既に還暦を迎えようとする愛車をしっかり労わって格納してあげたい。さらには仲間と共にこのクルマを眺めながら寛げればとの思いもあってボディサイズに合わせてスペースを確保。あまりにジャストサイズ過ぎてオブジェと化しているが、ナンバーは生きているしそのまま公道走行も可能。いつでも走らせられる様にコンディションを保っているそうだ。最近は専らH2がメインユースとなるが、どちらもGINさんにとっては大切な愛車だ。仲間、従業員、家族を労わり、それを糧に仕事に励む。アメリカンガレージはその中心軸に過ぎず、人が集まらなければ意味をなさないことを誰よりも知っている。天を敬い人を愛するGINファミリーは、まだまだこれから発展し進化していくことだろう。

DSC_4112

DSC_3887

DSC_4090

DSC_3902

DSC_3900DSC_3907

土木屋さんらしからぬ佇まいと、レタリングやピンストライプをあしらう窓越しに見えるアルコールボトルとネオン管に釣られて、BARと勘違いして来店する一般の方も多いGINさんのアメリカンガレージ。モルタルを塗って本物のタイルを埋めたカウンターバーはテーブルの縁までピンストライプが入り、ムーディーな照明にビールサーバーまで完備。もはやいつでもBARとして営業できそうな状態だ。ちなみにGINさんはお酒が一滴も呑めない。

DSC_3877

DSC_3885DSC_3883

150㎡の敷地面積で、建物奥のシャッターを開けると向かって左側が憩いの場、右側が土木関係の工具や資材置き場となる。元々は鮮魚の水槽を設置したデリバリー型のすし屋さんが使用していた建物をリフォームしたもので、センターに向かって若干傾斜がつき、側溝が設けられていたことも購入の決め手。多少の汚れもサッと流せ、雨で塗れても気兼ねなく愛車をガレージに入れてタオルで拭ける。

2005 HUMMER H2

2005 HUMMER H2

DSC_4033

2005 HUMMER H2DSC_4038

DSC_4063DSC_4069

地元の先輩が乗っていてコンディションの良かったフルオリジナルのH2。それを降りると聞いて5年ほど前に購入。手始めにマフラーの交換やリフトアップ、ヘッドライトなどのカスタムに明け暮れるなか、すぐ近所にヤバいH2を見つけて軽トラで突撃訪問。そのヤバいH2が覇王ホイール畠中氏の乗る40インチ履きのH2だ。そこから意気投合して2020年からリリースしたHIGH FORGEDをオーダー。ローライダーばかりであまりこの手のカスタムに詳しくなかったGINさんにとって覇王ホイールは凄く親身になってくれて心強かったと話す。いつか何かを牽引するかも!?とブルヒッチも装着済だ。

1961 CADILLAC DEVILLE Conv

DSC_4126DSC_3938

DSC_3935

キャデラックブロアム、サバーバン、ナビゲーターなど、様々なアメ車を乗り継ぐなかで21歳の頃に出会ったキャデラック・ドゥビル・コンバーチブルは苦楽を共にした思い入れの深い一台。16年間所有するなかで彼の波乱万丈な人生を一番傍で見てきた1台と言っても過言ではなく、ローライダーカークラブ「CLOWNISH」の初代リーダーを象徴する一台。ちなみに現在はリーダーの座を退き、集合写真でGINさんの右隣に立つ早崎さんがその座を継承。HAYASAKIという名のカーショップを経営しており、GINさん所有のH2とキャデラックのほか、仲間のクルマはすべて早崎さんが整備やメンテナンス、カスタムを担当している。

DSC_4015

GINさん


3台のアメ車×1台のハーレー男のロマンを実現したガレージハウスに迫る

タンドラが入るように設計したガレージは、サバナが無事に入るので結果オーライ!?

納屋や貸倉庫をリフォームして、楽しむお手軽ガレージライフ!


THANKS:HAOU WHEELS
TEL:0995-73-8684
HP:http://www.haouwheels.com
THANKS:早崎自動車
TEL:0996-44-2459


PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2021年 4月号掲載

免許取得祝いに父からプレゼントされた初の愛車がダッジチャージャー

2010 DODGE CHARGER

2010 DODGE CHARGER

彼女たち流のアメ車との付き合い方
#アメ車女子のライフスタイル

アメマガガール史上最年少!ガルなチャージャーを操る

「JK が制服着てアメ車に乗り始めた!?」との噂を聞きつけて向かった先は名古屋。まだあどけなさの残る彼女と、気合の入ったガルウィング仕様はどの様にして巡り合ったのか?

今までたくさんのアメ車女子を紹介してきたなかで、高校を卒業してすぐに購入したという10代のオーナーは数名いて、若いのに勢いがあって凄いなぁと感心していたが、〝ついに現役女子高生オーナーを発掘!〟もはやネタでは!?と疑心暗鬼になる読者もいるかもしれないが、正真正銘の高校三年生で、着用している制服も決してコスプレではない(笑)。

2010 DODGE CHARGER

高校生がアルバイトでお金を貯めたとしても、そんな簡単に購入できる代物ではない。果たしてどうやって手に入れたのだろうと不思議に思って現場に到着すると、隣にはちょっと怪しい男性の姿。「これひょっとしてヤバい関係の…」なんて心配した矢先に「親です(笑)」と聞いて一安心。実はこのチャージャー、アメ車好きな父が所有していたもので、ほかにキャデラックのエスカレードもあるから、免許を取るならあげるよ! と冗談半分で伝えたところ「欲しい♡ じゃ免許取る!」と話がトントン拍子に進んだと言う。

2010 DODGE CHARGER

しかし、ノリと勢いだけで所有するにはなかなか勇気のいる代物。普通の女子高生なら気負いしてしまって、免許取得初日から左ハンドルのアメ車に乗ろうなんて気にはなれない。リノカさんがアッサリ乗れる! むしろ乗りたい! と前向きな理由は、父から受けた英才教育の賜物だった。彼女が小さな頃からアメ車のイベント、ツーリングに連れ出し、クルマ=アメ車の図式が既にインプットされていたと言うから、教習中も教習車にビビるどころか物足りなさを感じていた始末。それに父とはアメ車だけじゃなくバス釣りという共通の趣味も有り、最高記録は62.5cmと中々の大物を釣り上げる腕の持ち主。免許を取得したら彼女が運転して父を助手席に乗せて、一緒にバス釣りに出かけるのが目標だったりもする。

本当なら撮影当日には免許を取得して自走で訪れる予定だったが、自粛要請などが原因で卒業検定を終える手前で教習所に通えなくなってしまったとのこと。その数日後には連絡が入り、「無事免許を取得できた」と報告を受けたので、自らがチャージャーのステアリングを握り、公道を颯爽と駆け抜けていることだろう。でも、くれぐれも制服のままでは乗らないでね。お巡りさんが勘違いして職務質問する可能性も大いにあり得るから。

2010 DODGE CHARGER

DSC_3171

DSC_3170

DSC_3177

DSC_3178

ボディ同系色のサビーニ22インチ履きにガルウィングと気合の入ったスタイルは父が乗っていた時にカスタムしたもの。内装はブラック基調に白いダイヤステッチのレザーインテリアとなり、確かに教習車じゃ物足りなくなる気持ちもわからないでもない(笑)。これからバイトして稼いで「マフラーを大きな音にしたい!」と意気込む姿も実に微笑ましい。

DSC_3158DSC_3145DSC_3150

撮影当日はまだ、仮免許状態だった現役女子高生のリノカさん。現場までの運転はもちろん父。撮影場所が公道ではなく埠頭だったので「試しにちょっと乗ってみては?」と周りから進められて初めてキーを回す姿も高校生ならではのあどけなさが残っていて可愛い。エンジンをかけて走らそうとしたところで、ドアが開いたままだったことに気づいた時には、満面の笑みを浮かべて笑っていた。「いや…大丈夫!?」と、おじさんたちが心配そうな顔をしていたのは言うまでもない。

DSC_3210

owner : RINOKA


近代モパーに魅せられた二人の美女、行き着く先はヘルキャット!

アメ車ズラリの職場で感じる、実用性重視のアメ車選び

彼女の愛車はクール&スタイリッシュな漆黒のチャージャー!


PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2020年 9月号掲載